2008年11月発売編

The Shock Of The Lightning OASIS 2008/11/26 購入 初登場93位 売上0.1万枚
1.The Shock Of The Lightning
元々アルバムの先行シングルだったのだが、日本では発売されていなかった。映画「K-20」主題歌になったということで、日本でもシングルカットされた。アルバムの中でもリード曲だっただけあって、最も耳に残る1曲。繰り返しの多い構成だが、一貫して鳴り続けるギターロックサウンドはかっこよくて心地いい。

2.The Shock Of The Lightning(The Jagz Kooner Remix)
日本初収録となるリミックス(輸入盤ではアルバムから2枚目となるシングル「I'm Outta Time」がシングルカットされ、そのC/Wに収録されている模様)。曲が長くなっている。印象的なギターとドラムがぎっしり詰まっていた雰囲気を少しスカスカにしたような感じ。面影がない程の変更は行われていない。これはこれでありだけど、まあわざわざ聞くほどでもなかったか。

3.Load Don't Slow Me Down
CD未収録だった配信限定の曲。恐らく今後もここでしか聞けないと思われるが、そこまでの名曲というわけでもなかった。それなりにはいいけど。

まあ総じてアルバム持ってれば別に…という内容ではあるのだがこれで500円という破格が良かったので購入した。値段を考えればかなりお得だと思う。

印象度★★★★☆

Miraculous Night 長瀬実夕 2008/11/26 ダウンロード 配信限定
1.Miraculous Night
配信限定の曲。公式サイトが非常に不親切で、適当な案内しかしていない上に、配信サイトも限られているため入手方法が非常に分かりにくい。とりあえず事務所のCAM ENTERTAINMENTのサイトでは1番でかく宣伝しているが、1番自分が儲かるからなのか自社配信での着うた・着うたフルしか紹介していない始末。公式含めてレコ直、mu-moでは19日から先行配信とか言っていたのだが、正式なDL開始日になっても一切情報が更新されず結局DLサイト増えない始末。一時期はあまりに情報がないので、PC配信やってないのかとあきらめていたのだが、PCダウンロードで入手できるのはどうやらエイベックス直営のmu-moだけらしいことが調べたら判明したので、ここでDLした。そのmu-moでもさほど宣伝していないため、検索したらさりげなく出てきたというレベルでこれはもう売る気ゼロとしか思えない。

てっきり退屈なバラード曲だと思っていたのだが、アップテンポでウキウキ感全開の明るいクリスマスソングだった。これは正直驚いた。ソロになってからこんなに明るい曲は史上初だ。地味なアコースティックナンバーであった前作「茜」をあんなにプッシュしたのにさほど当たらなかったのは正直当然としか思えなかったが、何で今回のような勢いのある曲を配信限定にした上に、宣伝もろくにしないというこんな酷い扱いにしてしまったのかソロになってからの最高傑作といってもいいほどの名曲だ。明るいクリスマスソングを聞きたい方、ZONE好きだったけどソロになってからは正直…という人でもこれまでよりも圧倒的に満足できるんじゃないかと思う。

評価★★★★☆

PCではmu-moのここで200円で配信中

携帯ではレコ直か公式サイトで着うた100円・着うたフル300円で配信中

Beautiful days 2008/11/05 レンタル 初登場1位 売上46.6万枚
1.Beautiful days
ドラマ「流星の絆」主題歌。切ないけどさわやかなメロディーの切な系ポップ。とにかくすぐ耳に馴染む分かりやすいメロディーなので親しみやすい1曲。ジャニーズ王道ポップではあるが、ここまでポップで分かりやすいのってなかなか出てこないので単純にこれは嵐の勢いもあるのだろうか。サクラップが無いどころか、定番の大野のソロもなく、1フレーズだけ主演の二宮がソロを歌っているだけなのは新鮮。

2.僕が僕のすべて
au BOXのCMソング。大量OAされているCMソングレベルではもうC/Wというのが最近の定番パターンであるが、この応援歌系の歌詞はCMの「もし嵐が嵐じゃなかったら」にもリンクするような内容になっていてコンセプトもしっかりハマっている。このレベルでC/Wに平然と回せるというのはやはりジャニーズの中でも破格では…。

3.忘れられない
通常盤のみの収録。やはりこれも曲が非常にいい。もうちょっとV6とかタキツバ辺りに回してやれよと言いたくなるほどである。ちなみに今回サクラップが3曲とも無く、ひたすらジャニーズポップだったのは少し残念だが、曲の良さで気にならない。

評価★★★★☆

シシカバブー ゆず 2008/11/05 レンタル 初登場2位 売上6.7万枚
1.シシカバブー
ドラマ「サラリーマン金太郎」主題歌。北川は月9の方に出演しているが、別の局の別のドラマの主題歌を同時期に手がけるということになった。作詞作曲がゆず名義になっているのは史上初だという。曲のほうもはじけまくっており、これまでたまにアルバムなどではこういう明るいノリは見せていたものの、シングルでここまで明るくはじけたのはかなり異色感が漂う(PVでの北川の女装は過去にもっと凄いの(『恋の歌謡日』)があったけど)。サウンドプロデューサーはいつもの寺岡さんではなく、アルバムや前作に続いて蔦谷好位置となっている。今年は少し改革の年だったのかもしれない。ただこの曲でテレビに出たときは満面の笑みでついにはギターを捨ててダンサーと一緒に踊りだしてしまう北川さんと、いつもと変わらぬ様子でマジメにパフォーマンスしている岩沢さんとのギャップが物凄いことになっていた。

2.ボサ箱根
北川曲。温泉でのんびりしよう的なのほほんソング。こちらは寺岡呼人との共同プロデュース。

3.使い捨て世代
岩沢曲。ゆず単独のセルフプロデュース曲で、アコースティックギターによる軽快な弾き語り曲。もっともゆずらしいイメージの曲だ。3曲目にこれがあることで、少し落ち着く。

評価★★★☆☆

今日も どこかで 小田和正 2008/11/05 レンタル 初登場4位 売上5.1万枚
1.今日も どこかで
「めざましテレビ」テーマ曲。今年は朝が遅く、あまり番組を見ていなかったのだが、たまに見るときなど耳には残っていた。コーラスに何故か松たか子が参加しているのがポイントか。それにしても60越えてこの透明感は凄い。凄い名曲というわけではないが、朝だけとは言わず、すっきりした1曲。

2.今日もどこかで(会場のみんなとバージョン)
武道館ライブで観客が大合唱したものを編集したバージョン。この武道館公演2日間のうちの1日にうちの両親が行っており、これを収録する一幕があったと聞いていたのが今回このシングルを借りた理由だったりする。歌いだしのみ、小田さんがリードするが後は観客が大合唱。「めざまし」では馴染んでいたとはいえ、発売前の楽曲をサビ以外も全員が合唱できているのは何気に凄い。wikipediaによれば武道館2日間の公演での歌声収録で、演奏はまた別の日の音源と書かれていた。クレジット上では武道館とはかかれておらず「Vocal:全国の会場のみんな」となっており、コーラスにはここでも松たか子がクレジットされていた。

印象度★★★★☆

若葉 スピッツ 2008/11/05 レンタル 初登場5位 売上3.7万枚
1.若葉
盤石の1枚。アルバムから1年。5年以上続いた亀田誠治もさすがに離れて新展開を見せるかと思ったら、あくまで安定の方向性で亀田誠治との共同プロデュースも続いていた。アコースティック全開で始まって、2番から本格的にバンドが入ってくる構成はスピッツには珍しい。やや地味ではあるが安定していい曲

2.まもるさん
スピッツらしいシンプルなバンドロックな曲。けっこうサビとかはメロディーも良くて、やはりC/Wでも実験に走ったり、手抜きだったりしない姿勢は一貫している。

印象度★★★★☆

ヒトヒラのハナビラ ステレオポニー 2008/11/05 レンタル 初登場25位 売上1.1万枚
1.ヒトヒラのハナビラ
アニメ「BLEACH」ED。沖縄出身の3人組ガールズバンドでメンバーAIMI(Vo.&G)、NOHANA(Ba)、SHIHO(Dr)。作詞作曲はAIMI&ステレオポニーとなっているので、AIMIが主導権を握っているようだ。同時期にSCANDALもデビューしているが女子高生を前面に出しているあちらに対して、こちらはそういった面は一切打ち出していないため、あまり若さ自体は強くアピールしていない。実はSCANDALより平均年齢がわずかに若かったりもするんだけど(ステレオポニーは18歳が2人、19歳が1人)。曲自体は普通にロックバンドしていて、淡々としているがかっこいい。正直大きなインパクトは無いが、今後の飛躍には期待できる。

2.ニャーミイ
歌う人によればもう少しかわいらしいラブソングになったのだろうけど、AIMIがけっこう淡々としているので印象はクール。

3.勇敢なファニーフレンズ
こちらはアップテンポ。雰囲気自体は勢いはあるのだが、印象はやはり淡々としている。アニメ以外で売れるにはもう少し飛躍する必要があるかもしれない。

構成からしてもチャットモンチーに雰囲気が近い。あまり売れ線のポップ性やガールズ的な側面ではなく、あくまでバンドとして売り出していく気なのかもしれない。

評価★★★☆☆

あしたの空 SPEED 2008/11/12 レンタル 初登場3位 売上7.4万枚
1.あしたの空
過去2度の再結成を経て、今回は完全な再結成。各メンバーのCDリリースはほぼ完全に干された状態となっており、久々の表舞台復活といった印象も。ドラマ「OLにっぽん」主題歌。作詞作曲は昔と同じ伊秩弘将だが、編曲はおなじみの水島康貴ではなく、U-key zone,中山聡となっている。当時の同世代がちょうど社会人になっている時流に合わせて、こんな時代だけどそれでも明日を信じよう的な楽曲になっており、伊秩さんがこの曲にこめた思いをライナーノーツで歌詞カードに長々と書いている。復活を飾るには十分な気合の入った曲。以前の2度の再結成の時点でそうだったけど、歌声は大人になったなという感じがする。

2.SOMETHING NEW
ややクール系の曲。解散直前も少しクールな方向性を見せていたが、時代と年齢的に考えてもやはりこういう方向になっていくのか。この路線で続くと正直あまり好きにはなれない。

3.White Love〜STEADY〜Body&Soul 2008
過去のヒット曲の再録音メドレー。1コーラスずつくらい。この曲は水島康貴の編曲になっているが、原曲とほとんど同じアレンジなので新たに参加したのかどうかは分からない。「White Love」なんかは以前の再結成でもリメイクされているけど、声が当時よりも落ち着いており、やはり大人になったなぁと強く感じる。面白いのは歌詞に関してはむしろ当時より今の方が年相応っぽい感じがすることか。当時いかに大人びた曲を歌わされていたかが分かる。しかし、やはり当時の若さゆえの無敵ぶりはあの頃だけのものだなとも思う。「Body&Soul」なんか特にあの勢いは圧倒的な若さだったんだなぁ。果たして人気は持続するかどうか…。

評価★★★☆☆

Dream Fighter Perfume 2008/11/19 レンタル 初登場2位 売上10.5万枚
1.Dream Fighter
タイトル通り、応援歌。シングルは借りるつもりはなかったのに、何だか徐々にこの不思議な魅力に引きずり込まれた。特に今回は「ポリリズム」とかよりも好きかもしれない。今回このスピード感とかも気に入ったんだけど、他のこの系統の歌手には興味湧いてこないので、やっぱ何か不思議なオーラがあるのだろうか。個人的にはこのサウンドでもう少し生声に近い質感のバージョンを聞いてみたい

2.願い
ゆったりバラード。相変わらず声は加工されまくっているのが不思議な浮遊感を生んでいる。

印象度★★★★☆

24 Xmas time 倉木麻衣 2008/11/26 レンタル 初登場7位 売上2.7万枚
1.24 Xmas time
作曲:All The Rage、編曲:All The Rage,JJ&Carious Hという見た事の無い面々による制作。誰だこれは?外人なのかユニット名なのか。前作は爽快ロック風で驚いたが今回は比較的らしい感じのシンプルな打ち込みサウンドになっている。KEN-RYWという男性ラッパーによるラップが中盤以降は絡んでくるビーイングなりに「テルマ手法」をやってみました的な感じだが、いかんせん淡々としていて特に残るところはない。ここのところは毎年クリスマスっぽいウィンターバラードを出していたが、それらに比べれば少しはテンポがあるのでマシかなという程度。

2.All I want
作曲:Yoo,Hoe Joon、編曲:Yoo,Hoe Joon&池田大介によるクリスマスバラードナンバー。こちらは王道のバラードといった雰囲気。サウンド的に模索している感はあったが、結局は基本のところに帰ってきたという感じか。去年とかこの程度でA面になっていた気がするので、少しはマシになっているのか。

3.24 Xmas time-Grinch remix-
通常盤のみ収録。なりふり構っていられなくなってきて複数商法にも徐々に手を出しつつあるビーイングだが、まあリミックス程度ならマシなほうだろう。PZILLAというリミキサーによるリミックス。いかにもリミックスといった感じで、サウンドはリズム重視になっている。メロディーやボーカル自体は解体されていないので別アレンジとしてそこそこ聞ける。

印象度★★★☆☆

戻る