2012年8月発売編

Moment SMAP 2012/08/01 初回盤DVD付、セブンネット限定盤 初登場1位 売上18.8万枚
1.Moment
TBSロンドンオリンピックテーマ曲。サカナクション山口一郎の提供曲(アルバム『We are SMAP!』収録の「Magic Time」以来)。アレンジは初期からおなじみで近年また出番が戻りつつある長岡成貢。長岡は前回の北京オリンピックのTBSテーマ曲だった「この瞬間、夢じゃない」の編曲も手掛けていた。007期を支えたアレンジャーだが、今回は4つ打ちビートとフワ〜〜と浮遊し続けるシンセをメインにした低音+シンセ押しの編曲になっていて少しイメージと違った。これはサカナクションのイメージに近いのだろうか。歌詞はまさに選手の心境を歌ったような内容で、実にオリンピックっぽい。一定のリズムで淡々と突き進んでいってしまうのでやや印象が薄いが、何度か聞いていると馴染んできてなかなかいい曲だと思う。面白いのが10年前の「freebird」以来の中居大フューチャー構成。4人がAメロを1回ずつ歌い繋ぐのに対して、中居はサビ前のおいしいBメロを2回も担当。普通に香取か木村が歌いそうなパートだが、ここであえて中居というのが中居ボーカルファンとしては嬉しい。

初回盤・通常盤のみ
2.手を繋ごう
ヒャダインとしてソロリリースもしている前山田健一の提供曲。SMAPへの提供は初だと思うが、スマスマで中居がやっている「しょうわ時代」のオリジナル曲を提供するといった縁があったばかりなのでこの際に真面目なSMAP用の曲も一緒に提供してもらったのだろうか。ストレートなLOVE&PEACEで、この10年定期的に出ている(特に05年前後に多かった)平和の使者SMAP路線。普通にいい曲だが、それ以上の感想は特に出てこない曲。サビ含めてソロで歌い繋ぐ構成で、全員で歌っているのはサビ終りのタイトル部分と、ラストサビの途中からのみ。

セブンネット限定盤
2.WOW! WOW! WOW!
一直線に突き抜けるアップナンバー。サビもウォーウォーとイェーイェーの連呼で単純。単純ではあるが個人的には「手を繋ごう」よりもこっちの方が好き。パート割りが変わっており、中居と香取にソロが無い。稲垣・草g・木村の3人で平メロを回している。中居香取の2人は曲始めの冒頭サビ、及び1番と2番での2ブロックずつ、ラストでは4ブロック登場するサビ部分のうちの前半部分を2人で歌っているっぽい(この2人の声だけ強く聞こえる)。香取中居の組み合わせは「セロリ」の2番Aメロ、「夜空ノムコウ」の2番Aメロ、「世界に一つだけの花」のアルバムバージョンの1番サビなど有名な曲でもけっこうやっている。「セロリ」の頃は香取の声に何かが被さっている程度で同年のアルバムのソロ曲で「マイクの音量俺だけ低いよ」とラップするほどだったことを考えると、均等になったなとつくづく思う。また近年はほとんど5人でソロを割り振るか、上の曲みたいにサビすらもソロ回しだったりするので、こういう特定メンバーだけソロというのは逆に珍しい。

初回DVD

Moment(Music Video)
4作連続のPV付となっている(最初の2作はPVのようなスペシャル映像)。多忙を極めるSMAPはそもそもPV自体作らない事も多いが、SMAPの出番というか使い方は前作「さかさまの空」同様に、最後のサビまでは各自単独シーンを組み合わせたもので、最後のサビになってようやく5人揃ってダンス。今回は背景も合成全開で分割映像を駆使しまくっているのでかなりスタイリッシュな雰囲気。イメージ映像的に足首から下の足の巨大ハリボテが出てきている。イメージ的な飾り物かと思いきや、このハリボテ足、1番サビになると突如、黒タイツ人間により立ち上がり踊り始める。足ハリボテは置物ではなく、被り物だったのである!立ち上がる瞬間の驚きといったらそれはもう想像だにしていなかったので驚愕の一言である。その後は床がランニングマシーンみたいになっており、足ハリボテ黒男(男か分からんけど)はテケテケランニング。2番サビではサイドから激しい水流を受けて水浸しにされ、ラストサビ前間奏では倒れこみ、バタバタもがいている。なおもがいているのはハリボテの足ではなく、黒男の方の足である。スタイリッシュさと強烈なネタ要素がミックスされたなかなかにシュールなPVだ。

★★★★☆

Moment(初回限定盤)(DVD付)      Moment(通常盤)  

希望について NO NAME 2012/08/01 初回盤Type-A 初登場3位 売上6.4万枚
1.希望について
アニメ「AKB0048」OP。当初これといった印象の無い曲だったがさすがに毎週聞いていたら耳に残ってきた曲。カワイさを強調しただけでなくシリアスさを強調した作品だっただけに、主題歌もシリアスである。

2.夢は何度も生まれ変わる
こっちはED。EDということでイメージ通りのミディアムバラード。このアニメ、少なくともテレ玉では次回予告が無かったので、EDまで見ないでチャンネルを変えることも多く、あまりしっかり記憶していなかった。普通にいい曲という印象だが、OPとEDで共にシリアスな雰囲気は共通している。

3.虹の列車
13話のみのED。これを収録したいがためにアニメ終了後の発売になってしまったのだろうか。一転していつものAKB48アンダーガールズ枠でやっているような明るいアイドルポップナンバー。それ以外に特に印象無し。一応作品を見ていたので手に取ったものの見ていなかったら今作はスルーしていたかもしれない。

初回DVD

1.「希望について」 Music Video〜NO NAME メンバーVersion〜
ダンスシーンとメンバーが近未来的な場所でNO NAMEのオーディションを受けているような場面で構成。アニメのでは渡辺麻友が演じたキャラクターは主役ではないのにクレジット上はトップという演じている本人の知名度的な大人の事情が垣間見えたが、1番有名な渡辺麻友を前面に出すためか、渡辺麻友だけが1人状況に戸惑っているなど目立った演出がここでも施されている。

2.「NO NAME NO NABE〜普段はこんな感じ?〜」
普通にしゃぶしゃぶをみんなで食べている映像。ツッコミや解説のナレーションやテロップは適宜入るが、仕事の都合で渡辺麻友や矢神久美が遅れて来たり、喋らずに食べているだけだったりと内容はほとんど無いに等しい。とりあえず司会進行役にアニメで共演した声優さんを入れてみたりするものの、1度見ればいいかなという内容だった。

今回、AとBで曲違いは無く、DVDの内容が異なるのみ。ゆえに通常盤のAとBはジャケットが違うだけである(封入特典のカード等は違うようだが)。

★★★☆☆

希望について(type-A)(初回限定盤) 初回DVD付Type-A  希望について(type-B)(初回限定盤) 初回DVD付Type-B  希望について(type-A)(通常盤) 通常盤Type-A  希望について(type-B)(通常盤) 通常盤Type-B 

シュプレヒコール RADWIMPS 2012/08/01 初登場4位 売上6.7万枚
1.シュプレヒコール
これまでの曲は何だかよく分からないけどとにかく凄い!という感じで、RADWIMPSの中で明確にこの曲が1番好きという曲は無かった。これからはこの曲が1番好きな曲になると思う。初めて何か凄いという感情より、単純に今回いいな好きだなという感情が上回った

2.独白
ピアノと簡易なリズムをバックに7分以上に渡って延々ボーカル野田が語っているタイトル通りの「独白」。内容は主にバンド活動の思い出話でメンバーへ宛てての内容だと思われる。最後の方でイニシャルで3人に個別にメッセージを送っているが、これもメンバー3人へ向けてだろう。イニシャルと一致する(1人名前で2人苗字と一致)。

3. 22:20:12:5:14:2012[inst.]
即興演奏だというインスト曲ピアノがメインになっているが、ボーカルギターの野田はピアノも弾けるらしいのでピアノは野田なのだろうか。転がるようなピアノが心地いい曲。

★★★★★

シュプレヒコール(初回生産限定盤)(紙ジャケット仕様) 初回紙ジャケ仕様  シュプレヒコール 通常盤 

ヴァージニティー NMB48 2012/08/08 Type-C 初登場1位 売上39.6万枚
1.ヴァージニティー
THE 昭和といった感じの歌謡ナンバー。歌謡っぽいのはSKE48「片想いFinaly」もそうだったが遥かに超越して昭和の香り全開。管楽器系がプァ〜と鳴っている辺りのなんともいえない昭和感も強烈なギミックとして作用していてインパクトは絶大。「明るいアイドルポップ」としか表現しようがない曲が大量生産されている中では、目立つ曲ではあるものの…好きなタイプではない。同じ「ヴァージニティー」ならレベッカの方が渾然たる名曲だったなと。

2.妄想ガールフレンド
「明るいアイドルポップ」としか表現しようがない。アンダーメンバーではなく「ヴァージニティー」と全く同じ選抜メンバーで歌われている。

Type-C
3.砂浜でピストル/難波鉄砲其之壱
歌詞カードには怪我で休養していたため今作には参加していない木下百花による説明ミニ漫画もついているが、次期エースを狙う8名で構成。一部メンバーはA面選抜とも被っている。ハードなナンバーを予想するがわりかし普通のアイドルポップ。ピストルというのも指鉄砲でハートを撃ちぬきたい的なラブソング。

4.みるきーのちゃぷちゃぷ※歌ではありません
3種全てに入っていてバージョンが全部違うらしいが、渡辺美優紀が入浴する音が入っているだけの謎トラック。Google+で渡辺が風呂に入る事を「ちゃぷちゃぷしてくる」と表現した事がきっかけで、48グループ全体に「ちゃぷちゃぷ」が流行したのがこの企画につながったものと思われる。特にファンを煽るようなあざとい台詞が入るわけでもなく、普通に湯船につかって気持ちよさそうなため息が聞こえる程度である。謎である

DVD

1.ヴァージニティー(ミュージックビデオ)
山田奈々・山本彩・渡辺美優紀・城恵理子の4姉妹が主役のドラマが展開。終始真面目なトーンのドラマだが、設定が分かりにくい。また城の同級生男子がメンバーの男装(誰か分からん)だったり、山田奈々の登場シーンがハイテンションすぎてほとんどギャグだったり、悩む城の横でサブキャラ(たぶんメンバー)が漫才をやりながら城にアドバイスしたりと笑いの要素もあるが全体の真面目なトーンが破壊されるほどではない。結局、歌が入らないままに30分に渡って延々とドラマが展開するのみでそのままドラマが終了、EDクレジットのバックで曲がかかる。というわけでPVではなくドラマであり、ドラマのED曲が「ヴァージニティー」だったという。

2.ヴァージニティー(ミュージックビデオ ダンスミックスバージョン)
こちらはダンスシーンを中心にドラマの映像も随所に挟んだPV。TV等でもかかるのはこっちであり、メインPVはこれといっていいだろう。間奏で四つん這いのメンバーの上を山本彩が靴のままで駆け抜けるという振り付けが謎。

3.妄想ガールフレンド(ミュージックビデオ)
渡辺美優紀が猫にかまれ、しっぽや猫耳の猫コスプレ姿にニャンニャンと変身。そのまま田舎の風景を駆け抜け、緑がまぶしい丘の上にいるメンバーの元に到着し、メンバーを噛むとメンバーもニャンニャンと変身し、全員猫コスプレで踊るというかなり地下アイドル色の強い映像。相当あざといのでアイドル耐性が問われる内容である。

Type-C
4.砂浜でピストル/難波鉄砲其之壱(ミュージックビデオ)
NMB48における上位メンバーが「TARGET」とされており、彼女らを越えるという野望に燃えているという設定らしく、軍隊のようなスタイルになっている。冒頭でこの曲のセンターである小谷里歩がAKB48の総選挙で堂々1位になり(徳光の司会までつける徹底ぶり)、大島優子の演説をほぼ丸パクリするという妄想パロディも炸裂するが、基本的には踊っているだけで、ターゲットにされた山本や渡辺を銃撃しにいくようなハードなストーリー展開は無い。

5.特典映像「NMB48 feat.吉本新喜劇Vol.4」
80分に及ぶ吉本の芸人と舞台でコントをしている映像。この手のお笑いはてんで苦手なため、全く面白くなく開始10分で苦痛に耐えきれず挫折。以降16倍速で最後まで吹っ飛ばしてしまったのでまともに見ていない。毎回Type-Cはこのせいで2時間程度の長尺になっているらしいが、今後手に取るとしたらCは選択肢から外した方が良さそうだ。

★★★☆☆

ヴァージニティー 通常盤Type-A【トレーディングカード(全16種類のうち1種類をランダム封入)全国握手会参加券封入】(初回プレス盤)(DVD付) Type-A  ヴァージニティー 通常盤Type-B【トレーディングカード(全16種類のうち1種類をランダム封入)全国握手会参加券封入】(初回プレス盤)(DVD付) Type-B  ヴァージニティー 通常盤Type-C【トレーディングカード(全16種類のうち1種類をランダム封入)全国握手会参加券封入】(初回プレス盤)(DVD付) Type-C  【特典なし】 ヴァージニティー 【劇場盤】 劇場盤 

crossing field LiSA 2012/08/08 アニメ盤 初登場5位 売上8.8万枚
1.crossing field
アニメ「ソードアート・オンライン」OP。このアニメはどういう内容なのかも知らないがガルデモからの流れでそのまま聞いている。前作同様にバンドとストリングスによるスケールのでかいパワフルなロックナンバー。パワー溢れる素晴らしいともいえるくらいの曲ではあるがやはり何故か今回もピンと来ない。元よりガルデモも「Little Braver」1曲が非常に好きで、それに引っ張られてLiSAがボーカルをやったアルバムも好印象だったわけだけど、勢いで買ったライブBlu-ray/DVDの方はLiSA本来の色が強く出始めていてイマイチだった。あまり好みなシンガーではないということだったんだと思う。毎回チェックはもうしなくてもいいかな。圧倒的なパワーはあるんだけど、そこについていけない。

2.いつかの手紙
バンドとストリングスによるバラード。バラードナンバーだけにバンドが控えめでストリングスがよく聞こえる。バラードでもパワフルでぐいぐいと聞かせる。

アニメ盤のみ
3.変わらない青
初回・通常盤とは別の曲(前作も同じパターン)。本人作詞によるアップナンバー。ストリングスは入っていないので前2曲のような壮大さは無く、派手な2曲の後なのでさらっと聞ける。配置が絶妙な1曲。

4.crossing field-TV ver.-
1コーラスのみのTVバージョン。

DVDにはアニメOP映像が入っているらしいが見ていない。

★★★☆☆

crossing field【初回生産限定盤】 初回盤DVD付  crossing field【期間生産限定盤】 期間限定アニメ盤DVD付  crossing field【通常盤】 通常盤 

また明日 ゆず 2012/08/08 通常盤 初登場7位 売上4.3万枚
1.また明日
「from」以来の岩沢曲。ゆず復活というか壮大になりすぎたゆずがかつてのイメージのゆずに戻った奇跡的な1曲。ハーモニカも久々に鳴っている。ここのところ壮大路線をずっとリードしていた北川曲の裏(C/Wやアルバム)での岩沢曲は「from」含めてやや地味なところがあったので岩沢曲が表に出てきてもイメージは戻らないんじゃないかと思っていたが、見事に戻ってきた。08年の「ストーリー」以来のA面曲での寺岡呼人の復帰もあって、最近の壮大路線に不満というかどこまで行ってしまうか不安だったので大いに安心した。

2.改札口
北川曲。プロデュースはゆず単独だがアレンジは野間庸介というクレジットになっている。壮大自己啓発が続いていた北川曲だがここではそんな気配は封印されている。シンプルなアコースティックナンバー。派手さが無くて安心できる曲。

初回盤はDVD付ではなく、CD化されていない2曲のライブ音源を追加収録している模様。

★★★★☆

また明日【初回盤】 初回盤(未発表ライブ音源2曲収録)  また明日【通常盤】 通常盤 

ユリーカ スキマスイッチ 2012/08/08 初登場16位 売上1.6万枚
1.ユリーカ
久々のアップテンポ。アッパーなシングルは数少ないが、「全力少年」や「ガラナ」などけっこう好きな曲が多く、今回も期待通り。休止以降のスキマスイッチは聞き込んで良さが見える曲ばかりだったが、今回は「全力少年」の頃のように1発で耳に残るキャッチーなサビが印象的。

2.きみがいいなら(from「TOUR2012"musium"」)
1stアルバム『夏雲ノイズ』収録曲のライブバージョン。忘れていた曲だったが聞いたらすっと思い出した。

3.ガラナ(from「TOUR2012"musium"」)
06年のヒット作。ライブアルバムではさらにがっつき気味に歌われる曲だが今回もCDよりもがっついて歌っている。このツアーの模様は9月にライブアルバムとして発売されるが、対象となっている公演では披露されていないのか2曲とも収録曲のラインナップには入っていないのでここでしか聞けないものと思われる。

★★★★☆

ユリーカ(初回生産限定盤)(DVD付) 初回盤DVD付  ユリーカ(期間生産限定アニメ盤) 期間限定アニメ盤  ユリーカ 通常盤 

陽はまた昇る 高橋優 2012/08/08 初登場18位 売上1.0万枚
1.陽はまた昇る
映画「桐島、部活やめるってよ」主題歌。激しくアコギをかき鳴らしながら(クレジットではスタジオミュージシャンが弾いているけど…)、早口でまくしたてる高橋優の王道曲。その王道がようやくシングル曲になった。何故かシングルA面でのみドラマや映画のタイアップを意識して豪華に仕立てたかったのかストリングスを入れまくるという奇行が続いており、2ndアルバムではシングル3曲だけストリングス飽和曲、後はもっと泥臭い曲と路線が剥離し始めていた印象だった。今回映画タイアップでも安易にストリングスに頼らなかったのは1つの大きな変化だろう。それ以上に今回は歌詞もメロディーもズバズバと切り込んでくる。ストリングスで上っ面だけ豪華にしても魅力は半減していただろうし、サウンドの泥臭さも効果的だ。

2.旅路の途中
バンドスタイルの比較的さわやかな印象の曲。特にこれといったコメントは無いが、これまた良い。

ボーナストラック1
3.陽はまた昇る〜映画「桐島、部活やめるってよ」バージョン

映画バージョンということだが、サイズが変更になっているのではなく演奏がアコギだけになっている。弾き語りかと思ったが1曲目と同様にサウンドプロデューサーでアレンジャーの浅田信一と初期の福山雅治に関わった事もある中村修司の2人もギターでクレジットされているので本人は歌のみだろうか(ていうか他の演奏をカットしただけのバージョンだったりして…)。アコギだけの演奏になっても歌詞とメロディーはズバズバと聞き手に切り込んでくる。今回改めて曲がいいなと思った。

ボーナストラック2
4.セピア〜LIVE from 月刊高橋優STREAM最終回”卒業”寄せ書きライブ2012.3.20

2ndアルバム『この声』収録曲。定期的にUSTREAMで配信していたライブが最終回ということらしく、MCから弾き語り(クレジットないのでたぶん)で歌われる。

★★★★☆

陽はまた昇る(初回限定盤) 初回盤DVD付  陽はまた昇る(通常盤) 通常盤 

Re:myend!/Lightdentity ねごと 2012/08/08 初登場35位 売上0.4万枚
1.Re:myend!
一言でいうとヘンテコな曲。アッパーなナンバーで一気に駆け抜けていくので3分に満たない長さというのは昨今のJ-POP界隈では実にスッキリしているけど、キーボードはミョンミョンしてるし、歪んだ異次元空間みたいなイメージ。サビはそこそこキャッチーなところには今までとの共通点はあるがかなりの意欲作だと思う。好きかというと…正直微妙だけど。

2.Lightdentity
こちらも3分台で終わる。1曲目程の勢いはないがミディアムというほどでもない。こちらの方が正統派のサウンドにはなっているもののやはり個性派バンドっぽい雰囲気が以前よりも漂っている。今回いきなり売れなかったのは普通に納得という感じ。

3.彷徨
ゆったりとしたロックナンバー。3曲の中では最もサウンドも重厚だが、それでも4分ちょいで終わるのであまり重たくは無い。3曲の中では最も今までのイメージに近いだろうか。

★★★☆☆

Lightdentity/Re:myend!(初回生産限定盤)(DVD付) 初回盤DVD付  Re:myend!/Lightdentity 通常盤 

Spending all my time Perfume 2012/08/15 初登場2位 売上10.3万枚
1.Spendhing all my time
海外進出を意識したのかほぼ全英語詞ナンバー。終盤に出てくる()で括られたコーラス部分にのみ日本語がちょろっと出るのみ。平メロとサビの歌詞が同じなので歌詞もほぼ2行しかなく、「so」の位置が入れ替わったり、一部ワードが入れ替わる程度で2行の繰り返しという一風変わったものとなっている。聞いているととにかくスペンディンスペンディン連呼しまくっているのが印象的。それだけ中毒性は高くスピード感もあるし、キャッチーさもあるので意外と聞きやすかったりもする。何より聞きやすいのはこれまでの作品のように音圧がキチキチになっていない。いつもPerfume(と「つけまつける」)をかけるときだけはコンポのボリュームを絞って聞いているのだが今回はその必要が無かった

2.ポイント
連続して起用されているキリンチューハイCMタイアップ。CMタイアップなのでこちらの方が聞きやすいかいと思えばそういうわけでもない。

3.Hurly Burly
今回珍しく3曲目があるが、やや間奏の雰囲気がリミックス曲のような雰囲気。特にアウトロが長い。

★★★★☆

Spending all my time (初回限定盤)(DVD付) 初回盤DVD付   Spending all my time 通常盤 

ヒカリヘ miwa 2012/08/15 初登場4位 売上7.6万枚
1.ヒカリヘ
月9ドラマ「リッチマン、プアウーマン」主題歌。まさかのエレクトロ。浮遊感漂う打ち込み+ストリングスがメインで一応アレンジャーNaoki-Tによるギターもクレジットされているがあまり聞こえない。PVではダンスとまでは言えないような舞いをしながら歌っているが、TV出演時はまさかのバンドスタイルで出演。どう考えても鳴っていない音を弾いたフリするバックミュージシャン、miwa本人もエレキギターを抱えているという珍妙な光景が見られた。miwaの作風は幅広く、本人でさえシングルのたびに曲調が違うことラジオでネタにするほどだが、今回は特に針を振り切っており今までに無いタイプの曲だ。今までに関わっていないアレンジャーに委託したのかと思いきやNaoki-Tはこれまでのメインのアレンジャーの1人。miwaが幅広いというよりはアレンジャー自体の作風が幅広かったのだった…。CD自体も初動だけで最高売上を突破するほどだったが、着うた界隈でも大ヒットしているようで、確かに1つの現代のヒット曲として聞いた場合は、個人的に好んで聞きはしないが耳に残るいい曲だと思う。ただこれがヒットしてしまうと同じ曲調が他に無いので新規ファンが増えず、固定ファンも消えるという惨事の可能性も同時に芽生えてしまったような…。下手これがウケたからとばかりに同じ路線でもう1発とかは絶対に止めておいた方がいいと思う。

2.napa
ドラマ挿入歌。挿入歌も頼まれて、演奏陣の休日返上で急いで完成させて1話のOAに間に合わせたと語られている。本人はアコギも担当。アコースティック風なシンプルな編成になっていていかにも挿入歌やC/Wといった風格のナンバー。

3.HiKARiE Remix〜English version〜
「ヒカリヘ」のリミックス。リミキサーを招いたわけではなく、原曲アレンジャーのNaoki-Tがそのままリミックスまで担当。元々がリミックスみたいなサウンドだったがさらに打ち込み要素が増している。ただ原曲を加工するのではなく英語詞で歌い直しているのでリミックスというよりかは別アレンジのような雰囲気も。これはこれで悪くは無い。

bonus track
5.僕が僕であるために
インスト(カラオケ)の後の5曲目には尾崎豊カバー。本人はアコギも担当。2年前の夏に配信限定でリリースされていたものがCD化されたらしいが、月9主題歌、挿入歌、リミックスと話題性が十分あるシングルにわざわざ詰め込まなくても…といった感じで曲の良し悪し以前に存在の影が薄い。この曲が今作で唯一バンドしている。

★★★★☆

ヒカリへ(初回生産限定盤)(DVD付) 初回盤DVD付  ヒカリへ 通常盤 

恋に恋して/Special morning day to you 倉木麻衣 2012/08/15 初登場7位 売上2.1万枚
1.恋に恋して
前作「Your Best Friend」同様にGIRGIO提供。この方は作詞にも介入したいらしく今回も作詞が共作名義に。さらっとした薄味の着うたっぽい作風はそっくりだが、今回アレンジはCybersoundなので、新しさと古さが混在したような雰囲気になっている。そこまでいつも通りという感じがしないけど非常に倉木麻衣らしい曲という印象なのはこの組み合わせによるものだろう。

2.Special morning day to you
徳永暁人の作編曲によるバンドスタイルの楽曲(たぶん打ち込みだけど)。「めざましどよう」辺りのタイアップを再度狙っていったかのような朝が似合うさわやかな曲だが、ICEFIELDのCMタイアップである。倉木麻衣にしてはバンドっぽく音ががっしり鳴っている印象だが、近年のビーイングからすればまだおとなしめか。2曲とも変に迷走されるよりは安心感のある作風で、かといって飽き飽きするほどマンネリではないものの、何とも薄味でそこまででもない。意外と難しい局面なのかも。

★★★☆☆

恋に恋して/Special morning day to you(初回限定盤)(DVD付) 初回盤DVD付  恋に恋して/Special morning day to you 通常盤 

Wake Up CariS 2012/08/15 初登場12位 売上1.5万枚
1.Wake Up
アニメ「もやしもん リターンズ」OP。ClariSが担当したアニメを1つも見ていないので相性とかそのアニメのヒット度合とかはあまり良く知らないのだが(まどかマギカとやらが1つ抜けてアニメ界隈ではヒットしていたらしいのは何となく把握している)、今回のタイアップは過去最弱だったらしい。それとは関係なく、いつも曲のみ聞いている視点から聞いても過去最弱に思える。とりあえずいつものClariSらしいスッキリした打ち込みポップナンバーだがあまり引っかかるものがない。作詞作曲編曲はアルバムにも参加していた丸山真由子。A面担当は初だが、事務所の偉大なる先輩ZONEの「treasure of the heart〜キミとボクの奇跡〜」では往年のZONEのイメージを損なわないかなり良い曲を書いていた印象。ただClariSのアルバムやC/Wではそこまで印象は無かった。今回もそのままの流れという感じ。

2.泣かないよ
3.a moment

2曲ともややゆったりした曲調。今回は本当に普通だなとしか…。

★★★☆☆

Wake Up(期間生産限定アニメ盤)(DVD付) 期間限定アニメ盤DVD付  Wake Up 通常盤

月食/Beautiful day 藤巻亮太 2012/08/15 初登場32位 売上0.4万枚
1.月食
ソロ1stと同様に暗い曲。レミオロメンの暗黒時代の「蛍」や「アイランド」辺りに近い暗さだが、メロディーがあの頃より圧倒的に弱いので、重かろうとマイナスの空気だろうとそれでも強く引き込まれるようなパワーが無い。サビとかブアー、ブアーって高音張り上げてるだけに近い状態だし。サウンド的にはストリングス使ってないレミオロメンということでそこまで大きな違いは無いが、どうもソロはついていけそうにない…。なお昨今のJ-POPの中でこの手のアレンジでは絶対ストリングスがバックでかかっているようなサウンドなのでかかってないのが逆に新鮮ではあるし、無くても問題ないのを再認識できる曲ではあると思う。

2.Beautiful day
ようやく少しは明るいそこそこのテンポのナンバーだがやはり曲が耳に残らない。ソロなのでよりパーソナルというかレミオロメンの時のようにA面を意識したり、売れ線を狙う気が無くて、意図的に地味な曲を書いているのだろうか。どうもC/Wっぽい感じ。

3.砂時計(Live version)
弾き語りのライブバージョン。普通にアレンジされるのであれば、もしかしたら3曲の中で1番耳に残る曲になっていたかもしれない。

★★★☆☆

月食 / Beautiful day (数量限定生産)  

走れ!Bicycle 乃木坂46 2012/08/22 Type-A,B 初登場1位 売上24.5万枚
1.走れ!Bicycle
前2作とは異なりアップテンポなナンバーだが、AKB界隈のような元気いっぱいさよりも控えめな感じがやはり大きなカラーになっている印象。この路線のまま突き進んでほしい。それにしても作曲者が4人もの連名になっているのは何故なのか。別々の曲を合体させまくったのだろうか。

2.せっかちなかたつむり
全4種共通C/Wだが、PVは制作されていない。白石麻衣、高山一実、中田花奈、西野七瀬、橋本奈々未、深川麻衣、松村沙友理と18歳以上のメンバーで歌唱。ヘイヘヘイのリズムに乗ったウキウキ系の曲調。サビ以外でメンバーがソロパートを繋ぐのが聞きどころだがPVも無いので誰が誰だか分からん。

Type-A
3.涙がまだ悲しみだった頃
A面に選ばれなかったメンバーで構成されているのでアンダーガールズ的な選抜か。強い印象は無いが、良メロポップ。

Type-B
3.人はなぜ走るのか?
A面とほぼ同じメンバーが選抜されている。冒頭に乃木坂46のライブ前の掛け声と思われるものが入っている。曲自体はAKB48のC/Wやアルバムで最も大量生産されているアイドルポップナンバーといった印象。最初の掛け声と曲にそんなに関係が無い気がするが…。

DVD

1.走れ!Bicycle-MUSIC VIDEO-
フレンチ風(?)の変装状態のメンバーと通常状態のメンバーが出てくるが、変装状態の方が映っている時間が長くてメイン。変装状態のメンバーは誰が誰だか分からず、立ち位置からしてこれがこの子かな?と思って見ても全く面影を感じられなかったりしてマジで誰?状態。通常状態のメンバーメインバージョンを作ってくれ、ハロプロみたいにDance Shot Normal Ver.とかいって。

Type-A
2.涙がまだ悲しみだった頃-MUSIC VIDEO-
AKB48のアンダーガールズでもよくやっていたような学園モノ。告白して手紙を渡そうと意中の男子生徒を追いかける斎藤飛鳥だが追いつけず同級生に後を託し…というリレーが続いて最後には追いついてみんなが見守る前で…という展開。斎藤飛鳥の美少女っぷりがハンパ無い。伝説級。ブログのハイテンションっぷりは…うん…。

3.生駒里奈×勝木友香  4.伊藤寧々×佐藤有一郎  5.井上小百合×明和電機  6.岩瀬佑美子×北島武樹  7.川後陽菜×山田篤宏
8.斉藤優里×島田健司  9.永島聖羅×村山和也  10.樋口日奈×ヒロシュー  11.星野みなみ×熊坂出  12.松村沙友理×多田卓也  13.若月佑美×青山裕企

今回も33人とクリエイターのコラボ。今回のテーマは「ぶらり旅」。段々テーマが良くなってきている印象で、前2作に比べて自然に近いメンバーが変な演出抜きで見れるので、最もいい内容になっているんじゃないかと思う。ごく普通の旅番組風の演出になっているものが主で、場所も観光地や都内だが、ここでも変なこだわりを入れたいクリエイターはストーリー性を持たせたり、演技をさせたりはしている。1番かわいそうなのは井上で、他のメンバーが食べ歩きやら観光地まで遠征したり(Type-A,Bだけでも沖縄と北海道が登場する)と基本的に普通に旅行している中で「10m旅行」である。発想自体はトリッキーで個性的だが、ド田舎の田園風景に放り出され、道端の雑草や小石をつついたり、拾ったりして10mじわじわ移動するのみというのはあんまりじゃないか。

Type-B
2.人はなぜ走るのか?-MUSIC VIDEO-
A面と同じ選抜メンバーが出ているので見慣れた顔ぶれ。学園を舞台にサッカーをしまくるという内容で、普通の試合ではなく教室で急にボール蹴ったり、廊下をドリブル抜きしたり、体育館で取り合いしたり、外でPKしたりしている。前面のメンバーそれぞれにちょっとした仕掛けと見せ場がある。スロー映像を駆使しているので、忙しない「走れ!Bicycle」よりはメンバーの顔がゆっくり拝めるかもしれない。

3.安藤美雲×中屋敷法仁  4.市來玲奈×平野啓一郎  5.柏幸奈×井上朝夫  6.齋藤飛鳥×廣池健二  7.高山一実×森田亮
8.西野七瀬×中村太洸  9.橋本奈々未×金子茂樹  10.畠中清羅×水落豊  11.深川麻衣×JAきたそらち  12.大和里菜×水元泰嗣  13.和田まあや×井上佐由紀

残りの22人のうち11人分。さらに残り11人はType-Cに入っている。難点は1つ1つはそこまででもないとはいえやたら長いこと。Type-Cも入手しようかと思ったが、特に見たいメンバーはAとBで出尽くしたし(世間的には1番人気らしい生田はCなので注意)、レンタルでCだけ帰ってこなかったので今回はA,Bのみとした。

★★★★☆

走れ!Bicycle(DVD付A) Type-A  走れ!Bicycle(DVD付B) Type-B  走れ!Bicycle(DVD付C) Type-C  走れ!Bicycle 通常盤

つぼみ Aqua Timez 2012/08/22 初登場14位 売上1.3万枚
1.つぼみ
ドラマ「ゴーストママ捜査線〜僕とママの不思議な100日」主題歌。仲間由紀恵主演のドラマということで「ごくせん」タイアップに続く勝負どころという気合が入ったかのような名曲。ベスト盤を経てシングルはファーストインパクトが地味になりその分だけバンド全体の雰囲気はカッコ良さが増したように感じていたが、今回はヒットを飛ばしていた初期のように1発で耳に残る。ストリングスを交えたサウンドもこれが理想形といった感じのバランスでバンドサウンドが損なわれず、見事に曲を盛り上げている。全盛期に出ていれば代表曲の1つになっていたと思う

2.平行世界
まるでA面のようなキャッチーさを持った曲。というかここ数年のA面と遜色なく何故こんな地味な位置に収録された挙句にアルバム収録もスルーされてしまうのか。正直A面だけのバンドという印象が強かったんだけど、完全に見方が変わった。ここ最近は確かにC/Wもぐんぐん良くなってはいたけど、いったいAqua Timezはどうしたというのか?太志がやたらイケメン風にイメチェンしてるのもそうだけどここに来て一段上に進化してないか?

3.一瞬の塵-kawasaki electro academy mix-
ベスト盤にも収録された2ndアルバム『ダレカの地上絵』収録曲のリミックス。ピリピリ鳴ってるだけの電子音と鼓動の様なシンプルなリズム、さらに完全加工され何を言っているのか聞き取れないラップのような音声が延々鳴っているだけの謎トラック。最早これが何なのかさっぱり分からない。これのどこに何を見出せばいいのかその足掛かりさえつかめない謎のトラックである。

★★★★☆

つぼみ

ギンガムチェック AKB48 2012/08/29 Type-A,B 初登場1位 売上131.3万枚
1.ギンガムチェック
大島優子センターは2曲目だが「ヘビーローテーション」に共通するところは無く、「フライングゲット」のようなケバケバしさも無く、昨年以降のシングルに多い無難さともまた違う、かといって総選挙シングルがこれ?という感じも否めない。要するに嫌いなところが無いが好きなところもない標準ナンバー。量産タイプのつまらない曲でもないが、面白くもない。全シングルの中でも最も真ん中のバランスというか。ある意味理想的な★4つのど真ん中的ナンバー。

Type-A
2.夢の河
前田敦子が旅立つ&送り出す卒業バラード。実質的な前田敦子のAKB48としての最後のナンバー(…のはずだったがチームサプライズのWeb限定連続リリースとか言って思いっきり前田センターでのCDのCMが9月になって大量オンエアされるというねじれ現象が発生した)。メンバーは前田敦子と初期のメンバー及び大島・柏木・渡辺・松井珠理奈という有名メンバーで構成。チームKキャプテンなのに秋元は呼ばれていない。これもし初期メンバーで唯一選抜メンバーからは遠ざかっていた平嶋夏海がまだ在籍していたら果たしてここに入れてもらえたのか気になるところだ。1番は前田がほぼ1人で歌い、2番以降は大島中心に他のメンバーが歌い、最後にもう1度前田が歌って去っていくという歌割りでも去る者と残る者たちを意識した内容になっている。演出が感動的だし、バラードということもあって泣き歌に聞こえてくるがそういったフィルターを外すと案外普通のバラードだと思う。

3.ドレミファ音痴/ネクストガールズ
33〜48位メンバーでの歌唱。33位の岩佐美咲がセンター。「無人駅」で演歌デビューを果たし、AKB48の中では歌唱力は圧倒的と言われる岩佐センターで音痴をテーマにした曲を歌わせるというシャレの効いたアイドルポップナンバー。今回の曲の中では最も「いつものアンダーガールズ」っぽい曲だがややうるさめのシンセ・キーボードサウンドはハロプロっぽさが滲んでいる印象。

Type-B
2.なんてボヘミアン/アンダーガールズ
17〜32位メンバーでの歌唱。17位の高城亜樹がセンター。ハロプロっぽい。先日Berryz工房がこんなノリの曲出していたような…。「アイアイアイヤー」とか意味の無いカタカナを連呼してインパクトを持たせる手法とか、シンセのフィンフィンっぷりとかまさにそのままである。このように似たようなナンバーをやると作詞作曲の面でのAKB48の強さが際立つが(しかもこれでC/Wという)、逆に歌唱やフィンフィンと安っぽく聞こえるけど実は意外と細部にこだわっているハロプロの良さも改めて感じられる。

3.Show fight!/フューチャーガールズ
49〜64位のメンバーでの歌唱。センターは研究生の武藤十夢。フレッシュなナンバーになるかと思いきや、意外とメンバーにAKB48の非選抜の古株メンバーが多かったせいなのか、ややハードめなカッコいい曲に。

DVD

1.ギンガムチェック Music Video
イケメン俳優とコンビで活躍する大島優子主演の近未来風の警察アクションドラマ渡辺麻友主演のホラー映画柏木由紀主演の怪獣映画の3本がランダムに登場。4位以下の他の13人は3つのストーリーのうちいずれかに登場するが、大島主演に登場する人々は仮面をつけているのでかなり分かりにくい。さらにダンスシーンは大島率いる黒基調のロック系と渡辺率いる赤基調のキュート系で別れて踊っている。3本のストーリーはありそうで実際のところほとんどなく、意味を求めることに意味は無い。あまりのあわただしさと情報量の多さに、他のメンバーがどこに出ているのかも1度見ただけではよく分からない。そんなのよりお祭りだ!ノリだ!という内容。冒頭は大島主演ドラマパートで前田敦子が辞めると宣言して去っていき、入れ替わりで大島が入ってくる流れになっているが30秒程度で、後は1曲の長さの中で納まっている。ここ最近のPVは曲の範囲を越えてドラマパートだけで無駄に長かったのでこれだけ詰め込んでおいてこの長さというのは革命的かも。なお過去の交際問題を説明できずに最悪の形で真っ黒クロスケになってしまいHKT48に移動した4位だった指原はホラーパートで肩に斧が刺さったままのゾンビ役をやっている。死んでもゾンビとして生き続けるという設定が現実の指原が選択した説明せずに泣き芸の連発で居残るというしぶとさとリンクしており、実に深い演出だ(違)

Type-A
2.夢の河 Music Video
セットの中で歌唱。地味にストリングス隊まで入れている。前田敦子は1人船のセットの中で歌っているが、曲の終わりと同時に船を降りて悲しむメンバーの元から去っていくというまさしく卒業演出。感動的な演出ではあるが、本来1度きりのはずの卒業演出がMステ、火曜曲、ドーム、本当の最後の劇場公演(HEY! HEY! HEY!)と何度もやりすぎていて感動が薄くなっているような気がする。

3.ドレミファ音痴/ネクストガールズ Music Video
通常の仕事をしているメンバーたちが、ネクストガールズ衣装に変身し、集結してダンスしてまた去っていくというのが大まかな流れ。センターである岩佐美咲は「無人駅」キャンペーン中という設定でさりげにけっこう宣伝になっていておいしい役回り。

4.27thシングル 選抜総選挙ドキュメント
今まではA,Bで前後編にセパレートしていたが今回は一括30分チョイの内容。とりあえず島崎遥香を筆頭にチーム4メンバーが大場以外出てこないのが不満。確かに順位は悪かったが…。もっと悪い他のグループメンバーは出てくるので何だか不自然だ。実際の順位発表はほぼかっ飛ばされ、その前の個別インタビュー及び終了後の上位メンバー中心の個別コメントが中心。

Type-B
2.なんてボヘミアン/アンダーガールズ Music Video
高城がセンター。水着やらなんやらも出てくるがやや濃いめのメイクで大人っぽい作風に。高城や秋元ら島崎遥香以外のAKBメンバー5人は20歳を越えた大人っぽいメンバーばかりなので似合っているが、島崎と8人もいるSKE勢、NMBのトップ2人のうち10代だけど大人っぽい山本はともかく渡辺などメンバーの半分以上がこういった路線はまだ似合わない年頃に思える。

3.Show fight!/フューチャーガールズ Music Video
三角のリングで3人同時に格闘するというハードな内容。映像も少し暗めでバトル要素全開。フレッシュレモンが1発ギャグ扱いされて有名になった市川はフレッシュレモンばかり先行してイマイチ有名ではないが相当な石頭という特徴も持っていて、戦闘シーンでも市川の頭上に蹴りを入れた大家の方が痛がり、見事な頭突きでKOするというスピーディーさの中でもしっかりと個性を取り入れている演出が地味にいい。石田晴香にこういう男前なことをやらせると果てしなくカッコいいが、センターの武藤十夢はまだ幼くてこのハードさは似合わないかも。

4.AKB48グループメンバーによる『自撮り講座・釣り講座』
「ギンガムチェック」メンバー16人からSKE48のW松井を除いた14人が、自撮りと釣りの講座を受けるという50分以上の内容。司会はイジリー岡田。二部構成で自撮りにはSKE48の須田亜香里(29位)、釣り講座にはNMB48の渡辺美優紀(19位)が登場し、テクニックを伝授する。どちらもファンの間ではその道で有名とされる人らしい。渡辺の方は風呂に入る事を「ちゃぷちゃぷ」と表現し、それがそのままNMB48のC/Wに収録されたくらいなので何となく話に聞いていたが須田の方は知らなかった。自撮りの方が実践的でメンバーも須田も進行がスムーズだが、釣りの方はメンバーも渡辺も進行に少し困っている様子だが最終的には盛り上がる。一応聞いているメンバーも実戦のために前に出てきて目立つ場面がそれぞれにあるが、板野・梅田の後列2名はそういった出番も無く空気と化している。基本的に1度見ればいい内容というか、企画自体に無理がある。講座の内容自体は実践しようがないものだし、それこそ自撮りこそまだ一般の女性にも使えるかもしれないが、ここでの釣りに関しては完全に握手会をやるアイドル向けなので、単にテクニックがどうとか真面目に解説されてもどうしようもない。とりあえず話を聞いているメンバーがそこそこ盛り上げてはいるものの、AKB48の特典で他グループのメンバーを単独で呼んでまでやる事なのかは謎。

5.AKB48グループメンバーによる『自撮り釣り写真ギャラリー』
講座を聞いての実践ではなく、AKB48、SKE48、NMB48、HKT48の4グループ研究生まで全メンバーの写真がチームごとあいうえお順で収録されているコーナー。特に「再生」するものではなく、スライドショー機能も無いのでスキップボタンか再生ボタンを押しながら次へ進んでいく仕組み。あいうえお順だがメンバー名が表示されないので最初から知らないメンバー、もしくは写真の写りでイメージと異なるメンバーは誰なのかさっぱり分からない。とりあえず自撮りの上手さに関してはチームAで1番最初に表示される「無人駅」の岩佐美咲が最強だと思うんだけど、何でこの子に講座をやらせなかったのか?ネット弁慶だからなのか。

限定と通常の違いは握手会参加券が入っているかいないかでCD/DVDの内容は同じ。劇場盤は2曲目までType-Aと同じで、3曲目に残りの全総選挙対象メンバー(65位以下)によるウェイティングガールズ名義の「あの日の風鈴」収録。

★★★★☆

ギンガムチェック(Type-A)(数量限定生産盤)【多売特典生写真無し】 限定Type-A  ギンガムチェック(Type-B)(数量限定生産盤)【多売特典生写真無し】 限定Type-B  ギンガムチェック(Type-A)(通常盤)【多売特典生写真無し】 Type-A  ギンガムチェック(Type-B)(通常盤)【多売特典生写真無し】 Type-B  ギンガムチェック(劇場盤) 劇場盤 

君の涙にこんなに恋してる なついろ 2012/08/29 初登場55位 売上0.2万枚
1.君の涙にこんなに恋してる
アニメ「名探偵コナン」OP。ジャズシンガーとしてGIZAで活動していた森川七月(ここ数年リリース無し)がボーカル、北川加奈がキーボード、モデルとして活動していた山崎好詩未が作詞というボーカル、キーボード、作詞の3人組となる。全員で歌っているわけではなく、普通に森川の単独ボーカルなので北川はともかく、山崎は一体どうするんだろうか?とりあえずPVではキーボード弾いてるけど。キーボード2人ということなのか?大野愛果、葉山たけしによるビーイング定番の組み合わせだが、何と作詞担当と言ってるそばから山崎が作詞していない珍事が。作詞は奥野夏夕という人物が作詞としてクレジットされている。誰?そんな人ビーイングにいたっけ?と、謎だらけのユニットだが、曲はかなり良い。夏が終わるのになついろって…とも思ったがどちらかというと思い出の中のあの夏的なノスタルジックな雰囲気がある。ボーカル森川の歌唱も非常にいい感じだし、予想外に近年のビーイング会心の一撃になっていると思う。

2.思い出は…
こちらは無事に山崎が作詞している。大野愛果、葉山たけしと制作陣は同じ。打ち込みながらバンドっぽい作風は現代風のビーイング王道サウンドといった感じだし、正直コンセプトに謎が多すぎる点が激しくマイナスに作用する気がしてならないが、今後も楽曲には期待できそうだ。

★★★★☆

君の涙にこんなに恋してる(初回限定生産アニメ盤) 初回限定アニメ盤  君の涙にこんなに恋してる 通常盤

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