2005年7月発売編

つながり 竹井詩織里 2005/07/06 新品購入 初登場99位 売上0.2万枚
1.つながり
作曲:大野愛果、編曲:小林哲。まあまあな組み合わせながら最近の大野愛果の枯れっぷりから大野愛果だからいい曲という感覚もなくなってきた。竹井らしく静かなしっとりした曲。AメロBメロはかなり印象に残らず退屈だがその分サビでは盛り上がりなかなかいいメロディーになっている。これで歌ってるのが三枝あたりの無個性ボイスだと凡曲に終わっていたかもしれないが竹井はある程度の歌唱力があるのでその部分でかなり救われている。

2.DRIVE
作曲:大島こうすけ、編曲:坂優也。なんとギターベースだけでなくドラムがクレジットされているという奇跡が。叩いているのは所属するバンドである三枝夕夏 IN dbでは打ち込み主流のためライブ以外ではほとんど出番のない車谷啓介。大島こうすけらしいアップテンポの曲調で今までに無い新境地。編曲まで大島こうすけになるとやや安っぽくなってしまうわけだが別の人なので安っぽくなっていない。C/Wにしては妙に力が入っており、どうせドラム使うなら『つながり』で使えよと言いたくなるほど。

3.ボイス
作曲:今井万紀、編曲:小林哲。幻想的空気を含んだまったりバラードかと思うがサビではテンポアップしてすっきりした曲調になる。地味ではあるが曲に身をまかせていたい気がしてくる曲。

基本的にはしっとり落ち着いていて派手さは無い。しかし最近のGIZAにしてはボーカルがしっかりしている。1stアルバムよりも方向性をポップ寄りにも広げはじめたようでもある。

評価★★★☆☆

JUMP!NG GO☆LET'S GO⇒ 岸本早未 2005/07/13 新品購入 初登場47位 売上0.2万枚
1.JUMP!NG GO☆LET'S GO⇒
作曲:小林正範、編曲:大賀好修。夏らしい爽快な曲。ほとんどがサビで構成されていてキャッチーでなじみやすい。前作からややポップ寄りになってきているようだ。珍しくけっこうギターも鳴っている。間奏で謎のラップが入るのは正直微妙だが、サビの連発は耳に残るしなかなかインパクトがあっていい曲だと思う。

2.Venus 18
作曲:後藤康二、編曲:豆田将。岸本が高校最後となる18歳の今夏の抱負を等身大の言葉で綴った曲。1もそうだったのだがさらにそれが色濃く出た曲。歌詞には絵文字も連発されていてものすごい等身大感が出ている。印刷の人は泣いてそうだけど。曲の方はまずますのいい曲。

3.SAY GOOD BYE GLOOMY DAYS
作曲:川島だりあ、編曲:小林哲。応援歌系の曲。やはりまずまずのいい曲。

歌唱力に関しては心配がなくなった気がする。1stアルバムの頃と比べて格段に上達した。気になるのはジャケ写と中の写真で随分小麦色になっていることで、このままコギャル路線に行ってしまうのではないかと不安が。

評価★★★★☆

BANG! BANG! バカンス! SMAP 2005/07/27 新品購入 初登場1位 売上40.3万枚
1.BANG! BANG! バカンス!
『らいおんハート』『ダイナマイト』などを手がけたコモリタミノルの作編曲。そして一部に絶大な人気を誇るクドカンによる作詞。以前TOKIOに作詞したときも史上最低ソングを生み出してくれたが今回もバカバカ連発するわ、当たり前だよ前田さんとかアホらしすぎて聞いてられない。今回はすべてにおいて狙ってやってるのでこのバカ具合も妙に安っぽい感じも全部分かっててやってるんだろうけど…。久々に若返った感のある曲だがただ若返るだけでなくこういう風にひねってきたのか。そのまま90年代中盤に回帰で良かったのに。とはいえ歌詞をのぞけばそんなに嫌いではない。

2.優しい言葉
レゲエ系の新人歌手タカチャが作詞作曲編曲を手がけた曲。ややレゲエっぽい感じもするが普通の曲。なかなか良い歌なのだが少々長すぎて飽きる。

クドカンは2度と作詞をしないでほしい

評価★★★☆☆ 

永遠の夏/輝く明日の方へ サスケ 2005/07/06 レンタル 初登場15位 売上2.8万枚
1.永遠の夏
地味な曲だな〜と思っていたのだがちゃんと聞いたらかなりじわじわと良さを感じたスルメタイプの名曲。『青いベンチ』ほどのサビのインパクトはないがアルバム『Smile』の曲たちは軽く超える勢い。待たせてようやくのシングルだけある。のっけからかなりギリギリの高音連発がなんか切ない雰囲気を出している。

2.輝く明日の方へ
こちらは一部で話題になったSong writhing supportedの西脇唯がスタッフクレジットに載っている曲。基本的に西脇がサポートした曲(『青いベンチ』含めて)のほうが出来がいいのだが今回に限ってはこちらの曲もなかなかながら『永遠の夏』のほうが良い印象。応援歌的なアップテンポな歌でミディアム中心だった彼らからすると珍しい曲調である。

5.シークレットトラック
2曲のカラオケの後に入っている短い弾き語りの曲。いかにもおまけ程度の曲で音質も悪いのだがこれはいったい?

パッと聞いた感じあまりインパクトがないので大ヒットはなさそうだがちゃんと聞くと実にいい曲だ。『青いベンチ』が完全に100位圏外になる前にもう少し早く出していればそれでもけっこういけたと思うんだけど時期を空けすぎた。

評価★★★★☆

生きてこそ Kiroro 2005/07/06 レンタル 初登場31位 売上1.1万枚
1.生きてこそ
昨年1月以来の久々の新曲。作曲がKiroro名義になっており、編曲もいつもの重実徹とKiroroの共同になっている。結婚、妊娠と相次いで2人に幸せが訪れたため曲のほうも自然と幸せな感じがにじみ出ているものとなった。極めて普通の曲だがなんかいいのだ。これこそがKiroroの持ち味であろう。

2.生きてこそ〜TV ver.〜
イントロなしの歌から始まる1コーラスのみのバージョン。テレビ東京系アニメ「甲虫王者ムシキング 森の民の伝説」のオープニングで使用されているバージョンらしい。こっちはこっちでいいね。

お幸せにといった感じの曲。本当に生きてるのが幸せなんだろうなというのが伝わってくる。

評価★★★☆☆

トリトマ YeLLOW Generation 2005/07/13 レンタル 初登場99位 売上0.1万枚
1.トリトマ
妙に低音が効いた曲。いつも力の入った曲が多くラブソングは少なかったが今回はタイアップ(『恋するハニカミ』)もあって切ないラブソングになっている。なかなかいいと思う。

2.恋のから騒ぎ!?
ちょっとお遊びも入ったようなロックナンバー。前作ほど激しくないけど。まあC/Wだねといった感じ。

攻撃的な前作から一転。ジャケ写も今までで一番「女の子」っぽくなっている。今年になってからは大幅には変えないもののわりと幅広くやっているのでそこは評価したい。

評価★★★☆☆

もっとふたりで ユンナ 2005/07/13 レンタル 初登場113位 売上不明
1.もっとふたりで
前作とは一転して軽快なポップナンバー。スペースシャワーTVだかM-ONだかでは特集されてかかりまくっていたのだがそのときから印象が良かった。すっかり方向性が変わってしまった星村麻衣に期待していたことを全部この人がやってくれている感じ。

2.If-日本語version-
デビュー曲のC/Wには韓国語で収録されていた曲を日本語で歌ったもの。普通。

これ、あまりに売れなかったみたいなのだが理由が分からない。いくらなんでもコケすぎだったと思う。

評価★★★★☆

BOHBO No.5/神の島遥か国 サザンオールスターズ 2005/07/20 レンタル 初登場3位 売上25.8万枚
1.BOHBO No.5
お得意の歌謡ロック。意味不明に開脚する女性達などド派手なパフォーマンスも相変わらずすごい。過去の名曲たちに比べてずば抜けていいというわけではないけど安定して今回もいい。

2.神の島遥か国
南国調。早口裏声沖縄音階連発(たぶん)など民謡っぽいがサビでは一転してポップなメロディー。このサビはCMでもおなじみだったがなかなかに良い。また桑田が沖縄歩いてたらUFOがやってきて海岸に不時着。耳がピンピンした宇宙人が沖縄の人たちと触れ合うというPVもおもしろかった。落ち込んだり喜んだりするとご丁寧に耳がしおれたりピンピンしたりするのも芸が細かい。

3.ブルーライトヨコハマ
いしだあゆみのカバーで原由子ボーカル曲。そんなに原曲知らないんだけどこんな曲だったかな?だいぶアレンジされているような気がする。

4.リンゴ追分
美空ひばりのカバー。こちらは桑田ボーカル。単純にあんまし好きな曲じゃない。

カバー2曲はボーナストラックらしいがあってもなくてもどっちでも良かった。

評価★★★★☆

SUMMER MUSIC キンモクセイ 2005/07/27 レンタル 初登場55位 売上0.2万枚
1.SUMMER MUSIC
昨年は内省的な方向へ向かっていてかなり暗黒な空気が漂っていたが一気にはじけた。懐かしのリゾートミュージックみたいな感じ。嫌いじゃないけど正直ちょっと時代には合ってないと思う。

2.僕の夏
C/Wにしては出来が良い。こっちのがバンドサウンドしてて現代的だ。

評価★★★☆☆

戻る