2006年8月発売編

ダイヤモンド DEEN 2006/08/02 初回盤購入 初登場26位 売上1.0万枚
1.ダイヤモンド
ロッテのバレンタイン監督に「チャチャのリズムで」と依頼されて作られた公式応援ソング。監督の掛け声で曲が始まるなどコラボもバッチリ決まっている。まあ昔で言うところの「Memories」的楽曲でけっこう異色。悪くはないけど正直好みじゃない。DEENの大ファンだというわりにはかつての王道ポップソングでもAOR路線でもなくこれまでにないような曲調で依頼したという監督は本当にファンなのか少々疑問になってくるが…。メンバーも困ったのか知らないが編曲はベスト盤でも参加していたCHOKKAKUに任せている。前作も編曲:葉山たけしだったがアレンジは外部任せにしないで自分達でやるかせめて連名で参加してほしい。曲が自作じゃないのはまあ連発は困るけど一応アリだとは思う。けどアレンジは早い時期からDEEN名義で進化させてきていたわけだからベスト盤だけで終わると思っていた外部委託が今も続くのはちょっと疑問

2.光の珠〜The Shining ball〜
こちらは自作。05年ロッテ優勝時に池森がロッテへ送った詩(新聞でも紹介された)にメロディーをつけてくれというこれまた監督の依頼で実現。2番の歌詞は監督自らが英語に訳しており1フレーズ完全ソロでボーカルまでとっている。ここまでやっちゃうとまあなんていうか…これで今年優勝してればもう少し話題になるんだけどなぁ。曲の方はまあ普通にポップソング。

3.太陽と花びら(acoustic version)
ツアーでも披露されていたアコースティックバージョン。ツアーやイベントなどでも「アコースティックアルバムを出したい」など池森1人が暴走気味に連呼しており対照的にあまり乗り気じゃなさそうにあえて話題を膨らまそうとはせずに沈黙する残りの2メンバー。「全部アコースティックじゃ飽きるでしょ」とも言っていた山根。C/Wで1曲ずつという小出しスタイルで折り合いをつけたのか。確かにアルバムはどうかと思うが(リメイクベスト出したばっかりだし)これならこれで楽しみかもしれない。

4.未来のために(English version)
監督初来日の95年のヒット曲で監督がこれを聞いてファンになったと伝えられている。イマイチDEEN楽曲に対する監督の志向が見えてこないのだが…。ビーイング王道ポップスなこの曲が好きな曲だと言いながら「ダイヤモンド」ではチャチャですよ?チャチャ。こういう曲依頼してないし。05年にも球場で披露したという英語バージョンだがアレンジはベストのものと全く同じで単にボーカルが英語になっただけかな?すでにこの曲がそんなに好きじゃないし(ファンになったころは好きだったんだけど聞き飽きた)。

初回特典DVD 
ダイヤモンド(PV)、TV-SPOT3種類

監督自ら出演している。メンバーをロッテに入団させ、中盤ではチャチャダンスを披露。これで今年優勝できれば…。

評価★★★☆☆

きっともう恋にはならない 竹井詩織里 2006/08/30 新品購入 初登場88位 売上0.2万枚
1.きっともう恋にはならない
ずっと似たようなスローバラードばかりだったがようやくアップテンポ気味な曲が登場。相変わらず地味だけどけっこう聞き込める曲。

2.潮騒レター
こちらもまあいい感じ。

3.蜜月-live-
1stアルバムの人気曲のライブバージョン。ライブといってもパン工場ライブのライブ。ここのライブ音源、あんまりいいと思えないなぁ。拍手がなんていうかあまりに近すぎる。

印象度★★★☆☆

アオゾラペダル 2006/08/02 レンタル 初登場1位 売上18.6万枚
1.アオゾラペダル
映画「ハチミツとクローバー」主題歌。元々原作漫画の作者がスピッツとスガシカオのファンで両者の曲名をマンガのタイトルにしていた。それを受けてアニメでも劇中でスピッツ、スガシカオの楽曲が交代で続々と使用されまくっていたらしい。今回映画化にあたり、当然主題歌もこの両者かと思われたのだが主題歌こそスピッツになったものの櫻井が主要キャスト出演していたこともありエンディングはスガシカオ作詞作曲の曲を嵐が歌うことに。スガシカオが歌っていたらここまでの青春感は出なかったようにも思うが、ラップも控えているので嵐の曲としてはあまり嵐らしくない印象。それなりにいい曲なのだが嵐の中では地味な方だと思う。

2.Kissからはじめよう
さわやか打ち込みポップス。イントロのシンセは少し90年代前半臭が漂って古く感じる。ごく普通にいいアイドルポップス。

3.夏の終わりに想うこと(通常盤のみ)
通常盤のみ収録のバラード。何気にかなりいいメロディーである。今回は3曲ともサクラップを導入せずに普通にアイドルポップスしている。曲に関してはいい曲を持ってきたように思うがやはりラップがないと嵐らしく感じないのも確かだ。

3曲とも方向性としては似ており意識的にそうしたような気がする。

印象度★★★☆☆

Answer GLAY feat KYOSUKE HIMURO 2006/08/02 レンタル 初登場2位 売上20.7万枚
1.Answer
GLAYと氷室京介のコラボ。楽曲制作、プロデュースはGLAYと佐久間正英及びいつものサポートメンバーになっていてGLAY側になっている。歌では基本的に2人で交互に歌いながらサビではもっている。GLAYの王道にありそうでないような曲で氷室の参加もあり「いつものGLAY」的なマンネリ感は『G4』ほど感じずあの4曲に比べれば印象に残る曲。氷室とGLAYサウンドとの融合も予想以上にマッチしていて2人の歌い回しも案外はまっている。ただ「甘い思い〜♪」までの下りはいいのだがサビでの氷室低音、TERU高音のハモリでのTERUの高音がちょっと無理しすぎで邪魔に感じてしまう

印象度★★★☆☆

アゲハ/selfish Tourbillon 2006/08/02 レンタル用
CCCD
初登場21位 売上1.1万枚
1.アゲハ
曲としてはあまりポップ性を感じさせない曲。つくづく何でエイベックスを選んだのかが分からない。方向としては同じH.Hayama作曲だったデビュー曲に近い。あの曲ほどではないがあの曲が好きだったのでそれなりにいいと思った。

2.selfish
INORANによる曲。やはりサビの流れとか2枚目のシングルに似ている。何か今一歩盛り上がらない感じがそっくりである。

3.I know nothing
RYUICHIによる曲。バラードかと思いきやけっこうマニアックなロック。ソロのときってわりと曲が1パターンだったと思うんだけどあれは意識してポップに行こうとするとそうなっていたというだけで意識しないでやりたいように作るとこうなるのだろうか。

4.season
4曲もたっぷり入っているのはいいがけっこう4曲とも深い。それでもサビはこの曲が一番穏やかな感じがする。

このユニット、少なくとも売りに走る気はないようだ。コアなファンは付きそうな気はするんだが…。

印象度★★★☆☆

DIRTY OLD MAN〜さらば夏よ〜 サザンオールスターズ 2006/08/09 レンタル 初登場1位 売上22.4万枚
1.DIRTY OLD MAN〜さらば夏よ〜
これまでとは違う夏ソング。03年以降はサザン夏のシングルといえばにぎやかに明るくお祭り騒ぎ的サウンドを展開していたのだが今回はちょっとおとなしめ。パフォーマンスだけ見るとみんなで踊ってるしむしろ明るいのだが1番の歌詞などかなり絶望的で暗い。2番では大逆転へ向かおうという希望が見えるのだが今までと違うこの哀愁感、03年からのパターンもそろそろマンネリ気味だったのでけっこう新鮮であった。

2.BREEZE
3.太陽に吠える!

特になし。

印象度★★★★☆

ガラナ スキマスイッチ 2006/08/16 レンタル 初登場1位 売上12.0万枚
1.ガラナ
アップテンポ系。いつもと違って少し跳ねた感じだが作りこまれたサウンドは健在で安定していい曲である。

2.スフィアの羽根
甲子園のタイアップだったのかな。これは両A面でも良かったような曲。

3.ピーカンブギ<instrumental>
恒例インスト。普通。

印象度★★★★☆

宙船(そらふね)/do! do! do! TOKIO 2006/08/23 レンタル 初登場1位 売上47.0万枚
1.宙船(そらふね)
力強い曲。これは中島みゆきカラーが全開でこの人にしか書けないって感じが凄くする。いい曲だ。編曲の船山基紀はホーンアレンジが得意なようで今回も「AMBITIOUS JAPAN!」のようにバンドの音(特にエレキギター)を抑えて、ホーンを押し出している。もう少しバンドを前面に出してもいいと思うんだけど…。

2.do! do! do!
CMソング。こっちのほうがバンドっぽいが高音ギリギリなのが苦しい。

3.リプライ
落ち着いた雰囲気の曲。年齢的にもそろそろこういう曲連発してもいいような気がする。

4.宙船(そらふね)(Acoustic version)(通常初回プレスのみ収録)
通常初回プレスということでいつもはまあ通常初回が余るのだが今回はバカ売れしたため、これが入っていない盤もかなり出回った。レンタルでは見た目全く同じで通常初回と通常が混合していたので聞きたいなら一応曲目を確認したほうがいい。KAM編曲でアコースティックなら普通にアコギメインのシンプルなアンプラグドバージョンかと思ったのだが…オーケストラバージョンの間違いじゃないか?ピアノとストリングスだった。

印象度★★★★★

太陽のテイクオフ/君はボクの青空 渚のオールスターズ 2006/08/23 レンタル 初登場24位 売上0.9万枚
1.太陽のテイクオフ
TUBE前田、織田哲郎、かまやつひろしの男性陣がメインボーカル。織田哲郎作曲ということで普通にいい曲。大ヒット!って感じはしないが悪くない。それにしても何で夏の終わりにリリース?

2.君はボクの青空
こっちは愛内里菜、Miyu、亜蘭知子の女性陣がメインボーカル。ZONE解散以来行方不明だったMIYU、長瀬実夕改めMiyuの歌声が久々に聞けるのはZONEファンとしては嬉しい限り。作曲はTUBE春畑。こちらもそれなりにいい感じ。愛内里菜は歌唱力があるので誰とコラボしてもそれなりに存在感を発揮できる。

印象度★★★★☆

それぞれの夢/君だけを… Mi 2006/08/23 レンタル 初登場49位 売上0.3万枚
1.それぞれの夢
「未来の地図」以降の3シングルはどれもあまりに微妙すぎたが今回はかなりマシ。ようやく「未来の地図」に続く曲が来たような気がする。クレジット見たらこれまでのメンバーや記号の連中ではなく完全に外部任せだった。だからマシになったのか。ただ途中でやる気のない掛け声に突入する展開はどうかと思った。

2.君だけを…
両A面ってことだけどこちらはいつも通りの普通という以外感想の出てこない曲。

3.cake
C/Wともなるともはや印象ゼロ…。

4.I Love Music♪X
謎のメチャメチャインストシリーズももう5回目。インドっぽい不思議〜な感じだが…意味不明。

結局2,3でMaikaが作詞しているだけで外部任せ。1stアルバムの後にメンバー増員しようとしていたがそれも動きがないのでどうやら失敗に終わったのだろう。売りに走るアーティストとしては実力不足がどうしようもない気がする。

評価★★☆☆☆

ユラユラ揺れる BON-BON BLANCO 2006/08/30 レンタル 初登場69位 売上0.2万枚
1.ユラユラ揺れる
05年1月よりリリース停止。コロムビアとも契約切れになっていたが、移籍してようやく復活。制作陣のZAIN PRODUCTSはどうなるのかと思ったがちゃんとついてきた。そんなわけで制作はいつものメンツ。今作もメイン作家の大島こうすけである。以前の大島サウンドはイマドキないだろというくらいにダサさ全開で正直苦しかったが今回はダサさ激減。普通にいい曲になっている。「BON BOYAGE!」以降の過剰なパカパカは抑えつつも残しているのでメンバーの存在意義は一応守っているし、まさに復活にふさわしい1曲だ。

2.100mileの南風にのって
こちらは小澤正澄の曲だがあまりそれっぽくない。いつもだったらエレキギター入れてそうなところがパカパカやキーボード。1曲目よりいっそうメンバーの存在意義を出しつつもそこまでダサくならない。

3.freebird(通常盤のみ収録)
大島曲。さらにパカパカは増えているがやはり以前ほど気にはならない。C/Wもうまくいってるとなると奇跡ではないようだ。何かに開眼したか。まあ大島こうすけもボンブラと一緒に停止状態だったのでいい曲がたまっていたのかもしれない。

評価★★★☆☆

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