2013年7月発売編
ダウト/七色 | 浅岡雄也 | 2013/7/21 会場・自社通販限定 | 対象外 |
1.ダウト やたらドラムがドタドタしているポジティブアップナンバー。ピ〜ロ〜と入ってくるキーボードが少し浮いて聞こえるものの、生バンド主体で明るく前向きな王道的なナンバー。今回も期待通りだ。ただ曲とアレンジはいいんだけど歌詞がどんどん幼くなってきたというか、Twitterで見せていた子供っぽいノリが全開になってるような…。「このウタには勇気込めておくネ」「このウタには勇気込めてあるからネ」とかハート記号まで使い出しているのは御茶目すぎて少しギョッとした。 2.七色 7月30日でソロ10周年を迎えるため、アルバム『ミライノツクリカタ』の制作が進んでいたが、間に合わなかったため「先行トラック」という扱いで発売された。7月14日にはiTunes、ガムロードで先行配信された。21,28日に大阪と東京で行われた10周年ライブ会場でCDでも販売され、8月2日以降に通販で配送が開始された。CDとDLの違いはカラオケ音源の有無。今回は自称ミニアルバムではなく、かといってシングルとも明言されておらず、あくまで「先行トラック」という名の事実上のシングルとなる。このため値段は1000円+送料500円といつもより500円安い。ケースはここ2作と同じ帯の無いCD-R用の薄型ケース。歌詞は見開きではなくペラ1枚。 ★★★★☆ 公式通販 iTunes、 |
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ガールズルール | 乃木坂46 | 2013/7/3 Type-A,B,C,通常盤 | 初登場1位 売上46.0万枚 |
1.ガールズルール 歌唱メンバーは秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤万理華、井上小百合、斉藤優里、桜井玲香、白石麻衣、高山一実、中田花奈、西野七瀬、橋本奈々未、深川麻衣、星野みなみ、松村沙友理、若月佑美。フロントにいた生駒、生田、星野が下がり、その後ろにいた白石、橋本、松村が前列に変わった。もっと大人っぽい曲になるのかと思ったら、さわやかサマーガールポップナンバー。別にこれならセンター変えなくても良かったんじゃないかとも思うけど、楽曲自体は今回もいい感じなのでまあいいか。なお作編曲は元ZYYGギタリストの後藤康二。ZYYG時代はボーカル高山がメインライターだったので作品数は多くなかったが、ちょうど10年くらい前にGIZAで曲提供を多数手掛け始めていた。10年前に提供していたGIZA勢もみんないなくなってしまったので再び見かける機会が減っていた。竹井詩織里とは特に相性が良かったのでアイドルソングで再び名前を見るとは思わなかった。SKE48に「強がり時計」(AKB48の「永遠プレッシャー」の複数商法C/W)を提供してはいたが、タイトル曲でついにチャート1位を獲得したというのも感慨深い。ていうか小澤正澄といい、ビーイングではもう仕事が無いし、外部仕事OKになったのだろうか。 2.世界で一番 孤独なLover Type-Aのみ Type-Bのみ Type-Cのみ 通常盤のみ DVD 1.ガールズルール[MUSIC
VIDEO] Type-Aのみ 3.16人のプリンシバル@PARCO劇場(ダイジェスト) Type-Bのみ 3.初夏の全力!乃木坂46大運動会 Type-Cのみ 3.Makinn of 6th Single ★★★★☆ 初動33.7万枚 |
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ラッパ練習中 | 渡辺麻友 | 2013/7/10 初回盤A | 初登場3位 売上8.0万枚 |
1.ラッパ練習中 片想いの少年の胸の高鳴りをラッパの音に例えているので本当にラッパを練習している少年の話ではない王道アイドルポップナンバー。ブラスを導入しているのは弦に傾きすぎたJ-POPの中では新鮮に響くかと思ったが案外そうでもない。サビ終りに「ワァオ!」っていうつんくコーラスを入れたらそのまま10年くらい前のハロプロになりそうな曲にも思えた。 2.制服アイデンティティー 初回盤Aのみ DVD 1.ラッパ練習中 Music
Video 2.ラッパ練習中 Music
Videoメイキング 初回盤Aのみ 今回は完全限定生産盤(イラストブック付)、期間限定生産盤(DVD付)、初回盤A,B(DVD付)、通常盤の合計5種。名称がややこしくなっている。 ★★★☆☆ 初動6.7万枚 |
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笑顔 | いきものがかり | 2013/7/10 | 初登場5位 売上5.2万枚 |
1.笑顔 ポケモンの映画主題歌タイアップ。水野曲、亀田誠治アレンジ。ここ数年は島田亀田本間のベテラン3アレンジャーがクレジットされたら100%弦まみれになるのであまり期待しないでいるんだけど、今回は弦は目立っているものの期待していたよりも良かった。前作もそうだったけど大作続きの中で「風が吹いている」で到達点に達したせいか、少し肩の力が抜けた気がする。去年までだったらダラダラ引っ張って6分くらいの大作にしてそうな曲調ながら5分直前で終わる辺りも聞きやすくて好印象。派手ではないけどここ数年の曲の中ではかなり光る1曲。 通常盤のみ ★★★★☆ 初動3.1万枚 |
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PACHI PACHI PARTY | 戸松遥 | 2013/7/10 | 初登場14位 売上0.9万枚 |
1.PACHI PACHI
PARTY パーカッショナブルなカーニバルナンバー。トランペット、トロンボーン、サックス、パーカッションしか生楽器を使っていない(後は打ち込み)というのも逆に凄い。ボーカルもノリノリでとにかく楽しげだが、騒ぎまくっている割には意外と印象が薄い感じも。 2.Tomorrow ★★★☆☆ 初動0.8万枚 |
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Don't Cry | 新山詩織 | 2013/7/10 | 初登場38位 売上0.2万枚 |
1.Don't Cry 笹路正徳プロデュースで前作と同じ体制ながら、作曲が本人単独(前作は作家と共作だった)になり、ストリングスが入っていないという変化が。ストリングスが無いので今作の方がストイックでロックな感じがする。歌詞は相変わらず思春期の心の裏側みたいな感じではあるけど空気読んで他者へ無理やり同調しなきゃいけないみたいな葛藤や自己嫌悪は思春期だけでなく、大人になっても多々感じられる不変の事柄のような気はする。 2.ありったけの愛/新山詩織
with THEATRE BROOK ★★★☆☆ 初動0.2万枚 |
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美しい稲妻 | SKE48 | 2013/7/17 Type-Cのみ | 初登場1位 売上66.2万枚 |
1.美しい稲妻 歌唱メンバーは石田安奈、大矢真那、木アゆりあ、新土居沙也加、松井珠理奈、向田茉夏、矢方美紀、大場美奈、須田亜香里、高柳明音、古川愛李、木下有希子、木本花音、菅なな子、古畑奈和、松井玲奈。兼任解除になった北原に代わってAKB48から兼任になった大場が入り、卒業した3人に代わって新土居、古畑、木下が入った。これまでの元気いっぱいの明るい雰囲気から一転して、歌謡調で大人っぽさを強調した曲調が異色。シンセの音が安っぽかったり、ドラムの打ち込みがほぼひたすら軽い音でドンドンドンドンしているだけなどアレンジの安っぽさが気になる。レトロ感を出すために意図的にやっているのだろうか?まあ個人的には過剰なアレンジをされるくらいならこのくらいの方が聞きやすいけど。あとBメロにソロパートがあるのが最近では珍しいような気が。 以下Type-Cのみ 3.バンドをやろうよ/マジカルバンド DVD 1.美しい稲妻 Music Video 以下Type-Cのみ 3.特典映像V「SKE48
チーム対抗!稲妻!ガチクッキングバトル」後編 初回と通常の違いはジャケット、握手券、リクエストアワー投票券、生写真の封入があるかないかのみでCD/DVDの内容は同じ。A〜CでCD/DVDの各2,3トラック目が異なる。2曲目が各チームごとの楽曲。3曲目はユニット曲となる。劇場盤は研究生名義のC/Wとメドレー収録。よって7種4パターン複数商法。 ★★★☆☆ 初動51.1万枚 |
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Loveletter/四月の雨 | aiko | 2013/7/17 | 初登場2位 売上6.0万枚 |
1.Loveletter 11年11月以来のシングル。A面としては初のロックテイストなアップナンバー。アルバムではもっとロックな曲もやった事はあったと思うけど、久々のシングルで安定ミディアム〜バラードではなくこういうパワーのある曲で来るというのは予想外。個人的には「二人」(08年)以来のパッと聞いて印象に残る1曲になった。管弦使い分けるバランスが良かった島田昌典も前のアルバムで初めて管アレンジを排して弦のみ多用するという明らかなストリングス病になってしまったので、ややストリングスの音がギターサウンドを覆うくらいにデカすぎるのは気になるが(「二人」を改めて聞くと案外「二人」の方がロックサウンドに聞こえる)流れるようなスピード感を持たせる効果は出ているのでまあいいか。 2.四月の雨 3.そんな話 4.何処へでも行く ★★★★☆ 初動4.4万枚 |
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「シングルベッド」 | シャ乱Q | 2013/7/17 | 初登場60位 売上0.1万枚 |
1.「シングルベッド」 94年のミリオンヒットのセルフカバー。タイトルに"2013"とかつけていないので原曲との区別がつかないと思いきや、「」が新たに付与されているという分かりにくいこだわりが。チャートで勝手に「」が表記されているわけではなく、ジャケット、歌詞カードでもこの曲にのみ「」がついている。大きくイメージが変わるような改変はしておらず、安心して聞ける。むしろ変わったのはつんくのボーカルで全体的に声枯れが隠せていない。これでもTVで披露していた時はもっとガラガラで辛そうだったので、CDではかなりマシ。しかしシャ乱Q休止後は単発の企画はあってもシンガーとして継続的な活躍していなかったつんくが何でこんな状態になってしまったのかというと、年間アルバム5作分程度を書き下ろし続けているハロプロの制作において仮歌をマジ熱唱していたせいのようだ。既に何年も前に喉の不調は明かしており、今回の復活の際にもこういった公式コメントも出している。6,7年前に診断されたとしているが、ハロプロはその倍の15年ほど前から始まっており、先のインタビューでは本人が仮歌を全部やる事に対して「そういうことやってきたので、いま喉の調子がちょっと悪い」と語っているので自身でも無理をしてきた自覚はあるようだ。ほぼ1人で作詞作曲をやり続ける事もそうだが、仮歌まで1人で入れるというのは相当にプロ意識が高いとも言えるが、そこまで無理をせずにもう少しメンバーや周りのミュージシャンを頼ってもいいんじゃないだろうか。 2.蜃気楼 しんきろう 3.Come on!僕たちの未来 ★★★★☆ 初動0.1万枚 |
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One Song From Two Hearts/ダイヤモンド | コブクロ | 2013/7/24 通常盤 | 初登場3位 売上7.4万枚 |
1.One Song From
Two Hearts 作曲が小渕と黒田の共作名義。ほぼアコギのみで引っ張り、サビでは2人のハーモニーが響き渡るシンプルながら力強い曲。何より3分半ちょいに凝縮された曲の短さが現在のコブクロでは考えられないシンプルさ。シングルA面で3分台というのはこれは革命的といってもいい。ただ2番サビから意味も無く無理やり盛り上げるかのようにストリングスが鳴り響く。しかしこれも現在のコブクロの作風を考えれば2番サビまで鳴らさずによく耐えたというべきなんだろう。セルフになった直後以来(9年ぶりかよ…)の新鮮味を感じた1曲。 2.ダイヤモンド 3.ラブレター ★★★★☆ 初動6.4万枚 |
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DARK RIVER/Eternally/時計 | GLAY | 2013/7/24 | 初登場4位 売上5.2万枚 |
1.DARK RIVER NHKドラマ「激流〜私を覚えていますか?〜」主題歌。ドラマではED付近の盛り上がりどころで少しかかり、ドラマ終了後にED映像付でバッチリかかっていたので、久々に発売前から耳に馴染んだ曲になった。今回は亀田誠治にプロデュースを依頼。予想通りストリングス使ったよね…という以外にあまり劇的な変化は感じない。それこそ亀田誠治がキャリアの初期に手がけていた椎名林檎での仕事みたいにやたらロックサウンドをガンガンブチ鳴らすようなサウンドは…もう期待できないか。その部分が出れば勢い重視のいつものGLAYには少し違った風が吹きそうなんだけど。今回は楽曲自体がいつものGLAYとは少し異なるので、ひとまずこれはこれでいい。GLAYがこれからどう変わっていくかは気になるところだ。 2.Eternally 3.時計 ★★★★☆ 初動4.2万枚 |
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Hello Especially | スキマスイッチ | 2013/7/31 アニメ盤 | 初登場17位 売上1.2万枚 |
1.Hello Especially アニメ「銀の匙 Silver Spoon」ED。10周年記念ソングでもあるが派手に感動的に盛り上げるのではなく、極めて肩の力が抜けたアコースティックな楽曲。C/WやアルバムではあったかもしれないけどA面でこういうこざっぱりした曲は今までになかった。派手さは無いけど、10年続けているミュージシャンがこういう聞き疲れせずにさらっと聞ける曲を出すっていうのはなんかもうそれだけで凄い事に思える。 2.サウンドオブ 3.10th-typeU-(instrumental) アニメ盤のみ ★★★★☆ 初動0.9万枚 |