2013年1月発売編
キリギリス人 | ノースリーブス | 2013/1/16 初回盤A,B,C | 初登場2位 売上7.7万枚 |
1.キリギリス人 ゴールデンボンバーの鬼龍院翔が作曲。作曲のみで作詞は秋元康、編曲はYAMACHIという人物だが、非常にゴールンデンボンバー色の強い楽曲。そのままセルフカバーしても違和感が無いと思う。楽曲自体はそんなわけで勢いのあるメロディーメイカーの提供だけあって印象的。こっちがA面に差し替わったのも納得だが、これまでのシングルと比べるとやや色が違いすぎるし、あまり合ってない気はする。 2.いーんじゃね? 初回A 初回B 初回C DVD 1.「キリギリス人」ミュージック・ビデオ 2.「いーんじゃね?」ミュージック・ビデオ 初回A 通常盤のみの収録曲は無し。 ★★★★☆ |
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BIG VENUS | Sabão | 2013/1/9 配信限定 | |
1.BIG VENUS サバオじゃないよシャボンだよ。古巣ソニーが経営するmoraではSabonに誤表記されるなど扱いが散々だが、元Hysteric BlueのTamaと楠瀬拓哉(たくや)による新ユニットのデビュー作。Tamaが継続していたScreaming Frogsに楠瀬が加入したばかりだったが、それっきり目立った動きが無く、活動も自主制作レベル。CDはライブに行くかitunesでしか手に入らない状態だったが、今回は配信販路も広がり、PVも作られ、発売がニュースになるなどだいぶ表舞台に戻ってきた。楽曲自体もやはりメインライターだったたくやが書くとケタ違いで、華々しい帰還といった印象。32歳になっても衰えないTamaのキュートなボーカルも魅力的だ。Hysteric Blueが好きだった人なら間違いなく気に入るであろう「らしさ」と進化が感じられる1曲。間奏では何故かラップにも挑戦しているが、ラップというよりも高音のキュートボイスで早口でまくし立てているような感じでコーラスのイェイィェイ♪といい声優アイドルみたいなかわいすぎるノリになっている。別に無くても良かったような気はするけどインパクトは増した。 2.春〜spring〜 Sabão ver. PCではiTunes、mora。listen.jpで配信 ★★★★☆ |
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だからさ〜acoustic version〜 | 新山詩織 | メルマガ登録者に無料発送 | |
1.だからさ〜acoustic
version〜 ビーイングからデビュー予定の女子高生(96年2月生まれ)シンガーソングライターの0thシングル。0thという扱いでメルマガ登録者に、直筆サインとナンバー入りで無料配送されている。無料という太っ腹サービスなので入手しない理由が無い。ということで入手。12月に募集が開始され、1月半ばに発送が開始された。サインは新山詩織本人のサインだけでなく、「〜〜さま」とこちらの名前も手書きで書いてあった(紙ジャケットの表に)。始まってわりかしすぐに申し込んだので番号は227番となっていたが、1枚1枚丁寧に書いているわけで、これは嬉しいサービスだ。 楽曲の方はアコースティックバージョンというだけあって、本当にそのまま弾き語り…と見せかけてギターがスタジオミュージシャンというケースもこの世界では多いが…これは多分本人弾き語りだろう。中学3年生の時にやりきれない思いを初めて曲にしたのがこの曲、ということで、1人部屋で自分の内面と向き合っているような内省的な曲になっている。わりとこの手のミュージシャンは多いが、匿名性(あとGIZA開始直後は歌唱軽視の美貌重視の時期もあった)を売りにしてきたビーイングがこのようにパーソナルな面を打ち出すのは珍しい。某AZUMIのような暗黒な歌詞世界をメインにしたケースもあったけど、もう少し幅広く同世代なら共感を呼びそうな雰囲気がある。ただちょっとこの手の10代の孤独感的な世界はさすがにFINAL 20's WORLD(意訳:20代終盤)に突入している者としては少し昔の記憶になりつつもあるんだけど。今後の変化と成長は見守りたいなと思う。歌唱に関してはまずまずといった感じで強烈な特徴は無いが、別に下手でも無いし、そこそこ良い。あとはどんなアレンジが乗っかっていくだろうか。これでデビュー作が椎名林檎ばりにロックになってたら面白いんだけど、まあYUI系の流れになっていきそうな気はする。 ★★★★☆ |
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ないものねだり/どしゃ降り | スパンクル | ライブ&通販限定50枚 | 完売 |
1.ないものねだり 前作から3年くらい経過しているが、作風はまさに疎外感ロック。どっしりしたサウンドで他者と自分を比べて他者の方が優れていると感じてしまう、そんな疎外感が歌われている地味ながら良曲。ただボーカルチェンジしたのかというくらいに前作のイメージと異なっていて驚いた。歌い方を変えたのか、声が低くなったのか。 2.どしゃ降り ノートを折って作ったような紙ジャケに、盤面がCD-Rっぽい手作り感のあるCDだった。500円+送料200円。かなり良心的な値段だった。ライブ会場で12月頃に販売され、1月に下北沢mona recordsで販売されていたが、1月17日に販売開始され、即売切れ。すぐに追加納品されたが、これも数日で売切れてしまい、完売となったらしい。ただブログを見ると50枚しか作って無かったようで…。ここで感想書いてももう入手不可能、音源もどこにも上がってないみたいで聞くことすら不可能。2010年のデビューミニアルバムから3年。ガールズバンドというよりもうレディースバンドという域に達したものの公式サイトも更新が停止しており、あまり良い状況ではなさそうだ。その頃にワンマンライブをやったようだけど、現在はメインの作曲を担当している藤田陽子がバンド活動の継続が困難になり、制作録音のみの活動となるなど、活動自体がかなり厳しい状態になっているようだ。確かに良く考えると「疎外感ロック」を掲げている作風は、それなりに多くの人の心には響きそうではあるんだけど、そこにシンパシーを感じるリスナーは例えばライブに行くとかそういうのが苦手な人が多そうである。 ★★★★☆ |
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REASON | ゆず | 2013/1/9 | 初登場3位 売上6.7万枚 |
1.REASON アニメ「HUNTER×HUNTER」EDで映画版の主題歌。北川・岩沢と前山田健一の3人の共作名義。アレンジは前山田健一&ゆず。2人のアコギ演奏以外は前山田健一の打ち込みで構成されている。全体的に前向きだし、特にサビのキャッチーさに関しては異色ではないんだけど、1番と2番のA、Bメロが全く違ったり、冒頭のメロディーが2番Bメロ、ラストサビ後の締めのメロディーに再利用されたりと、通常の曲構成からかなり離れたユニークな構成になっている。3人が別々に作ったメロディーを合体させたからこうなったようだが、壮大路線もいい加減飽きていたので、また新しいゆずが聞けるというのは新鮮だ。あと1番の「僕らにどんな世界が〜」の部分は嵐の「Believe」の一部のメロとまんま同じに聞こえる。 アニメ盤のみ未収録 アニメ盤には「時刻表」の代わりにアニメの声優(ゴンとキルアの声優と映画に出てくるキャラを演じた平野綾)3人による「流れ星☆キラリ」(作詞がゆず、作曲が北川、アレンジ前山田とゆず)を収録。ゆずが提供しているものの、DVDの内容もこの3人の声優のアフレコメイキングになっているなど、基本的にゆずと関係ない内容になっている。 ★★★★☆ |
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もしも私が空に住んでいたら | 岩佐美咲 | 2013/1/9 通常盤 | 初登場5位 売上2.9万枚 |
1.もしも私が空に住んでいたら 演歌ということんだけど編曲がいつもAKB48関連常連の野中“まさ”雄一だったりするし、あまり本格的な演歌という感じではなく、演歌調の歌謡曲のような雰囲気。演歌にあまり馴染みが無くても聞きやすい。前作ほどインパクトは無い気もしたんだけど、個人的には前作よりは好き。 2.フライングゲット(演歌バージョン) 通常盤のみ ★★★★☆ |
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時空ツアーズ | 竹達彩奈 | 2013/1/9 | 初登場10位 売上1.0万枚 |
1.時空ツアーズ 作詞がいしわたり淳治、作曲が筒見京平。時代にとらわれず、子供から大人まで楽しめる普遍的なポップスといった雰囲気で、特にキャピカワ、アニカワっぽい事はしていないんだけど、竹達ののほほんとしたボーカルとかなりぶっ飛んだ歌詞によってかなり幼くなっているような印象。音像は現代なんだけどそこはかとなくコーラス使いとかは80年代を意識している感じも。相変わらずバンドは生演奏だが、今回は弦のクレジットが無いのでそこはシンセで代用しているっぽい。筒見大先生の作曲といっても、個人的にはリアルタイムではTOKIOの「AMBITIOS JAPAN!」と安倍麻美への提供くらいしか体感しておらず、物心つく前の昔のヒットメーカーという印象が強い。昭和のヒットメーカーは大御所としてひたすら持ち上げられるのが通例だが(作詞家の阿久悠の異常な賛美がその最たる例)、そんなわけでそういった思い入れや凄さを実感していないので、特にさすが筒見大先生!といった感慨も無く、むしろ1stシングルは奇跡の大名曲だったのかなぁ…という感じで2連続で少しテンションが下降気味である。 2.Hey! MUSIC BOYS&MUSIC GIRLS! ★★★☆☆ |
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Miracle Gliders | 喜多村英梨 | 2013/1/9 | 初登場13位 売上0.8万枚 |
1.Miracle Gliders PVでは思いっきりドラマーの人も従えてバンドスタイルで歌っているけど、実際にはギターとベースしかクレジットされておらず、ドラムはあからさまに打ち込み全開のさわやかポップナンバー。制作陣は毎回ほぼ同じなんだけど何気に凄い対応力だ…。この幅広さならどこかでドカッと1つ抜けたヒットも出せそうな気はする。まあ今は確固たる方向性に確固たる固定ファンがついてようやく安定するっていう時代だから難しいかもしれないけど、声優業界はJ-POPとは音の流行りも売れ方も異なるので何が起きるか分からない。 2.Over〜夜空の約束〜 ★★★☆☆ |
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ホイッスル〜君と過ごした日々〜 | miwa | 2013/01/16 通常盤 | 初登場4位 売上3.8万枚 |
1.ホイッスル〜君と過ごした日々〜 高校サッカーのテーマ曲。スポーツ応援歌らしさは皆無で、選手を応援するような内容でも無く、高校サッカーの取材を通してmiwaが描いたのは、マネージャー目線のようなラブソングだった。勝利とかそういうこだわりもない。敗北してしまったけど全力を尽くした選手をずっと近くで見てきたマネージャーの想い、みたいな。普段のイメージの明るい曲で応援歌にするのではなく、こういう曲を書く辺りがmiwaらしさなのかなと思う。曲自体はオーソドックスな昨今のJ-POP型のストリングスバラード通称ストバラでどうといったところはなく普通にいい曲。 2.カラ*フル 通常盤のみ 4.ヒカリヘ instrumental
synth theme 初回盤A、Bの3,4曲目もそれぞれバージョンが異なる。 ★★★★☆ |
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Silent Snow | 花澤香菜 | 2013/1/16 | 初登場8位 売上1.5万枚 |
1.Silent Snow 2.CALL ME EVERYDAY 3.あるいていこう 季節ごとに4作のシングルをリリースしてきたが、表題曲「Silent Snow」は何だかもう少し早い冬の始まりに出した方が良かったような曲に思える。制作が遅れたのだろうか?C/W含めて声を生かしつつ、かわいらしさを出したりと、ひたすら声を魅力的に聞かせてはいるんだけど、どうにも楽曲があまり残ってこない。アルバムはどうしようかなという感じ。 ★★★☆☆ |
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初恋/グッバイ・アイザック | 秦基博 | 2013/1/16 | 初登場14位 売上0.7万枚 |
1.初恋 亀田誠治編曲によるバンド演奏が適度でちょうどいい。初恋というタイトルだが甘酸っぱい思いを歌っているのではなく、初失恋とでもいうべき別れの切なさが。企画色の強い作品が続いたので久々の王道といった印象も。 2.グッバイ・アイザック 3.やわらかい気配 ★★★★☆ |
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Help me!! | モーニング娘。 | 2013/1/23 通常盤A | 初登場1位 売上10.3万枚 |
1.Help me!! さらにメンバーが1人増えたが、昨年からの流れそのままのサウンド勝負な曲。個人的にこの路線あんまり区別がつかなくなってきており、ここ最近のシングルを並べて聞いたらたぶんタイトルが歌詞に出てこない部分を聞いているうちは曲名当てられないんじゃないかと思う。最早この路線どころか現在のハロプロ最大の殊勲者はつんくではなく、アレンジャーの大久保薫だと断言してもいいくらいに今回もアレンジが最大のポイントであり、メロディーはさほど入ってこない。肝心のサビは盛り上がりに欠けるし。カッコいいことやっているのにセリフ始まりだったり、歌詞がオヤジギャグで壮絶にハズす辺りは、唯一つんくの個性がアレンジに負けずに発揮されている部分かもしれない。 通常盤Aのみ 初回A〜C、通常Bは全員で歌う「Happy大作戦」、初回D、E、Fとこの通常Bはそれぞれメンバーを振り分けて異なる楽曲がC/Wとなっている。 ★★★☆☆ |
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たしかなうた | ねごと | 2013/1/23 | 初登場41位 売上0.2万枚 |
1.たしかなうた ここ最近のアグレッシブな楽曲から一転して、比較的ストレートなロックバラード。今回はかなりメロディー重視になっていて聞きやすい。これまでを踏まえて聞くとこのバンドが1つの到達点に辿りついたことを感じられる力強い1曲だ。 2.B.B.B DVD ★★★★☆ |
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チョコの奴隷 | SKE48 | 2013/1/30 Type-A,B,C | 初登場1位 売上67.2万枚 |
1.チョコの奴隷 大矢真那、木アゆりあ、北原里英、菅なな子、須田亜香里、松井珠理奈、松井玲奈、矢神久美、石田安奈、小木曽汐莉、高柳明音、秦佐和子、古川愛李、向田茉夏、矢方美紀、木本花音による歌唱。AKB兼任の北原はAKB48「永遠プレッシャー」のC/Wに収録されたSKE48名義の曲から参加していたが、SKE48単独作品ではここから参加ということに。ディスコ調のバレンタインソング。編曲を担当している武藤星児は松浦亜弥、末期屈指の傑作ラストシングル「チョコレート魂」も担当していたが、今回もいい仕事をしている印象。ただ前作「キスだって左利き」「片想いFinaly」よりは好きだけど「アイシテラブル!」「オキドキ」「バンザイVenus」の3トップには及ばないという印象で実はあまり書くことが無い。 Type-A Type-B Type-C Type-C 共通 DVD 1.チョコの奴隷 music
video Type-A 3.特典映像T「無礼講でお祭り騒ぎの大宴会!」前編 Type-B 3.特典映像U「無礼講でお祭り騒ぎの大宴会!」中編 Type-C 3.特典映像V「無礼講でお祭り騒ぎの大宴会!」後編 ★★★★☆ |