2006年10月発売編

ありがとう SMAP 2006/10/11 初登場1位 売上37.7万枚
1.ありがとう
草なぎ主演「僕の歩く道」主題歌。SMAPの歌としては非常に難しい構成になっており、サビでは2パート同時進行、さらに裏声を駆使しまくったりと偉く難易度が高い。Aメロにしても矢継ぎ早にメロディーがつながれているので1人で歌おうとすると息継ぎできずに呼吸困難に陥る危険が。SMAPの中でもかなり難しそうなこの曲、歌いこなせるか心配だったが昨年の「Triangle」のソロパートが高音すぎて不安定だったのにくられべればテレビでの披露は軒並み安定していた(サビとかテープかもしれんけど)。印象としては「Triangle」と被る部分が多かったりする。メッセージ的な内容で名曲風なんだけどそこまででもないっていう雰囲気。「Dear WOMAN」の方がいい曲だったと思う。

2.show your smile
最近のソロパートの増加、均等化だがこの曲は最後のサビ以外はほとんどソロで歌いつないでいく構成。一時期C/Wでは妙に軽い曲も多かったのだがここにきて昔に戻りつつある気がする。R&B系が流行して音数の少ないシンプルな打ち込み系サウンドが増えたもののその流行も一段落してきているのかもしれない。

印象度★★★☆☆

Go! MY HEAVEN 岸本早未 2006/10/18 初登場50位 売上0.2万枚
1.Go! MY HEAVEN
大人っぽい曲。ジャケットも茶色系で攻めており、年齢的に見ても19歳になっていつまでもアップテンポで元気のある曲というわけにも行かなくなってきたのか。かなり地味な曲なので購入もとまどったほどだったがレンタルにも出ないし結局購入。歌も良くなったし、聞き込むとそれなりにいい曲ではあるのだが、なんだか今後にあまり期待は持てなくなってきた

2.FAKE happy end
後藤康二で小澤正澄なこの曲、無名作家が増えた最近の作品の中では一番馴染みのある曲調というか安心感のある曲である。雰囲気的にはこっちの曲のほうが好きかも。

3.Shadow or Light?
特になし。

印象度★★★☆☆

Winding Road ポルノグラフィティ 2006/10/04 レンタル 初登場1位 売上14.4万枚
1.Winding Road
晩秋のバラード。昭仁の作詞作曲。落ち着いたバラードだがこういう曲の方がしっくりくる。もう無理に「ハネウマライダー」のように騒ぐ必要はない。地味だけどこの方が地に足がついてる気がするし何度も聞ける。地味ながら名曲

2.Devil in Angel
特になし。

3.ウェンディの薄い文字
晴一が初めてメインボーカル。お遊びといえばお遊びだがそこまで遊びには走ってない。けっこうマジ?

評価★★★★☆

Platinum Kiss ゴスペラーズ 2006/10/18 レンタル 初登場6位 売上3.8万枚
1.Platinum Kiss
久々アカペラ曲。今までのアカペラ曲はもうアカペラのためのアカペラという雰囲気だったのだが今回は普通の曲をアカペラアレンジにしたような雰囲気を感じる。実際そうらしい。アカペラだったらもう少しシンプルな流れになっていたような気がするし。安定したよさを感じる。

2.New Album "Be as One"Preview〜狂詩曲〜
ニューアルバムからの先行視聴みたいなもので1コーラスでフェードアウトしていく。こういう試みはおもしろい。

印象度★★★★☆

陽のあたる坂道 ゴスペラーズ 2006/10/18 レンタル 初登場7位 売上3.5万枚
1.陽のあたる坂道
リズム付だがこちらも王道的バラード。これまた安定してよい。アップテンポになるとゴスペラーズは苦手なのだがバラードは常にいいね。

2.New Album "Be as One"Preview〜Let it go〜
同じく先行視聴1コーラスフェードアウト。

印象度★★★☆☆

メロディーズ GAM 2006/10/18 レンタル 初登場8位 売上3.3万枚
1.メロディーズ
地味な曲。ひたすらコーラスまで同じメロディーが続くので印象には残るのだがそれが=いい!というわけでもなく、印象に残るけど好きになれない曲。PVではなんかレズっぽい方向に走っているがこれもよく意味が分からない。とりあえず「藤本にとって初キス」などとスポーツ紙に書かれたことに際して松浦は「私だって初めてだった」とラジオでこの書かれ方に怒っていた。

2.メロディーズ(ピアノ独唱Version)
手抜きC/Wよりもさらにひどい展開に。ピアノ1本でこの地味で淡々とした曲が延々。元からシンプルな曲なのにピアノ1本は辛すぎる。せめて1コーラスとかの短縮系にしてくれ。

印象度★★☆☆☆

stain SOPHIA 2006/10/18 レンタル 初登場10位 売上1.2万枚
1.stain
A面っぽくない重くて暗い曲。だが今のこのSOPHIAにこそ可能性を感じる…と書くと偉そうだが単純に好きになれる。

2.go ahead and try
一転して明るめの曲でこっちがA面っぽい。だがメンバー曰くこの順番になっていることに意味があるらしい。確かにこの流れだと聞いた後の感じは良い。ていうか両A面にしたほうが良かったのでは。

印象度★★★★☆

さよならの表情 キンモクセイ 2006/10/18 レンタル 初登場67位 売上0.1万枚
1.さよならの表情
ドラムの人とツインボーカル体制。ツインボーカルなのだが実質的にはコーラスに近く、ラストサビで2フレーズのみ単独ボーカルが入っている。今回はアコギなしでデビュー当時に比べれば個々の楽器の音も随分バンバン鳴っているなという印象。それでいてどこか「あの頃の匂い」は忘れていないあたりに「らしさ」と進化を感じた。

2.真っ赤な林檎にお願い
こちらはさらにバンドの音が鳴っている。メンバーの多さの割にはデビュー当時はあまりにバンドの音を抑えすぎていたと思うのでこのくらいの方がそれぞれの立ち位置は見えてきてバンドっぽさは感じる。しかし随分鳴らすようになったな。

評価★★★☆☆

SAYONARA ORANGE RANGE 2006/10/25 レンタル 初登場3位 売上10.3万枚
1.SAYONARA
ドラマ「鉄板少女アカネ」主題歌。これまでは比較的ドラマに合わせて曲を提供していた彼らだが今回は関係が全く感じられない。ユースケ・サンタマリアが死んでしまって幽霊となり彼女を見守るというPVの方で曲に合わせたストーリーが展開しているし今回のタイアップはとってつけたような感じだ。すっかり人気は激減してしまい、この曲も1年前なら初動で余裕で越えていた10万枚を累計で越えるのがやっと、というあまりに激しい没落ぶりだが案外こういうときに名曲が出てきたりする。昨年の『お願い!セニョリータ』以降は全く興味なかったが今回は引っかかった。個人的には『花』以来の名バラードだと思う。なんかいつの間にかはじけた曲ではじけきれなくなってしまったのか路線的にも迷いが見えている感じはするのだが、こういうバラード的な曲は勢い的にも浮ついていた『花』の頃よりも今だからよりしっくり来るようになった感じもする。

2.YARISUGIマンボウ
わりかしおふざけノリの曲だが仕事も勉強も何事もやりすぎるなよ!と歌う何気に疲れた現代人にいいこと言っている曲。なのだが、曲調がふざけているのであまり心には響かない。

3.ロンリーファイター
時代劇調のふざけた語りから始まる曲。『花』も『ラブ・パレード』もC/Wの手抜き具合がひどかったのであれに比べればマシだがそれでもまだC/Wだからのやりたい放題というか適当ぶりは抜け切らない感じ。

印象度★★★★☆

Innocent Love THE ALFEE 2006/10/25 レンタル 初登場7位 売上3.5万枚
1.Innocent Love
最近の中ではキーも抑え目、落ち着いた曲である。何か予測不能な動きをするように聞こえるのは半音上げを駆使してるからなのか。98年以降のシングル曲では見せなかったタイプの曲なので新鮮だった。

2.ONE
恒例のマラソンテーマソング。少なくとも98年以降では恒例のひたすら応援しまくりの応援歌。正直この手の曲は98年以降のシングルだけでもかなりマンネリ化していて、主張もほとんど同じに感じる。

評価★★★☆☆

セーラー服と機関銃 星泉 2006/10/25 レンタル 初登場4位 売上8.0万枚
1.セーラー服と機関銃
長澤まさみ、その甘い声でのボーカルはまあ…。何ともコメントしがたい感じで。別に下手じゃないけど上手くもない。普通。長澤まさみの甘い声が好きな方はかなり堪能できるので最高かもしれない。「愛したおとこたちを〜」の部分とか舌っ足らずの甘甘な声で歌われてもギャップがあるのだがこれは薬師丸ひろ子の当時の年齢からしてもそうか。そのギャップはわざとなんだろう。

3.セーラー服と機関銃〜TV edit〜(2曲目はfor Sing(カラオケ))
2曲目のカラオケを挟んでこちらはテレビオンエアバージョン。単に1コーラスにエディットされただけである。

印象度★★★☆☆

恋しくて/夢みたい〜だから雲に憧れた〜 森山直太朗 2006/10/25 レンタル 初登場27位 売上0.5万枚
1.恋しくて
今回も笹路正徳プロデュース。今回はその笹路氏によるピアノ1本独唱バラード。「さくら(独唱)」もそうだったわけだけどここにきて歌1本での勝負バラード。しかもかつてはほとんど避けていたラブソングという辺りはなかなか新鮮ではある。シングルとしてはやはり地味だけど確かに名曲。

2.夢みたい〜だから雲に憧れた〜
夢みたいを連呼するサビは印象的だが、メロディーを生かして落ち着いてまとめられたサウンドは笹路サウンドの特徴でもあるがその分、じっくり聞かないと印象が薄いのである。

印象度★★★★☆

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