2003年8月発売編

太陽と花びら DEEN 2003/08/13 新品初回盤購入 初登場20位 売上1.1万枚
去年後半からAOR路線を突き進むDEEN。今回もAOR全開だがここまでシングルA面ではそれなりにメロディーの面では聞きやすさがあったのだが今回はもうメロディーもそっちに行ってしまっており、正直かな〜りイマイチと思えてしまう。なんだかオトナな雰囲気の曲だがメロもアレンジも決して悪くはないが全然DEENに期待している路線ではない。そして好んで聞くジャンルでもない。これで一気に昔からのファンは離れてしまわないのだろうか?今更ファンを辞める気はないがここでCCCDになるとかキッカケがあればレンタルに格下げも考え始める感じ。『瞳そらさないで』以来の新たな夏の代表曲などと銘打っているがとても代表曲にはなれそうもない。そもそも『翼を広げて』『SUNSHINE ON SUMMER TIME』『君がいない夏』など夏の曲は他にあるんだけどそれらをなかったことにしたような扱いもどうなのか?

そして気になるのがBMGファンハウスでありながらビーイング系列である証のBERGレーベルのマークが姿を消したこと。脱ビーイング状態の最近のDEEN。提供曲など増えたのだが他のビーイングでは見ない名前ばかりだったので実際ここ数年はビーイングの匂いすらしなかったのだがついに正式に離脱なのか?
評価★★☆☆☆

風になりたい THE BOOM 2003/08/06 新品購入 初登場41位 売上0.6万枚
95年にアルバムからシングルカットされ最高19位ながら26万枚のヒットになったこの名曲が新たにレコーディングされて再発。タイトルは『風になりたい(Samba,Novo)』でJ-PHONEのCMでかかっている。CD-EXTRAでこのCMの60秒バージョンも見ることができ(CCCD回避のためだと思われる)、さらにうれしいのは元のバージョンもC/Wに入っていること。現在は東芝EMI在籍で当時在籍のソニーから音源は借りてる扱いにはなっているようだが、ただ新しいバージョンで再発するのでなく昔のバージョンも入れてくれるのはありがたい。先のclass『夏の日の1993』なんか特にそうしてほしかったものだが…。曲の方はそんなに派手に変わったわけではなく、元の曲の良さはそのまま。元の曲も合わせてどちらもいい出来と言える。
評価★★★★★
アンドロメダ aiko 2003/08/06 レンタル 初登場3位 売上13.3万枚
今年のaikoは良い!!今回はギターよりピアノが印象的な心地いいサウンドにサビのメロディーが絶妙。視力には自信があるという彼女が4月の新曲キャンペーンでタクシーで移動中に疲れててネオンがぼやけて見えてしまったことで今回の曲が完成したというエピソードも伝えられている。「交差点で君が立っていても もう今は見つけられないかもしれない」というサビもその時思ったことがそのまま詞になってるとか。てか俺なんかコンタクトorメガネ外したら交差点の君どころか1メートル先でも見つけられないかもしれないんだけどなぁ…。今回心なしかC/W2曲もいつもより良かった気がする。次が楽しみだ。
評価★★★★★
音のない森 ポルノグラフィティ 2003/08/06 レンタル LGCD 初登場5位 売上7.0万枚
自作の曲は5曲目。アルバムではかなりの数を作詞作曲しているボーカルの昭仁の曲がシングルA面で初めて採用。『awe』『sonic』という2曲のインストに挟まれた組曲のような世界観のシングルで雰囲気的には今までヒットを飛ばしてきたポップチューンではなく前作『渦』に近い。けっこうギターサウンドも重たいのだがアルバム曲ではピンと来なかった昭仁曲、今回はかなり素晴らしい。この深〜い森な雰囲気が今年のさっぱりしなかった夏にピッタリなのは偶然か。
評価★★★★☆
性コンティニュー KICK THE CAN CREW 2003/08/06 レンタル 初登場11位 売上3.1万枚
今年1枚目のシングル。と思いきや7連発+ベスト盤だそうで。今回はホーンアレンジと事務所の女の子と事務所の社長の隣の家の子供とやらをコーラスに招いたというこれまでになくファンキーな曲。コーラスに起用する人材が遊び心満点だな・・・。個人的にはC/Wの『BREAK3』のほうがいいような気もする。
評価★★☆☆☆
薄荷キャンディー(通常盤) Kinki Kids 2003/08/13 レンタル 初登場1位 売上38.1万枚
もう恒例。初回盤はブックレットが少し多くてカラオケ付、通常盤はカラオケがないかわりに3曲目がある。ドラマ『元カレ』主題歌ということでドラマでは揺れまくりでどっちにも決められない主人公だが曲の方は「君しか映らない♪」と一途である。冷夏にピッタリな涼しげなアレンジでサビでは歌詞を全部歌わずコーラスと重なったりしていて今までにない雰囲気。いかんせん静かなのでドラマエンディングでもセリフや予告と被ってるとあまり印象に残らず、またPVでは前々作、前作からの続きなのだが今回セリフが多くストーリー性が強いのでドラマに集中してると曲が耳に入らない。CDで聞いて初めてこの曲をちゃんと聞いた気がした。C/Wもいい感じで3曲目『T』は今回は光一の作詞作曲。剛の曲は明らかにKinkiと違うので分かるが光一の曲って他のKinki曲とあまり変わらなくさらにかなりメロディーが良い。
評価★★★★☆
22歳の私 安倍なつみ 2003/08/13 レンタル 初登場2位 売上8.0万枚
ついにソロデビュー。大人っぽいR&Bな曲調でビジュアルも急に大人っぽくなっている。ただもうつんくのメロディーって普通か普通以下の曲を量産してるだけにしか思えず正直飽きる。これからソロで歌手としてもやってくなら別の作家を呼ぶか、歌が下手な妹と組んだほうがいいと思う。
評価★★☆☆☆
夏の終わり 森山直太朗 2003/08/20 レンタル 初登場6位 売上9.6万枚
『さくら』と一緒で本人の思い入れが強い1曲をシングルカットなんて言ってるが、なんか明らかに狙ってる気がしないでもない。思い入れがあるわりに今回はリアレンジはしてないみたいだし。『さくら』に増して裏声連発でサビのほとんどが裏声になっていて一部ではキモいとまで言われているようだ。確かにこれは裏声使いすぎな気もするが曲はけっこういい。時期的にもにくいほどにピッタリだし「さくら」みたいには行かないだろうけど今後も聞いていこうと思った。まずはアルバムでも借りるか。
評価★★★☆☆
虹/ひまわり/それがすべてさ 福山雅治 2003/08/27 レンタル 初登場1位 売上95.2万枚
2年8ヶ月ぶりの新曲は3A面。同時発売でバラードベストも発売。

・・・ドラマ『ウォーターボーイズ』主題歌。火曜日はバイトでいつもこの曲がかかるエンディング時点で家を出ないと間に合わないのでドラマは見てたがドラマ内ではあまり聞いてなかった。作詞作曲だけでなく今回初めて編曲も担当。さらにいつもTVとかでギター持ってるわりに弾いてなかったり(まあTVなんて元々ほとんど空弾きだろうからいいけど)演奏クレジットでは名前を見ないことが多かったのだが今回ギター、ドラムもクレジットされている。(でもギターもドラムももう1人ずつ別の人がクレジットされてるけど)2年8ヶ月の間にパワーアップしたようだ。低音ボイスの静かな序盤からサビのはじけ具合といい最高。充電していただけある。C/WにはシンクロナイズドMIXと題されたバージョンも入っていていわゆる一般的なリミックスでテンポが速くなっている。
評価★★★★★

ひまわり・・・前川清に去年だっけか?提供した曲をセルフカバー。ほとんどピアノだけによるかなり懐かしい感じの昔の曲みたいなシンプルな感じでけっこういいのだが元気な2曲に挟まれているのでついついスキップボタンに手が伸びてしまう。けっこう長いし。C/Wにはfields of toscanaというオーケストラによる8分に及ぶインストも入っているが長くて聞いてられない。
評価★★★☆☆

それがすべてさ・・・ポカリスエットCMソング。中盤にはラップもあったりしてCMで聞いてたのと印象がだいぶ違ってけっこう思ってたよりガツガツしてた。この曲でもギターが福山雅治でクレジットされている。(もう1人別の人もギターでクレジットされてるけど)やはり以前に比べて大きなパワーアップを感じる。
評価★★★★★

総合評価★★★★★

Be My Love SPEED 2003/08/27 レンタル CCCD 初登場2位 売上12.5万枚
2度目の再結成。何気にシングル借りるのは『STEADY』以来たった2回目だったりする。最初と最後の英語の部分のメロとハーモニーが気に入って借りたのだがチャリティーという名目があるためか全体的に非常に大人っぽくて優しい雰囲気。作詞作曲と編曲の制作コンビは変わっていないが以前のように若い2人がキンキン声を張り上げる部分など微塵もなくひたすら優しいハーモニーだが夏の終わりだし聞いててこの方が心地いい。C/Wは編曲が俺が見る限り初めて違う人なのだがあんまし良くない。やはりこちらも歌い方は同じ。
評価★★★★☆
異邦人 TAK MATSUMOTO
featuring ZARD
2003/08/27 レンタル 初登場3位 売上15.5万枚
B'zの松本のソロプロジェクトは邦楽カバー。今回はZARDをゲストボーカルに呼んだ。C/WではRAMJET PULLEYのボーカル松田明子を呼んでユーミンの結婚前、荒井由実時代の『雨の街を』のカバー。RAMJET PULLEYなんてGIZA studioというレコード会社自体のファンじゃない限り知らない人が多いだろうがrumania montevideo(デビューシングルがコナン主題歌でヒット。以降沈没、凍結)から派生した3人組ユニットでrumania montevideoでは松田はキーボード担当。

で、松本がいるだけあってZARDの声で久々にうねるギターサウンドを聞けた。ただBass&Programmingに徳永暁人が出ており、相変わらずの打ち込みサウンドを聞かせてくれやがる。てかDrumの人もクレジットされてるのだがこんな乾いた音出すのにドラムが必要だったのか疑問だ。もっと響いたドラム(打ち込みでも昔みたいに響きがあればいいや)がZARDの曲で聞けた時、全ての不満は解消される。久々にギターが聴けただけに惜しいなぁ。曲自体は原曲知らないのでなんとも言えないが確かに古臭い感じがした。C/Wのほうは声自体、味気ないのだが曲も暗くてギターも全然聞こえない。(それでも長いギターソロはしっかりある)
評価★★★☆☆

感傷/MERMAID 上戸彩 2003/08/27 レンタル CCCD 初登場9位 売上3.7万枚
感傷・・・低視聴率ドラマ『ひと夏のパパへ』主題歌。上戸大プッシュしてただけあって曲も勝負所と分かっていたのだろう。かなり耳に残るメロディー。ドラマはつまらなかったが曲だけは評価に値する。
評価★★★★☆

MERMAID・・・アイスのCMソング。けっこう曲には恵まれていると感じた。『感傷』ほどではないがこれもそれなりにいい。
評価★★★☆☆

総合評価★★★☆☆

COME WITH ME 倖田來未 2003/08/27 レンタル CCCD 初登場14位 売上4.0万枚
枚数あわせでもう1枚くらい借りようかなと思っていたときレンタル屋でこの曲がかかりサビを聞いた途端「来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」とばかりに借りてきた。FF主題歌でヒットしたときも全く見向きもしなかったのだが(ちなみにC/WにFF主題歌の前作2曲の英語バージョンが入ってた。)今回、倖田自身「今までにないポップさ」とか言ってるだけあってサビが圧巻。どっかで聞いたことのある感じなんだけどサビのこのメロディー、好きだ。まあサビ以外はわりかし普通なんだけど。
評価★★★★★
blue blue コブクロ 2003/08/27 レンタル 初登場20位 売上1.5万枚
今回はミディアムテンポ。そんなに強烈なメロではないんだけどなんとなくいいなぁと思える曲だ。CD-EXTRAでは昨年から今年のライブ映像、楽屋映像などのダイジェストムービーが見れた。
評価★★★★☆
garden SAYAKA 2003/08/20 レンタル LGCD 初登場13位 売上2.4万枚
今回は自身で作詞作曲まで手がけている。何でも正真正銘初めての曲作りだったとか。確かにけっこう素人っぽい感じで同じメロの連発なのだがなんだかけっこう耳に残るし落ち着いたアレンジとも合っていい雰囲気。けっこう気に入った。C/Wではバンドサウンドで前作作曲した奥田俊作の『Believe again』が入っているがこちらよりもいいかもしれない。もう1曲のC/W『Mermaid』もそうだが一貫して前向きな歌詞だ。早くも売上の方はヤバイことになりそうな空気漂ってるがけっこうハマる曲だった。
評価★★★★☆

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