2012年7月発売編
太陽スキャンダラス | SCANDAL | 2012/07/11 初回盤A,B,通常盤 | 初登場2位 売上3.8万枚 |
1.太陽スキャンダラス ORANGE RANGEのNAOTOプロデュース。例によって作詞はHARUNAとNAOTOの共同名義。ということで冒頭と最後にあるナ〜ナ〜ナナナ〜♪はそのまま「イケナイ太陽」のパチモンみたいなノリ。全体的なノリもそのままあの頃のORANGE RANGE。しかも全盛期の再現ではなく、明らかにあの頃の模倣といった感じ(NAOTOの才能が枯れたわけではなく、あの頃のレンジがあの頃の若さでしか出せないノリだったので今それっぽく書いてもたぶん再現自体不可能)。自作曲がほとんど無く、提供者の方向性が大きく変わればバンドの方向性も変わってしまうのはSCANDALにとっては自由で柔軟性があると同時に軸が無いようなものでもある。今回は完全に「プロデュースされている感」が強すぎてイマイチ。楽しげなPVも一緒に話題にしたくせに、DVD付を出さずにデラックスシングルを3分割したような戦略といい、売る気があるのかないのかよく分からないところは謎。 初回盤A 初回盤B 通常盤 表ジャケットは3種とも同じ写真。裏ジャケが3種でそれぞれのC/W仕様で完全に異なる。 ★★★☆☆ |
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One・Two・Three/The 摩天楼ショー | モーニング娘。 | 2012/07/04 初回B | 初登場3位 売上11.0万枚 |
1.One・Two・Three 新垣・光井もいなくなり、残っているのは6期道重・田中と2011年に相次いで加入した9期10期の8名の合計10人。一応毎回PVまでチェックしているのに未だに8人の名前と顔が一致しないので6期と新人8人という認識のままだが、楽曲編成では早速新人を前に出してきている。リーダーになった道重は前面ではなくいきなり後方に押しやられている。田中れいなはそのまま前面に立ち、9期の鞘師里保という子を一緒にセンターに置いているようだ。ただ全員に見せ場が来るようにもなっているようで、全くソロパートが無いメンバーはいないのかな?全面的にエフェクトがかかっているのは、歌唱力を売りにしていたハロプロでも珍しい事態だが、50枚目という節目でもあるし、気合の表れっぽい。サビの感じは何だか最近のK-POP男性グループでこんなノリの曲があったような気がするが…(SUPER JUNIORかな?)。あまり好きなタイプの曲ではないが、カッコいい曲だとは思う。 2.The 摩天楼ショー 初回盤A,Bのみ ★★★☆☆ |
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風が吹いている | いきものがかり | 2012/07/18 | 初登場3位 売上7.7万枚 |
1.風が吹いている NHKロンドンオリンピックテーマ曲。シングル史上最長の7分半をも越える大作ストリングスバラード(編曲は亀田誠治)。ギターには佐橋佳幸を招いているので男性メンバー2人はそれぞれエレキ、アコギのクレジットはあるが(さすがに全く鳴ってないので山下のクレジットにハーモニカは無し)、いつも通りあまり参加していないと思われる。やはりこういう気合の入れ方をしてきたかという予想通りの大作バラードで何の驚きも感動も無かったが、1回聞いただけできっちり耳に残ってくる辺りはさすがで、インパクトが薄れてきているということは微塵も感じられない。恐らくずっと聞いているファンよりも、そこまで熱心に毎回聞いてない人、ボーカルの顔は何となく分かるけど男性メンバー2人のうちどっちが書いた曲なのかとかまで把握してない人、今回タイアップを通して何となく耳に入った人等ライトリスナーにとっては大名曲なんじゃないだろうか。ていうかここ数年のいきものがかりは基本的にそんな感じで、大作バラードを連発しているが、これもそもそも固定ファンの方をあまり向いてなくて、もっと大きな意味で広く届けようというスタンスだからなのだろう(普通ここまでのキャリアになってくると、広く届けようとしてもファンしか聞かなくなってしまい、なんだかんだで段々固定ファン向けっぽい空気が漂っていく)。だからこそ先日のアルバム初回盤のライブ音源が、コアファンサービスを無視して聞き飽きた代表曲のみで埋めるなんていう芸当もできるわけである。常に大衆受けのみを狙っていくスタンスは潔いし、最早ハーモニカムバックといくら叫ぼうと、初期の方が素朴で良かったといくら叫ぼうとも、いきものがかりがそこに戻ることは無いだろうなと今回改めて思った。 それにしてもよく見ると歌詞はあまりオリンピックっぽくない。96年の大黒摩季の「熱くなれ」、00年のZARD「Get U're Dream」まではアップテンポなTHE 応援歌という曲だった。ゆずの「栄光の架橋」のインパクトが物凄く強く世間に残った事もあり、前回のMr.Children「GIFT」に続き、今回もバラードという夏のオリンピックNHKテーマ曲3連続バラードとなっているのがそもそも「またか」感を強くしている。ただ歌詞を見ると明らかに歴代のオリンピック曲とは傾向が異なる。これまでどの曲もアスリートへ向けたような鼓舞するか、その健闘を称えるような内容だったのに、この曲はどう見ても普通に生活している人へ向いている。応援どころかこれは選手を称えるような内容でも無い。本当に「今を生きている」人全員に向けたような…。そういう意味ではどちらかというとこれは震災復興ソングと言われた方が明らかにしっくり来る。 ★★★☆☆ |
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初恋ノオト | 花澤香菜 | 2012/07/18 | 初登場4位 売上1.6万枚 |
1.初恋ノオト 今回は3曲とも作詞作曲編曲が中塚武。前作をほぼ全面的に担当していた北川勝利はボーカルディレクションとして関与している。ボーカル自体がささやき系でかなり個性的な上に、たぶん豊崎愛生よりも特徴的なので、うまくハマった曲を用意するのは大変なんじゃないかと思うけど、今回の中塚武という作家は前作の北川勝利に比べると作風が合ってないように感じた。しかも3曲の中で表題曲であるこの曲が特に合ってない。何かこううまくハマりきれていないような…。リズム隊以外は管弦まで生音ということで柔らかめのポップスではあるんだけど、サビのメロディー自体があっさりしすぎていてあまり印象に残らない。写真の麦わら花澤さんはかなり似合ってるんだけど…。 2.裸足のvacation!! 3.虹のそら ★★★☆☆ |
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大人ジェリービーンズ | 渡辺麻友 | 2012/07/25 Type-B,C | 初登場3位 売上10.7万枚 |
1.大人ジェリービーンズ 前作と同系統のアイドルナンバー。これといって特に書くことは無いが普通にいい曲だと思う。 2.最初のジャック Type-B Type-C DVD 1.大人ジェリービーンズ
Music Video 2.大人ジェリービーンズ
Music Video メイキング Type-B Type-C ★★★☆☆ |
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ユメセカイ | 戸松遥 | 2012/07/25 | 初登場13位 売上2.8万枚 |
1.ユメセカイ 1年ぶりのシングルで比較的元気な曲やポップな曲のイメージが強かったが今回は落ち着いたミディアムバラード。現在の少し大人っぽくなった見た目の雰囲気と曲調はマッチしていて新しい一面ともいえるが、もう少し元気な曲の方がやっぱ似合うかなと思う。 2.Issai Gassai ★★★★☆ |