2009年11月発売編

Negai feat.ミズノマリ DEEN 2009/11/4 初回盤購入 初登場23位 売上0.6万枚
1.Negai feat.ミズノマリ from paris match
山根曲。アレンジも山根。久々の失恋ソングだが、メロディーのインパクトと切なさ、力強さ、壮大さが絶妙なバランスで絡み合う名曲。「永遠の明日」はイメージ通りのDEENの王道ポップナンバーというタイプの名曲だったが、この曲は数年前のAOR時代を経て今のDEENの良さが出た名曲である。なお今回ゲストで招いたミズノマリは大サビ部分でメインコーラスしているだけでサビにおいてもあまりコーラスが聴こえないほど存在感が薄い

2.Feel Like Makin' Love feat.ミズノマリ from paris match
70年代のロバータ・フラックという歌手のカバー曲。全英語詞で田川アレンジによるアコースティックナンバー。この曲ではコラボ効果が存分に出ており、2人でデュエットしている。キーはミズノマリに合わせてあり、池森は低音で聞かせる。AOR時代を髣髴とさせる大人っぽいオシャレな曲。

3.瞳そらさないで2009
94年のミリオンヒット曲を3度目のリメイク。今回は田川アレンジ。「The BEST キセキ」で外部アレンジャーにリメイクしてもらった曲を今度は自分たちでリメイクしなおすのは「Memories 2007」に続いて2度目。キセキアレンジはライブにおいてもほとんど披露されることはなくなっており、あまり気に入ってなかったのだろうか…。夏に着うたで先行配信されていた曲だが実はもっと前の08年始めのライブツアーBreak12で既にこのアレンジで披露されていた(Break12のライブDVDにも収録されている)。着うたでもBreak12でも「Summer Breeze〜♪」のサビ後半部分からスローでスタートするバージョンだったが、今回のCD化では何故かその部分が同じメロディーのギターソロに置き換えられている。全体的にアコースティックを生かしたオシャレな雰囲気になっており、リゾートっぽい。これはリゾートライブを意識してのことだろうか。

特典DVD
1.DEEN SUMMER SPECIAL 2009〜RESORT LIVE&DOCUMENT〜
Sunraise Sunset〜ひとりじゃない〜翼を広げて/歌に願いを/瞳そらさないで〜ROUTE 466/Dance with my Music
7月に軽井沢と逗子で行われたリゾートライブのダイジェスト&メイキング。サポートメンバーも入れてのアコースティックスタイルということで今までに無い試み。例によって完全版DVDが12月のオリジナルアルバムの特典DVDに収録されるとのことなので用済みになると思われる。

2.DEEN at 武道館2009〜SPECIAL DIGEST〜
同時発売されたDVDのダイジェスト。要するに今回の特典DVDも後で完全版が出ることによって意味がなくなるという…。

少し前からソニーの傘下になっていたものの名前としては残っていたBMG JAPANが前作を最後に完全消滅。旧BMG JAPAN組は全員新たに出来たレーベルAriora Japanへの移籍となった。ソニー所属としての色が濃くなり今まではBMG JAPANの公式サイトがあったためソニーの公式サイトには掲載されていなかったが、ソニー公式サイトにディスコグラフィー、視聴や特集が掲載されるようになった。

印象度★★★★★

初回盤DVD付  通常盤 

R.I.P/Merry Christmas BUMP OF CHICKEN 2009/11/25 購入 初登場2位 売上20.0万枚
1.RI.P.
2年ぶり待望のシングルだが期待通り疾走系のBUMPらしい曲。最初は歌詞が何を歌っているのか分からなかったが聞き込むと何だか深みがあるような気がしてきた。聞けば聞くほど味が出てくるのはこのバンドの特徴である。屈指の名曲というほどではないが、名曲には違いない

2.Merry Christmas
あまりクリスマスソングとか歌うイメージではなかったがタイトル通りクリスマスソング。しかしそこはBUMPらしさが出ており、恋愛系のクリスマスではなくどちらかというとクリスマスの様子を傍観しているような内容になっている。繰り返しのメロディーが多いが不思議とはまる1曲。

9.new world サミット
3〜8トラック目に5秒ずつの無音を経て、9トラック目の9分9秒頃から始まる隠しトラック。歌詞は恒例の黒いトレイの下に隠されている。思い切ってあけようとしたらトレイが割れた…。前2作のアルバムでは実質コントのような寸劇が繰り広げられていたが今回はみんなで歌っている歌モノ。わりかしマジメに歌えばマジメな曲調にもなりうる曲だが、他のメンバーの素人全開の歌声でバッラバラになっているという意図的に完成度が低くなっている1曲。シークレットトラックはだいたいいつもこんな感じだが、このギャップは相変わらず面白い。

評価★★★★☆

 

ツキアカリのミチシルベ ステレオポニー 2009/11/04 レンタル 初登場8位 売上2.3万枚
1.ツキアカリのミチシルベ
アニメ「DARKER THAN BLACK-流星の双子-」OP。作風的には自分探し系で、デビュー当初からの基本線に近いが、前作からサウンドプロデューサーが変わった影響で全体的なバンド感が出ていて非常にいい感じになっている。楽曲的にはやや印象が薄いがサウンドがいいので以前よりも良く聞こえる。

2.橙色
わりと爽快なバンドサウンド。やはりこの曲も音の抜けが非常に良くて気持ちいい。

3.fuzz
かなりロック全開な曲。時間も2分台と短く一気に突き抜けていく。次回作も楽しみだ。本当にプロデューサー変更は良かった。

アニメ盤のみ1曲目のTVサイズが収録されている。

印象度★★★★☆

初回盤DVD付  通常盤   アニメ盤 

マイガール 2009/11/11 レンタル 初登場1位 売上56.0万枚
1.マイガール
相葉主演ドラマ「マイガール」主題歌。最近の王道である良メロポップ。ドラマの暖かい雰囲気にも合っていた曲で、ドラマを見ていたのでけっこう馴染んだ。今年は似たようなポップ路線が続いたが、毎週聞いていたせいか、それがなくてもなのか、かなりいい曲だと思えた。

2.時計じかけのアンブレラ
ジャニーズのメンバーが交互に主演する(嵐からは1話に大野が主演)深夜ドラマ「0号室の客」主題歌。最近無かったシリアスな作風になっており、「truth」で開いた新境地を発展させたような曲。今年シングル4枚出したわりにC/W含めても「Believe」1曲しかなかったサクラップも久々に登場。良メロポップだけでない嵐を見せつけるかっこいい曲である。

3.スーパーフレッシュ
通常盤のみ収録。サクラップは無いが、ラップのようなAメロで始まるクールかつテンポのいい曲。サビではけっこういい感じのメロディーが聞けるが雰囲気は抑え目。C/Wでも王道ポップが続いたりしていたが、今回は少し変化をつけてきたようだ。

印象度★★★★☆

     

なくもんか いきものがかり 2009/11/11 レンタル 初登場6位 売上3.7万枚
1.なくもんか
映画「なくもんか」主題歌。編曲は本間昭光。前作に続いてバラード路線、さらに今年1発目の「ふたり」もバラードだったし…ということでアレンジャーは変えて変化をつけようとはしているが、結局のところストリングスバンドサウンドということで似通ってしまい、どうしても印象は薄くなってしまう。やはり楽曲パターンは出尽くしてしまいマンネリの気配が近づいているのかという気もするが、よく聞くとかなり聞き込めるいい曲である。ただタイアップがついたからってこの流れでわざわざシングルで切らなくても良かったんじゃないかと思う。

2.オリオン
またしてもバラード。こうもバラードばかりだとさすがにちょいと飽きてくる。じっくり聞くと冬のあったかバラードという感じでC/Wにしておくにはもったいないいい曲ではあるのだが…。

いきものがかりのCD史上、初めてDVD付(前作「じょいふる」PV収録)が発売された。

評価★★★☆☆

初回盤DVD付  通常盤 

Funny Sunny Day S×O×U 2009/11/11 レンタル 初登場32位 売上0.5万枚
1.Funny Sunny Day<English Version>
GOING UNDER GROUNDのボーカル松本素生のソロプロジェクト第1弾。プロデューサーはBEAT CRUSADERSのヒダカトオルが手がけており、作曲は自身で手がけて、編曲はヒダカとの共同。ただし演奏面ではヒダカトオルは一切参加していない。アップテンポのロックバンド路線でメロディーも松本らしいといえばらしいのだが、GOINGよりもがっつき気味に歌っているし、ヒダカのサウンドの影響が大きいのかGOINGとはやはり違うなという印象。とりあえず歌もサウンドもセットで勢い重視の曲という感じ。

2.Funny Sunny Day<Japanese Version>
日本語バージョンのこちらはアニメ「家庭教師ヒットマンREBORN!」OPタイアップ。アレンジも同じ。英語で歌っている方がかっこいいが、日本語の方が意味が分かるのでいいかな。しかしこんなロックな曲がアニメのタイアップでいいのか?

アニメ盤では曲順が逆になっている。

評価★★★☆☆

    アニメ仕様盤 

アニマロッサ ポルノグラフィティ 2009/11/25 レンタル 初登場3位 売上7.3万枚
1.アニマロッサ
昭仁曲。アニメ「BLEACH」OPタイアップ。テンポのいい曲。サビのキャッチーさからak.hommaの曲かと思ったが、自力でこういう曲がいつの間にか書けるようになっていたのか。とはいえサビ以外の印象が薄く、全体的にもそんなに印象の強い曲ではない。安定感はあるが、ここのところ大きなヒットも無いのでそろそろ1発ドカンとした曲を期待したい。

2.小規模な敗北
晴一曲。C/Wはまあいつもこんな感じだよねという感じのあまりキャッチーではないロック曲。

3.邪険にしないで
晴一曲。タイトルの「邪険」が広島弁の語尾によくつく「じゃけん」にかけられており、全編広島弁の歌詞で歌われる。そういう意味でインパクトは凄いが、曲自体は軽めのポップでそこまで印象的ではなかった。

印象度★★★☆☆

 

恋の予感から レミオロメン 2009/11/25 レンタル 初登場10位 売上2.0万枚
1.恋の予感から
どうやら自分たちから小林武史にセルフプロデュースでやりたいと直訴したらしく、前作に続いて小林離れが実現。この曲は海外からトーレ・ヨハンソンを招いての共同アレンジになっている。とはいえサウンドが尖ったかといえばそうでもなく、前作に続いてストリングスは全開。小林のようなウンザリする重さはなく、何だか全体的な響きが浮遊感漂う不思議な感じになっている。最初に聞いたときは少し戸惑いを感じた。サビの展開など王道ミディアム路線なだけに、もう少し直球でも良かった気もするが新しいレミオロメンが感じられる1曲だ。

2.オリオン
皆川真人との共同アレンジ。適度にロックで適度にストリングスなミディアム曲。ウィンターソングで「ツリー」や「イルミネーション」などクリスマスも意識されているような歌詞。しかしあまり煌びやかな空気は無くどっちかというと暗め

3.ひまわり
久々のセルフアレンジ。藤巻が学生の時に組んでいたバンド時代の曲でかなり古い曲のようだ。セルフアレンジだけにロック度が強いのかと思いきやシンプルなバンドサウンドと共存してしっかりとストリングスサウンドが…。てっきり小林の押し付けだと思っていたが、メンバーがかなりストリングス好きなのだろうか。まあ今の方がいいけどね。

印象度★★★★☆

 

ムゲンノカナタヘ
〜To infinity and beyond〜
槇原敬之 2009/11/25 レンタル 初登場27位 売上0.5万枚
1.ムゲンノカナタヘ〜To infinity and beyond〜
佐橋佳幸のギターがかなり効いたロックテイストのアップテンポナンバー。とにかく勢いのある曲でサビの突き抜け具合はかなり爽快だ。歌詞の方は相変わらずのライフソング方面で、応援歌的内容だが以前ほど説明文臭くないのでそんなに気にならなくなった。それ以上に今回は曲が突き抜けてよかった。

2.冬のコインランドリー
コインランドリーを舞台にした久々に状況が見えるような暖かいバラード曲。初期ワーナー期のラブソングを思わせるような懐かしい香りのする曲。最近ほとんどなかった曲調だけに嬉しい1曲だ。

評価★★★★☆

 

私色/僕らスタイル misono 2009/11/25 レンタル 初登場34位 売上0.3万枚
1.私色
広瀬香美の提供曲。作詞はmisonoでアレンジは井上慎二郎。さすがに「うる星やつら」のテーマ曲という昔のアニソンカバーという何の思い入れもない方向に走った前作はスルーしたが、今回は再び借りてきた。最近の広瀬香美がそんなに凄いメロディーメイカーというわけでもないので、あまり印象に残る曲ではない。

2.僕らスタイル
「私色」と同じメロディーだが歌詞とアレンジが違う。作詞はそのまま広瀬香美でアレンジは西川進。ロックアレンジという点では共通しているがこっちの方がアップテンポに仕上がっており、勢いがある。個人的には中途半端なテンポの「私色」より同じメロディーでもアッパーなこっちの方が印象に残った。

3.ゲレンデがとけるほど恋したい
95年の広瀬香美のヒット曲をmisonoらしいロックアレンジでカバー。この頃とはメロディーの勢いが違いすぎ。イントロのフレーズとかはそのまま残していて全く別物にしていない点は好感触。圧倒的に今回の3曲の中で耳に残る。またかなり超音波な広瀬香美の歌を、パワーを失わずにカバーできるmisonoの歌唱力はやはり確かなものだと感じた。カバー出すならこの曲のカバー出せばよかったんじゃないだろうか。

印象度★★★☆☆

DVD付    

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