2009年8月発売編

イチブトゼンブ/DIVE B'z 2009/08/05 購入 初登場1位 売上37.6万枚
1st beat.イチブトゼンブ
ドラマ『ブザービート』主題歌。ロックながら実にキャッチーで耳に残るナンバー。B'zとしても久々に万人ウケする傑作が出てきた印象。02年のアルバム『GREEN』以降無くなっていた編曲表記が復活しているが何故かメンバーではなく寺地秀行という表記になっているのが謎だ。

2nd beat.DIVE
CMでも使用されているララララ〜♪と印象的なロックナンバーでやはりこちらも寺地秀行のアレンジでいつもよりも聞きやすい。これまでだったらこれが単独A面で、まあいつものB'zだなぁとなっていたところだと思う。

3rd beat.National Holiday
これは編曲表記が無い。適度にロックないつものB'zではあるが、心なしか今回の3曲はどれも聞きやすかった気がする。

評価★★★★★

そっと きゅっと/スーパースター★ SMAP 2009/08/26 購入 初登場1位 売上13.9万枚
1.そっと きゅっと
ドラマ「任侠ヘルパー」主題歌。優しい感じの曲だがアレンジが薄味すぎて印象もあまり強くない。久保田利伸が作曲ということだがあまりそれっぽくも感じないし。もうちょっと気合の入った曲を出さないと人気の方が厳しくなってくるのでは…。

2.スーパースター★
恒例テレ朝スポーツタイアップだが普通にC/Wレベルのとんでもなく軽いアップテンポナンバー。サビ以外のラップのような早口パートはPerfumeほどではないがエフェクトがかけられているなど奇妙な雰囲気が漂う。ポップナンバーは全部嵐に流出してしまっているのだろうか、ここに来て随分軽いサウンドが主流になってしまったのは残念。

評価★★★☆☆

だから一歩前へ踏み出して Hi-Fi CAMP 2009/08/05 レンタル 初登場43位 売上0.3万枚
1.だから一歩前へ踏み出して
前作に続いてのポカリスエットCMシング。爽やかな曲調といい、応援歌全開の歌詞といい前作と双子のような楽曲。ポップなメロディーラインは確かに耳に残るが個人的には前作同様にアレンジ(特にリズムの軽さ)が弱いというか無難すぎる気がする。

2.RadicalisM
やはりポップ一直線な曲。MCと表記されているボーカル2人のうち1人がややAメロでMCっぽいボーカルを聞かせるも基本的に歌モノ。全体的にこんな感じだと確かにいいメロディーは書いているんだけどアルバムまで聞いてみようかという気にはなかなかならなかった。

印象度★★★☆☆

なんちゃって恋愛 モーニング娘。 2009/08/12 レンタル 初登場2位 売上6.9万枚
1.なんちゃって恋愛
3連続で同じような大人っぽい曲調。今回はサビ前にラップパートを導入して差別化を図っているが、とりあえず3連続で似たような曲という印象でなんともかんとも。それでも「泣いちゃうかも」「しょうがない 夢追い人」に比べれば何となくこの曲が1番マシかなぁという程度。

2.すべては愛の力
40th記念盤のみ収録。ついに初の楽曲複数商法に手を出したが、一応理由はシングル40枚目。なのでもう少し記念的な何かが含まれた楽曲なのかと思いきや記念的なことは何一つなし。普通にポップソング。明るいほうではあるがそこまで明るく突き抜けきらないアイドルポップという何とも中途半端な曲であった。

初回盤A,B(DVD付2種)、及び通常盤には「秋麗」収録。

印象度★★★☆☆初回A  初回B  40th記念  通常

Halation 秦基博 2009/08/12 レンタル 初登場10位 売上1.7万枚
1.Halation
テレビ朝日の高校野球テーマ曲。そんなに青春という感じではないが久々に爽快な勢いのある曲。比較的地味な曲が多いのでたまにこういうテンポのある曲が出てくると耳に残る。

2.サークルズ
スペースシャワーTV20周年記念曲。地味ながら聞かせるという王道タイプの楽曲でC/Wとしてはなかなかレベルが高い。

3.朝が来る前に(Live at 岡山ルネスホール)
前作の弾き語りライブバージョン。元からかなりスローで地味な曲だったがさらにシンプルになったことでさらに地味に。しかしその分だけ味わい深さも増したか。

少し前からソニーの傘下になっていたものの名前としては残っていたBMG JAPANが春に完全消滅して、旧BMG JAPAN組は全員新たに出来たレーベルAriora Japanへの移籍となった。

評価★★★☆☆初回DVD付  通常

太陽と砂漠のバラ/スベキコト TOKIO 2009/08/19 レンタル 初登場2位 売上4.0万枚
1.太陽と砂漠のバラ
長瀬主演ドラマ「華麗なるスパイ」主題歌。今作では10年前のソニー時代後期によく登場していた清水昭男が作詞作曲編曲を1人で担当。それなりにいい曲でバンドサウンドもまとまっているがややサウンドがおとなしいというかパンチが足りない印象。去年J Stormへ移籍したもののここのところリリースが停滞しているのも気になる。SMAP、V6、TOKIOはアルバムもここのところ出しておらず明らかに力の入れ具合が…。

2.スベキコト
作詞を城島、作曲を国分が手がけた自作曲だがアレンジは野間康介が担当。出演番組「5LDK」タイアップ。自作できるのにあまりしないのがTOKIOなわけだが…。これだけリリースペースが開いているなら余裕もあるだろうし、アルバム『Sugar』で初めて見せた編曲:TOKIOというくらいはやってほしい。サビではそれなりに勢いがあっていい曲だがA面として考えると…あまり印象は強くないかも。ロック色も強くない。

3.誓い
通常盤のみ収録。城島の作詞作曲。城島と山口がボーカルを担当している。最近は長瀬のソロボーカルが多くなっているので新鮮。アレンジはユニバーサル移籍以降多くアレンジを手がけていたTOKIOロック化の立役者の1人であるKAM。さすがにいい仕事している。サビでは勢いもあるしC/Wにしておくにはもったいない曲

4.Cross Fade
通常盤のみ収録。やはりユニバーサル移籍以降に多く手がけていたHIKARIによる作詞作曲編曲。さすがのロック具合で個人的にTOKIOロックの全盛期だったアルバム『5 AHEAD』『glider』頃を髣髴とさせる非常に勢いのある曲。これこそA面でいいだろう。もったいない。

評価★★★☆☆太陽と砂漠のバラ/スベキコト【初回限定盤1】    太陽と砂漠のバラ/スベキコト 【初回限定盤2】

夢をアリガトウ 原由子 2009/08/19 レンタル 初登場5位 売上2.5万枚
1.夢をアリガトウ
ドラマ「赤鼻のセンセイ」主題歌。97年以来のシングル(ただし07年には風味堂とコラボしたハラフウミはあった)。今回は桑田佳祐が作詞作曲編曲、そしてベースとコーラスを担当(やはりサザン停止の一因にサザン末期においてニュアンスを変えるためと称してベース関口を差し置いて自分で弾きまくったのがあったのではないか…。なおドラムの松田はソロやKUATA BANDでもたまに招いたり、彼が調子を崩したときはライブを中止にしたりと信頼が厚いのが伺える)。で、原由子というとサザンでのメインボーカル曲でものほほんとしたほんわかした曲の印象しかなかったのだが今回はなんと勢いのあるさわやかポップナンバー。ヒット性も抜群で元気をくれる気持ちいい楽曲だ。

2.潮風のエトランゼ
こちらは自身で作詞作曲を担当、編曲とコーラスが桑田。イメージに近いゆったりした曲で王道の雰囲気

3.私はピアノ<in Martin Club Live>
80年のサザンの3rdアルバム「タイニイ・バブルス」収録曲(桑田の作詞作曲)。4月にサザンや桑田のサポートでもおなじみのギター斎藤誠、ベース角田俊介の3人でライブで披露されたアコースティックバージョン。実はギター演奏にも長けていながら(桑田曰く「スリフィンガーやアルペジオは俺より上手い」)滅多に披露されたことのないアコースティックギターを自ら弾いている。メロディー的には歌謡曲っぽくてやや時代を感じる。サポート2人のコーラスが大きめなのも特徴的。

評価★★★★☆初回  通常

僕らの夏の夢/ミューズ 山下達郎 2009/08/19 レンタル 初登場8位 売上2.2万枚
1.僕らの夏の夢
アニメ映画「サマーウォーズ」主題歌。王道のバラードナンバーでゆったりした曲ながら安定した名曲。聞いていると何故か「田舎の原風景」や「懐かしいあの頃の夏」「少年の日々」が浮かんでくるようなノスタルジー溢れる曲である。

2.ミューズ
TBSの「総力報道!THE NEWS」テーマ曲。そこそこテンポのある曲で安定した1曲だが、1曲目の名曲ぶりに比べてこっちの曲は普通といった感じで印象は薄い。ただ前回のアルバム「SONORITE」がかなり渋めの作品だったので、いつになるかは分からないが次のアルバムは期待できそうだ。

3.アトムの子('09 Live Version)
92年のシングル曲のライブバージョン。MCによると手塚治虫の生誕80年ということで披露されたようで間奏で突然「空を越えて〜ラララ星の彼方〜♪」とアトムの主題歌をあくまで達郎節全開で歌いだすという離れ業をやってのける。達郎の中ではかなり勢いのある曲なのでライブバージョンだとさらに勢いが増している。

印象度★★★★☆

スマイライフ ステレオポニー 2009/08/19 レンタル 初登場20位 売上0.7万枚
1.スマイライフ
アニメ映画「ヤッターマン」主題歌。1stアルバムを経てデビュー以来、YUIと同じプロデューサーだったのを変更しBONDという人物が担当。これで一気にサウンドが変わった。前はどこかしょぼしょぼしたところがあったのだが(YUIにも共通しているがギターは鳴っているがどうにも音がこじんまりしている印象で個人的にあまり好きではなかった)、爽快なバンドサウンドが炸裂。曲自体も今までの暗めの印象から一転して明るく爽快ロック。これはアルバムでも見せていたが実際にはSCANDALとも年齢がほとんど同じでまだ10代の彼女たち。これくらいの明るさがあってもいいだろう。このバンドの可能性がかなり広がった気がする。個人的にはずば抜けて最高傑作

2.Cupido
夏休み最後の1週間を歌った青春のにおいのする爽快ナンバー。やはりデビュー当時とは少し印象が違って明るくなった気がする。サウンド面でもバンド感が全開でいい感じ。

3.流れ星
ややゆったりした曲。今回3曲とも今までに比べて格段に良くなった気がするのはやはりサウンドプロデューサー変更(元々アレンジャーとの共同アレンジなのでどこまで大きく関与されていたかは不明だけど)と、方向性を広げたことが原因だろうか。

印象度★★★★★初回DVD付  通常

君は太陽 スピッツ 2009/08/26 レンタル  初登場7位 売上3.2万枚
1.君は太陽
CGアニメ映画「ホッタラケの島」主題歌。公開当時CMでかかりまくっていたのでサビはかなり馴染みがあった。今回も亀田誠治との共同プロデュースで安定感のある1曲。個人的には最近の中でもかなりのお気に入り

2.オケラ
この曲では亀田誠治を招かずにスピッツ単体のセルフプロデュース。これは01年の「大宮サンセット」以来。あの曲は単にアコースティック曲だったわけだが(ドラムも参加していない曲だった)今回はロック全開でかなり攻撃的な曲調になっている。ハードロックまでいってるんじゃないかという爆音でAメロではボーカルにエフェクトもかかっているなどスピッツのロックサイドが前面に出た曲になっている。

評価★★★★☆

Take It Easy! Buono! 2009/08/26 レンタル  初登場10位 売上1.7万枚
1.Take It Easy!
3連続でまたつんくが作曲担当。この文を書いている時点で既に4連続も確定しておりどうやらA面作曲の座に居座り続ける気らしい。今回はいつものロック路線ではなくアコースティックサウンドを生かした夏休み的さわやかサマーポップ。これはこれで新しい方向性でけっこう良い。他の打ち込みハロプロ勢に比べてもかなり素晴らしい感じ。それでもやはりつんくじゃなかった頃の方が曲にインパクトがあった…。

2.キライスキダイキライ
で、つんくはあくまでA面作曲だけでC/Wには参加しない気らしい。そういうわけで外部作家によるロックバンドサウンド曲。いい感じのロック具合でありBuono!らしい曲。ただこのギターリフどこかで聞いたような…。あとサビのロック具合とメロディーがどこかかみ合っていない感じも。

評価★★★☆☆初回盤DVD付  通常盤

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