恋を知っているすべてのあなたへ
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 君と夏フェス | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 1stシングル 最高21位 売上0.5万枚 |
2 | 恋に落ちる音が聞こえたら | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 5thシングルC/W、4thアルバム『SHISHAMO 4』収録曲 |
3 | 好き好き! | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 4thアルバム『SHISHAMO 4』収録曲 |
4 | ドキドキ | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 8thシングル『水色の日々』C/W、5thアルバム『SHISHAMO 5』収録曲 |
5 | フェイバリットボーイ | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 6thアルバム『SHISHAMO 6』収録曲 |
6 | 笑顔のとなり | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 3rdアルバム『SHISHAMO 3』収録曲 |
7 | 熱帯夜 | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 3rdシングル 最高38位 売上0.4万枚 |
8 | ドライブ | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 7thアルバム『SHISHAMO 7』収録曲 |
9 | キスをちょうだい | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 6thアルバム『SHISHAMO 6』収録曲 |
10 | あなたと私の間柄 | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 5thアルバム『SHISHAMO 5』収録曲 |
11 | 天使みたい | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 6thアルバム『SHISHAMO 6』収録曲 |
12 | 僕に彼女ができたんだ | 吉川美冴貴 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 1stアルバム『SHISHAMO』収録曲 |
13 | 狙うは君のど真ん中 | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 7th配信シングル(通算17th) 初CD化 |
14 | 君の目も鼻も口も顎も眉も寝ても覚めても超素敵!!! | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 5th配信シングル(通算15th)7thアルバム『SHISHAMO 7』収録曲 |
15 | 恋する-10YEARS THANK YOU- | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 22/11/13先行配信 1stアルバム『SHISHAMO』収録曲 新録音 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 忘れてやるもんか | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 6thアルバム『SHISHAMO 6』収録曲 |
2 | 君の大事にしてるもの | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 10thシングル『君の隣にいたいから』C/W 6thアルバム『SHISHAMO 6』収録曲 |
3 | 真夜中、リビング、電話を消して。 | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 6thアルバム『SHISHAMO 6』収録曲 |
4 | あの娘の城 | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 5thアルバム『SHISHAMO 5』収録曲 |
5 | 警報 | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 7thアルバム『SHISHAMO 7』収録曲 |
6 | 花 | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 2ndアルバム『SHISHAMO 2』収録曲 |
7 | 同窓会 | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 5thアルバム『SHISHAMO 5』収録曲 |
8 | 夏の恋人 | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 5thシングル 最高23位 売上0.5万枚 |
9 | ブーツを鳴らして | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 配信限定EP『ブーツを鳴らして』収録曲 初CD化 |
10 | ごめんね | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 7thアルバム『SHISHAMO 7』収録曲 |
11 | 二酸化炭素 | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 6thアルバム『SHISHAMO 6』収録曲 |
12 | 夢で逢う | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 5thアルバム『SHISHAMO 5』収録曲 |
13 | 許してあげるから | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 9thシングル『OH!』C/W |
14 | ごめんね、恋心 | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 3rdアルバム『SHISHAMO 3』収録曲 |
15 | 終わり | 宮崎朝子 | 宮崎朝子 | SHISHAMO | 4thアルバム『SHISHAMO 4』収録曲 |
リリースデータ
2023年2月4日 | 初登場44位 | 売上0.2万枚 | ユニバーサル(GOOD GREATORS RECORDS) |
メンバー
Gt.Vo. | 宮崎朝子 |
Ba | 松岡彩 |
Dr | 吉川美冴貴 |
SHISHAMO2ndベストアルバム。CDデビュー10周年コンセプトアルバムと称され、恋心の"喜び"と"痛み"をテーマに15曲ずつ30曲を収録。「恋する-10YEARS THANK YOU-」は再録音されていて(当時は前ベースだったので松岡彩は初レコーディング)、2022年11月13日に先行配信されていた。10周年の起点は1stアルバム『SHISHAMO』発売日2013年11月13日で、選曲もそれ以降となっていて自主制作時代の2作からは選曲されてない。「恋する-10YEARS THANK YOU-」先行配信は10年目突入(昨今の意図的な日本語誤用商法で言うところの「10周年イヤー突入」)に合わせての配信だった。一方で今作を土曜発売の2月4日にした意図は不明。1種発売。写真家川島小鳥撮り下ろし 60P Lyric Photo Book付属。
「許してあげるから」はアルバム初収録。「狙うは君のど真ん中」「ブーツを鳴らして」は初CD化&アルバム初収録。『SHISHAMO 7』以降でリリースされていた4配信シングルとEPのうち今作に収録されたのはこの2曲のみで「春に迷い込んで」「ハッピーエンド」「なんとなく。」、EPの「マフラー」「ミルクコーヒー」は未収録となった。
今作の発売が告知された後に、先駆けて恋心を7つのテーマに分けたプレイリストを毎週1つずつ発表するとして12月2日より1月27日の発売前週まで6〜8曲ずつ選曲した『好き100%の片思いをしているあなたへ』、『泣き出しそうな片思いをしているあなたへ』、『恋人が好きでたまらないあなたへ』、『恋人同士なのに不安なあなたへ』、『さよならの予感がしているあなたへ』、『ひとつの恋が終わってしまったあなたへ』、『あの日の恋が刺さったままのあなたへ』が毎週配信された。サブスク用のプレイリストだけでなく、DL販売もされたがこれら7作は公式のディスコグラフィーに作品としては掲載しない扱いとなった。今作が30曲であるのに対して7つのプレイリトは合計50曲となっていて、より詳細に恋心を7つに分けた今作の拡大版のような内容。「恋する-10YEARS THANK YOU-」も先行配信に続いて第1弾『好き100%の片思いをしているあなたへ』に真っ先に収録されていた。このような状況も今作の低迷を加速させた感はあり、今作は自主制作盤を除く最低位、最低売上を大幅更新する事態となった。TSUTAYAレンタルも一挙近隣検索オール「-」(追放)となり、恐らくほぼ何でも入荷される最後の砦である渋谷TSUTAYA(でしか入荷されないような)レベルまで扱いが落ち込んだようだ。
ただでさえ需要が厳しいコンセプトベストなのに今作発売までに恋心を7つのテーマに分けたプレイリストを毎週更新って…。ラブソングをテーマ別に分ける企画をやるならどっちかだけで良かっただろうにどうしてこんな事になったのだろう。ベスト盤は5周年で出してしまった事と「明日も」が代表曲とみなされているが、ラブソングではないあの曲はかなり珍しい曲で様々なラブソングを作ってきたのがSHISHAMOというバンドであり、改めてそれらを世間に提示したいという意向が今作の企画意図とされている。ただラブソングばかりなのはリスナーはみんな知っているし、「明日も」のイメージしかないリスナーにラブソング中心なところを聞かせたいといっても「明日も」を筆頭に代表曲がほとんど入っていない2枚組CDなんて今更聞くわけないでしょう…という本末転倒なところはある。タイトルからして恋愛至上主義な人向けだし、ラブソングの歌詞というところでSHISHAMOを聞いていなかったのでコンセプトとしてビシッと提示されてしまうとやはり興味が湧かないなぁ…というか数少ない他のテーマの曲をオミットしてまでピックアップする事に意味を感じられないのが個人的なところ。
サウンド面ではシンプルなバンドサウンドにコンパクトでキャッチーなメロディーを連発してきたのが分かる1作にはなっているが、メンバー以外の外部演奏(ピアノ、ストリングス、ブラス等)を導入した曲は極力外されていて、基本は3人のバンド演奏曲ばかりなので歌詞の方向性以外に大きな違いはない。喜びが明るく、痛みが暗い曲ばかりという事でもないし、喜びでも重たいなと感じるところもあれば、痛みでも軽快だなと思うところもある。歌詞の書き方として実体験というよりも、物語的な書き方をしているようであまり自身の考えは反映させていないというか反映させるのが苦手なのでラブソング以外のメッセージソング的な考えを提示するような曲を書くのが苦手という事のようだ。ただやはり「明日も」とか「OH!」とか普段ラブソングばかりな中でラブソングじゃない曲を書いた時の魅力というのはあるんだよなぁ…。また人気上昇期にリリースされていたので比較的知名度があったであろう「君とゲレンデ」とか「魔法のように」まで外されているというのは一体…。当時は恐らくシングル曲をきちんと売るつもりで起用したであろう小林武史を招いて制作した曲も全スルーしているし、シングルや各アルバムに変化をもたらしていた外部演奏導入曲も極限まで省いてのコアな2枚組になると長かった…。
印象度★★★☆☆
2023.2.25更新
※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCD(ブックレット)を手に取っていません。クレジットは過去参照。