mix10th
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | HERO | すぅ | クボナオキ | クボナオキ | 配信限定EP『HERO』(19年12月)メイン曲 |
2 | sun moon | すぅ | クボナオキ | クボナオキ | |
3 | Up To You feat. 愛美 from Poppin'Party | すぅ | クボナオキ | クボナオキ | 先行配信(20年6月) |
4 | 聞かせてwow wowを | 鬼龍院翔 | 鬼龍院翔 | 先行配信(20年3月) | |
5 | mate | ひなんちゅ | クボナオキ | クボナオキ | |
6 | 四月の風 | すぅ | クボナオキ | クボナオキ | 配信シングル(19年4月) |
7 | てのひら | あいにゃん | あいにゃん | クボナオキ, SILENT SIREN |
あいにゃんメインボーカル |
8 | OVER DRIVE | ゆかるん | クボナオキ | クボナオキ | 配信限定EP『HERO』収録曲 |
9 | she | すぅ | すぅ | クボナオキ | |
10 | 世界で一番不器用なラブソング | すぅ | クボナオキ | クボナオキ | |
11 | CONNECT | すぅ | クボナオキ | クボナオキ | |
12 | cheer up! | ゆかるん | クボナオキ | クボナオキ | |
13 | Answer | すぅ | クボナオキ | クボナオキ | 先行配信(20年8月) |
リリースデータ
2020年9月2日 | 初登場9位 | 売上0.8万枚 | Sound Producer:クボナオキ | EMI Records(ユニバーサル) |
メンバー
Vocal&Guitar | すぅ |
Drums | ひなんちゅ |
Bass | あいにゃん |
Keyboard | ゆかるん |
SILENT SIREN7thアルバム。前作より1年半ぶり。当初5月13日発売予定だったが新コロ延期となった。タイトルの結成10周年を意味している(インディーズデビュー、メジャーデビュー共に2012年となっていて結成年の2010年は初ライブを行ったのみ)。ただし2012年インディーズでの2枚のミニアルバムと2017年の事実上の移籍に伴うベスト盤『Silent Siren Selection』を含めると今作は10作目のアルバムにもなる。前作以降に発売されていた新曲は全て収録されているが、前作以降シングルCDがリリースが停止となっていて、シングルは配信へと本格移行した。19年4月に「四月の風」、12月にはEP『HERO』(4曲入りだが新曲は「HERO「OVER DRIVE」の2曲でもう2曲は再録音とライブ音源)、20年3月には鬼龍院翔が提供した「聞かせてwow wowを」が配信されていた。当初ここまでで今作発売だったと思われるが今作が9月に延期されたため、6月には「Up To You feat. 愛美 from Poppin'Party」、8月には「Answer」が先行配信された。これら2曲は専用ジャケットが用意されずアルバムジャケットが流用されている。かろうじてトップ10入りを果たしたものの前作を下回りついに1万割れとなった。
初回盤は「SILENT
SIREN 年末スペシャルライブ 2019 『HERO』@
横浜文化体育館」ライブ映像6曲収録のDVD、バンド結成10周年記念撮り下ろしサイサイ・オリジナルフォトブック(歌詞付48P)付属、DVDサイズのトールケース仕様。
通常盤はCDのみ。
FC限定盤は初回盤とは全く異なる「mix10th」ビジュアルメイキング映像+オリジナルインタビュー収録のDVD、あいにゃん作絵本
「やくそく」、10周年記念オリジナル・クリアボトル
for 山中湖付属。
音源出たのが2012年なので本人たちしか分からない(しかもキーボードが交代していてゆかるんは2012年加入なのでゆかるん以外の3人+クボナオキが活動し続けて10周年)やつで10周年大々的に掲げられてもなぁ…というところはあるが、いずれにせよすっかりアラサーバンド(今作時点で20代2名、30代2名)となり、アイドルっぽいというかファンシーな感じが強かった初期からすればだいぶ大人になった感じはある。といってもすぅのボーカルがかなりカワイイ系なのでガールズな雰囲気は相変わらず、それでもかわいらしさを重ね掛けするような方向性は今作ではなくなったように思う。前作と違ってアルバム1曲目のリード曲もロック系で攻めているし、ロックバンドとしての成長を見せつつも大きくは変えずに集大成みたいなそんなアルバムだろうか。
既にコア固定ファンしか聞いてない状態になって久しいが、さらに今作ではシングルCDを出さなくなってしまい、配信シングルになるとどうもシングルCD出すよりも身軽な分だけパンチが弱くなってしまうような…。自作が2曲と減ってしまったがこれは自作に最も積極的だったすぅの作曲ぺースが再度落ちたためで、鬼龍院翔提供以外は相変わらずのクボナオキが最重要人物という体制なのでまあこれ以上変わりようも伸びしろもなくなってきたようにも思う。ゲストボーカルとデュエット(「Up To You」)とかメインボーカル以外のメンバーが歌う(「てのひら」は作詞作曲したあいにゃんがメインボーカル)とか、アコースティックギター弾き語りのすぅ自作「she」(実質ソロ)など新しい事もやってはいるんだけど、突き抜けた印象にはなってこない。とはいえあかさらまに勢いが落ちてきたわけではないし、今のところ見た目も若々しいままだし、サイサイらしいポップでロックな1作なので安定以上の1作ではある。いよいよガールズで押すには色々難しい年頃には差し掛かってきているわけでどうなっていくのか。
印象度★★★☆☆