2004年6月発売編

太陽のKiss ZONE 2004/06/02 初回盤DVD付購入 LGCD2 初登場8位 売上4.8万枚
初回盤はDVD付。ジャケは普通サイズでいいのに厚さが倍なので収納がかさばる。『太陽のKiss』PVとTOMOKA加入後のダイジェスト映像(前作『卒業』にのせて)の7分間だ。グァムで撮影されたPVも綺麗な仕上がりでなかなか良かった。

1、太陽のKiss
自身も出演した8×4のCMソング。今年最初のサマーソングというくらい爽快な夏ソング。CMでかかっている印象ではたいしたことない(ていうか音量小さくてあんまし聞き取れない)感じだったがアレンジと勢いが良かった。メロはわりと直球なのだが夏っぽいコーラス(?)アレンジもとても爽快。アレンジや勢いでかなり印象が良くなっている曲だと思う。けっこうリピートして聞きまくれる曲だ。

2、REAL
C/W曲。MIYUがいつになく大人っぽい歌詞をR&B系の曲調で歌っているがこちらは微妙。アレンジもダンス曲的な打ち込み系のものになっている。

梅雨前に夏らしい爽快な曲ってやっぱ気分的に難しいものがある。まあZONEの本拠地北海道は梅雨ないけどさ。

評価★★★★☆

STRONG SOUL DEEN 2004/06/30 初回盤DVD付購入 初登場14位 売上1.0万枚
1、STRONG SOUL
東京ヴェルディ1969創立35周年イメージソングということで試合では応援歌として使われまくっているらしい。いつものメンツではなくドラムとベースにインディーズギターロックバンドPICK2HANDのメンバーを起用。コーラスには現役選手(三浦淳宏、高木義成)、日テレベルーザ所属の女子サッカー日本代表(小野寺志保、酒井與惠、小林弥生)、日テレアナウンサー森麻季、サポーターが参加している。田川のギターも久々に全開でロック色の強い久々に熱い感じのバンドサウンドになっている。まさに待ちわびていたサウンドなので大満足だが今の池森の声ではこれ以上ロックにするとサウンドに呑まれるような気も同時に感じた。

2、Summer Breeze
一転してドラムに沼澤尚ということでリズムが始まった途端いつもに戻ったことを感じる。このヒタヒタしたドラム、味があって最近やっと慣れてきたのだが求めていたドラムを聴いた直後だけに辛いものがあった。サビでは9割裏声。求めていた勢いのある曲を聞いたあとだけにやはり辛い。結局感想としては「いつもに戻った」とこれだけ。ただ今の声ではこちらのサウンドのほうが合っているのも事実かもしれないというふうにも感じた。

3、STRONG SOUL(Stadium mix)
サポーターの歓声が最初と間奏と最後に入っているバージョン。実際スタジアムにDEENが出向いてお披露目しているのでライブバージョンかと思ったが、それにしては臨場感がない。おそらく擬似ライブバージョンではないだろうか。

そんなわけで久々の快作。AORではないDEENのほうがやはり好きだなと感じた。でも基本AORでたまにこういう曲を出してくれる方がいいのかもしれない。

評価★★★★★

だって生きてかなくちゃ 安倍なつみ 2004/06/02 レンタル 初登場7位 売上5.4万枚
モー娘。脱退後初、ソロでは2枚目のシングル。

1、だって生きてかなくちゃ
自身初主演の『仔犬のワルツ』主題歌にもなった。単純なポップソングではなく大人っぽさも出ているが何かこれ以上のものが無いと物足りない感じ。ひとまずつんく以外の作曲家を頼む。

2、恋にジェラシー申し上げます
C/W曲。特にコメントはない。

ソロになって何か特筆すべきものは?っていうとないんだよね、特に。どのハロプロ系にも言ってることだがとりあえずは外部から作曲家を!

評価★★★☆☆

WAVER 堂本剛 2004/06/09 レンタル 初登場1位 売上21.0万枚
1、ORIGINAL COLOR
『ホームドラマ』主題歌。ジャニーズの曲ではなく堂本剛というソロシンガーの曲であるといえる。2年前よりもより洗練された印象。一般ウケはしなそうだがドラマで聞いていたせいもありなかなか気に入った。

2、恋のカマイタチ
3、ココロノブラインド
4、スクリーン(通常盤のみ)
より堂本剛の世界観に浸れる感じ。基本的には暗い。

初回盤はブックレットが多めで3曲+カラオケ3曲、通常盤は4曲オンリーというKinkiと同じパターン。全部作詞作曲を自身で手がけていてシンガーソングライター色が強くなっている。ただそんな飛びぬけてすごい作曲家というわけではないな、と。案外Kinki嫌いな人がはまったりする可能性はある。それほどKinkiの剛とは違う。

評価★★★☆☆

ひまわり 星村麻衣 2004/06/09 レンタル LGCD 初登場45位 売上1.2万枚
1、ひまわり
『電池が切れるまで』エンディング曲。ドラマは見ていないが星村麻衣は注目しているので借りてきた。ドラマを意識したピアノ中心のかなり真剣な曲になっているがテーマが重すぎたのか前作のような良さが感じられない。応援歌的な曲の方が星村麻衣の魅力が存分に出るのかもしれない。

2、足跡
3、Your Dream(PIANO GANG STA☆ Live Version)

C/Wは2曲。今回はしっとりモードなのかバンド路線の曲はない。3のほうはピアノ弾き語り。どちらもC/Wにしてはなかなかいい曲だと思った。

今回もだいたい期待通り。

評価★★★☆☆

かけがえのないもの ZARD 2004/06/23 レンタル 初登場4位 売上4.5万枚
1、かけがえのないもの
作曲:大野愛果、編曲:小林哲。だいたいの評判では王道のZARDらしいバンドサウンド。メロディー自体普通なので特に特筆すべき点もない無難な1曲である。しかしここで注目したいのはその王道バンドサウンドである。これがGIZAができてから実はまともに再現された試しがない。リズムは全盛期に比べて軽い音になっていたし、ギターなどもかなり抑えられたアレンジになっていた。こないだのアルバムではその往来のサウンドがだいぶ戻ってきていたがこの曲では完全に戻ったといっていいだろう。徳永や古井、池田などあの頃からいる者でなく新人に近い小林哲がここまでの響きをやってくれるとは思ってなかった。そういう意味では実は久々な1曲である。と、感動したのもつかの間、

2、無我夢中
リミキサーnight clubbersによる編曲。一言で言えば最初からリミックスされているような曲…。1曲目で王道サウンドを聞かせたと思えばC/Wでは冒険全開とは。

3、永遠(What a beautiful moment Tour Opening Ver.)
Tour Openingとあるのがポイントである。ライブバージョンではなくただのインスト曲。しらじらしく最初と最後に歓声が入っているがライブ音源ではないだろう。きれいにまとまりすぎている。なお編曲は元々は徳永だったがこのインストはオーケストラアレンジの得意な池田大介になっている。

ZARD王道サウンド、リズムの響きがGIZAアレンジャー小林哲の手で帰ってきた。この事実は大きい。GIZAの作風に流されずZARDには自らの道を進んで欲しい。

評価★★★★☆

夏祭り/涙を虹に TUBE 2004/06/30 レンタル LGCD 初登場5位 売上4.7万枚
1、夏祭り
『Purity〜ピュアティ〜』に通じるシンプルなアンプラグドな曲。なんだか盛り上がりにかけるまま終わってしまう印象だが聞けば聞くほど味が出てくる名曲。

2、涙を虹に
CMでも使用されている『Only You 君と夏の日を』に通じる爽快サマーソング。あれには及んでいないけど。何気に最近は爽快な曲に大島こうすけを呼んでラテン風味な方向に走ったり(『Let's go to the sea〜OASIS〜』『月と太陽』)していたのでこういうストレートなバンド感は久々ではないだろうか?

タイトルだけ見ると『夏祭り』が爽快ナンバーで『涙を虹に』がバラード調に思えるが全く逆。あえてタイアップのない「夏祭り」を1曲目にしているのがおもしろい。世間的にはこういう曲のが売れるんだよね。

評価★★★★☆

伝説の男〜ビバ・ガッツ〜 はなわ 2004/06/30 レンタル 初登場9位 売上5.9万枚
1、伝説の男〜ビバ・ガッツ〜
13分におよぶ長い曲。ベース1本の弾き語りから始まり、曲が進むとともに音数が増えてパンク調になっていく。長いわりにはネタがおもしろいので退屈せずに最後まで楽しめる。単純におもしろい。ただし、ある程度聞きまくると笑い飽きてしまい厳しいものがあるかもしれない。

2、この夏はバナナ
日本バナナ輸入組合キャンペーンソング。とにかくバナナ一色のアコースティックな1曲。チャイルドコーラスも入っていて子供番組のテーマ曲のような空気も漂う。なつかしの「まじかるバナナ」も。

さらに『伝説の男〜ビバ・ガッツ〜』のメディアエディットバージョンも入っている。長すぎるので5分程度のオンエアやカラオケ用のバージョンということになっていて最初からパンク調になっている。カラオケバージョンもこのサイズになっている。

評価★★★★☆

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