GIRLS POWER
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | フジヤマディスコ | すぅ | クボナオキ | クボナオキ | 12thシングル 最高5位 売上2.1万枚 |
2 | merry-go-round | すぅ | クボナオキ | クボナオキ | |
3 | KNiFE | あいにゃん | クボナオキ | クボナオキ | |
4 | Love Balloon | ゆかるん | クボナオキ | クボナオキ | 12thシングルC/W |
5 | パパヤパヤパ | すぅ | クボナオキ | クボナオキ | |
6 | ジャストミート | すぅ | クボナオキ | クボナオキ | 14thシングル 最高6位 売上1.3万枚 |
7 | AKANE | すぅ | クボナオキ | クボナオキ | 13thシングル 最高8位 売上1.8万枚 |
8 | フユメグ | すぅ | クボナオキ | クボナオキ | 14thシングルC/W |
9 | さくら咲く青い春 | あいにゃん | あいにゃん | クボナオキ | |
10 | Kaleidoscope | すぅ | クボナオキ | クボナオキ | 13thシングルC/W |
11 | ODOREmotion | すぅ | クボナオキ | クボナオキ | |
12 | さよなら日比谷 | すぅ | クボナオキ | クボナオキ |
リリースデータ
2017年12月27日 | 初登場6位 | 売上1.9万枚 | Sound Producer:クボナオキ | EMI Records(ユニバーサル) |
メンバー
Vocal&Guitar | すぅ |
Drums | ひなんちゅ |
Bass | あいにゃん |
Keyboard | ゆかるん |
SILENT SIREN5thアルバム。1年10ヶ月ぶりのオリジナルアルバム。2017年にEMI Records(ユニバーサル)へ移籍すると同時にバンド名の表記をSilent Sirenから全て大文字のSILENT SIRENへ変更した。3シングルから6曲を収録。14th両A面「あわあわ」、13thC/Wから3曲が未収録。初回盤はCDにボーナストラック収録、シングル3曲のMV、11月のツアーFINAL公演から3曲のライブ映像を収録したDVD付。ファンクラブ限定盤にはグッズあいにゃん描き下ろしスペシャルトートと富士登山ドキュメント映像を収録したDVD付。
今作はメンバー4人が20代でリリースされる最後のアルバムとなる見込みで(最年長のあいにゃんが2018年7月で30歳)、改めてということなのか"女性はいつまでも女子であり、可愛いものが好きで恋愛もずっとしていたい そんな全ての女性が持っている「女子の力」"と帯に書いてあり、女子を強調。ブックレットには直筆でメンバーの○○したいという率直な女子的欲求がひたすら羅列されている。ここまでは読者モデル上がりからのガーリーでファンシーなところから始まって、徐々にロックバンドとして成長、スタイルも徐々にふわふわした感じからシックな感じになってきていたが、大人っぽい方向に無理に行ったり、レディを掲げたりするのではなく、ここに来て女子というのはいい選択だったんじゃないかと思う。そもそもすぅのボーカルはどうしたってかわいらしさが前面に出てしまうし、無理に路線変更するよりも自然だ。別に開き直って年齢不相応のアンチエイジングを図っているわけではなく、なんだかんだそれでも大人っぽくもなってきている。初期のような10代向けの要素は無くなっているが、ターゲットもまさに社会に出た後の女子みたいなところに当ててリスナーの成長にも合わせていると思うし、リスナーもメンバーも双方いい関係で年齢を重ねているんじゃないかと思われる(男性向けのアイドル路線をそんなに狙っていないのは最初から)。
そんなわけで女子を掲げた事で逆にある程度大人っぽさが自然に出てきて(そもそも「男子」「女子」呼びなのが当たり前な年齢の頃にはそこまで意識しないしわざわざ掲げたりもしない)、無理もしてないから実にSILENT SIRENらしく、これまで以上のパワーが溢れていると思えるような最高傑作的な勢いのアルバムになったと思う。これまで結局これぞという代表曲ってどれなんだろうかという状態だったけど、「フジヤマディスコ」はインパクトも抜群で1番印象的な1曲になったと思う。
ただ唯一の懸念は2015年のsamfree急死に伴い作編曲の担当はクボナオキ1人になってしまってそのままな事。前作ではアレンジで外部から1曲招いていたし、移籍を機にもう少し外部作家を増やすか、メンバーが徐々に自作に挑むのかと思ったら、1曲自作があるだけで今作は過去最高にクボナオキで作編曲が埋まる上記の状態である。今は勢いがあるからいいけど、この先もクボナオキ1人にサウンドプロデュース(編曲)だけならまだしも作曲まで全面お任せし続けるのは大丈夫なんだろうか。
印象度★★★★☆
2018.4.1更新