2011年7月発売編
LOVE SURVIVE | SCANDAL | 2011/07/27 | 初登場11位 売上1.7万枚 |
1.LOVE SURVIVE アルバム先行シングル。どういうわけかPVで楽器から手を離してダンスするのまで恒例になっているのが凄く気になる。作詞もHARUNAになっているが当然のように作曲者と合同名義。今回はかなりアッパーで勢いのある曲となっているが、終始フィンフィンしたキーボードサウンドが鳴っており、これが全体を覆っているので打ち込みロックみたいなヒリヒリした質感になっている。サウンドまで外部介入されているのでアルバムの方向性が不安になってくるが曲自体はむしろ去年よりいい曲が続いている感じもする。HARUNAとTOMOMIのツインボーカルがほぼ1:1の比率で決して2人で一緒には歌わないが、代わる代わる歌っていくというスタイルになっているように聞こえるが、このめまぐるしさも曲のスピード感と合わさっていい感じ。 2.君に嫉妬中 3.ひかれ ★★★★☆ |
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TRIP | Cherie | 2011/07/27 | 200位圏外 |
1.TRIP 前作と同じ制作陣で作詞、作曲(アレンジャーと共同)という形。エレクトロ色を取り入れつつもギターベースドラムは生でバンドと打ち込みが同居したロックになっている。Aメロは変な語尾上げのメロディーに変な歌い方、エフェクトを取り入れたりと正直微妙な感じだが、サビになると一転して聞かせるメロディーでグッと視界が開けたような感じになる。新たなスタートを歌ったような歌詞は明らかにこっちの方が再デビュー曲という佇まい。大サビの展開もメロ重視だけにちょっとひねりすぎたAメロが残念だ。 2.コイントス ★★★☆☆ |
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波乗りかき氷 | Not yet | 2011/07/06 Type-A,B,C | 初登場1位 売上20.5万枚 |
1.波乗りかき氷 かき氷が波乗りしているわけでも、「唇触れずキスができたら」のような詞的な表現でもなく、波乗りとかき氷があなたの二大好きな物であり、3番目に私を入れてね(はーと)というやたら謙虚な女の子の恋心を歌った曲。サビ頭の「波乗りかき氷」のキャッチーさとインパクトは確かで作詞家としての秋元康の絶好調ぶりが垣間見える。曲自体は前作に続いて普通のアイドルポップ。夏なのでさわやかサマーポップに仕上げましたという感じ。前作とは違って、今回はソロパートがあるが1番Aメロ1を1人で歌い通す大島に対して、Aメロ2は北原→指原→横山の順番で歌いまわし、大サビでも大島がソロとなっており、大島中心の歌割りになっている。4人ともとびきり上手でも下手でも無い上に、すぐに分かるような個性的な声でもなく、あまり特徴が無いのでなかなか覚えにくい。 2.フェルメールの手紙 Type-A Type-B Type-C DVD Type-A 2.「週末Not yet」
プレミアムイベント(ダイジェスト映像) 3.優子の相談部屋「横山篇」「指原篇」「北原篇」 Type-B 2.ドキュメンタリー「優子の軌跡」 ★★★☆☆ |
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A Day In The Summer〜想い出は笑顔のまま〜 | TUBE | 2011/07/06 | 初登場8位 売上1.4万枚 |
1.A Day In The
Summer〜想い出は笑顔のまま〜 静かに始まり、2番からバンドが入ってくるのは最大のヒット曲「夏を抱きしめて」を髣髴とさせるが、まさに2011年版といった感じも。前作といい今作といいTUBEが凄くいい。落ち着いたさわやかさと地味にならない盛り上がり、美メロ。イケイケ路線はどうにも苦手だけどこういう少し進化したTUBEはもっと聞きたい。今回のアルバムは期待できるだろうか。何か毎年聞こうと思ってリアルタイムで聞いた試しが無いんだけど…。 2.Hello,Yesterday ★★★★☆ |
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Oh My God | 戸松遥 | 2011/07/13 | 初登場11位 売上1.0万枚 |
1.Oh My God 1stアルバムとその後の2シングルは後追いで聞いたんだけど、この人は曲ごとに歌声が変わる。それでもジャンルとしてはガールポップ、特に1stアルバム後の昨年の2シングルは現代風な80年代アイドルポップといった趣だったが、今回は路線そのものが変更。ガールズロックになっている。作詞は川瀬智子、作曲編曲は奥田俊作、the brilliant green提供である。ブリグリはソニー系列を離れたのでここに来てソニー系列の戸松遥に提供するとは予想外。一応Produced by Shunsaku Okuda(the brilliant green)とはなっているんだけど、楽曲自体は明らかにTommy heavenlyである(まあ作曲アレンジも全部ブリグリとTommyで同じではあるんだけど)。爽快なロック曲だが、ちょいアブリル風味だったりもする。 2.Orange☆Smoothie ★★★★☆ |
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笑ってたいんだ/NEW WORLD MUSIC | いきものがかり | 2011/07/20 | 初登場5位 売上5.3万枚 |
1.笑ってたいんだ 久々の新曲は爽快アップテンポ。待ってました!といった感じの王道ポップ。前作「キミがいる」こそわりかしポップな曲だったがそれ以前はバラードばかりだったのでここでまたバラードだったら久々の新曲でもげんなりしていたと思うけど今回はバラードなしのシングルということで安心の1作である。亀田誠治アレンジはかなり久々(デビュー曲C/W以来?)。亀田さんはストリングスアレンジもけっこう使う人だが、小林武史やコブクロに比べると大げささが薄く、曲に寄り添うような雰囲気に仕上げる印象がある。今回もそんな感じなのだが…この曲には明らかにストリングスで仕上げるより間奏なんかはハーモニカが合っている気がするのだが何で入っていないのだろうか?初期のいきものがかりなら確実にここで山下がハーモニカを!っていうところで何か小奇麗なストリングスが入っているので、いきものがかりも大きくなってしまったんだなと少し寂しい気持ちにもなった。しかもこんな軽やかな曲なのにシングルで2番目となるまさかの6分越えの超大作。コブクロが辿った道を確実に進んでしまっているのは気がかりだ。ある程度売れると予算が潤沢になり、派手派手に仕上げてしまうのかもしれないが音が広がっていても曲が広がりすぎて合っていない感じがする。 2.NEW WORLD MUSIC ★★★★☆ |
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夏ダカラ! | Buono! | 2011/07/20 | 初登場13位 売上1.2万枚 |
1.夏ダカラ! Buono!=ロックアイドルを根底から覆すサマーポップ。歌いだしと間奏の台詞を愛理が担当しているので愛理メイン曲みたいに思えるが3回あるサビのソロパートはそれぞれが1回ずつ担当したり、A,Bメロもそれぞれが回しているのでそれなりに平等な歌割になっている。最初はなんだこれ…と思ったのだが聞き込むごとに何だかこれもありだなぁと思えてくる。少なくともつんくが手掛ける曲ではこういうのは出てこないし、つんくの場合は飽きが来るのも早い。今回は元Something ELseの今井千尋が作曲を担当しているが、サムエルも聞き込むとどんどん良くなってくる曲が多かった。04年頃には事務所が同じ縁で松浦亜弥やメロン記念日にも曲提供していたが、そのままサムエルは独立。以降提供していなかったが昔のよしみで今回関わったのだろうか?提供だけでなく、しかも担当楽器であるベースでも無く、鍵盤関係の演奏でクレジットされているのも意外である。 2.Ice Mermaid ★★★★☆ |
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YO GA YONARA... | 河村隆一 | 2011/07/20 | 初登場29位 売上0.3万枚 |
1.YO GA YONARA... 作詞作曲編曲が全て河村隆一になっており、演奏クレジットも無い。編曲まで1人で手掛けるのは比較的珍しいが、オーソドックスなバンドスタイルになっており、アレンジ面での際立った部分が無く淡々としている。メロディーもそこそこいいんだけど淡々としているので何とも印象が普通の1曲。 2.白い絵の具 3.YO GA YONARA...<PIANO
version> ★★★☆☆ |
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パレオはエメラルド | SKE48 | 2011/07/27 Type-A,B,C | 初登場1位 売上47.4万枚 |
1.パレオはエメラルド 2011年のアイドルサマーポップNo.1ソング。AKB48の「Everyday、カチューシャ」が「ポニーテールとシュシュ」の2番煎じにすらなってないくらいの勢いだったが、2番煎じというならまだこの曲の方がふさわしい(=結局「ポニーテールとシュシュ」ほどではない)。とにかく突き進んでいくような勢いは大きくなりすぎたAKBには出せないものだし、確かSKEの方が若かったと思うのでその辺りのフレッシュさが出ているのかもしれない。とはいえこの勢いにしても前作「バンザイVenus」の方が無敵すぎるオーラがあったし、曲調もかなり似ていてそのまま夏の要素を加えた程度にしか違いを感じなかったりもするけど…。それでも2011年のアイドルサマーポップではこれが1番良かったかなぁ…。 Type-A Type-B Type-C 3.積み木の時間 DVD Type-A 3.特典映像「松井珠理奈の軌跡」documentary
movie Type-B 3.特典映像「松井玲奈の軌跡」documentary
movie Type-C ★★★★☆ |
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LET・ME・DO!! | スフィア | 2011/07/27 | 初登場8位 売上1.7万枚 |
1.LET・ME・DO!! これまでの明るくアッパーな路線をバンドでやってみました!的夏らしい爽快ナンバー。前作もミディアムながらバンドっぽかったし次のアルバムはロック寄りになるんだろうか。何かBuono!も残念な感じになってきてるんでロックアイドル枠はけっこう空白ポジション。狙ってみてもいいんじゃないだろうか。「パレオはエメラルド」」のところで2011年アイドルサマーポップNo.1と書いたばかりだが、曲としてはこっちの方が好きかもしれない。ただジャケットが夏っぽい割にそれ以外にあまり夏っぽいところがないのでサマーソング!って感じもあまりしなかったり。 2.Feathering me,Y/N? ★★★★☆ |
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cod-E〜Eの暗号〜 | SOPHIA | 2011/07/27 | 初登場20位 売上1.0万枚 |
1.cod-E〜Eの暗号〜 闘病していたキーボード都が復帰してSOPHIAも復活。昨年ボーカル松岡がソロで「仮面ライダーW」の映画出演&主題歌でエイベックスからリリースしていたが、今回はバンドもエイベックスへ移籍。結果ユニバーサルからシングル1枚ポッキリだったことに…。今回は映画の続編というかスピンオフで松岡が演じるライダーが主演の作品がOVAで出ることになったとかでその主題歌。復活を飾るにふさわしい勢い溢れる1曲だが、気になるのは妙にボーカルが前面に出ていてバンドが後方にあるように聞こえる。厳密にはリズム隊がズンズン言ってるんだけどギターが控えめになっている感じ。ソロの方がガンガンいっていたような気がする。歌詞には「僕はここにいる」「街」「未だ見ぬ景色」「青い季節」「星」「青空の破片」など過去の曲名が散りばめられている。とりあえずライダータイアップもあってソロの延長にも近いし、イレギュラーな感じもするので復帰作っぽさは全開なんだけど次の作品が待ち遠しいところ。 2.round ★★★★☆ |