2011年12月発売編

僕の半分 SMAP 2011/12/21 初回盤DVD付 初登場1位 売上16.5万枚
1.僕の半分
斉藤和義の作詞作曲編曲。前作に続いて提供者が全て担当するというのはこれまでのSMAPシングルではわりかし珍しいパターン。「そのまま」以来の聞かせるアコースティック系ミディアム。散々節電に気を遣って率先して復興支援の姿勢を打ち出していたSMAPが2011年唯一最後に出したシングルが明るく元気とは真逆だった…というのは正直意図を測りかねるところはある。この曲自体はお蔵入りしていた曲で最新の提供ではないという話もあるし、一気に斉藤和義が盛り上がっているのでここぞ!と出したのだろうか。いずれにせよ年齢を重ねたSMAPだから出せる渋みが感じられる名曲。しかし中居→草g→香取→サビ、2番で稲垣→木村というソロパート編成はTV出演でフルで歌わせてもらえるからこそだと思う。

2.真冬のラブレター
甲斐よしひろの娘である甲斐名都が作詞、レミオロメンの前田啓介が作曲。どちらも直近の人物の方が世間に名が知れているということで、珍しい組み合わせ。アルバムで数曲作曲することはあっても一般的なレミオロメンの代表曲は全てボーカル藤巻なので、特にレミオロメンっぽさは感じない温もり系ミディアム。そこまで派手じゃないけど近年薄味な曲ばかり続いていたのでこのくらいの方が個人的には好み。

DVD
僕の半分(スペシャル映像)
振り返ってみればこんなに異常なまでに気を遣ったのはSMAPだけだったが節電を理由にライブをやらず、最終的に東京ドームで20周年記念のファンパーティーという名のイベントを開催。その際にいち早く披露されたという時の映像を使用した実質的なPV。音声はCDのものだと思われる。また2番以降は歌唱シーン以外のファンパーティーの映像も少しだけ入っている。前作「This is love」もPVを作らずスペシャル映像と称してスマスマ収録時にパッと撮影したものを収録していたが、今回もPV制作費の節減ということだろう。

★★★★☆

僕の半分(初回限定盤)(DVD付)    僕の半分(通常盤)

ペディキュアday ノースリーブス 2011/12/28 初回A,B,C,通常盤 初登場2位 売上11.5万枚
1.ペディキュアday
ひたすらガーリーでカワイイ曲。今までの中では初期のシングルに近いものがあるが台詞も無く、エレキギターで引っ張っていくアレンジもあの頃よりは少し大人になっている感じがする。ちょっとキーが高めなので生歌になったら歌唱が危ないんじゃないかと思う。

2.ジェシカはドアをノックしない
ヒャダインとしても活躍する前山田健一の作曲。アレンジのAKIRAはクール系の曲を中心にハロプロでもアレンジしていた事もある人物。前作のC/Wほどではないが、かなりシンセがフィンフィンしたクール系の1曲。これ以上クール方面に行くと苦手だがこのくらいだと聞きやすい。

初回A
3.微睡み/小嶋陽菜
少し大人な小嶋ボーカルが堪能できるミディアムソング。「微笑み」だと最初思っていたら何か感じが違う。「まどろみ」だった。

初回B
3.Still/高橋みなみ
硬質なロックサウンドが炸裂するアップナンバー。たかみなのカッコいいボーカルが冴えまくる1曲だが、どことなくビーイングっぽさ…もっと具体的にこれは上木彩矢じゃね?と思ったら作曲の藤本貴則はGIZAの作家だった。アレンジの鳴瀬シュウヘイは近年のライダー主題歌を手がけている人物。道理で。

初回C
3.半分こ/峯岸みなみ
今回の3人のソロの中では最もアイドルっぽいポップソング。キラキラしていてアイドル歌手みぃちゃんの魅力が前面に出ている1曲。バラエティに活路を見出そうとしているけど、歌手活動も続けてほしいと思う。

通常盤
3.ペディキュアday(French Pop Mix)
リミックスというよりかは別アレンジバージョン。フレンチポップという副題通り、原曲にあったエレキギターが無くなってフレンチポップなキーボードサウンドが曲を引っ張っていく。このバージョンが完成形でも良かったんじゃないかと思う。キュートさがより際立っているという意味ではPVと合わせた場合キュートすぎて食傷気味になる危険性はあるかなとも思う。

DVD

1.「ペディキュアday」ミュージック・ビデオ
これまでで最もガーリーなPV。1番近いのは初期2作だがあの時よりももう少し年齢が上のキュートさがあるように思う。

2.「ペディキュアday」ミュージック・ビデオメイキング
前作のメイキングは苦情必至だったが、今回は元に戻って現場でのメンバーのコメントや現場の音声もしっかり入っており通常のメイキングに戻ったので一安心。

初回A
3.スペシャルトーク対談〜小嶋陽菜×ケンドー・コバヤシ〜
初回B
3.スペシャルトーク対談〜高橋みなみ×西川貴教〜
初回C
3.スペシャルトーク対談〜峯岸みなみ×福沢朗〜
それぞれが芸能人を呼んで対談をする…ってこの企画こないだのNot yetのパクリじゃないっすか!?という感じで内容も近いがもう少しバラエティ寄りというかその辺はNot yetメンバーよりバラエティ慣れしているのもあるのかもしれない。「新堂本兄弟」で共演しているせいか高橋と西川は最も息が合っている。

初回A
4.「ノースリーブスはじめてのベトナム」ダイジェスト&未公開シーン〜小嶋陽菜編〜
初回B
4.「ノースリーブスはじめてのベトナム」ダイジェスト&未公開シーン〜高橋みなみ編〜
初回C
4.「ノースリーブスはじめてのベトナム」ダイジェスト&未公開シーン〜峯岸みなみ編〜
ベトナムに行った時の映像でバラエティ旅番組風になっているというか、フジテレビ制作のTV番組として制作したらしい。ダイジェストとはなっているがこのチャプターにそれなりの長さがあるため、今回の特典DVDは合計で40分くらいに達する。ベトナムで買い物したり食事したりエステするのがメインで基本的に3パターンとも9割がた同じ内容である。違っているのは終盤の「未公開シーン」とされている2つのシーン。1つ目は同じ場所で3人それぞれに買い物した映像のため、その部分だけ違う内容。またもう1つの締めのコメント部分も3人分それぞれ違う内容になっているがこちらは長かった締めを単純に3分割したといった感じ。

★★★★☆

ペディキュア・デイ【「ペディキュアday」発売記念スペシャル抽選権封入】(初回生産限定盤A)(DVD付) 初回盤A ペディキュア・デイ【「ペディキュアday」発売記念スペシャル抽選権封入】(初回生産限定盤B)(DVD付) 初回盤B ペディキュア・デイ【「ペディキュアday」発売記念スペシャル抽選権封入】(初回生産限定盤C)(DVD付) 初回盤C  ペディキュアday (通常盤) 通常盤

上からマリコ AKB48 2011/12/07 Type-A,K,B 初登場1位 売上130.0万枚
1.上からマリコ
じゃんけん選抜曲で篠田麻里子センター。織田哲郎の「走れ!ペンギン」なる曲が用意されていたが篠田が優勝したので差し替えになったそうで、織田哲郎は劇場盤C/W行きとなった…嗚呼…。サビで「サディスティックな奴め!」と会ったり篠田自身が「マジすか学園」での役名がサドだったりするし、麻里子様とか様付けされているので怖そうなイメージがあるがTwitterやラジオではかなりコミカルな面を見せておりかなり面白い人だったりもする。曲自体もサディスティックな曲ではなく直球の良メロアイドルポップである。ただ歌唱力がヤバいのか、そもそも「チャンスの順番」もそうだったけど、映像込みで見ないとオールユニゾンで誰が歌っているかはさっぱり分からない(=いつもとの違いが分からない)。下手でもせっかくのチャンスなんだからソロパートとかあってもいいじゃないか。どうせCDではオートチューン、TVでも口パクがあるわけだし…。

2.ノエルの夜
いつもの選抜メンバーが参加するクリスマスソングということで昨年の「予約したクリスマス」と全く同じパターン。今回もいい曲だが「予約したクリスマス」の方が耳に残る曲だったと思う。

Type-A
3.隣人は傷つかない/team A
それぞれのチームの曲が入っているというのも昨年と全く同じ。結果的に2011年のシングルは全て2010年のトレースパターンだった。昨年もそうだったが今回もかなりクールな無表情的ダンスナンバー。Aってこういうチームだったのだろうか?

Type-K
3.ゼロサム太陽/team K
男前な秋元や宮澤がいるのでカッコいいイメージがあるteam Kだがそのまんまかっこいい曲。格闘ゲームのタイアップみたいな印象のアレンジである。曲自体よりPVのインパクトが凄い。

Type-B
3.呼び捨てファンタジー/team B
アルバムでもteam Bだけバリバリアイドルだったが、Bというよりまゆゆか、まゆゆが入るとバリバリアイドルになるのだろうか。いつものアンダーガールズの楽曲のような直球アイドルポップで爽快。

DVD

1.上からマリコ Music Video
最初と最後にドラマパートがあり、学園モノのストーリー仕立て。じゃんけんで生徒会長を決めることになり、それをめぐる物語。さすがに篠田と秋元は学生ではなく先生役となっている。しかし篠田に続く年長者のはずの小嶋陽菜はしっかりと生徒役になっているなど、「カチューシャ」のPV時に見送られる方に入っていたのに続いてちゃっかりしている。2位の藤江れいなが篠田に励まされて一歩成長するみたいな話になっている上に、出番も順位通り(なので峯岸が3番目に出番が多い)。去年よりもかなりじゃんけんの結果を反映した形になっているように思う。一方で北原里英とかドラマパートにいたっけ?みたいなメンバーもいる。どっちかというと藤江が主役みたいな形で、篠田が後を託すみたいな雰囲気もあるし、長さ的にもちょうどいい。

2.ノエルの夜 Music Video
昨年同様にクリスマス仕様だが、昨年に比べると曲調もあってかやや華やかさに欠けるような気がしなくもない。

Type-A
3.隣人は傷つかない Music Video
まさかの全編モノクロ。後半なんかは特に色がついていた方が綺麗だったんじゃないかと思えるような背景や衣装なんだけどもったいない。

4.24thシングル選抜じゃんけん大会ドキュメント映像(前編)
退会の序盤までを収録しているがダイジェスト的で、ほとんどの試合はかっ飛ばされる。

Type-K
3.ゼロサム太陽 Music Video
黒スーツで歌う男前でかっこいいメンバー…と思いきや後半はでかい羽根を背負ったなんちゃって宝塚風な衣装と舞台に変貌。いきなり宝塚になってしまうとは驚愕。ある意味では1度見たら忘れないだけのインパクトはある。。

4.24thシングル選抜じゃんけん大会ドキュメント映像(中編)
繋ぎのナレーションとか入れているくらいならカットされまくっている内容部分をもう少し詰めてほしい。時間がもったいない。

Type-B
3.呼び捨てファンタジー Music Video
クマの着ぐるみとか出てきて王道アイドル仕様。何故かこの曲だけラストにスタッフクレジットがご丁寧に流れる。

4.24thシングル選抜じゃんけん大会ドキュメント映像(後編)
人数が少なくなった終盤だけにわりかし丁寧に収録されている印象。

5.篠田麻里子ガチインタビュー インタビュアーぷっちょくん
ぷっちょがインタビューするという内容だが、徐々に失礼な質問が飛び出したり、ぷっちょを強引に挟み込もうとしたりと暴走するぷっちょに麻里子様の表情が…という半分コントのような内容。「卒業でしょ?」とか言っちゃうのかよ!

★★★☆☆

【多売特典生写真無し】上からマリコ(Type-A)(初回製造分のみ生写真1種封入) Type-A  【多売特典生写真無し】上からマリコ(Type-K)(初回製造分のみ生写真1種封入) Type-K  【多売特典生写真無し】上からマリコ(Type-B)(初回製造分のみ生写真1種封入) Type-B  上からマリコ劇場盤+多売特典生写真 劇場盤 

Unmei♪wa♪Endless! 放課後ティータイム 2011/12/07 初登場5位 売上7.6万枚
1.Unmei♪wa♪Endless!
「映画けいおん!」テーマ曲。TV時代ではOPに位置するハイテンション早口の超絶楽曲。2期のOP2曲と肩を並べるような同系統の路線で相変わらず早口かつふわふわなボーカルが人類のものとは思えない(=ボーカロイドか加工ボイスっぽい)勢いで凄い。そこに耳が行きがちだがコピーしてみろや!とばかりに複雑な演奏もまたすさまじい。ただ映画ということでTVのように毎週聞くわけで無いということを差し引いてもこれまでのOPに比べるとやや印象は薄め。

2.いちばんいっぱい
「映画けいおん!」OP。今回はC/WがOPだったらしいが、これまでにないほのぼのポップス。ロックバンドっぽさが皆無というかつてない楽曲でどっちかというとボーカルの豊崎愛生のソロの路線に近い印象。

★★★☆☆

Unmei♪wa♪Endless!(初回限定盤) 初回盤   映画「けいおん!」テーマ曲&OP曲Unmei♪wa♪Endless!(通常盤) 通常盤 

Singing! 放課後ティータイム 2011/12/07 初登場4位 売上7.7万枚
1.Singing!
「映画けいおん!」ED。これまでのED同様に澪(日笠陽子)ボーカルのストレートなバンドロック。ここは期待を裏切らず…といったところだが、以前と比べるとキーボードが目立っているというか完全にストリングスっぽい音色になっており、その分だけロック度が控えめ。まさか「けいおん」にまでJ-POPストリングスアレンジの流れが来てしまうとは。

2.おはよう、またあした
ほのぼのポップナンバーでやはりバンドっぽさは薄め。どうやら普段メインで歌っていないメンバー全員でボーカルを回しているようだ。かなりキーが高く裏声のような高さで歌っているので全くイメージと違う1曲である。

★★★☆☆

Singing!(初回限定盤) 初回盤  映画「けいおん!」ED曲Singing!(通常盤) 通常盤 

エネルギヤ the pillows 2011/12/07 初登場21位 売上0.7万枚
1.エネルギヤ
2.ブロックヘッド(イン・エイプリル)
3.ハイキング

安定のロックという以外に特に感想が無いが、移籍直後に比べると単に俺が飽きてきただけなのか、印象が薄くなっている印象も。ただ「エネルギヤ」はアレンジや曲展開はけっこう好き。

★★★☆☆

エネルギヤ(DVD付) DVD付  エネルギヤ 通常盤 

生命のシンバル 藍坊主 2011/12/07 通常盤 初登場45位 売上0.3万枚
1.生命のシンバル
2.ワンダーランドのワンダーソング

ベスト明け1発目ということでシングルに手を出すのは初だが、ベストで抱いた好印象そのままの2曲。セツナ系ロックとしては大本命だったGOINGがそこから飛び立ってしまったので、こういう感じは非常に嬉しい。残念ながらレンタルは通常盤で2曲しか入っていなかったが初回盤はライブ音源が入っているとのことで買っても良かったかも。

★★★★☆

生命のシンバル<初回限定盤> 初回盤ライブ音源収録  生命のシンバル<通常盤> 通常盤

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