2010年4月発売編

※スザレン=朱雀さんからお借りしました

Crow Song Girls Dead Monster 2010/04/23 中古購入 初登場7位 売上7.6万枚
1.Crow Song
死後の世界で運命に抗う高校生たちの姿を描いたアニメ「Angel Beats!」劇中歌。陽動部隊として一般生徒をライブに熱狂させて注意をひきつける(その間に主人公たちが様々な作戦を実行)という目的で登場するガールズバンドGirls Dead Monsterの代表曲、という設定。1話で使用された。歌っているのはボーカルの岩沢で、岩沢を演じている声優は沢城みゆきという声優さんだが、歌はmarinaという歌手が担当している。ガールズバンドの王道といった雰囲気のロックでポップで聞きやすい曲。ギター以外は打ち込みのロックだがバンド風のサウンドになっているので普通にバンドの曲として聴こえる。この辺の雰囲気は同じくドラムを使わないビーイングGIZAのロックサウンドと近いものがある。特に上木彩矢のビーイング時代後期のサウンドが好きならハマると思われる。というか俺がそうだった。大サビのメロディが特に好き。

2.Alchemy
3話で登場。イマイチライブが盛り上がらない事に焦った岩沢が2曲目でこの曲を弾き始めて、他の人々が「こんなに早く!」と驚いていたので、勝負曲の1つという設定だと思われる。元からガールズバンドが歌いそうな曲というのを念頭に置いて作っているようなので、ガールズバンドっぽくてかっこよく、聞きやすい曲。大人気という設定だけにそこに嘘はないだけのパワーがある。

3.My Song
3話で登場。新曲として用意していたがバラードだったので採用を却下されたが、色々あって最終的には岩沢が1人で弾き語りで熱唱する、という設定。というわけでアコギのストロークと歌だけのシンプルなバラード。話の流れで聞くと3曲の中でも特に歌詞がキャラクターを反映していて見え方が変わるが、それなしでもサビのメロディーなどは普通に印象的な名曲である。

アニメの原作脚本を手がけた麻枝准が全ての作詞作曲を担当(シナリオライターだけど元々音楽活動もしていたらしい)。アレンジャーは光収容という人物で、彼のギターのクレジットしかないため、ベースやドラムは全て彼の手による打ち込みのようだ。

★★★★☆

 

ゾッ婚ディション/LUCKY☆STAR 大塚愛 2010/04/07 レンタル 初登場6位 売上1.5万枚
1.ゾッ婚ディション
本人出演のビールのCMソング。09年はシングルカットとラブソングベストに新曲収録しただけだったので久々の新作シングル。ここのところ、カップル限定ライブをやったり、女性ファンを重視した発言や活動を繰り返しており、アイドル的な応援をするファンをふるい落として路線変更を図っている感があるが、今回もかつてとは一味違う雰囲気が漂う。かなりロックサウンドに乗せて、歌い方もひねくれている。サビは1行しかないのを繰り返すだけ。「婚カツじゃなくてゾッ婚」という若干意味不明な迷言もインタビューなどで飛び出したが、どこか不思議な雰囲気が漂う。正直昔みたいに分かりやすくないのでヒットはしないだろうな…という感じではあるが、それなりにキャッチーで耳には残る

2.LUCKY☆STAR
フジテレビのバンクーバーオリンピックテーマ曲。2月にかかりまくっていたが今更リリース。うちはいつも「めざましテレビ」「特ダネ!」のコンボでTVがかかっているので、絶対的にこの曲を聞く機会が多かったが、インパクトは絶大。しかし「ラ〜ソファミレ〜シ〜ソ〜ラ〜♪」と歌われるサビ頭は最強に意味不明で、歌い方のクセもかなり強く、オリンピックのテーマ曲としては何でこんな間の抜けた曲を…という感じは否めなかった。実際には「Love! so family,sea 空」と歌っているのだがどっちにしても意味不明である。キャッチーで耳には残るし、キライではないけど、ちょっといくらなんでもこれは合ってなかったんじゃないかなと思う。

評価★★★☆☆

DVD付   

HAPPY BUMP OF CHICKEN 2010/04/14 レンタル 初登場1位 売上15.4万枚
1.HAPPY
期待通りのロックナンバー。友人に対して作った曲というが、生死を思わせるような歌詞が出てきたりしているので落ち込んでいる友人を励ますために作ったのだろうか。単純に頑張れを連呼する応援歌ではなく、深みがあっていい。個人的に冒頭の歌詞「健康な体があればいい 大人になって願う事」に激しく共感。

2.pinkie
1番は静かだが2番以降バンドサウンドになり、王道のロックナンバーになる。桜をテーマにして書いてくれと言われたらしいが桜は一言出てくるだけで卒業とか春らしさとかは関係ない。「変われなくて いつも戸惑うけど 誰か一人が認めてくれたら もうそれでいい」というサビの歌詞に激しく共感。

3.ラブ・トライアングル 君と僕と委員長ver.
恒例シークレットトラック。相変わらずトラックの奥のほうに入っているので聞きに行くのが大変である。恐ろしくチープな昔のゲームみたいな単調な打ち込みサウンドと単調なユニゾンによるポップな1曲。「君」と「委員長」に好かれるハーレム状態の「僕」の贅沢な悩みが描かれる自慢ソング…かと思いきや「設定」とか言い出して終盤で妄想だったことが発覚し、真実が明らかになるというオチがついている。このチープさが地味にクセになる。曲自体も単純なので妙に耳に残る。

印象度★★★★★

 

不自然なガール/ナチュラルに恋して Perfume 2010/04/14 レンタル 初登場2位 売上10.3万枚
1.不自然なガール
アップテンポで王道的な曲。連発リリースされていたらまあ普通にいいよね程度だったかもしれないがシングルリリースが1年ちょい開いていたので、久々にらしい曲が来たなという印象になった。

2.ナチュラルに恋して
メンバーが歩いているナチュラルビューティーベイシックCMソング。速いのと遅いのが制作されてメンバーが遅い方を選択したらしく、ゆったりした曲になっている。悪くは無いけどこの手のサウンドは個人的にはもうちょっとテンポがあった方がいいなぁ。

印象度★★★★☆

初回盤DVD付   

Over Drive GARNET CROW 2010/04/14 レンタル 初登場4位 売上2.1万枚
1.Over Drive
映画「名探偵コナン 天空の難破船」主題歌。TVでのタイアップは何度もあったが、映画版は初めて。そよ風を感じるようなスローな出だしからそのままテンポアップ。彼らにしてはかなりさわやかな曲になっている。しかし極度にポップに振り切ってらしくないということはなく、らしさは保ちながらも精一杯さわやかという印象。

2.la-la-la それから1・2・3
リズムのドタドタが少し印象的な曲。やはりポップ寄りでギターもやや鳴っている。幻想的な方向を望むファンが多そうだが、個人的にはこのくらいの方がちょうどいい。

印象度★★★★☆

初回盤DVD付   通常盤 

希望という名の光 山下達郎 2010/04/14 レンタル 初登場9位 売上1.4万枚
1.希望という名の光
ナイナイ岡村主演映画「てぃだかんかん」主題歌。前作に続いて落ち着いたバラード曲。前作以上に落ち着いており、明確なサビが無いままに曲が進行していく。しかし、癒し効果は絶大で確かに光が射してくる光景が見えるような気がする名曲。この手の曲を書かせたら今の山下達郎の右に出る者はなかなかいないんじゃないだろうか。

2.Happy Gathering Day
ケンタッキーフライドチキンの40周年記念ソング。両A面にしても良かったようなポップな曲。サビとか耳に残るという面では『希望という名の光』よりキャッチーだし。

印象度★★★★☆

 

魔法の料理〜君から君へ〜 BUMP OF CHICKEN 2010/04/21 レンタル 初登場1位 売上14.9万枚
1.魔法の料理〜君から君へ〜
NHK「みんなのうた」。大人になった自分が少年時代の自分に語りかけるような内容の歌詞で、ほとんど藤原の実体験がそのまま歌われているという。『HAPPY』とどっちがいいかというとちょっとどっちもそれぞれの良さがあって選べない

2.キャラバン
このバンドに外れはないなぁ…。あんまり書く事が無いくらい期待通りに安定していい曲

3.三人のおじさん
相変わらず奥のほうに入っているシークレットトラック。全員で歌っているアコースティック弾き語り調賢いおじさんと強いおじさんとすばやいおじさんの冒険の模様がシュールに描かれる。すばやいだけで何の貢献もしてなさそうなおじさんがオチに使われまくりの序盤から、終盤にかけては何だかわけの分からないスケールになっていく珍曲。最後のオチにも唖然。

印象度★★★★★

 

向かいあわせ aiko 2010/04/21 レンタル 初登場2位 売上6.7万枚
1.向かいあわせ
映画「ダーリンは外国人」主題歌。ここ最近どうもパッとしない曲が続いている印象だったが今回はそこそこ好印象。ある程度明るい曲の方が好みなのだが、アレンジにしても完全にマンネリになってしまっている気もする。

2.カケラを残す
アップテンポな曲。そこそこ安定して普通の曲。

3.甘い絨毯
バラード。そこそこ安定して普通の曲。

評価★★★☆☆

 

ヒマワリ-Growing Sunflower- SPEED 2010/04/21 レンタル 初登場9位 売上1.9万枚
1.ヒマワリ-Growing Sunflower-
再び伊秩弘将をプロデューサーに戻した。メチャメチャさわやかでポップな1曲で今のSPEEDに合っている。苦労しているであろう同世代に向けての前向きな曲をという方向性、これは正解。というか復活作から間髪を入れずにこの曲をリリースすればもっと売れただろうに、何で妙に間を開けた上に前作で変に大人っぽい方向に行ったり、それを無視して過去のリメイクベストなんてファン離れ必至の展開にしてしまったのだろうか。

2.Moonlight Honey
こちらも伊秩弘将だが大人っぽい路線。どうしてもこっち方面で攻めたいのだろうけどまずこの路線で売れるのは不可能だと思うので、C/W程度にとどめておくのがいいと思う。

印象度★★★★☆

DVD付   

GO! GO! MANIAC 放課後ティータイム 2010/04/28 スザレン 初登場1位 売上14.2万枚
1.GO! GO! MANIAC
アニメ「けいおん!!」前期OP。主人公の平沢唯を演じる豊崎愛生がメインボーカル。超絶な楽曲と超絶なボーカルとそのスピーディーな展開にいきなり聞いてぶっ飛んだ。特に最初は早口とボーカルの声にびびったのだが、これは作品を見ないでいきなり曲を聞いたのがまずかった。作品を見てキャラクターをある程度知った上で聞けばそれほど違和感は無くなった。いや、相変わらずすげぇなとは思うけど。正直、この曲当初から全く悪い印象は無いが、あまりにぶっ飛んでいていいのかどうなのかが判断がつかない。とりあえずいいとかどうとかじゃなくて凄い

2.Genius…!?
声は変わらないが、曲調はわりと普通。もうこの声自体が1つの芸術か。

★★★☆☆

初回盤  通常盤 

Listen!! 放課後ティータイム 2010/04/28 レンタル 初登場2位 売上12.6万枚
1.Listen!!
アニメ「けいおん!!」前期ED。こちらは普段ベース担当の秋山澪を演じる日笠陽子がメインボーカルで曲調もやや大人っぽいシリアスなロック調なので別のバンドかというくらい印象が違う。当初からこっちはカッコイイなと感じていたが改めて聞いてもやはりカッコイイ。

2.Our MAGIC
表題曲に比べてかなりポップな印象。

★★★★☆

初回盤   通常盤 

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