2012年6月発売編
treasure of the heart〜キミとボクの奇跡〜 | ZONE | 2012/06/06 初回盤DVD付 | 初登場18位 売上0.6万枚 |
1.treasure of the
heart〜キミとボクの奇跡〜 3人で復活し、8月限定が年内延長になり、TOMOKAが引退し2人になったのに無期限延長した元ZONEの2人がZONEの名を継続しての初のシングル。作詞は解散シングルに続いてMIYU。作編曲は丸山真由子。ZONEに関わった事の無い作家だが、同じ事務所のClariSに曲提供している作家である。曲調はまさにあの頃のZONEを完璧なまでに再現したミディアム。昨年の「約束」やライブと比べても歌い方含めてZONEっぽさが増している。そもそも残った2人の意識にZONEらしさというイメージがたぶんあんまり無かった(現役時代は与えられた曲をやっていくので精いっぱいで方向性まで明確な意識は持ってなかったはず)ので、むしろ今作の曲提供者の方がZONEのイメージをしっかり固めていたのではないだろうか。そんなわけで色々あったが、ここまで残ったZONEファンであれば町田紀彦が関与してないとかを抜きにしてもZONEらしいいい曲だと思える1曲である。ミディアム系でのZONEの一般イメージそのままなのでベスト盤を聞いた程度のライトリスナーでもすんなり入れると思う。 2.ユメノカナタ 3.Arigato DVD 1.treasure of the heart〜キミとボクの奇跡〜 Music
Video 2.Making of treasure of the
heart〜キミとボクの奇跡〜 ★★★★☆ |
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心から君が好き〜マリアージュ〜 | DEEN | 2012/06/27 初回盤ライブCD付 | 初登場22位 売上0.4万枚 |
1.心から君が好き〜マリアージュ〜 漫画「神の雫」原作者の樹林伸とコラボ。この人物は別名義で「金田一少年の事件簿」「探偵学園Q」「サイコメトラーEIJI」「クニミツの政」など主に少年マガジン系列の原作者として活躍している人物である。この曲自体は2011年リゾートライブで新曲として披露されていたようで、その時は2011年内発売とされていた。しかし一向に発売が確定しないまま時が流れており、最終的には樹林伸とのコラボという形で話がまとまり、元々池森単独の歌詞に樹林伸が手を加えた形になったということだろう。作詞は2人の共同、作曲は田川伸治となっている。編曲はDEEN名義で、今回3人のみの演奏。3人のみとはいえ「coconuts」の時のように田川伸治はパーカッションを最近は自ら叩いているようで、今回もクレジットされている。なので軽いリズムは入っており、音も重ねているようなのでいざライブとなってそのまま3人で完全に再現できるわけではなさそうだ。正直なところ、近年のシングルC/Wでやっているアコースティックバラードという以外にこれといった印象が無く、普通である。ウェディング楽曲という売りにしても3年前に「Celebrate」で大々的にやったばかりだし、あちらの方が普通に良かったと思う。歴代シングルで最も地味な1曲なんじゃないだろうか。 2.雨がいつか上がるように 3.Hello 初回盤ライブCD ★★★☆☆(DISC-1のみ) |
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Your Eyes | 嵐 | 2012/06/06 初回盤・通常盤 | 初登場1位 売上55.6万枚 |
1.Your Eyes 相葉主演ドラマ「三毛猫ホームズの推理」主題歌。どっしりしたサウンドのサビは「To be free」を髣髴とさせる。青春の葛藤的な内容は間もなくメンバー全員が30代になる事もあり、それなりリアルタイム性もあるものの、メンバーの見た目が20代半ば程度のままで止まっているのと先輩ジャニーズが大量に現役で第一線に残っている事もあって、未だに嵐は若々しいポジションのままというイメージも。曲に関してはそれ以外はいつも通りの構成。2番でソロパートが出てきて、相葉が間奏開けサビでソロ(コーラス入ってるけど)という主演が目立つというのも近年の嵐の定型である。当初は普通すぎるとも思ったが、2,3回聞いていたらそれなりにいい曲に思えてきた。 初回盤 DVD 通常盤 3.voice ★★★★☆ |
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LOVE&LIVE LETTER | 福耳 | 2012/06/13 | 初登場21位 売上0.7万枚 |
1.LOVE&LIVE
LETTER 08年以来のシングル。初期メンバー3人のうちのスガシカオが独立してしまったので福耳からも自動脱退。新人のさかいゆうが加わり、今回はさかいゆうが楽曲を担当。これまでのシングルはどれもほとんどが杏子をメインにした歌割りだった。事務所オールスターズとはいえ年功序列感が強かったが、今回は誰がメインということもなく、みんなが交代で登場。ここまでオールスター感というかスペシャルユニット感が出ているのは初めてなんじゃないだろうか。楽曲もクセのないポップな楽曲でストレートな大合唱モノでスーッと耳に入ってくるし、福耳の新たなスタンダードになりそうな曲である。全面的に手掛けているさかいゆうの音楽も気になる。しかしこれで何故いきなりトップ10どころかトップ20入りすらできなくなってしまったのか…。山崎まさよし、スキマスイッチの人気低迷、スガシカオの離脱、秦基博、さかいゆう辺りも引っ張れるほどの人気には至らず…といった状況ではあるけどそれにしたってもう少し売れても良かったのでは。 2.DISTANCIA〜この胸の約束〜<20
Years After Ver.> 3.セロリ Live Ver.<A
Night With Strings〜Featuring 服部隆之〜> 4.夏はこれからだ! Live
Ver.<Augusta Camp 2011> ★★★★☆ |
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君は僕だ | 前田敦子 | 2012/06/20 Act.1,2,3 | 初登場2位 売上16.8万枚 |
1.君は僕だ 1stとは一転して軽快なポップス。曲が文句なくいいというのもあるが、ボイトレでもしたのかというくらいに歌も良くなっている。本人の声域に非常にドンピシャな曲が提供されたのか、色々吹っ切れて声も良くなったのかは不明だが、AKBの冠が無くなってからのソロ歌手前田敦子もありだと思った。 2.右肩 Act.1 Act.2 Act.3 DVD 1.君は僕だ Music Video 2.君は僕だ Music Video(ドラマバージョン) Act.1 Act.2 Act.3 ★★★★☆ |
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超HAPPY SONG | Berryz工房×℃-ute | 2012/06/20 通常盤 | 初登場3位 売上5.7万枚 |
1.超HAPPY SONG(シングルVer.) この曲を聞く上ではまずその背景を知らなくては意味が無いというかいつもの普通の曲としか聞こえない。元々メンバーも知らず、別々の2曲(下記C/W)として今年リリースされたそれぞれのアルバムに収録されていた。この際、つんくのブログの楽曲解説には仕掛けがあることを示す一文が加えられていたが誰も気づかないままだった。つんくによれば気づかれないのであれば、夏のハロプロライブで明かす予定だったらしいが、4月頃からネットで大きく話題になって発売が決定したという事になっている。実際にはBerryz工房と℃-uteのメンバーが当時はハロプロキッズとしてオーディションを経て合格発表されたのが02年6月30日、10周年を迎えるタイミングでであり、最初から狙っていたものと思われる。キーボードがフィンフィンなりまくる派手なアップテンポ(Berryz)と音数が少ないバラード(℃-ute)を合体させているので、全体の印象は「Because happiness」中心に「幸せの途中」を当て込んだように聞こえる。ただつんくは特設サイトのインタビューで2曲完全に同時進行で制作を進めたと語っており、「Because happiness」中心ではないかというインタビュアーの問いには否定している。このインタビュー飛ばし見したが、やはり少し信用できないなと思ったのは全部つんくの手柄になっているためである。以前も書いたが、編曲は大久保薫の単独だ。つんくがアレンジャーに任せた時点のデモはどこまでの完成度だったのかでもかなり状況が変わってくる。インタビューではつんくはアレンジする段階になってどう進めたのかを語っていないし、そもそも最大の貢献者であるはずの大久保薫について触れない。こういった楽曲の合体という音楽的に凄い試みをやっているのに、その辺りの話が聞けないのは残念だし、実際にアレンジにどこまでつんくが立ち会ったり意見をしているのかは気になるところだ。 2.超HAPPY SONG 3.Because happiness/Berryz工房 4.幸せの途中/℃-ute ★★★☆☆ |
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ラストシーン | スキマスイッチ | 2012/06/27 | 初登場10位 売上1.2万枚 |
1.ラストシーン 映画「臨場」主題歌。定番のストリングスバラード。正直全く新しい印象は無く、これまでのバラードと比べても印象が強くも弱くもない本当に安定の1曲程度にしか思えなかったが、何度か聞いていたら少しずつ深みが出てきた。ソロ活動を経て復活した09年以降のスキマスイッチは地味になったようなところもあるが、基本的に何度か聞いているとよく思えてくるそういった曲が多い。言葉の使い方もどこがいいというわけではないけど何だか染み渡る。ただ曲が5分ちょいで終わるところをド派手に無駄に盛り上がりまくって6分まで引っ張るエンディングは何故無理やり引き伸ばしているのか謎な展開だった。 2.またね。(betsu-oke ver.) 3.フォノグラフ(Instrumental) ★★★☆☆ |