2013年4月発売編
ゆれるユレル | 新山詩織 | 2013/4/17 | 初登場57位 売上0.1万枚 |
1.ゆれるユレル ビーイングのオーディションで選ばれ、レーベル「Being」からのデビュー。0thシングルを無料配布したり、パーソナルを前面に出したドキュメント的な先行プロモーションを仕掛けるなど、ビーイングらしさ皆無の戦略が展開。しかもプロデュースは笹路正徳で、録音スタジオもスタッフも演奏陣も全て笹路さんの馴染みのメンツで固まっているようでビーイング内部のスタッフが一切入っていない。BOYFRIENDもそうなんだけど最近出来たこの「Being」というレーベル(一応B-Gram、ZAINなどGIZA以外の既存レーベルが全てかつての独立体制からこの「Being」傘下に再編されている)、制作は全部外注になっているようだ。ビーイングらしい悪く言えば鎖国的な制作だと、レーベルファンしか見てくれないし、肝心のレーベルファンはあれこれ言うものの金を落としてもくれない上にほとんど残ってない。そんな体制から脱却したい、ということなのかも。 曲の方は、思春期特有の「本当の自分」はどこなのか?という自分模索ソング。たぶん同じくらいの年齢の時にこういう孤独を感じた事が無かったんだけど、さらにOVER 30's WORLDを間近に控えた現在はさすがに歌詞に共感はもう全くできない。本人もこれは中学時代のうまくいってなかった頃を思い出して書いたもので、今はもっと明るくなって違う心境に至っていると語っている。いわゆる「中二」っぽい感じがするのはこのためというかリアル中二当時の心境だったわけだ。本人もエレキギターとして演奏クレジットされているが(別にもう1人ギターがいる)、作曲は手直しされたのか作家との共同名義。Bメロまで盛り上がっていくので、サビでもっと爆発するような期待があるんだけど「ゆれるユレル…」と落とした感じになってしまうので、盛り上がりには欠けるが、ロックバンドサウンド+ストリングスという笹路さん安定のアレンジでうまく引っ張っている印象。一瞬しかかからないチャート番組でこの部分しかかからないとなると引っかかりは悪いかもしれない。あと演出なのか終始パリパリとしたノイズが全体にかかっているのがちょっと気になる。さすがにバンドが鳴っている間は埋もれるんだけど音数が減ると一気に浮かび上がってくるし。 PVで猫背でエレキを必死にかき鳴らしている様子は激しく似合ってないんだけど「普通の女子高生」というキャッチや歌っている歌詞、本人が語っている根暗っぽいバックボーンとは凄くかみ合っている。0thシングル無料配布の義理でとりあえず1枚目は買ったものの、買うほどではなかったかも。ただ今後の変化と成長は見守りたい。願わくば暗黒な思いをこじらせすぎて後ろ向きなままにAZUMI化しないように幸あれと願うばかり。でもこの子はきっとこれから明るく変わっていけると思う。 2.現在地/新山詩織 with
THE GROOVERS ★★★☆☆ 初動0.11万枚 |
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ミラクル | miwa | 2013/4/24 限定生産 | 初登場6位 売上3.2万枚 |
1.ミラクル 珍しくアレンジャーのNAOKI-Tが作曲にも介入しており、作曲がmiwaとNAOKI-Tの共同名義になっている。パーカッションを起用しながらドラムだけ打ち込み+ストリングス編成なので、全体的に音が軽め。この軽さが初夏っぽいさわやかさを引き出しているんだけど、作曲に介入までした割にはそこまでインパクトの強い曲ではないような…。サビ終りの歌詞が「×××××」になっており、実際にもエフェクトがかかっていて何と言っているのか分からないという仕掛け以外にはあまり引っかかりが無い。 2.スマイル 3.カラ*フル〜MY STYLE ver.〜 DVD miwa before debut.2007〜2010 2nd以降定番のカラートレイ仕様のDVD付初回盤だが、今回は通常盤が無いので初の完全限定生産シングルとなる。 ★★★☆☆ 初動2.4万枚 |
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いきているから | LUNKHEAD | 2013/4/24 タワレコ限定生産 | 初登場63位 売上0.15万枚 |
1.いきているから ソロ活動を展開した後のバンド復活作ということもあってかこれぞLUNKHEADといえるような王道ロックが炸裂。生きることを真正面から歌った歌詞の内容も非常にこのバンドらしいイメージ。ひたすらに勢いに溢れた曲だけど、「ENTRANCE」や「果てしなく白に近づきたい青」に比べるとややメロディーの印象が薄い感じはする。ただこの歌詞はこれまで以上に心に響く。カラオケ需要があるとは思えないが、2曲目にはインストバージョンも収録されており、演奏だけをを堪能できるのが地味に嬉しい。 タワーレコードでしか販売されていない上にそもそも限定生産。紙ジャケ仕様で、中には「アタリが出たら生演奏プレゼント」というくじも封入されていた。ハズレだったが、ハズレの文字が直筆(しかも印刷ではなく直にサインペンで書いた?)で書かれている。また6月9日のSHIBUYA-AXでのライブに向けた作品でもあるため、グッズ購入に使える100円券付。 ★★★★☆ 初動0.15万枚 |
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best day,best way | LiSA | 2013/4/3 | 初登場6位 売上1.8万枚 |
1.best day,best
way 今回はタイアップなし。そのせいか前2作とは打って変わって陽気で元気全開なロックナンバー。前2作の派手な方向性で行くならもう聞くのやめようかと思っていたが今回はソロになって1番好きな曲になった。 2.I'm a Rock star 3.シロイトイキ ★★★★☆ 初動1.5万枚 |
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誕生日には真白な百合を/ Get the groove |
福山雅治 | 2013/4/10 | 初登場1位 売上15.1万枚 |
1.誕生日には真白な百合を ドラマ「とんび」主題歌だが、冬クールのドラマだったので終了後1ヵ月近くしてからの発売。着うたでは2月から先行配信されていた。完全に王道のアコースティックナンバー。曲自体は寸分の狂いなくマンネリそのものだが、何故かこの人の声が乗っかるとマンネリ感を吹き飛ばして聞き入ってしまう。 2.Get the groove 3.愛は風のように(from
冬の大感謝祭 其の十二) DVD付はPV違いの2種、今回は曲違いは無いので3種2パターン複数商法となる。 ★★★★☆ 初動10.9万枚 |
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この涙を君に捧ぐ | NO NAME | 2013/4/10 Type-A,B,C,D | 初登場2位 売上6.4万枚 |
1.この涙を君に捧ぐ アニメ「AKB0048 Next Stage」ED。今回はOPではなくEDがタイトルチューンとなったが、それだけの風格がある名曲。全体的に派手さを抑えつつも、メロ主体で聞かせるミディアムナンバー。メロディーもいいけど個人的にはアレンジ勝ちといった印象。いつもの48系にぎやかアイドルポップアレンジと一線を画しているのが耳に残った最大の理由だと思う。 2.主なきその声 Type-A Type-B Type-C 4.オーディオドラマ前編「3型目の謎」 Type-D 4.オーディオドラマ後編「ブラックスノーの陰謀」 DVD 1.この涙を君に捧ぐ
Music Video 2.Making of Music Video Type-A Type-B 前作は曲違いが無く、DVD違いの4種2パターン複数商法だったが、今回は4種全て収録内容が異なる4パターン複数商法にパワーアップ。今回も握手券の付属は無い。 ★★★★☆ 初動4.9万枚 |
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(Where's)THE SILENT MAJORITY? | 高橋優 | 2013/4/10 | 初登場12位 売上0.7万枚 |
1.(Where's)THE
SILENT MAJORITY? これまでと異なりBRAHMANと高橋優の共同編曲。さらに実は今までほとんどクレジットされていなかった演奏にもアコギで参加。BRAHMANのバンド演奏と本人のアコギによる激しいサウンドになっている。今回は社会に対して思った事をひたすらぶちまけていく曲だけに非常に泥臭い。この曲に小奇麗さは不要だ。桐島が部活を辞めた前作から明らかに高橋優の音楽の空気は変わった。歌っていることはそこまで変わっていない。シングルA面における不自然な売れ線アレンジを止めにしたことで、本来の魅力をそのまま提示するようになった。 2.オナニー 3.野に咲く花になるまで ★★★★☆ 初動0.6万枚 |
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ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない | モーニング娘。 | 2013/4/17 通常盤A | 初登場1位 売上10.6万枚 |
1.ブレインストーミング 例によって大久保薫が最大の功労者なんじゃないかという勢いでEDMアレンジが全開。メロディーはもうチャチャッチャチャッチャチャッチャ…♪って感じでぶっちゃけここ最近のシングルが全部区別つかなくなってしまった。これはもうこの路線全くついていけてない。この曲もサビであの小島よしおの伝説的ギャグ"そんなの関係ねぇ"を導入した曲、として何とか印象に残す取っ掛かりを見つけた、という状態。 2.君さえ居れば何も要らない 通常盤Aのみ ということで「女子かしまし物語」で離れて、数年後に「みかん」から再びシングルを聞くようになって6年。前述のように完全に曲の区別がつかなくなってしまったので田中れいなの卒業に合わせてシングルを聞くのは再度離れようと思う。最早C/W回収すら不可能な複数商法になって久しいし、同じ感想しか出てこないのでシングルを聞く意味が無い。℃-uteのようにアルバムが出れば一応チェックという感じでいいかなと思う。そもそもPV集まで買っていながら新しいメンバーに全く愛着が持てなかったっていう時点でも完全に潮時越えていた。さようなら、モーニング娘。。 ★★☆☆☆ 初動9.4万枚 |
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reunion | ClariS | 2013/4/17 アニメ盤 | 初登場2位 売上4.1万枚 |
1.reunion デビューシングルと同じアニメ(続編)のOPタイアップ。アニメ盤の絵柄が1stと同じキャラ…だったと思う。kzによる作詞作曲編曲も1stと同じ。だけど曲のインパクトは1stの方が圧倒的に合ったと思う。今作は何だかなかなか耳に残らなかった。 2.Tik Tak 3.ミントガム アニメ盤のみ ★★★☆☆ 初動2.5万枚 |
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夢やぶれて-I DREAMED A DREAM- | 華原朋美 | 2013/4/17 | 初登場13位 売上1.2万枚 |
1.夢やぶれて-I
DREAMED A DREAM- ミュージカルのカバーということでJ-POP的なキャッチーな要素は皆無。ほとんど雄大なストリングスアレンジだけで引っ張るバック演奏だが、歌詞を噛みしめて魂で歌う華原の歌唱は圧巻。まずもって他の誰かが歌ってもさほど魅かれないだろうタイプの曲とアレンジなんだけど、声だけで引っ張り込まれた。 2.I'm proud-2013 Orchestra Ver.- 3.夢やぶれて-I DREAMED A
DREAM-(Piano Ver.) ★★★★☆ 初動0.7万枚 |
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僕たちの不確かな前途 | さかいゆう | 2013/4/24 | 初登場74位 売上0.1万枚 |
1.僕たちの不確かな前途 不確かな明日を進んでいく不安をリズミカルに歌う軽快な1曲。クレジットではベースが先頭になっているが、ベースとドラムがメインで曲を引っ張っていくサウンド構成が変わっている。ギターに事務所の大先輩である山崎まさよしを招いているのにスパイス程度の役割でほとんど目立ってないというのは一体…。最初はパッとしなかったが何度か聞いていると良さが見えてきた。 2.ONE WOMAN 3.100% 4.CREEP ★★★☆☆ 初動0.1万枚 |
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純情 | 玉置浩二 | 2013/4/24 | 初登場62位 売上0.2万枚 |
1.純情 2.次男坊 昨年のセルフカバーアルバムに続くソロ作品。ソロでのシングルは休止前の07年以来。安全地帯と並行してのリリースということのようだけど、今回はC/W含めて2曲とも母への愛情を歌った曲。「次男坊」の方では2番になると父親も登場する。シンプルなサウンドと歌唱は「田園」以外の一般的な玉置ソロ(バラード)のイメージそのまま。セルフカバーアルバムや安全地帯で起用していたトオミヨウを編曲に招いているが、何故か作詞は本人ではなく90年代に起用していた須藤晃。ジャケットに写っているのは玉置母と思われるが、歌詞が本人じゃないというのは意外だ。2曲とも感情のこもった歌唱は絶品で感動を誘うもののかなり地味であまりシングルらしい曲ではないかも。 ★★★☆☆ 初動0.16万枚 |