2008年3月発売編

そのまま SMAP 2008/03/05 購入 初登場1位 売上15.7万枚
1.そのまま
稲垣主演ドラマ「佐々木夫妻の仁義なき戦い」主題歌。ドラマの方は初回こそ高視聴率かと思われたが、超絶失速一桁街道を突き進んでしまった。俺も中盤でリタイアしてしまったが、EDにかかっていたこの曲は当初から好印象だった。MONKEY MAJIKの提供曲ということで、アルバムで香取のソロ曲を提供して以来2度目となる。「西遊記」繋がりで香取が悟空として参加したりと交流は深まっている模様。シンプルな曲ながらスーッと入ってくるメロディーはツボにはまった。最近のシングルの中でも抜群の名曲。MONKEY MAJIKは『フタリ』というシングルも良かったけどもしかしてバラードの方が才能あるんじゃないか?テレビ出演では『夜空ノムコウ』以来10年ぶりにアコギ弾きながら歌うキムタクの姿が。前作の軽い手抜きダンス路線よりやっぱこうだろう。歌唱は危ないけどご愛嬌。

2.White Message
時流に合わせたようなシンプルリズム+聞かせるサビ+ラップっぽい平メロという構成の曲。ホント、前作は急造したんだろうなぁと思える。このレベルが正常だよ。ホワイトデーを意識しているようで、そのためにこの曲も両A面扱いになっているようだが両A面にしては扱いも小さいし、平均以上のC/Wというラインは出ていない。ソロパートが多く、サビでもソロで回しているが何故か一番安定しているはずのキムタクがあまり歌ってないような…。比較的出番が多い気がする草なぎも声量がガタ落ちしたけど、ここんところ稲垣もガタ落ちしてきた気が。香取は伸びのあるいい声してるし、中居は歌声を聞ける事がミラクルなのでいいとしても…やっぱ多忙な上に年が響いてきたかなぁ…。

CD盤面では2曲が並んで同じ大きさで配置されていて両A面っぽくなっているが実際ジャケットや帯の表記では全て『そのまま』のみパスワードが封入されており、特設サイトからPC用のスクリーンセーバーか携帯用の待ちうけFLASHのいずれかがダウンロードできる。パスワードが1回しか認証できないシステムになっているのでどちらかを選ばないといけない。共通でメルアド登録でホワイトデーにメールが届くサービスもついている。こういう初回特典は買い始めてから(『夜空ノムコウ』)初めてのような気がする。

印象度★★★★★

もう一度… JAYWALK 2008/03/26 購入 初登場42位 売上0.5万枚
1.もう一度…
「R35」発売元のワーナーからのリリースで数年ぶりメジャー復帰。アンサーソングということで、かなりサウンドも歌も『何も言えなくて…夏』を意識したような雰囲気になっている。それなりにいい曲で、近年の新曲はあまり聞いていないのでどんなものなのかは分からないが、久々にヒットを狙えるチャンスだけに相当に気合は入っているように思う。ただアンサーソングという割にはあまり繋がりがないような感じもする(フレーズ引用するとか)。

2.世界よりも君が大切だと思った
優しい系のバラード。近年はこういう作風の方が多いのかな。普通にいい曲。

3.何も言えなくて…夏 2008
06年に当時のままのアレンジでの再レコーディングをしたばかりだったがまた新たに録音したようだ。アレンジは大幅に変わっていないが全体的に響きがソリッドになっていて、かっこよくなっている。ラストサビ前の間奏では原曲にないギターソロが追加されていたりもするが、改めてやはり名曲だし『もう一度…』よりもやっぱ数倍は輝いている

印象度★★★★☆

君 station ORANGE RANGE 2008/03/05 レンタル 初登場2位 売上4.7万枚
1.君 station
ドラマ「ロス:タイム・ライフ」主題歌。ドラマを見ていたのでいいな〜と思っていたのだが、彼らの聞かせる系の曲の中では今回はけっこうシンプル。HIROKIのボーカルがメインになっていて、RYOのラップのようなパートが最後のサビ後に置いてある(『ラヴ・パレード』『SAYONARA』)わけでもなく、普通に2番に盛り込まれていてそのままサビを繰り返して終わる。安定感と落ち着いてきた印象を受ける一方でけっこう普通かもとも思った。構成的に普通だとボーカル3人もいる意味があまり見えないというか。ハモリがうまいわけでもないしね。

2.powder beats
アコースティックギターをバックにHIROKIが歌っているのでこの人、いよいよ歌い上げる方向に目覚めたのかな〜と思っていたらいきなりハイテンポなロックサウンドに変貌。何故か3月になって冬の曲。まさか映画「銀色のシーズン」主題歌を狙っていたわけではないよな?ノリ的にけっこう映画に合わせたような空気も感じた。

3.(仮)ラララ
仮とか書いてあるがデモでもなんでもなくて普通にちゃんと作ってある曲。全盛期の彼らはC/Wに実験しすぎて意味不明な曲ばかり入れていた印象があるんだけど(借りたシングルがたまたまそうだっただけか?)最近ちゃんとメロディーあるのを書いてるね。

評価★★★☆☆

桜の花、舞い上がる道を エレファントカシマシ 2008/03/05 レンタル 初登場12位 売上2.2万枚
1.桜の花、舞い上がる道を
エレファントカシマシが再び来ている!おおよそ10年前にそれまでのメロディーほとんどないような激しい叫びからポップ路線に転向。やがて名曲『今宵の月のように』をヒットさせ、しばらくは極上のメロディーを歌っていた。だが再び激しさが戻ってきて『ガストロンジャー』で再び激しく叫んで以降は、聞かせる曲もあったが比較的地味な存在になっていた。リリースも開き気味になっていたが昨年移籍を機に再び極上のメロディー路線になり、活発な活動を行い始めた。単純に名曲。高音ギリギリのサビはそこまで無理せんでも…という気もするがこれまた極上。

2.それを愛と呼ぶとしよう
アコースティック調で始まりやがてバンドサウンドになっていく。やはりメロディーがかなり聞かせるものになっている。改めて宮本氏のメロディーメイカーぶりがよく分かる。

印象度★★★★★

二人 aiko 2008/03/12 レンタル 初登場3位 売上8.2万枚
1.二人
春らしい爽快なアップテンポ曲。個人的には久々に大当たりな1曲。発売前からラジオでも聞いててけっこう印象良かったんだけど、その時は普通にラブソングなんだと思っていた。いざちゃんと歌詞を見てみると、後半にかけて何だか一方通行な雰囲気が漂ってくる。最後には「二人」は、「私」と「あなた」の事ではなく、「あなたが見ているのはあの子」と第三者が登場。一方的な片思いソングだった事が分かり、ガラッと聞こえ方が変わる。深いなぁ

2.ひまわりになったら
インディーズ時代のリメイク。これもけっこうテンポのいい曲調ですっきり聞ける。しかしaikoはインディーズ時代から既にもうaikoの曲というものを確立していたんだなぁ…。何故かコモリタミノルが手がけたデビュー曲「あした」だけが未だにものすごく浮いている…。

3.寒いね...
ピアノ1本バラード。いいといえばいいのだがこの手の曲はあまり好きではないのでそんなに印象には残らなかった。

評価★★★★☆

ずっと一緒さ 山下達郎 2008/03/12 レンタル 初登場4位 売上11.2万枚
最高3位
1.ずっと一緒さ
ドラマ「薔薇のない花屋」主題歌効果で久々に大ヒットといえるヒット。シングルとしてここまでのヒットはそれこそ『ヘロン』以来10年ぶりくらいじゃないだろうか。中身の方は王道の極上バラード。名曲だが、最後の「ずっと」連発は個人的に少しくどい。しかしこれで売れるなら少し前のやはり王道バラード『FOREVER MINE』だって大ヒットしてそうなもんだがタイアップ効果ってまだまだバカにできないなと思う。

2.バラ色の人生〜ラヴィアンローズ
1947年の洋楽カバーのようだ。アカペラではないがほとんどそれに近い1人コーラス中心の曲でテンポ良く2分程度で終わる。

3.ANGEL OF THE LIGHT(Single Version)
シングルバージョンってアルバムにこんな曲入ってたっけ?オリジナル曲だが全英語詞。やはり王道の極上系メロディー。05年のアルバムではもう少し地味な大人な作風が多くなってたので久々にメロのよさを感じた気がする。

評価★★★★☆

青い鳥 ゴスペラーズ 2008/03/12 レンタル 初登場14位 売上1.8万枚
1.青い鳥
シングルだけずっと借りてたのだが、最近あまりよく思えず前作ではついに借りるのを止めてしまったのだが今作は久々に王道の聞かせるバラード。当初はもう借りないつもりでスルーしていたのだがサビ聞いて気に入ったので追加で借りてきた。個人的にR&Bやブラック路線が苦手なのでゴスペラーズに関してはこういう直球バラードだけは最高に思える。ストリングスだけで聞かせる1番からベースドラムが入って盛り上がっていく構成も良い。

2.論舞
これも苦手な色があまり出てなくていい。

3.青い鳥-Movie Edit Version-
映画「うた魂♪」主題歌ということだが、原曲は6分もあって長すぎるので映画用に2番を丸々カットして1番→大サビ→ラストサビとつないだ4分のショートカットバージョン。ただ6分ある原曲もそのメロディーと構成のよさに引き込まれてあまり6分を感じない。

印象度★★★★☆

春風LOVER SONG CHERRYBLOSSOM 2008/03/12 レンタル 初登場63位 売上0.2万枚
1.春風 LOVER SONG
ツイン女性ボーカルと男性3人の演奏隊によるバンドの2枚目。作詞作曲はボーカルのMEEKO。卒業シーズンにピッタリの爽快な1曲。ひたすらテンションの高いサビにラップも一部導入したりしているがとにかく元気が出る。1度聞いただけで耳に残る名曲だ。今後も注目もポップバンドが久々に出てきた。

2.MOUSE TO CAT
こちらもアップテンポな曲。このバンド、演奏の男子3名の影が妙に薄いんだけど。作詞作曲がボーカルだし。サウンド的に何か特徴的ってわけでもないし。

3.INNOCENT
もう1人のボーカルMAICOが作詞で作曲はMAIKO、MEEKOとベースの83が共同。もう少し聞かせる曲。さすがにA面がずば抜けているものの全体的に好印象。

印象度★★★★★

LIFETIME LOVE THE ALFEE 2008/03/19 レンタル 初登場2位 売上3.9万枚
1.Lifetime Love
全開ポジティブな愛の歌。なんか最近むやみやたらにポジティブな曲ばかりじゃないか?ここまでマンネリな上に明らかに90年代後半頃のインパクトもあまりないし…。この年代でここまで深みのない歌詞というのもある意味で凄い。もうちょっと絶望からの復活的な感じの曲とか、大人のラブソングとか書けないものなのだろうか?

2.Wonderful Days
恒例の大阪国際女子マラソンテーマソングで、恒例の全開ポジティブ応援ソング。全く同じ内容で何十曲も作れるのも凄いが、『希望の鐘がなる朝に』などに励まされてきた俺でもなんかもう深みも感じないし、ピンと来ない。

4.Going My Way(Live Version)
ボーナストラック。3種類全てで違う曲のライブバージョン収録。これも信じた道を進んでいけ!的な応援歌。なんで響かないかって凄い上から目線で命令調だからなのと90年代から聞いてる俺でさえ飽きるほどに同じような路線の曲が量産されてるからだろう。

印象度★★☆☆☆

夢が咲く春/
You and Music and Dream
倉木麻衣 2008/03/19 レンタル 初登場5位 売上2.8万枚
1.夢が咲く春
徳永曲。実にらしい感じの低音が効いた曲。まあ悪くは無い感じ。無難といえば無難だがやはりもう少しインパクトのある曲はそろそろ欲しいところだ。

2.You and Music and Dream
大野愛果×Cybersoundという初期布陣による曲だが…。大野にもはや初期のキレはなく、何故か昨年辺りから復活したCybersoundにもキレがない。別に悪い曲ではないが印象は薄い。

印象度★★☆☆☆

初恋 GOING UNDER GROUND 2008/03/19 レンタル 初登場21位 売上1.0万枚
1.初恋
83年の村下孝蔵の名曲をカバー。「白いなっちゃん」CMソングということで、そのままCMの堀北真希がジャケットPVにまで出演。泣き顔を披露している。実は原曲はメロディーこそ耳に残っていたがアレンジとかはあまり知らず、04年にSomething ELse大久保のソロ活動時にC/Wでカバーしていたバージョンの方が馴染み深かったりする。今回はGOINGらしい胸キュンな雰囲気を演出しつつも、基本的にメロディーを前面に出していてバンドの音は抑え目にしている感じ。特にギターはガンガン鳴らさずにミュートさせている部分が多い。いいカバーだと思う。

2.イージュー・ライダー
96年の奥田民生の名曲をカバー。07年10月のトリビュート盤『奥田民生・トリビュート』に収録されていた音源。比較的原曲に近いアレンジの中にGOING色を加味させている感じ。

3.Y
95年のスピッツのアルバム『ハチミツ』収録曲のカバー。02年のトリビュート盤『一期一会』収録音源。これは原曲のスピッツが男性にはキーが高すぎて歌えないこともあってか、キー下げしてアレンジも全く違うものになっている。スピッツファンだがこの曲自体にはあまり印象が無いため、まあ普通にいいんじゃないかと。

印象度★★★★☆

Break the Chain Tourbillon 2008/03/26 レンタル 初登場3位 売上3.3万枚
1.Break the Chain
「仮面ライダーキバ」主題歌ということで、編曲に作曲者と共同で参加している以外は完全に特撮方面の方にお任せしている模様。自作ではないということもあり、かなり印象は違う。特撮ロックとでもいうのか、インパクトは強いが果たしてこれをこのバンドでやる意味があったのかは少々疑問だ。

2.Break the Chain TV size edit
1コーラスのみのテレビバージョン。

3.Break the Chain I.MIX
4.Break the Chain H.MIX
IはINORAN、Hは葉山のことだと思われるが歌の無いインスト曲。なんだかよく分からない。

印象度★★★☆☆

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