2004年3月発売編

SPOON/Missing you 河村隆一 2004/03/03 新品初回盤(緑)購入 初登場9位 売上2.6万枚
実に02年春の『Sugar lady』以来の復活移籍第1弾シングル。CD自体も02年11月のベスト以来沈黙状態だったので本当に久しぶりだ。この間、ファンクラブ限定シングルを出したり、ライブをやったりと活動はしていたが完全に「身内だけで」な感じになっていた。恐らく自信を持ってのぞんだ01年がセールス的にもイメージ的にも大失敗に終わり、02年の前半で持ち直しを試みるも効果なく、しばらく冷却期間が必要になってしまったのだろう。01年、ギャグめいた行動を連発しながらも「音楽の世界は壊れないと思ってる」とか自信ありげな発言をしていたし、2ndアルバムの発売時も「9回裏2死満塁で打席に立っている心境」と語り、自信はあったようだが結果は完全に引かれてしまい、見方によっては「河村隆一の世界観は壊れてしまった」とすら言えるほどな空気が漂った。

SPOON…ソロになってからは最もロックである。01年がスタンダード性にこだわりひたすら聞きやすさを重視したようにこだわりすぎているように思えたが完全に吹っ切れたようで歌い方も隆一節全開になっている。ラブソングの多い彼だがシングルでは初めて、ここからの決意表明のような力強い曲で、97年にあって01年に欠けていたオーラがパワーアップして戻ってきた感じだ。また97年以外は「RK」表記だったのが再び「河村隆一」表記に戻った
評価★★★★★

Missing you…こちらは往来に近い感じのバラード曲。『SPOON』とはタイプが違うがなかなかいい。これも01年の時にはなかったオーラが戻ってきている。
評価★★★☆☆

Wonderful Life &G 2004/03/10 新品購入 初登場1位 売上19.4万枚
『僕と彼女と彼女の生きる道』主題歌として当初はクレジットなしでかかっていたが視聴者から問い合わせが殺到。表記されたが今度は&Gとは誰か?と問い合わせが殺到し、ドラマ公式ページが一時吹っ飛んだとかいうたまに聞くようなパターンで公開された稲垣吾郎のソロ。作詞作曲は『らいおんハート』のC/Wで評判のかなり良かった『オレンジ』などを手がけている市川喜康。期待通りの名曲になっている。SMAPでなく稲垣のソロでやって良かったと言えるだろう。彼に合ったキーになってるし、SMAPで歌うことはちょっと考えられない。
評価★★★★★
トランジスタ G ガール TOKIO 2004/03/03 レンタル 初登場4位 売上4.9万枚
クレイジーケンバンドの横山剣が作詞作曲編曲を担当し、メンバーも楽器で参加しているというこの曲。昔のロックンロールという感じバリバリですごく古臭い時代遅れな空気が漂う。今やこんな感じの曲はヒットチャートからは絶滅している、そんな感じだ。聞き込めば悪くないけど。前作ではどこかやる気なさげな感じだった長瀬の歌い方だが今回は絶叫しまくりでノリノリである。C/Wの『花唄』のアコースティックバージョン(TOKIO&KAMが編曲)や『Julia』のピアノバージョン(国分太一が編曲弾き語り)もかなりいい感じ。
評価★★★☆☆
風信子(ヒヤシンス) 松浦亜弥 2004/03/10 レンタル 初登場7位 売上5.4万枚
初めてつんくを離れて谷村新司が作詞作曲。飛び道具のような意味のない曲でなく、歌手松浦亜弥としてしっかり聞かせる曲になっている。前作のバラードは正直失敗だったが今回は歌声も含めて松浦にマッチしている。一見地味だが聞き込むと味が出てくる名曲タイプの曲。飛び道具のような元気系ソングと違って何年かたって聞いてもいい曲だと思えそう。
評価★★★★☆
3月9日 レミオロメン 2004/03/09 レンタル 初登場11位 売上13.2万枚
昨年辺りから名前は知っていたが、今回上位に来てたまたま曲をフルで聞いたらよかったので借りてきた。友人の結婚式のために書いた曲だそうだがその割にはなんか明るくなくむしろ暗い気もするが…。
評価★★★★☆
あの場所へ 晴晴 2004/03/10 レンタル LGCD 初登場16位 売上1.7万枚
映画「ワンピース」主題歌ということだが、それには関係なく聞いたら気に入ったので借りてきた。ギターポップサウンドで編曲が明石昌夫である。メンバーは作詞しかしていないようだが、気持ちいいギターポップは最近あまり聞けないのでいい。ドラムだけ女性ということで変わっているがコーラスにも参加しているようで女性コーラスも印象的になっている。
評価★★★★☆
生きとし生ける物へ 森山直太朗 2004/03/17 レンタル 初登場14位 売上12.8万枚
弾き語りから始まり、段々盛り上がっていく。生命力が今年のテーマというだけあってものすごく力強さにあふれている。基本的にサビの「いきとし〜いけ〜るすべてのもの〜へ〜♪」のあのメロディーが繰り返し続き、中盤に別のメロディーが2回あるだけ。シンプルだが心に響く。
評価★★★★★

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