2004年7月発売編

君こそスターだ/
夢に消えたジュリア
サザンオールスターズ 2004/07/21 新品初回盤購入 初登場1位 売上45.0万枚
この夏のシングルは両A面…ではなくて2☆TOPシングルである。夏ってことで前作は買わなかったが今回は買った。初回盤はいつもの通り箱入りだが「君こそスターだ」バージョンと「夢に消えたジュリア」バージョンのダブルフロントカバー仕様になっている。両A面で表裏になっていることはよくあるがバーコードや値段表示などで結局1曲目が「表」という雰囲気漂うケースが多いが、これはそういう表記は側面に記載したのでどっちとも「表」と取れるような平等な扱いになっている。

1、君こそスターだ・・・車のCMソング。あとオリンピックのテーマ曲にもなるのかな?思ったよりもあっさりさっぱりした曲だという印象だ。いい曲には違いないが昨年(「涙の海で抱かれたい」)ほどのインパクトはないような気がする。

2、夢に消えたジュリア・・・JALの中国キャンペーンCMソング。こっちは歌謡ちっく。インパクト的にはこちらのほうが大。これは「HOTEL PACIFIC」のコンパクト版みたいな印象。やはりいい曲には違いないがこれまでの知ってる曲を超えるほどのインパクトはない気がした。

3、DOLL・・・C/W曲。上の2曲のような売れ線ではなく、いかにもC/W的なじめっとした曲。(「波乗りジョニー」のC/Wとかあの辺りの路線)嫌いじゃないがあまり聞きまくりたい曲ではない。

全体的には思ったよりも小粒だったかなという印象。どっちか1曲だけだったら少し物足りなかっただろう。毎回派手な曲を期待しているわけではないが、そろそろ少しぶっ飛んだ路線の曲も聞きたいところだ。買うまでもなかったかもしれない。

評価★★★☆☆

Happy Days 大塚愛 2004/07/07 レンタル CCCD 初登場3位 売上15.5万枚
1、Happy Days
タイトル通りハッピーな曲。意図的にボーカルにエフェクトかけてるのがなんかこもってて嫌な感じがする。サビの最後でツッコミを自ら入れていたり『さくらんぼ』路線を意識してそれを越えるノリを、みたいな形で作られたのが想像できる。連発されれば飽きるがたまにはこういう曲もいい。

2、星くず
一転して自身でピアノも手がけたシンプルなバラード。可も不可もなし。

どうでもいいけどPVやTVではバンドメンバーが前作に続いて固定されているようだがドラムって打ち込みじゃないの?

評価★★★☆☆

YOUR SONG
〜青春宣誓〜
松浦亜弥 2004/07/14 レンタル 初登場3位 売上3.9万枚
1、YOUR SONG〜青春宣誓〜
自身主演のドラマ『愛情イッポン!』主題歌。アイドルが主演で自分で歌うのは典型的だが前作『風信子』に続いてまたも聞かせる系の曲で来るとは予想外だった。『風信子』は地味ながら味のある曲だったがこの曲に関しては悪いことはないのだがよいとこも特にないいたって普通の曲。サブタイトルどおり青春がテーマになっているがそれとて特に心にくるものはない。

2、シャイニング デイ 〜HAND IN HAND サポートソング
これまた普通の曲。まあ下手にR&B系でこられるよりはいいけど。

とりあえず普通だという以外に書くこともないほど何でもない普通な1枚であった。

評価★★★☆☆

手のひらを太陽に BON-BON BLANCO 2004/07/14 レンタル 初登場28位 売上0.6万枚
1、手のひらを太陽に
「めざましテレビ」5月度テーマソング。4月はキャスト陣がこの曲を歌っていてこれから1ヶ月ごとにいろんな歌手がこの曲を歌うそうだ。6月はsacra、7月は島谷ひとみがすでに歌っている。とりあえずこの3組の中では朝の番組ということを考えれば一番爽快感が出ていていいんじゃないかなと。ただ、これでA面はないだろ?ありえない。好評だからリリースらしいが、出すの遅いし。sacraみたいにC/Wでおまけ的に収録すべきだと思うんだけど。

2、O.K!
新曲。元気のいい曲。歌詞にこれまでの曲のタイトルが散りばめられているという仕掛けがしてある。少々弱い気もするがせめてこれと両A面にすべきだったのでは?

朝のテーマソングとしてはなかなかのもの。好評なのでいざCD化。そこまではいい。しかしメインとなると恐ろしく「・・・・・。」な気分だ。なんか微妙に安っぽくなってきている気もしないでもない。ボーカル以外はパーカッション担当なのでどの曲でも必ずパカパカ鳴ってるがその比重も技術の向上なのか目立ってきた気がする。さすがに毎回パカパカ鳴ってるのって無理がないか?

評価★★★☆☆

栄光の架橋 ゆず 2004/07/22 レンタル 初登場2位 売上31.3万枚
1.栄光の架橋
NHKのオリンピックソングということで耳にする機会も多かった。静かなストリングスで歌い終えた1番の後、リズム楽器などが入ってきて壮大な雰囲気に盛り上がっていく。アコースティックな印象が強いのでけっこう意外な感じがするが今回アレンジを松任谷正隆が手がけているらしい。オリンピック応援歌としてもピッタリだし曲も気合が入っていて久々に当たり。

2.風に吹かれた
こちらはアコースティック調でいつもの感じ。それなりにいい曲。

ゆずのシングルを借りたのは初めて。この手のバラード曲はZONEが得意としているがこういうのには弱い。

評価★★★★☆

女子かしまし物語 モーニング娘。 2004/07/22 レンタル 初登場3位 売上8.8万枚
1、女子かしまし物語
メンバー紹介ソング。辻加護ラストシングル。メンバーのことが1人ずつ歌われている久々のお祭り系ソング。ただあんまりバックのアレンジやつんくのうるさいコーラスが気に入らない。そこそこおもしろいのでまあいいんだけど。

2、がんばれ 日本 サッカー ファイト!
タイトル通り。そしてそれがすべての軽い応援歌。こういう軽いのは好きじゃない。まあ単純でいいかもしれないけど。

前作がよかっただけに今回はなんだかなぁ。メンバー紹介ソングなんて思いっきり「内輪」的になるもんだけどそうもなりきれていない気もする。どの道こういうのはアルバムでやってくれ。いや、数年前の段階だったらアルバムでやってたのかもなぁ。

評価★★★☆☆

FUKUYAMA PRESENTS
虹〜もうひとつの夏〜
福山雅治 2004/07/28 レンタル 初登場4位 売上11.4万枚
1、虹〜もうひとつの夏〜
ドラマ『ウォーターボーイズ2』メイン主題歌。井上鑑が編曲。基本的には原曲のオーケストラバージョンという感じ。オーケストラだけに豪華な感じになっている。

2、虹〜Swim and Soul〜
同じく井上鑑が編曲。こちらは原曲とは完全なアレンジ違いの1曲。雰囲気もだいぶ違う。ちょっと大人な感じになっている。

3、虹〜Original Version〜
これが原曲。福山本人のアレンジだが聞きなれた原曲に勝るものなし。

4、虹〜Poolside Lovers〜
インスト。オーケストラによる壮大な雰囲気になっている。

5、虹〜Lonesome Waterboy〜
同じくインスト。上のバージョンよりも押さえた感じになっている。

6、虹〜Summer Festa Mix〜
リミックス曲。原曲よりテンポが速い。メロディー潰したようなリミックスではなくあくまでメロディーは崩れていないので聴きやすい。

7、虹〜’03 Synchronized Mix〜
昨年のシングルに入っていたシンクロナイズドMIXと同じもの。ドラマではシンクロ公演の中で使われた。ということは上のバージョンを今年は使うかも。

てなわけで『虹』バージョン違い7連発。さすがに続けて聞くとうんざりしてくるものがある。曲自体は★5つだが、あまり意味がないような気がするので1つ減らす。

評価★★★★☆

僕が一番欲しかったもの 槇原敬之 2004/07/28 レンタル 初登場9位 売上7.8万枚
1、僕が一番欲しかったもの
海外のグループBLUEに提供した曲の日本語バージョン。ドラマ『ラストプレゼント』主題歌。今年のマッキーはすごい。何ていうか心の奥にまで響いてくるような素晴らしい曲だ。ここ数年実験的な曲が続いていたのだがどうやら吹っ切れて帰ってきたようだ。もはや無敵。

2、What I wanted the most.
アレンジもそのままの英語バージョン。BLUEへの提供とは違い、日本語版の英詩翻訳になっている。これはこれでメロディーのよさが出てくるが日本語の歌詞のほうが魅力倍増。

何も言うことはない。最高。

評価★★★★★

あの頃のまま Something ELse 2004/07/28 レンタル CCCD 初登場90位 売上0.2万枚
1、あの頃のまま
カバー曲らしいが聞いてもまったく分からなかった。ブレッド&バターの名曲だというが誰?編曲が笹路正徳。派手ではないが雰囲気のよさは変わっていない。

2、夏唄
新曲。シンプルなバラード。『夕立ち』の第2弾的な狙いで作られたのだろうか?アレンジは土方隆行。やはり派手ではないがよい。

3、夕立ち
3rdアルバム『光の糸』収録でベスト盤『TICKET』にも収録された曲をサムエルの編曲でセルフカバー。3人だけの演奏の弾き語りバージョン。きれいなコーラスワークでサムエルの魅力全開になっている。

夏らしい爽快な曲かと思ったがすべて「祭りの後」的なしっとりした3曲だった。派手さはないけど飽きない。この素朴さがいいのだがどうにも「国道16」「少年」の頃からすると落ちてきている感じが否めない。アレンジが再び外部にゆだねられる形になったがアルバム『風見鶏』の頃のサムエル+誰かのほうがより魅力が出ていた気もする。

評価★★★☆☆

太陽に焦がれて 晴晴 2004/07/28 レンタル LGCD 初登場96位 売上0.1万枚
1.太陽に焦がれて
「SD ガンダムフォース」オープニング。前作は「ONE PIECE」の映画タイアップでヒットしたので知ったが今作もなかなかいい。ギターポップバンドということで適度のギターが鳴っていながらノリがけっこうポップなので聞きやすい。

2.青空
ギターの寺田が作曲した自作曲。編曲にも参加している。ベースの内田が作詞に参加するくらいで作曲にメンバーが出てきたのは数えるくらいしかないようだが自作でもけっこういける

3.かすみ
こちらはデビューから多くの作曲を手がける松浦友也による曲。やはりC/Wにしてはなかなかよい感じ。

4.太陽に焦がれて〜SD GUNDAMFORCE EDIT〜
サブタイトル通り、テレビのオンエアバージョンのようだ。サビスタート、1番のみのショートバージョン。

なお編曲はずっと明石昌夫が手がけている。「SDガンダムフォース」もソニーが占拠しているようだが主題歌変えすぎ。先日まではこのタイアップはガンプラ付とかやってたがやめたようだ。それにしても晴晴、これだけのギターポップなバンドは今いそうでいない。少し前ならブレイクしていても不思議じゃないが、ORANGE RANGEとかがウケる時代では方向性が違い厳しいのだろうか。

評価★★★★☆

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