2012年4月発売編

ホタル 藍坊主 2012/04/04 初回盤DVD付 初登場20位 売上0.3万枚
1.ホタル
青春が終わっていくというか過ぎ去った日々への切なさというか…ふと過去を思い返した時に何とも言えない切なさを感じることがある。そんな思いが歌われている青春ソング。「潰れて回せないネジのように煮え切らない想いがこのごろ増えた これが大人になるってことかい」とか「ただうまくいかないだけだといいな なんで大人になっちまったんだろう 息をして吐いてくだけでまた失ってそれが未来なんて」とかビシバシ涙腺を刺激する言葉の数々。青春パンクから始まるバンドは当初の勢いを越えられないというイメージがあるが、このバンドは軽く初期衝動を凌駕してしまった。期待を遥かに振り切った至上の名曲

2.ブルース
これまた勢いのある曲だがこれが平気でC/Wとは…。まだベスト盤と前シングルを聴いた程度ではあるが、新作に想定していたラインがちょうどこの曲くらい。それがC/W。底が知れない。アルバムにもこっちは入らないようだが、なんともったいない。

3.タイムバッファロウ
タイトルの連呼が耳に残る心地いいテンポの1曲。今回買うだけの価値はあった。

DVD
藍坊主LIVE DVD 2011.04.28 at 渋谷CLUB QUATTRO
Love&Peace
コイントス
言葉の森

ライブ映像をフルで3曲収録した15分程度の内容。どういうわけかメニュー画面が無いのはいいとして、チャプター分けすらされていないという手抜き仕様。映像自体は手抜きではないのだが、チャプター区切りせずに3曲まとめて聞いてほしいということなのだろうか。青春パンクというかみんなで大合唱する「Love&Peace」はどうやらデモテープ時代の曲のようで、「コイントス」は07年、「言葉の森」は08年のそれぞれシングルとなる。並べて聞くとまさにこのバンドが当時わりとありがちだった青春パンク路線から圧倒的なメロディーセンスによって違う高みへと昇っていったことが分かる。

★★★★★

ホタル【初回生産盤CD+DVD】 初回盤DVD付   ホタル【通常盤】 通常盤 

祈り〜涙の軌道/End of the day/pieces Mr.Children 2012/04/18 初登場1位 売上27.4万枚
1.祈り〜涙の軌道
映画「僕等がいた」前編主題歌。3曲A面だが実質的にこの曲のみがリード曲としてA面的な扱いをされている。3曲の中では最もミスチル超安定王道バラードでサビのインパクトも1番強い。「しるし」辺りから完全飽和しまくりになったピアノストリングスバラードという以外にサウンドに特徴は無く5分46秒という長さも、さらに長く超濃厚だった「しるし」のライト版といった雰囲気。ストリングスの入れ方は最早何も考えてないんじゃないかというくらいなので、最初に聞いた時点で既にどこかで聞いていたかのような錯覚に陥った。そんなわけで「Sign」「しるし」「旅立ちの唄」「365日」辺りと全く同じサウンドなので、この辺りが好きな人には安定の大当たりにして、超絶マンネリともいえる1曲。それでも1発で引き込むだけの歌詞とメロディーは腐ってもミスチルといった感じでさすが。

2.End of the day
3曲の中では勢いがあってポップな1曲。バラードばかりは…という人には嬉しい1曲である。ただ勢いがある割にはアレンジ過剰により6分近い長さになってしまっている。ピロ〜と入っているキーボードやハーモニカっぽい音までは初期を彷彿とさせていいんだけど、キーボードの音量がでかすぎて、ギターがほとんど聞こえない。せっかくベースやドラムが存在感を出しているのに田原さんだけどこ行った?さらに後半になるにつれてブラスやストリングスが盛大に盛り上がっていく。アレンジ自体はポップでピアノストリングス入れればいいや的な最近の小林武史とミスチルの中ではかつてを思わせる多彩さが見える1曲だが、外部音とバンドとのバランスに違和感。お互いを生かし合っているのではなく、外部の音がでかすぎてギターが消えている。これ現場で仕上がりを聞いてメンバースタッフ誰1人異議を唱えなかったのだろうか?田原さんじゃなくて他のギタリストだったら脱退しかねない露骨なレベルである(そういえばマイラバは小林武史がストリングスプロデューサー化する前兆期くらいの時期で早々にギタリスト脱退したな…)。要するに今のミスチルはピアノストリングスをメインにして曲を引っ張り、ギターは意図的に引っ込める(以前はあくまで共存か適材適所)というのが大前提方針ということなんだろうか。謎だ。

3.pieces
映画「僕等がいた」後編主題歌。大作ストリングスミディアム。またか…という以外に特に感想が浮かばない実に小奇麗なサウンドが流麗に6分半に渡って展開。C/Wだともっと実験的かさっぱりした曲が多いので、ミスチルとしてはA面に値する聞かせる1曲ではあるが、他の2曲に比べるとやや地味。歌詞とメロディーは相変わらずさすがとはいえ、00年代中盤以降のJ-POPに巣食った唯一の特徴である「売れ線=大作=ストリングス全開」という方向性を引っ張ってきた元祖ストリングス病バンドはさらに症状を悪化させているという一点のみが強く印象に残ってしまう1枚だった。

なお桜井へのインタビュー用紙が別に封入されており、今作収録曲や制作の流れが書かれている。新作が出なかったのは出さなかったのではなく、震災以降は曲が書けなくなっていたために出なかったというのが本当のところだった模様。

★★★☆☆

祈り ~涙の軌道 / End of the day / pieces  

さかさまの空 SMAP 2012/04/25 初回盤DVD付 初登場1位 売上18.3万枚
1.さかさまの空
メンバーが出演していない朝ドラ主題歌というSMAPとしては異例の起用。「not alone」に続いて菅野よう子作編曲となるが、SMAPが菅野よう子に寄っているというよりは2011年の紅白オープニングテーマを担当していたのでNHKが親しくさせてもらっている感じ。朝ドラを見ている母曰く「最初はあまり印象に残らなかったけど段々いい曲に思えてきた」そうで、確かにパッと聞いた感じさわやかではあるが印象が薄かった。聞いているうちにどんどん良く思えてきた。「世界に一つだけの花」みたいな一聴してみんなが歌える曲はそう簡単に生まれるものではないだろうけど、そういったキャッチーすぎる曲だと朝ドラで毎日かかるのでくどかったりもするだろうから案外こういうのはありなのかもしれない。

2.Keep my love
一時期はビーイングで作家活動していたが現在はアイドル/アニメ方面で活躍している藤末樹の作編曲(作詞にも参加)シンプル打ち込みによるR&B系統の曲。どうも最近この手の軽い曲調にすぐ走るのが少々不満なんだけど出来は悪くない。中居の声がいつにも増して浮いているが本人曰くレコーディング時に風邪をひいていたとか。

DVD
1.さかさまの空(Music Video)
前2作にもPVのような映像が入っていたが、スマスマ収録ついでにPVっぽいものを緊急制作しただけの実質簡易PVやファンミーティングの映像を流用しただけの映像なのであくまでスペシャル映像とされていた。今回はちゃんと制作されたPVである。個別もしくは2人程度の別撮り映像ばかりだが終盤では5人揃ってのダンスシーンも登場。正直ようやくの本格PVになってもそこまで手の込んだものとは言えないが、シンプルでも曲には合っているのでOKか。

2.さかさまの空(Making)
だいたい曲と同じくらいの長さの撮影メイキング。現場音声も入っている。SMAPのPVメイキング映像はたぶん史上初だと思うのでそれだけで貴重な映像である。

★★★★☆

さかさまの空(初回限定盤)(DVD付)    さかさまの空(通常盤)(初回プレスのみジャケットステッカー封入)  

GO FOR IT,BABY-キオクの山脈- B'z 2012/04/04 初登場1位 売上18.6万枚
1.GO FOR IT,BABY-キオクの山脈-
良かった頃の記憶が越えられない山脈として、嫌な記憶は越えられなかった山脈として、いずれにせよ過去が山脈のように立ちはだかるけどそれを越えて行け!(超訳)というリスナー鼓舞ソング。昨年と同様にペプシネックスCMタイアップ。昨年の「さよなら傷だらけの日々よ」に続いて過去を越えて前に進もうというテーマだが、ペプシってB'zの中ではそういうイメージなのだろうか?どっちかっていうとオロナミンCじゃないのか?楽曲自体はいつもの安定のB'zといった感じで、特に思うところはあまり無かったりもするが、ポイントは2コーラス終了後の大サビで突如としてTAKがソロ歌唱しているところである。B'zにおいてTAKが歌ったのは99年のアルバム『Brotherhood』の「夢のような日々」以来、14年ぶりである。99年のTAKはかなり歌いたかったのか、何と現在まででも唯一となる歌モノのシングルまで出すなどボーカルの積極的だったが以降は03年のカバーアルバム『THE HIT PARADE』の中で「港のヨーコ・ヨコハマヨコスカ」をアルバムゲスト参加者全員コーラスに招いて熱唱していたくらい(実質単独で声が聞こえたのは語りの部分)。9年ぶりにTAKが歌いたくなった!というのは実に唐突にして貴重である。50枚目だからというわけではないとコメントしているそうだが、最後には「イエ〜!」とかけっこうノっているし、この勢いで更なるボーカル展開にも期待。

2.仄かなる火
アコースティック色が少し強いロックバラード的な曲。最初に聞いた時にOASISの「DON'T LOOK BACK IN ANGER」を少し思い出した。

3.流星マスク
ロックな曲だが特にこれといった印象は無し。

★★★★☆

GO FOR IT,BABY-キオクの山脈-(初回限定盤)(DVD付) 初回盤DVD付  GO FOR IT,BABY-キオクの山脈- 通常盤 

sharp# ねごと 2012/04/04 通常盤 初登場10位 売上1.0万枚
1.sharp#
アニメ主題歌ということもあってかキーボードはあまり目立たずギターで押してストレートに突き抜けていくキャッチーな1曲。3分台と近年のチャートミュージックにしてはかなり短いが勢いが凝縮されていていい感じ。

2.drop
通常盤のみ収録の新曲。ゆったりした曲だがボーカルの担当楽器であるピアノサウンドが絡んできているので、わりとバンドの特色が出た曲なんじゃないだろうか。ただC/Wまではなかなかそんなに印象に残ってこない感じはある。

3.Tonight
通常盤のみ収録のTHE CRIBSカバー。洋楽なので全英語詞。原曲を知らないのでなんともいえないがライブでは定番のカバーらしい。

今回通常盤のみにC/Wが収録される形態で、アニメ盤には何故か1stシングル「カロン」をそのまま収録したほか、リミックス、TVサイズが収録されているようだ。タイアップから聞く人にはC/Wを聞かせるよりは以前シングルになっているキャッチーな曲を聞かせた方がファンになってくれる可能性は高いということだろうか。

★★★★☆

sharp ♯ 通常盤   sharp ♯(アニメ盤) アニメ盤 

Spring of Life Perfume 2012/04/11 初登場2位 売上11.4万枚
1.Spring of Life
氷結のCMタイアップ曲。徳間からユニバーサルへの移籍第1弾となったが、中田ヤスタカプロデュースは変わっておらず、Perfumeの場合は作詞作曲編曲どころか録音やミックスまで全部中田ヤスタカだったので特にこれといった変化は無い。バキバキしすぎず聞きやすいポップ路線の曲で普通にいいけど正直これまでに比べて印象に残りにくい1曲という印象。

2.コミュニケーション
ピュレグミCMタイアップ。ピッコンピッコピッコリピッコ♪というコロコロしたリズムがインパクト絶大な曲。A面かというと少し違う気もするけど明らかに「Spring of Life」よりも中毒性が高く印象的な曲である。

★★★★☆

Spring of Life (初回限定盤)(DVD付) 初回盤DVD付   Spring of Life 通常盤 

恋愛ハンター モーニング娘。 2012/04/11 初登場3位 売上4.8万枚
1.恋愛ハンター
在籍最長を記録した新垣リーダーがリーダー就任2作目で早くも卒業するのでラスト参加シングル。また5月4日になって1年に渡って骨折が完治しなかった光井も卒業を発表したため2人のラストシングルとなった。新垣は高橋愛と一緒に辞めることも考えたが延長したと伝えられており、リーダーとして今後を引っ張っていく気はあまり無く、既にやりつくした感があったようだ。また熱愛発覚で辞めた矢口・藤本(こちらはそのまま結婚)2人を除くとリーダーがこんなに早く辞めたのは前例がない。最後という事で新メンバーにとってはつんく曰くまだ少し早めとなる大人路線。今まであくまで脇で支えていた新垣がついにセンターとなり、有終の美を飾っている。1番及びラストサビは新垣・田中メイン。2番では昨年加入した鞘師と道重(ここだけ加工ボイス)にもソロがあるが、それ以外にソロは無い。田中・道重に続く古いメンバーの光井は踊れない制約もあってか、完全にその他大勢扱いで、PVでもリップシーンにしか参加していない。いつものつんくナンバーにしてアレンジの平田祥一郎も持ち回りアレンジャーの1人ではあるが、ここ最近の中ではかなりカッコ良さが際立っていてスッキリしているナンバーになったと思う。キーボードやシンセを安っぽくフィンフィン鳴らしまくっていないせいと思われるが(けっこう鳴ってはいるけど)、つんく自ら今までと違う方向でこだわった旨をコメントしているのでその効果が出ているのだろう。新垣リーダーのモーニング娘。、新垣と田中で歌唱面を引っ張るモーニング娘。は正直もっと聞きたかった。

2.私がいて 君がいる
板垣祐介アレンジによる元気なアップナンバー。ライブで盛り上がりそうな、アルバムでは必ず入っているようないつもの1曲。

高橋業盤の時はC/Wが入れ替えだったが、今回の新垣卒業盤はソロ曲追加収録という仕様になっているようだ。ただ書き下ろしではなく松浦亜弥の1stアルバム収録の「笑顔に涙」カバー(本人の希望らしい)。

★★★☆☆

恋愛ハンター(初回生産限定盤A)(DVD付) DVD付A  恋愛ハンター(初回生産限定盤B)(DVD付) DVD付B  恋愛ハンター(初回生産限定盤C)(DVD付) DVD付C 

恋愛ハンター(初回生産限定盤D) 初回D  恋愛ハンター 通常盤  恋愛ハンター(初回生産限定盤E) 初回E(新垣卒業記念盤)

Sinfonia! Sinfonia!!! 竹達彩奈 2012/04/11 初登場7位 売上1.7万枚
1.Sinfonia! Sinfonia!!!
「けいおん!」の梓役などで人気の女性声優のソロデビュー作。あまり関心は無かったがふと耳にしたところかなり良かったので手に取ってみた。ポップで柔らかな生のバンドサウンドとストリングスが絡み合った極上ポップス。やや棒気味の歌唱も、変にかわいくクセをつけたりしていないので聞きなれると素朴な感じでなかなか悪くない。あまり竹達彩奈本人のキャラクターは知らないが、ニッポン放送を聞いていると、携帯配信向けラジオのCMがかかることがあり、そこで番宣している声はかなり萌え萌えキュン(安直な表現)な雰囲気だったので、その気になればもっと激甘なラブリーソングにすることも可能だったはずだし、ファンはそれだけでも歓喜したはずだが、わざわざ人力バンド&ストリングスを用意した辺り、制作陣の本気が見える。女性アイドル方面どころかシンガーソングライターでもこんな感じの曲をやっている人がいないので、声優界隈はなかなかうまいこと空白を突いている気がする。思わぬところで偶然発見した名曲

2.Strawberry☆Kiss
何故か作詞だけ宇徳敬子が担当。竹達本人がファンとされているが、宇徳敬子は00年代以降ほとんど表立った活動をやっていない。90年代には「名探偵コナン」や「中華一番」の主題歌をやっていたので年齢的に(89年生まれ)子供の頃にアニメを通して知ったのだろうか?どんなポップスかと思ったらいきなり「ドキドキ!ワクワク!」とラブリーなフレーズが飛び出し、超激甘ラブリーポップでひっくり返った。曲調よりもこんなラブリーな歌詞を40代になられているはずの宇徳敬子が一生懸命(?)書いたかと思うと衝撃だ。思いっきりラブリーな曲なので、歌唱もかなりラブリー。声質的には曲に自然にハマっているのでこっちの方が向いているような気もする。とにかくラブリーの極みだが、単にラブリーなだけでなく、ポップスとしてもそれなりにいい曲だと思う。

★★★★★

Sinfonia! Sinfonia!!! (初回限定盤) 初回DVD付  Sinfonia! Sinfonia!!! (通常盤) 通常盤 

踵で愛を打ち鳴らせ ASIAN KUNG-FU GENERATION 2012/04/11 初登場8位 売上1.9万枚
1.踵で愛を打ち鳴らせ
ベスト明け1発目、シングルを聞くのは「ソラニン」以来2度目。特に気に入ったわけではなくベストからそのまま流れで聞いてみたんだけど、ベストを経て1つ新しいところへ向かったようなそうでないような。爽快なバンドサウンドはたぶんファンの期待通りだろうし、そこまで妙な方向には行かないながらマンネリにはならないいい感じのバランスなんじゃないだろうか。歌詞には載っていないが、サビの「ALWAYS ALWAYS」の後の「タッタ♪」が何かいいな。PVでは何故かボーカル後藤がダンスしていて驚いた。

2.リロードリロード
ベスト盤でいうと初期に近いストレートなギターロック。あまりのストレートさ2コーラス+間奏なしでそのままもう1回サビという構成で2分に満たずに突き抜ける。A面がかなり作りこんでいる感があるのに対してこちらはバンドの勢いに任せて走り抜けていくかのような勢いである。これまた良い。

★★★★☆

踵で愛を打ちならせ  

ココロスカイ 寿美菜子 2012/04/11 初登場14位 売上0.7万枚
1.ココロスカイ
前作のC/Wに近い爽快ロックナンバー。声もサウンドもストレートで、あまり濃いところが無いので、けっこう幅広く聞かれそうな1曲である。わりと声が個性的というかカワイイ感じの女性声優のデビューが相次いでいる中では1番聞く人を選ばない声なんじゃないかと思う。なお先ほどの竹達彩奈が89年生まれなのに対してこの方は91年生まれであるらしい。

2.Like a super woman
さらにロックに突き抜けた爽快曲。タイトルや歌詞がGIRLじゃなくてWOMANなのが妙に説得力がある。戸松遥(年上)でもWOMANよりGIRLSの方が似合う気がするし、サウンドはまあガールズロック的な感じではあるけど、寿美菜子が歌う場合は何となくガールって感じじゃないな。

★★★★☆

ココロスカイ 初回DVD付  ココロスカイ 通常盤 

ハルウタ いきものがかり 2012/04/25 初登場4位 売上6.0万枚
1.ハルウタ
劇場版アニメ「名探偵コナン 11人目のストライカー」主題歌。前作に続いて山下曲。アレンジはアルバムで一切出番のなかった初期のアレンジャーの1人である江口亮。ドラムの感じなどは「うるわしきひと」を思わせる感じだが、大型タイアップだけにストリングス導入は避けられず、江口亮と村山達哉との共同で弦アレンジが施されている。当然ハーモニカは無く、終始バックで大音量でストリングスが流麗に流れている実にこざっぱりとした質感。意外とギターがチャカチャカと面白く鳴っているんだけど…ストリングスにかき消されて遠い。曲自体は初期っぽいのにアレンジ面で良くも悪くも今のいきものがかりというのが色濃く出たような印象。普通にいい曲だと思うけどやはり整いすぎているというか綺麗すぎて残りにくい。もう少しガシャガシャしていた方がいいと思った。

★★★☆☆

ハルウタ  

Non stop road/明日への帰り道 スフィア 2012/04/25 初登場6位 売上2.8万枚
1.Non stop road
4人が主演しているアニメ「夏色キセキ」OP。とびきりさわやか、サンシャイン!の一言がこれほど似合う曲は無いというくらいサンシャイン。もう無くなってしまったが夏休みの昼ドラ主題歌として起用されたら大ヒット間違いなしみたいな勢いである。しかも微妙に一般的な曲展開とは異なる展開を見せており、2コーラス終了後にCメロ→サビ→間奏→ラストサビといった展開を見せる。サビは何度も出てくるが完全な繰り返しではなくけっこう工夫しているところも良い。余計な言葉は不要なほどの最高傑作

2.明日への帰り道
こちらはED。公式での扱いはちゃんと両A面になっているが、ジャケットでは「Non stop road」しか表記されておらず、C/W扱いのようになっている。「10年後」という単語も飛び出すバラードナンバー。どうしても「secret base〜君がくれたもの〜」を思い出す曲調だが、作曲がまさにその人、町田紀彦である。ZONE解散と同時に事務所を退社。元々ZONEが所属する北海道の事務所ランタイム社員だったので外部提供はしておらず、退社後に何をやっているのかイマイチ不明だったが09年に大学に入学(現役時は高卒でランタイムに入社していた模様)したとブログに綴っており、現在は4年生となっている。作家活動はZONE以来となる(未発表曲と思われる曲がMARIAで発表されたことはあった)。どこかノスタルジーを感じさせるメロディーラインに衰えは無く、昨年ZONEが自ら発表したアンサーソングよりもよっぽど「secret base〜君がくれたもの〜」が見える曲となっている。

★★★★★

Non stop road/明日への帰り道(限定生産盤) 初回盤DVD付  Non stop road/明日への帰り道(夏色盤) アニメ盤DVD付   Non stop road/明日への帰り道(通常盤) 通常盤 

星空☆ディスティネーション 花澤香菜 2012/04/25 初登場7位 売上1.8万枚
1.星空☆ディスティネーション
ドラムは打ち込みだが生のストリングスも入ったポップス。歌声はかなりほわほわしていて豊崎愛生とは違うが系統としては近いものがある。派手なJ-POPに疲れた時に優しい1曲であり、たまにこういう曲も悪くない。PVには同僚の井口裕香が出演している。

2.Saturday Night Musical♪
A面よりも豪華にドラムまで生の柔らかバンドサウンド+ストリングスによる明るいポップス。これがA面という選択もあったんじゃないかと思う。終わったかと思ったら曲が別の展開を始めるのが印象的。

3.恋のはじまり
今回3曲とも北川勝利という人物が作詞作曲しており、編曲にも関与(A面は単独)しているので作風も似たような感じになっており、これもほんわかポップス。これといって感想は無いけど、けっこういいシングルだったと思う。

★★★★☆

星空☆ディスティネーション(初回生産限定盤) 初回盤DVD付  星空☆ディスティネーション【通常盤】 通常盤 

大地のシンフォニー/約束 エレファントカシマシ 2012/04/25 初回盤ライブCD付 初登場14位 売上0.7万枚
1.大地のシンフォニー
2.約束

2曲とも編曲はバンドではなく、YANAGIMANとボーカル宮本の共同名義。孤高のシンガーの独白といった形の2作。けっこう淡々と進む割にかなり長いので(6分越え)、流して聞いているとほとんど印象に残らない。時期にもよるがもっと凄い引きつける曲も多いので正直イマイチかなとも思った。ただ歌詞を読みながらじっくり耳に入れると2曲ともかなり良く思えてきた。特に「大地のシンフォニー」は良い。

DISC-2 2012年新春渋公ライブセレクション
1.おかみさん
2.Soul rescue
3.リッスントゥザミュージック
4.旅
5.笑顔の未来へ
6.桜の花、舞い上がる道を
7.パワー・イン・ザ・ワールド

初回盤はライブCD付で、豪華ライブ音源7曲。パワー溢れる演奏と歌声は圧倒的ではあるが個人的に好きな曲というかちゃんと認識している曲が「笑顔の未来へ」と「桜の花、舞い上がる道を」の2曲だけ。この2曲は良かったんだけど他の曲の良さに改めて気づくようなことは無く、ライトリスナー止まりだなぁと我ながら思う。

★★★★☆

大地のシンフォニー/約束(初回限定盤) 初回盤ライブCD付   大地のシンフォニー/約束 通常盤 

恋する心達のために 槇原敬之 2012/04/25 初登場32位 売上0.4万枚
1.恋する心達のために
独立後のシングルとしては前作はサークルKサンクス限定だったので、一般流通するのは今作が初となる。今回は珍しくラブソングとなっているが、90年代(事件前)のラブソングに回帰していくということではない。始まりは僕から君へのラブソングなのかと思いきや(今回も単に「好き」だけではいけなくて躊躇している点が最近のラブソングと共通している)、恋をしている「僕ら」の曲ということで視点が広い。応援歌、青春ソングで「僕ら」という視点で歌われる曲は多いが、ラブソングは基本1対1なので「僕ら」のラブソングというのは斬新(基本的には1人称の葛藤が描かれているけど)である。やはりライフソングをメインにしているだけあって、そこはかとなく「好きという思い」だけでなく、こうあるべきとかこうじゃなきゃいけないという考えが根底にあるようなライフソングがかかったラブソングである。いつまでも若い感性のラブソングを書けないという年齢的なものもあるけど、何だかここまで理屈で考える事じゃないんじゃないかなとも思える。曲自体は相変わらずのマッキー節で非常にいいんだけど割と淡々としているので案外印象に残りにくい。

2.どんなときも。キャラメルVer.
森永のキャラメルのCMタイアップとしてリアレンジ。当時のシングルC/Wのバラードバージョン、07年の「どんなときも。'07」(「GREEN DAYS」C/W)、10年の「どんなときも。Renewd(Version4)」に続く5バージョン目この5年で3回もリメイクするのはやりすぎのような気もするが、'07はかなり地味なリアレンジだったし、Version4に至ってはベスト盤収録ながら収録自体が何度目なのかということなので徹底的にいじり倒した結果、全面加工ボイスというぶっ飛んだ仕上がりになっていた。今回は5バージョン目にして初の原曲の正統進化系といえる仕上がり。原曲の要素を生かしたまま、より優しく生まれ変わったといった感じ。

★★★★☆

恋する心達のために  

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