2013年8月発売編
ピースとハイライト | サザンオールスターズ | 2013/8/7 通常盤 | 初登場1位 売上37.4万枚 |
1.ピースとハイライト 5年ぶりのシングル。前作「I AM YOUR SINGER」は打ち込み全開でバンドとしてのサザンの限界を感じたが、今回はバンドサウンドが強調されている。リズム隊の力強さは今作4曲の中でも特に目立っている。元々サザンもソロもマスタリングエンジニアは社内の人間に任せていたがこの5年間で桑田ソロの『MUSICMAN』でTed Jensenを起用。Tedのマスタリングを目の当たりにして桑田の意識が大きく変わったのか昨年のベスト盤でも引き続きTedを起用。旧作も以前のリマスターよりも迫力が増したサウンドに生まれ変わっていて『TOP OF THE POPS』や01年のリマスターとの違いを実感したリスナーも多かったと思う。今作でもマスタリングエンジニアにはTedを起用している。サウンドの力強さにはその辺りも関係しているかも。政治色の強い歌詞だと一部で言われているが、ことさら強い主張をしているわけではなく、浅すぎず深すぎずなラブ&ピースを歌っているし、そもそもキャッチーなメロディーなのですんなり聞ける。復活にふさわしい名曲だ。 2.蛍 3.栄光の男 4.人生の散歩道 初回盤はBOX仕様で「納涼サマーポンチョ」付属。またライブ会場限定盤も存在し、そちらは紙ジャケ仕様でポンチョの色がピンク色(初回盤では青)になっている。 ★★★★★ 初動20.7万枚 |
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二十歳/雨の六本木 | DEEN | 2013/8/7 期間限定盤Type-A,B | 初登場27位 売上0.5万枚 |
1.二十歳 田川曲。20周年をかなり意識したメモリアルソング。PVにあるような中学くらいの頃から20年間寄り添ってきたみたいなラブソングの形を取っているが歌詞には歴代のシングルのタイトルが織り交ぜられている。ラストのラララコーラスの後には歌詞に無いシングルタイトルをさらに歌い込みまくる。あまりに詰め込んでいくので逆に笑ってしまった…。総じて普通にいい曲だけど「TWELVE」の後の「Starting Over」と同じで、ベストの新曲の方が次のシングルよりインパクトあったんじゃね?という。今回の場合は明らかにこれをベスト盤に入れた方がメモリアル感が出たと思うし、ベストの新曲にしては出来が良すぎた「言葉を伝えたくて」をシングルにした方が良かった。 2.雨の六本木 DVD Type-A Type-B A,Bで曲順が入れ替わり、それぞれ片方のカラオケしか収録されていない。通常盤は無く、期間限定生産。何故期間限定なのかも謎だが、複数商法全開にするにはPV1本ポッキリ、しかも肝心の曲自体も「言葉で伝えたくて」の後ではどうにもこうにも…といった感じで満足度が低い。 ★★★☆☆ 初動0.47万枚 |
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下弦の月 | SCANDAL | 2013/8/14 初回盤B | 初登場5位 売上3.4万枚 |
1.下弦の月 山口高始というシンガーによる作詞作曲編曲。完全提供曲のA面曲はこれで3作連続となる。メンバー作詞がどんどん減っていったがバンドなのに自作しないというこの辺りに対する葛藤やこだわりは無くなっているのかもしれない。実際楽曲が良ければいいわけで、これがSCANDALのスタイルになりつつあるし、色々な曲を歌えるのも強みになりそう。今回も今までとは少し異なる落ち着いた雰囲気も感じる新しさと安心感が絶妙な1曲。少し印象は弱いけど悪くは無い。またメイン曲ではほとんどHARUNAとTOMOMIのツインボーカルでMAMIはコーラスに回ることが多い中で今回は3人でボーカルしているのも少し珍しい。 2.キミと未来と完全同期 初回盤B DVD 初回盤Aは前作同様にメンバーによる教則DVD付。 ★★★★☆ 初動2.8万枚 |
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Birth | 喜多村英梨 | 2013/8/7 | 初登場20位 売上1.5万枚 |
1.Birth アニメ「神さまのいない日曜日」OP。ハードなロックサウンドに大げさなストリングス&コーラスという耽美な世界観のロック。"世界"とか"光"とか"絶望"、"荒れ果てた"、"大地"などなどいかにもな壮大な世界観を演出するワードも頻出。タイアップ先のアニメが中世ヨーロッパが舞台らしいが、まさに中世ヨーロピアンな雰囲気だ。悪くは無いけど…どうもこういうスケール観のある曲にはついていけない。 2.Lifetime Trader ★★★☆☆ 初動1.0万枚 |
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恋するフォーチュンクッキー | AKB48 | 2013/8/21 Type-A,K,B | 初登場1位 売上154.9万枚 |
1.恋するフォーチュンクッキー 歌唱メンバーは総選挙1〜16位の指原莉乃(HKT48/元AKB48)、大島優子、渡辺麻友、柏木由紀、篠田麻里子(7月22日卒業)、松井珠理奈(SKE48/AKB48兼任)、松井玲奈(SKE48)、高橋みなみ、小嶋陽菜、宮澤佐江(SNH48/元AKB48)、板野友美、島崎遥香、横山由依、山本彩(NMB48)、渡辺美優紀(NMB48/AKB48兼任)、須田亜香里(SKE48)。篠田が発売1ヵ月前に卒業しているが、CD/DVDにはすべて参加、TVでのプロモーションも6月29日に初披露し、7月中の音楽番組で篠田在籍中に散々披露された。派手派手な曲というよりかは懐古主義に染まった現代人の心にフィットするような80'sディスコ風ナンバー。さらにみんなで楽しく歌って踊るようなPVを制作して久々の"代表曲"化を狙っていく試みをここでやったというのが面白い。サビ前の1フレーズが1位様のソロになっているのとよく考えたら元AKB48でHKT48の人が1位って…という辺りにAKB48ではなくJPN48になってしまった的な虚しさはあるものの、意外といい曲なのでいいか。王道を外して別の王道を持ってきたようなAKB48名義の曲としては久々に残りそうだ。 Type-A,Kのみ Type-Aのみ Type-Kのみ 以下Type-Bのみ 3.涙のせいじゃない DVD 1.恋するフォーチュンクッキー Music
Video Type-A,K,B Type-A,Kのみ Type-Aのみ Type-Kのみ 以下Type-Bのみ 4.涙のせいじゃない Type-A,K,B 劇場盤は2曲目が「愛の意味を考えてみた」、3曲目は劇場盤のみの「青空カフェ」収録。初回盤は全国握手会イベント参加券2種のうち1種封入、通常盤は生写真50種のうち1種封入。ジャケット写真は今回は初回・通常で同じもの。 ★★★★☆ 初動133.0万枚 |
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わがまま 気のまま 愛のジョーク/愛の軍団 | モーニング娘。 | 2013/8/28 通常盤A | 初登場1位 売上15.8万枚 |
1.わがまま 気のまま
愛のジョーク シングルは前作で切ってアルバムで回収する形にしようと思ったが、中途半端な形態でベストが出ることが判明し、未収録となる「愛の軍団」の扱いがどうなるか分からなくなったので急遽入手。いつもの大久保薫ナンバーという感じでEDMって言うんだっけ?電子音が全開で炸裂しまくり(一応3曲の中で今作だけギターが入っているがどこにギターがいるのかさっぱり分からない)、あちこち声も加工されているコンピューターオブコンピューターなサウンド。相変わらず区別がつかないが、謎の叫び「愛されたい!」が唯一のとっかかりか。 2.愛の軍団 初回盤D、通常盤Aのみ ★★★☆☆ 初動14.4万枚 |
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Thoughts | LUNA SEA | 2013/8/28 | 初登場7位 売上2.1万枚 |
1.Thoughts 前作に続いてバンドが一体となって最後まで突き進んでいくメチャクチャカッコいい曲なんだけど、聞き終えるとどんな曲だったのかをあまり覚えていない。その辺りがやはり終幕前と違うところのような気がする。現役感はバリバリなんだけど、サビの印象が薄いというか何だかこれがサビなのかよく分からないまま過ぎ去っていくような。 2.Lost World 初回盤AはSHM-CD&Blu-ray、初回盤BはCD+DVD、通常盤はCDのみ。内容違いは無い。 ★★★☆☆ 初動1.7万枚 |
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ロビンソン/太陽の5人 | ゴスペラーズ | 2013/8/28 | 初登場10位 売上1.1万枚 |
1.ロビンソン スピッツのカバー。アカペラ(途中からストリングスが入る)でカバーということで一般的なイメージのゴスペラーズっぽい仕上がり。元が大名曲でゴスペラーズがアカペラでやるなら最早失敗しようがない、といった感じ。まあアカペラだけでやらずにストリングス入れちゃうところはさすが現代のJ-POPといったところだけど。 2.太陽の5人 ★★★☆☆ 初動1.0万枚 |
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CHEEKY | 豊崎愛生 | 2013/8/28 | 初登場16位 売上0.7万枚 |
1.CHEEKY 安藤裕子提供曲。生バンドによるごく普通のポップスといったところだが、最後のサビ前ではかなり独特のアレンジになり不思議世界に突入するものの全体の印象は弱くも強くも無い。今までのシングルと並べても最も標準的な立ち位置になりそうであまり書くことも無い曲。 2.FANTASY ★★★☆☆ 初動0.7万枚 |