SIAM SHADE]T COMPLETE BEST〜HEART OF ROCK〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | Dear... | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 4thアルバム『SIAM SHADEW・Zero』収録曲 |
2 | Fine weather day | SIAM SHADE, TIM JENSEN |
SIAM SHADE | 6thアルバム『SIAM SHADEY』収録曲 |
3 | 1/3の純情な感情 | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 6thシングル 最高3位 売上69.9万枚 |
4 | ブランコ | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 7thシングルC/W |
5 | D.D.D. | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 6thシングルC/W |
6 | MOON | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 6thアルバム『SIAM SHADEY』収録曲 |
7 | Triptych | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 6thアルバム『SIAM SHADEY』収録曲 |
8 | せつなさよりも遠くへ | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 13thシングル 最高10位 売上6.6万枚 |
9 | Why not? | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 3rdシングル(カット) 最高69位 売上0.5万枚 |
10 | PRIDE | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 3rdアルバム『SIAM SHADEV』収録曲 |
11 | PRAYER | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 2ndシングル『TIME'S』C/W |
12 | MONKEY SCIENCE | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 5thアルバム『SIAM SHADEX』収録曲 |
13 | RISK | 松井五郎, SIAM SHADE |
SIAM SHADE | 4thシングル 最高42位 売上1.2万枚 |
14 | PASSION | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 5thシングル 最高35位 売上1.9万枚 |
15 | Don't Tell Lies | SIAM SHADE, TIM JENSEN |
SIAM SHADE | 3rdアルバム『SIAM SHADEV』収録曲 |
Produced by 明石昌夫(3,14)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | LOVESICK〜You Don't Know〜 | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 3rdアルバム『SIAM SHADEV』収録曲 |
2 | グレイシャルLOVE | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 7thシングル 最高10位 売上17.3万枚 |
3 | GET A LIFE | SIAM SHADE, TIM JENSEN |
SIAM SHADE | 6thアルバム『SIAM SHADEY』収録曲 |
4 | No! Marionette | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 4thアルバム『SIAM SHADEW・Zero』収録曲 |
5 | 曇りのち晴れ | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 10thシングル 最高8位 売上17.1万枚 |
6 | Dreams | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 8thシングル 最高4位 売上14.4万枚 |
7 | 大きな木の下で | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 2ndアルバム『SIAM SHADEU』収録曲 |
8 | Solomon's seal | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 5thアルバム『SIAM SHADEX』収録曲 |
9 | Grayish Wing | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 5thアルバム『SIAM SHADEX』収録曲 |
10 | JUMPING JUNKIE | SIAM SHADE, TIM JENSEN |
SIAM SHADE | 14thシングルC/W |
11 | CAN'T FORGET YOU | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 2ndアルバム『SIAM SHADEU』収録曲 |
12 | NEVER END | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 9thシングル 最高9位 売上8.1万枚 |
13 | RAIN | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 1stシングル 最高49位 売上1.1万枚 |
14 | D.Z.I. | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 8thシングルC/W |
15 | Life | SIAM SHADE | SIAM SHADE | 14thシングル 最高13位 売上4.2万枚 |
Produced by 明石昌夫(2,6)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | GET A LIFE 2002.3.10 LIVE in 日本武道館"START & STAND UP" |
SIAM SHADE, TIM JENSEN |
SIAM SHADE | 6thアルバム『SIAM SHADEY』収録曲 |
2 | D.Z.I. 2001.12.28 LIVE in 日本武道館"LEGEND OF SANCTUARY" |
SIAM SHADE | SIAM SHADE | 8thシングルC/W |
3 | BLACK 2000.8.29 男性限定LIVE"LIVE 男爵〜野望のために〜" |
SIAM SHADE | SIAM SHADE | 11thシングル |
4 | PASSION 2000.8.29 男性限定LIVE"LIVE 男爵〜野望のために〜" |
SIAM SHADE | SIAM SHADE | 5thシングル |
5 | PRAYER 2001.12.28 LIVE in 日本武道館"LEGEND OF SANCTUARY" |
SIAM SHADE | SIAM SHADE | 2ndシングル『TIME'S』C/W |
6 | Don't Tell Lies 2001.12.28 LIVE in 日本武道館"LEGEND OF SANCTUARY" |
SIAM SHADE, TIM JENSEN |
SIAM SHADE | 3rdアルバム『SIAM SHADEV』収録曲 |
Produced by 明石昌夫(4)
リリースデータ
2007年9月26日 | 初登場26位 | 売上1.3万枚 | SME Records |
メンバー
Vocal | 栄喜 |
Vocal&Guitar | KAZUMA |
Guitar | DAITA |
Bass | NATIN |
Drums | 敦士 |
SIAM SHADE初のコンプリートベストアルバム。インディーズ時代からの通算カウントは解散前のB面集、A面集どころか02年11月のアルバムBOX『SIAM SHADE]〜THE PERFECT COLLECTION〜』にも適用されたため、これに続く通し番号11作目となる。02年3月10日の日本武道館ライブで解散してからおよそ5年が経過していたが、当時のチーフマネージャー中村新一が死去し、追悼のために一夜限りの再結成をして07年11月18日に日本武道館公演を行うと発表。それに合わせて今作が企画された。公式サイトでファン投票が行われ、上位30曲から選曲したとされているが、票数まで公開された30位までの投票結果から「NO CONTROL」「誰かの気持ちを考えたことがありますか?」「if〜ひとりごと〜」の3曲は収録されず、代わりにトップ30に入っていなかった「D.D.D.」「Why not?」「Solomon's seal」の3曲が収録されている。これら30曲を収録したCD2枚に加えて、過去のライブDVD/VHSから6曲のライブ映像を収録したDVD付。初回盤ではなく2CD+DVDの1種のみで発売された。また解散時まではソニーレコード所属だったが、今作ではSMEへレーベル移動している。
今作以降は2010年にトリビュート盤とライブベストが発売されるという動きがあり、2011年には東日本大震災の復興チャリティで再び再結成を果たしてチャリティライブを行い、2013年には現役時代以来のツアーも決行、2015〜2016年にかけて20周年で記念ライブやツアーを行った。2011年の再結成以降は1,2年おきにライブを行っていたが、継続しての活動という扱いではなく、平時は解散していてライブのたびに再結成しているという扱いだった模様。2016年10月20日の20周年ライブ最後となる日本武道館公演をもって断続的に続いた再結成展開に区切りをつけてSIAM SHADEとしての活動を完結すると宣言した。
このように今作リリース時は1回きりだったが、2011年以降はけっこう何度もライブを行っていた。しかしそのライブをDVD/Blu-rayでリリースするのに留まっていて新たなベスト盤が制作されたり、新作が発表されたりはしていなかったので、ライブベストを除くと今作は初のコンプリートベストと銘打たれたがそもそも8thや9thは正確にはB面集、A面集なので、今作が唯一のベストアルバムとなる。スタッフクレジットはあるがエンジニアのクレジットが無くリマスターされているかは不明(音量調整だけっぽい)。
「1/3の純情な感情」のヒットの印象が非常に強く、そこからしばらくは同系統のさわやかでキャッチーなJ-POPなロックナンバーを立て続けにヒットさせていたが、そのイメージで聞くと今作はかなりハードだと思う。彼らの真髄は何といってもそのすさまじい演奏力であり、演奏についてよく分からなくても何だかとんでもない事になっていることが伝わってくるほど。いわゆる"変拍子を多用"というのはSIAM SHADEを形容する際に飛び交うワードだが、アップテンポで一見爽快に聞こえるメロディーの曲でも恐ろしく演奏がひねくれまくっていてリズムは複雑でベースもドラムもギターもどうなってんのこれ?状態。彼らの現役時代のうち特に「1/3の純情な感情」の大ヒットから解散までは中学〜高校時代でドンピシャ世代で、同時期に活躍していたロックバンドを学園祭等でコピーする同級生はたくさんいたが、そういえばSIAM SHADEをチョイスするバンドはいなかった。難しすぎて相当な腕のあるギタリスト、ベーシスト、ドラマーを各種揃えた上にそのうち1人(KAZUMAの役割)は本職のボーカルとWボーカルを取れるくらいに歌えないとならない…となるとまあメンバー集まらないな…。
C/WやアルバムにはシングルA面のような分かりやすい歌メロがあまりないのでとっつきにくいところもあるが、ほとんどすべての曲で演奏全体に圧倒されるので聴き応えは抜群。解散前に出ているシングルコレクション(B面、A面)ではB面集はコア、A面集は比較的分かりやすくてキャッチーな曲が多い…と両極端だったが、A面、B面、アルバム曲が混在している今作はまた違って改めてSIAM SHADEというバンドの凄みと雰囲気が総合的に伝わってくるベストアルバムになっていると思う。
付属のDVDは過去の映像から抜粋している模様。ストレートに「1/3の純情な感情」のライブ映像を入れた方が懐かしライト需要が高かった気がするがここでヒット曲のライブ映像をサービスする気はないらしく、ハードな側面を出してきたようなファン向けの選曲。
印象度★★★★☆
2019.1.12更新