2004年8月発売編

glory colors〜風のトビラ〜 ZONE 2004/08/04 新品初回盤購入 LGCD 初登場7位 売上4.5万枚
1、glory colors〜風のトビラ〜
テレ朝系高校野球統一テーマ曲。久々に作詞作曲が町田紀彦ではなく作詞が渡辺なつみ、渡辺未来で作曲が渡辺未来となっている。しかし、作風的には王道のバラードタイプの曲。スポーツのテーマソングなので力強さが加わっている。今回はTOMOKAがキーボードになり、MIYUがメインボーカル、MAIKOがハモリ、MIZUHOが髪をパーマにした(MIZUHO談)。

2、Once Again
ライブアンコール最終曲。作詞作曲は町田紀彦。2ndアルバムのラストの『足跡』を意識して作ったようなエンディング的な曲。大合唱のわりに「ラララ」パートもなく歌と一緒に曲も終わってしまうあっさりしたものだがライブではちゃんと「ラララ」で歌う部分があった。ちなみに初日の戸田では発売から数日しかたってないので覚えてない人が多く、大合唱に至らず。

どちらも王道タイプといえるいい曲。

評価★★★★★

Blue Jean GLAY 2004/08/04 レンタル 初登場1位 売上16.0万枚
1、Blue Jean
夏らしいものすごくさわやかな曲。ここんとこかなりロックな曲が多かったのでまたこういう曲調が聞けるとは思わなかった。やはりGLAYはメロディーで聞かせるバンドだ。

2、南東風〜PEACEFUL SESSION〜
アルバム『THE FRUSTRATED』のラスト収録曲。YUKIとくずが参加していたが今回は彼らをよりフィーチャーした内容になっていてソロパートもある。『Blue Jean』からの流れによくあっている。

3、すべて、愛だった-La vie d'une pettie fille-
やはり上の2曲の流れに沿ったおとなしめなバラード調の曲。実験曲が多くなっていた中で久々に大当たりなC/Wではないだろうか?

4、すべて、愛だった-La vie d'une pettie fille-(Acoustic Version)
よりシンプルなバージョン。メロディーのよさが際立つ。

今回、久々におとなしめなサウンドで統一された。前作『時の雫』もおとなしかったがアルバムはロック色が強かったのでイメージ的にはそんな感じ。

評価★★★★☆

今が人生〜飛翔編〜 森山直太朗 2004/08/04 レンタル 初登場20位 売上2.0万枚
1、今が人生〜飛翔編〜
アルバム『新たなる香辛料を求めて』収録曲を飛翔編としてリカット。オリンピックの曲ということでアルバムよりも少し力強くなった印象。直太朗が延々マラソンを続けるPVも印象的。

2、スキヤキ
ゆっくりした曲が多い彼の曲の中ではなかなか速いほうに入るのではないだろうか?歌い方がいつもと微妙に違い少しおちゃらけている感じもするがC/Wとしては当たり的な曲だ。

ジャケットが安っぽい。というかブックレットがなく、CDの下敷きに歌詞がのっている。これで800円とかだったら購買意欲が起きるものだが普通に1100円とかするので高いような気がしてしまう。

評価★★★★☆

PURE dream 2004/08/04 レンタル CCCD 初登場33位 売上0.8万枚
1、PURE
1人脱退したので7人になったがいなくなったの分からない…。2週連続リリースの第1弾。増員してからはあからさまに手抜きな安っぽい曲が多かったが今回意外にもそこそこかっこいい曲になっている。むろん、1stアルバムの頃ならアルバムの中の1曲程度ではあるが、もっとアイドル全開でいくと思っていたので見直した。

C/Wでは第2弾の曲のカラオケを収録。第2弾のC/Wでこの曲のカラオケが入るらしい。どちらも500円。単に1枚を値段もそのままに分けただけか?

評価★★★☆☆

かたちあるもの 柴咲コウ 2004/08/11 レンタル 初登場2位 売上63.1万枚
1.かたちあるもの
ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』主題歌。映画の平井堅がサクの心情を歌ったのに対し、こちらは亜紀の心情のような歌詞になっている。作詞:柴咲コウ 山本成美、作曲:小松清人、編曲:華原大輔ということであまり知らないメンツ。最初はあまりインパクトを感じなかったが(この人いつもこんな曲調だし)、ドラマ後半の盛り上がりで段々はまってきた。基本的に亜紀の最期の心境という感じの詞になっている。ただ最後のサビの「泣きたいときや悲しいときは私を思い出してくれればいい」は…。余計泣きたくなるし悲しくなるような気がするが。

2.帰り道
作詞:柴咲コウ、作曲:Jin Nakamura、編曲:市川準とあまり知らないメンツ。こちらは恋人を亡くした男の悲しい心情を歌ったような歌詞になっている。亜紀が死んだ直後のサクの心境とダブるのでドラマ主題歌候補だったのかもしれない。『かたちあるもの』にはやや劣る感じだがそれでもなかなかのバラード。

3.哀しみを許して
こちらは恋人と別れた女性の心情といった感じ。さすがにここまで来るとドラマを意識した感じは無いがやはりバラード。3曲目まで来ると派手さがなくなってだいぶシンプルになってくる。

RUI以来柴咲コウに触れたが記憶にある限りRUI以降のシングルA面はずっとバラード。今回はC/Wまでバラード。確かに声質にかなり合っているのだが雰囲気がずっと同じなのでドラマ主題歌でなければスルーしていたかもしれない。

評価★★★★☆

恋のテレフォンGOAL 安倍なつみ 2004/08/11 レンタル 初登場5位 売上4.6万枚
1.恋のテレフォンGOAL
壊れた。昨年無理してR&B=大人という安易な発想(?)でデビューしたのがなんだったのかというW(辻加護)的なお気楽ソング。(注:しかし実際Wはもっととんでもない曲を出していた。『あぁいいな』)冒頭から「Do Wap Do Wap Do Wap ピロリロリン!」という寒いコーラスが全開。サビも意味不明な歌詞が羅列されトドメに「恋のピロリン ピロリンテレフォンゴ〜ル!」である。寒すぎる。ピロリンピロリンって何だよ?頭から離れなくなってしまった。これは罠だうあぁぁぁぁぁ・・・
で、23歳ですよね?歌い方もけっこうかわいい感じに仕上がっていてなっちのイメージには合ってるのかもしれないがもう遅すぎるだろ?メロディーはけっこういい感じなので毎年必ずシャッフルユニットとかで出てくるつんくの怪作よりはマシではある。

2.OLの事情
OLって大変なのよ的な曲を想像したが、実態は恋にウキウキな女の子の気持ち全開な歌詞。ずいぶん精神年齢の低いOLだ。C/WではR&Bやシンプルな曲に走りがちなハロプロ系だが今回は明るいノリ。本来はそのほうがいいが今回に限っては歌詞が寒すぎる。

なんでまたこんなところで路線を180度変えたのだろうか?メロディーはけっこう好きなのだが歌詞とアレンジが寒すぎる。

評価★★★☆☆

Love Generation dream 2004/08/11 レンタル CCCD 初登場26位 売上0.8万枚
1.Love Generation
イントロからギター全開でロックバンドの曲のようだ。前作に続いてかっこいい系統の曲に仕上がっていて増員してからはもっともいい方向へ向かったといえる。しかし、歌詞がちゃちい。「もっとホットホットしたい いやしてあげる」とかせっかく歌とアレンジがかっこいいのに歌詞だけ見るとなんともかんとも・・・。

2週連続リリース第2弾。第1弾『PURE』でこの曲のカラオケがC/Wに入っていたが今回は『PURE』のカラオケがC/Wに入っている。特に意味は無い。500円なのでファンは2枚買って1枚分の値段。消費者的に何の問題も無いが制作側にはコストだけかかる。ヤケになったか?

評価★★★☆☆

雨上がりの急な坂道 little by little 2004/08/11 レンタル LGCD 初登場39位 売上1.0万枚
1.雨上がりの急な坂道
TBS系昼ドラ『大好き!五つ子6』主題歌。毎年ヒットしないこの枠だが個人的に今年はヒットだ。これまでと違い夏を意識した爽快な曲になっている。この元気感がたまらなく良い。

2.ハッブル
初のバラード。いつも元気な曲が多い中でバラードも歌えるということを示そうということか。それなりにいい感じになっている。

3.Ninja Kids
激しくロックな曲。C/Wではいつも何が出てくるか分からないが比較的ロック色の強い曲が多い気がする。

もう最優秀新人賞確定。現実には売れてないんだけど…。ちなみに『大好き!五つ子』の主題歌は過去に山田孝之も歌ったことがある。売れずに1曲ポッキリで歌手活動は終わった。

評価★★★★☆

瞳の中のGalaxy/Hero ARASHI 2004/08/18 レンタル 通常盤 初登場1位 売上25.5万枚
1.瞳の中のGalaxy
二宮主演のドラマ『南くんの恋人』主題歌。藤井フミヤによるバラード曲。本人はクラブサウンドへ傾倒していってしまったので久々に藤井フミヤからこういう曲が出てきた気がする。自分で歌って欲しいところだ。昨年は主演ドラマ主題歌『言葉よりも大切なもの』では結局大野や桜井に持ってかれた感があるが今回は二宮が全開。しょっぱなからソロパートで間奏ではギターも弾いている。(PVにて確認)全員で歌ってるとこでも彼のひっかかった声(別にけなしてないよ)がメインに聞こえる。桜井のラップばかりがフィーチャーされる嵐だが、二宮は趣味で作曲も手がけていてギターも弾けるらしい。彼をメインに持ってきたら新しい展開が見えるかもしれない。普通にいい曲。

2.Hero
日テレのオリンピックソング。同時に24時間テレビの司会も手がけたため歌われまくった。まあ普通にいい曲。

3.Hey Hey Lovin' You
通常盤にのみ収録されているC/W曲。やはりジャニーズ王道の普通にいい曲。

Rap今回は一切無し。必然的に桜井の出番もなし。なんだかんだラップがないと別に嵐じゃなくてもいいんじゃない?感が出てきてしまう。どの程度のレベルか分からないがいっそC/Wには二宮の自作曲を持ってきてくれたほうがおもしろい。今まで目立たなかった3人のうちの1人、二宮は今回目立った。残る相葉や松本がメインになる曲はいつだろう?

評価★★★☆☆

金魚花火 大塚愛 2004/08/18 レンタル CCCD 初登場3位 売上14.4万枚
1.金魚花火
今回はバラード。夏の終わりを感じるきわめてシンプルな音数の少ないバラードになっている。ピアノも本人が手がけているようだ。

2.ココ夏バケーション
ややハジけた曲。非常に中途半端な盛り上がりのまま終わってしまう。なんだか『金魚花火』の余韻を気にして抑えてしまったようなそんな雰囲気がある。

『Happy Days』のプロモーションもそこそこに宣伝していたのでかなり思い入れがあるのだろう。今年の「夏の終わり」ソングはこれかな?

評価★★★☆☆

キミと僕 I WiSH 2004/08/18 レンタル LGCD 初登場14位 売上2.0万枚
1.キミと僕
「SD ガンダムフォース」エンディング。今回わりと淡々とした曲でサビもあまり盛り上がらないがそれが逆にいい感じに作用していて何回も聞ける曲になっている。アニメの映像を見ながら歌入れしたら歌が良くなったそうだがガンダムとこの曲がどうつながるのかがよく分からない。

2.Tomorrow
川嶋あいが苦手とする(と思われる)アップテンポの曲。バラードタイプの曲では透明感のある歌声が確立されているがアップテンポになると途端に「下手」に思える。1stアルバムでそうだったが今回も変化なし。サビのキーが高すぎるせいもあるがなんか無理している感じがする。完全にペースを乱されているような印象を持った。

評価★★★★☆

36度線-1995夏- CHAGE&ASKA 2004/08/25 レンタル 初登場6位 売上4.1万枚
1.36度線-1995夏-
95年には完成していたが何か事情で流れて忘れていた曲を思い出して少し手直ししてこのタイミングでリリース。なぜ、リリースが流れたのかが明らかになっていないが、95年頃のヒットチャートの匂いのする曲で勢いがある。10年近く暖めていたのを今更出すほど素晴らしいというわけではないが確かに眠らせておくにはもったいない曲であるのも確か。

2.光の羅針盤
こちらはCHAGE曲。まったりバラードが多い印象があるが今回はそこそこ勢いがあっていい感じ。

いつになくアップテンポで勢いのあるシングルだった。

評価★★★☆☆

メロディ キンモクセイ 2004/08/25 レンタル 初登場71位 売上0.2万枚
1.メロディ
複雑怪奇な曲。なんか非常に不安な気持ちになるというかなんというか。魔界からのメロディーのような不気味さというか。とにかくな〜んか不安な感じ

2.キミとチンパンジー
こちらはわりと王道的な曲だが以前に比べて古臭さがなくなった。

3.二人のアカボシ LIVE at 日比谷野外大音楽堂 2004.4.25
ライブバージョン。キーボードだけによるバラードで始まりサビで妙なアレンジになり、2番から元のアレンジになる。こういう曲ってこれだけだった気がする。またこういうのを書いてほしい。

1年ぶりに借りたが、バンド感が増した気がする。ギター2人のうち1人はアコギ担当だったが今回は2人ともエレキ担当になっている。以前は「あの頃の匂い」とやらを重視しすぎて本当に70年代とかそのままの古臭い曲が多かったが(C/Wとか特に)ある程度、普遍的な方向に向かったようだ。

評価★★★☆☆

lost angel(3曲A面) day after tomorrow 2004/08/25 レンタル CCCD 初登場4位 売上8.9万枚
1.lost angel
昼ドラ主題歌であると同時にショートストーリーを制作。このDVDは初回盤にCDとセットで発売し、さらに単独DVDでも発売した。PVはそのストーリーのショートバージョンになっているようだ。出だしは静かだがすぐにギターがガンガン鳴り響くロック色の強い曲。五十嵐充にしては珍しい。このアレンジがピコピコしてるよりもずっといい感じでさらに曲自体もかなりいい。最高傑作ではないだろうか。

2.そして僕にできるコト
ゲーム『テイルズオブシンフォニア』のテーマソング。彼らにしては大きなヒットだった『Starry Heavens』と同じ系列のゲームタイアップながらあえて2曲目に持ってきたのはそれだけ1に自信があったのか。こちらは『Starry Heavens』とどこか似たような感じの曲。そこそこいい。

3.more than a million miles
映画『デイ・アフター・トゥモロー』の日本語吹き替え版主題歌ということで6月にDVDシングルとして出ていたものをCDで初収録。DVDシングルという新しい試みはまだ早すぎたのかイマイチだったのでもう一度収録したのだろうか。バラード調の曲でこれも一度単独で出してるだけあってなかなかいい曲。

今までもずっと3曲A面や両A面だったが今回は初めてA面的な曲が3曲並んでいたように感じる。作詞のほうは今年はmisonoはボーカリストに専念するとの宣言どおりに全部、サウンドプロデューサーの五十嵐充が担当している。

評価★★★★★

戻る