2009年4月発売編

Celebrate DEEN 2009/04/29 初回盤購入 初登場15位 売上1.0万枚
1.Celebrate
結婚をテーマにしたストレートな曲。飾らない言葉でとにかくストレートに新郎から新婦への愛を歌う。アコースティックでサビから始まり、1番はアコースティックで通して2番からバンドが入り、そのまま間奏なしで終了。何の変哲も無い王道のポップソングという印象だが、マンネリというよりかは何度も聞けるスタンダードな曲という印象。

2.Dear Friend
こちらは一転して爽快なポップロック。こちらは新郎の友人という視点からの曲で、青春時代の思い出を回想しつつ、今日という晴れの日を迎えたことを素直に祝福するという感じ。特にAOR時代はファンキーだったり変なノリの曲が多かった田川曲だがここのところはさわやかロック路線が多く、DEENのイメージに合わせてきている印象。

3.ノスタル〜遠い約束〜-Acoustic Verison-
先日出たばかりのアルバムから早くもリメイク。今回はウェディングシングルというコンセプトなので1番雰囲気が近いこの曲が選ばれたのだろうが、元からアコースティック色が強いバラード曲だったので(後半はバンドが入ってそこそこ盛り上がるが)、恐らくこのバージョンをCD化する予定の有無に関わらず、ライブで披露する場合はアコースティックコーナーだったと思われる。それくらいアコースティックなイメージがあったのであまりイメージが変わらない。むしろこっちがメインのバージョンになり、バンドバージョンがライブで披露されることはないのでは?どうせならアルバム「pray」のウェディングソング「I say to my love」あたりをアコースティックで新たにアレンジした方が懐かしくてよかった気がするが、そうすると「Celebrate」と設定が同じなので(新郎の思い)、回避したのだろうか。

DVD
1.永遠の明日<Ballad Version> VIDEO CLIP

まさかこのバージョンのPVも作るとは…と驚いたが案の定、元のPVの映像と未公開カットも多少使ってるのかな?とにかく元のPV撮影時の素材をすりきれた映像風に加工して再編成したもの。PVの本来の意味はプロモーションなわけだから、今のDEENにとって最もプロモーションになるこの曲の別バージョンのPVまで加工して作るのは確かに行動としてはありだが、感想としてはなんともいえない感じ。

2.『DEEN NEXT STAGE』セルフ・ライナー・トーク
ライナーノーツではなく、映像で先日出たアルバムについて1曲1曲制作エピソードや思い出を語っていくこのDVDのメイン。新たに判明したエピソードなどもあり、時期的にちょうどアルバムを聞かなくなってきた頃だったがもう1回聞いてみるかという気にさせてくれる。なお池森がほとんど喋り倒しており、リーダー山根のテンションは異常に低い。ライブでのハイテンションや面白キャラはかなり事前に「行くぞ」とばかりにアゲてアゲて持っていっているテンションなのだろう。

3.テイルズオブフェスティバル2008「夢であるように」Special Live Mix
昨年秋に、文京区のシビックホールで行われたゲーム「テイルズ〜」シリーズのイベントにDEENがゲスト出演。数曲を披露したらしいがその中から「夢であるように」を収録。カメラ自体がサイド、正面の3台のみでステージ前にもないため、映像としては資料用に近い感じがするが、その分をゲームの映像を挟むことで埋めている。歌い方は最近の通りでサビの一部「何度も〜♪」のところで裏声を使用している。またHIDEのドカドカドラムが妙にリアルに収録されてしまっており2番以降ドッシャンドッシャンとドラムが異常に派手なのが分かる。最近は以前に比べてかなり音量を抑えるようになってきていたはずだが…。

評価★★★★☆初回DVD付  

PUZZLE/Revive 倉木麻衣 2009/04/01 レンタル 初登場3位 売上4.6万枚
1.PUZZLE
作曲:望月由絵&平賀貴大 、編曲:小澤正澄。劇場版アニメ「名探偵コナン 漆黒の追跡者」主題歌。小澤正澄がここで出てくるとは予想外だったがさすがに倉木麻衣で激しいギターが前面に出るのは回避したようだ。ギターは抑え目だがそれでも激しさはある曲。男性ラップを取り入れたりとかなりかっこいい雰囲気になっており新境地ながらあくまでらしさは損なわないというところは素晴らしい。ここ2年くらいで何かが変わってきている気がする。

2.Revive
作曲:大野愛果、編曲:Miguel Sa Pessoa。昔と同じ制作陣。最近あまり見かけなくなってきたが、確かに昔ほどのキレが見られない以上はもう毎回毎回起用する必要もないのかも。新制作陣の方が明らかに勢いがあるし。こちらはアニメ「名探偵コナン」OPとのことで一応テンポはあるのだが、パーカッショナブルなリズムのクールな雰囲気でかなり地味。あまりOPっぽい気がしない。そもそもあまりA面という気もしない。こっちが1曲目の盤も出ているがそこまでする曲という気はあまりしない。C/Wでも良かったと思う。

3.The ROSE〜melody in the sky〜“Live Rehearsal Session”
初回盤のみ収録。2ndアルバム収録曲という懐かしい選曲。内容は「じゃ、お願いします」という倉木の声から始まり、アコースティックギター1本でアルペジオによるシンプルなもの。サブタイトルからするに、ライブのアコースティックコーナー用のリハーサル音源ということなのか。曲は1コーラスのみで2分台と短い。

評価★★★☆☆初回  初回     

コブクロ 2009/04/15 レンタル 初登場2位 売上9.9万枚
1.虹
JALのCMソング。久々にテンポのある曲だがアップテンポというほどアップではない。さわやかな曲調で力強いサビも耳に残るが何だかどこかしっくり来ないところがある。実際チャートからも彼らにしては早いスピードで落ちていってしまったが、単純にメロディーのインパクトがピークを越えてしまったともいえるかもしれない。ただ今回に限っては曲の本来のスケールとアレンジのスケールがかみ合っていない気もした。要するにド派手にストリングスで曲を盛り上げているのがやや過剰になってしまっている。もっとシンプルにギターを生かしたアレンジでもさわやかさや力強さは活きた気がする。売れるとどうしても派手に派手にっていう傾向になるものなのかな。

2.Summer rain
アニメ「クロスゲーム」OP。EDの絢香が両A面2曲目に選んでいたことを考えると普通にC/Wにしてしまうコブクロは随分と余裕がある。近年は壮大な曲ばかりだったので、あまり見られなかった軽やかでリズミカルな曲。そこまで印象的な曲ではないが、売上全盛を迎えてからのコブクロの方向性に少し違和感があったので(長い+バラードばかり+やたら派手)こういう曲が出てくると少し安心

3.ルルル
アコースティックなバラード。ピアノとギターばかりでじっくり聞かせる。今回のシングルでは3曲目でようやくバラードという流れなので、少しいい感じに聴こえてくる。

評価★★★☆☆初回DVD付  

逢いたい ゆず 2009/04/22 レンタル 初登場3位 売上9.6万枚
1.逢いたい
NHKドラマ「ゴーストフレンズ」主題歌。はじけた前作から一転してシリアスなバラード。サビではストリングスも入って豪華に盛り上がる。メロディーも強い感じでかなり名曲といった感じの雰囲気が漂う。今までありそうでなかった気がするのはプロデュースがここ最近になって蔦谷好位置との共同に変更になったからだろうか。

2.みらい
横浜港開港150周年記念曲。地元ということで選ばれたのだろうが、150年の記念だけにやはりこちらは希望あるバラードといった感じで両A面でも良かったような風格がある。最後は合唱系の盛り上がりを見せて6分を越えている。バラードが2曲並ぶので何だか良さを潰しあっている気もしてしまうのが少しもったいない。こちらは武部聡志との共同プロデュースで作詞作曲もゆず名義。これまでほとんどどちらかの作詞作曲で寺岡呼人とのプロデュースだったのでこの1年くらいで他のアレンジャーと組んだり、ゆず名義での曲が出てきたのは大きな変化だ。曲自体、大きく変わったわけではないがどこか新鮮な風が吹いている気がする。

ていうかゆずのCDに寺岡さんが参加してないのってこれが初?

印象度★★★★☆

I do it ステレオポニー 2009/04/22 レンタル 初登場13位 売上1.1万枚
1.I do it
プロデューサーやアレンジャーが同じという縁もあってYUIが作曲提供した曲。いきなり裏返るところから始まるサビのメロディーとか、いかにもYUIといった雰囲気が漂う。とはいえYUIっぽいなという印象以外には普通な曲。それよりもYUI含めて何だかミックスバランスとかの方向性がロックサウンドならもう少し迫力ある感じにならないかなとか思う。

2.シグナルが青に変わるとき
AIMIの自作曲。アコースティック風味の暗めの曲。YUIが提供しようとしなかろうとサウンドプロデューサーの影響なのか、結局サウンドの雰囲気がYUIに近い気がする。

3.泪のムコウ〜AIMI Acoustic Version〜
この辺もYUIっぽい気がする原因の1つだが、前作のアコースティックバージョン。しかも3人バンドなのに作詞作曲を手がけるボーカルが1人でアレンジャーと編曲して…となるとどうしてもワンマンバンド色が強くなってしまう。ちょっとこのバンドは期待した方向とは違っているというか期待してたほど良くは思えないのでこれが最後かな…。

印象度★★★☆☆初回DVD付  

MY BOY Buono! 2009/04/29 レンタル 初登場7位 売上2.3万枚
1.MY BOY
以前からメンバーのことはよく知らないが外部作家が手がけていてロック路線のBuono!ってけっこう曲はいいんじゃないか?と思っていてアルバム聞いてみたら案の定凄い良かったのでついにシングルも借りてみた。ただ前作からつんくが関与するようになってしまい、今回も作詞が三浦徳子、作曲がつんくというハロプロパターン。作詞がつんくじゃないだけマシなのと、ハロプロでは起用しない西川進の編曲による激しい打ち込みロックサウンドでかなりマシになっているものの、前々作以前のシングルと比べると冴えない。改めてつんくが関わらないほうがいい曲が出来るというのが浮き彫りになっているような…。あれだけの曲数を10年以上書き続けていたわけだしそりゃもう限界だろう…。無理して毎回毎回書き続けるのは辞めて全体のプロデューサー業に回って後進を生かしたほうがいいと思う。

2.ワープ!
こちらはいつものスタッフライターが手がけている。やはり明るさとか抜けが違う。こちらの方が爽快ロックしている。ロックアイドルとして明らかにこの方が王道というか、Buono!の曲という気がする。

評価★★★☆☆初回DVD付  

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