2013年9月発売編

OVER DRIVE SCANDAL 2013/9/18 初回盤DVD付 初登場7位 売上1.9万枚
1.OVER DRIVE
中田ヤスタカプロデュース。Perfumeらと同じようにミックスも中田ヤスタカが手がけているがアレンジはnishi-kenとの共同名義になっている。バンドを放棄したテクノでもやるのかと思ったが、予想以上にさわやかなちゃんとしたロックバンドの楽曲になっていた。ただ随所にコンピューターサウンドや加工が施されている辺りに非常に「らしさ」が漂っている印象。個人的には中田ヤスタカの意外な一面を聞いた感じ。

2.SCANDAL IN THE HOUSE
古坂大魔王プロデュース曲。完全打ち込み、全面的にコンピューターサウンドによるメンバー紹介ラップソング。この手のメンバーネタラップソングがSMAPの得意技といった印象も根強く、意識したんじゃないかと思う。TOMOMI、MAMI、RINAの紹介は該当メンバーとRINA以外の2人が交互にラップしているようだが、最後のHARUNAに関してはRINAがほとんど1人でラップしているように聞こえる。メンバーネタが盛り込まれているので作詞にはSCANDAL名義で共同参加している。ここでバンドを完全放棄するという遊びに走れたのはいい意味での余裕が生まれたからだと思う。以前より自由になった気もするし。

初回盤DVD
キミと未来と完全同期-MUSIC VIDEO-
前作C/WのPV。グランフロント大阪『ロボット・スキャンダル』プロジェクトコラボレートソングという何だかよく分からないロボットメーカーのタイアップ曲だったのでやたらとロボットが出てきてダンス(性能)を披露しまくる。メンバーは個別で街の中に登場してくるが、最後はイベントライブ映像となる。ややオマケ感とロボットアピール色の強い文字通りのプロモーションビデオだ。

ジャケットはリリー・フランキーが担当。手抜きな絵だなおい…と思ったらよく見るとヌードイラストらしい。意味不明だ。

★★★★☆

初動1.6万枚
サウンドスキャン初動6位1.1万枚(初回盤)

OVER DRIVE(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  OVER DRIVE(初回仕様限定盤)通常盤 

Get The Star/Last Forever 東京女子流 2013/9/25 Type-A,C 初登場4位 売上1.5万枚
1.Get The Star
LUNA SEAのJ提供という話題がピックアップされがちだが、作詞は東京女子流・ボス!・近藤ひさし、編曲は近藤ひさし。メンバーが作詞に参加し、アレンジャーーが松井寛ではなくYUIやステレオポニーを手がけた近藤ひさしということでこれまでとは全く異なるストレートなロックバンドサウンドになっているのが新鮮。大きなライブ会場ではバンドを導入しているものの、CDでベースやドラムが生なのはこれが初だし。近藤ひさしも初期のYUIやステレオポニーのこじんまりしたサウンドの印象があまり良くなかったけど、今作では全くこじんまりしてないので問題なし。一気に駆け抜ける爽快ロックサウンドは、凝りすぎて大作続きになりがちだった最近の作風の中では非常にいいアクセントになっていて久々に1つ抜けて好感触な1曲になった。

2.Last Forever
同じ制作陣(アレンジには高橋浩一郎も共同参加)によるこちらはロックバラード。「Get The Star」の爽快さとの対比・バランスが非常にいい。松井寛が離れてしまうとなるとまた話は別だが、正直凝りすぎて曲が長くなるくらいでマンネリ化しつつあるように感じていた。制作サイドにもその意識があったのなかったのか、前作の帯の煽り文は今までは成長著しいとかなんとか進化を訴えた文章だったのに「東京女子流サウンドのど真ん中」と初めて停滞した表現になった一方で今作は「ここまでの東京女子流のサウンドとは全く違う、ROCKがテーマのスペシャルシングル」と違いとスペシャル感を強調。このタイミングでたまにはこういう全く違うところから提供してもらうというのはありだと思った。

Type-Cのみ
3.Get The Star-Orland Remix-
今回は松井寛が参加していないのでリミックスもいつもと違う。なんていうかごく普通のリミックスだなぁ…と。

DVD(Type-A)

Get The Star(Music Video)
今回は普通にロックバンドなサウンドなのでダンスが無く、5人が円状になって伸び伸び歌っている。最後のサビでもソロを取っている友梨が、曲前と曲後でもソロカットで映っていてだいぶフューチャーされている様子。さりげに芽生もボーカル面で目立ってきている一方で、自身も喉が成長期で不調だと訴えていた小西は不調のままなのか随分ボーカル面での出番が無くなってしまった。ていうかたぶん相当不調なんだろうなぁ。普通女子流のライブを見ればそもそもソロ歌唱が多くてパワフルなボーカルの小西が最初に印象に残るものだと思うんだけど、夏のアイドルフェスでとある方が女子流のライブを見た際の感想で声量不足の指摘と新井ひとみのボーカルしか誉めてなかったのもそういうことか。5月頃のツアーでは小西の不調に加えて友梨も声が出なくなったとかで大変だったみたいだけど、友梨は今作でメインを張れるくらい回復しているわけで小西の不調が長引いているっぽいのは気になる

Making Movie
いつも通りのメイキング&スタッフによるインタビュー映像。

Special Movie
「東京女子流スレスレTV」DVD発売告知特典映像
「Last Forever」Music Video-スレスレTVダイジェストver.-

BSフジで放送されていたというメンバーが様々な事に挑戦したバラエティ番組がDVD化されるとかでそれの宣伝。「Last Forever」のPVというのもPVというよりかはDVDの宣伝ダイジェスト映像のバックに「Last Forever」をかけているだけ、といった感じ。

Type-BのDVDには「おでかけムービー茨城・笠間編-」収録。またmu-mo/イベント会場限定盤のType-Dも存在。実質Type-DがO社対策専用で大半の売上を稼ぐシステム。

★★★★☆

初動1.4万枚
サウンドスキャン初動17位0.36万枚(Type-C)

Get The Star / Last Forever (CD+DVD) (Type-A)Type-A(DVD付)  Get The Star / Last Forever (CD+DVD) (Type-B)Type-B(DVD付)  Get The Star / Last Forever (Type-C)Type-C 

メロンジュース HKT48 2013/9/4 Type-C 初登場1位 売上30.6万枚
1.メロンジュース
歌唱メンバーは穴井千尋、多田愛佳、兒玉遥、指原莉乃、松岡菜摘、宮脇咲良、村重杏奈、本村碧唯、森保まどか、秋吉優花、岡田栞奈、岡本尚子、田島芽瑠、谷真理佳、朝長美桜、渕上舞。アイドルロック調の勢い満載の楽曲。若さ全開!って感じで突き抜けていく。この勢いが良ければよし!っていう感じ。サビ頭では「だからメロンジュース」と歌っているが、特に理由に繋がっているような事は書かれてなくて何故メロンジュースなのかも結局良く分からない。三文字なら何でも良かった気がするが、「リンゴジュース」だとSMAPと被るし、ブドウやスイカやトマトだとカラーイメージが何か違う気がするので黄緑カラーなメロンが1番しっくりくるのかもしれない。意外と売ってないけどな、メロンジュース。

2.そこで何を考えるのか?
歌唱メンバーの表記なし。PVも無く誰が歌っているのかはシークレット扱いとなっている。しかし歌詞の内容が露骨なため、デビュー前にセンターだったが、何故か研究生扱いのままの田島、朝長にセンターの座を奪われたとされる兒玉遥の心境そのままだとされている。1コーラス目マラソンに例えて幅広く捉えられる歌詞になっているのに、2コーラス目になると「今まで自分のことエースだと思っていた」「はじめて後輩に私のポジションを 取って代わられたのがショックだった」などといきなりそのまんまな歌詞が登場。この辺りもまだ部活動などに置き換えることもできたが、直後に「夢叶えるために全てを捨ててきた」などと出てきて、ついには「センターゼロに立っていたあの日の私は輝いてた」といったステージの立ち位置を意味する単語まで登場し、決定的に対象を限定。曲自体はどうということは無いけど意味深すぎる。

Type-Cのみ
3.波音のオルゴール
歌唱メンバーは兒玉遥、指原莉乃、宮脇咲良、田島芽瑠、朝長美桜。少人数選抜なのが特徴で、何となく声の違いが聞き取れたり、ソロパートがあったりするがそもそも誰がどの声なのか知らないので聞き取りようがない。オルゴールというわりにはわりと音が鳴っている曲だが、さわやか&ちょっぴり切なさも感じる綺麗な印象の楽曲。

DVD

1.メロンジュース Music Video
ライブハウスでバックバンドを従えて派手にライブしているという躍動感のある内容。ただ画面の移り変わりが非常に素早く、アップのシーンでも揺れまくっているのでかなりめまぐるしい。各メンバーを把握しながらのんびり見るのには全く不向き。センターが田島芽瑠と朝長美桜の研究生2人になったとか、デビュー前センターの兒玉遥がセンター降ろされたとかもめまぐるしすぎて誰がセンターとかよく分からんし、当の兒玉遥や宮脇咲良も田島芽瑠と朝長美桜と同じくらい前の方でよく映っているのでそんなにセンターが誰だとか気にするような曲でも無い気がする。

以下Type-Cのみ
2.メロンジュース Making Video
PVのメイキング。リップシーンの撮影やライブシーンの撮影の様子が入っている。まだメンバーが歌詞を覚えていないのか、実は1フレーズ前の歌詞をスタッフが叫びながら指示していた事が分かる。おっさんが「メロンジュース!」「ちょっと大人ジュース!」とか先の歌詞を叫んでいるのはかなりシュールだ。

特典映像「夏休み自由研究発表」
宮脇咲良、村重杏奈、本村碧唯、森保まどか、若田部遥、田島芽瑠、田中優香、谷真理佳、冨吉明日香、朝長美桜、深川舞子、渕上舞、山田麻莉奈
今回3種を選ぶうえで、恐らくこの映像が1番退屈だと思ったので、知っているメンバーがなるべく多いものをという観点でメンバー名を眺めたところ、他は1,2人くらいしか知らなかったのに、Type-Cだけ宮脇、村重、田島、朝長と2倍も知っている名前があったのでこれにした。メンバーそれぞれが自由に研究成果を発表している映像集。乃木坂46がやっていた個人PVに近いが、もっとメンバー主導感が強く、母撮影だったりもして各自にカメラ渡して宿題で取ってきたようなホームビデオっぽさで全体的にグダグダ。アートすぎてもしんどいが、ホームビデオすぎてもしんどい事に気づいた。でもまあおまけ映像なんて本来こんな低予算なものなんだろう。

Type-A,BのC/W3曲目はあまくち姫、うまくち姫の名義による楽曲でDVD2トラック目もそれらのPVとなる。劇場盤の3曲目には残ったメンバーが参加したまた別の曲。自由研究発表は全メンバーを3分割してA〜Cに収録。

★★★★☆

初動26.9万枚
サウンドスキャン初動3種合計9.2万枚(2〜4位A、C、Bの順)

【Amazon.co.jp 限定】Amazon.co.jpオリジナル生写真付~メロンジュース(Type-A)(DVD付)Type-A  【Amazon.co.jp 限定】Amazon.co.jpオリジナル生写真付~メロンジュース(Type-B)(DVD付)Type-B  【Amazon.co.jp 限定】Amazon.co.jpオリジナル生写真付~メロンジュース(Type-C)(DVD付)Type-C  HKT48 メロンジュース  劇場盤CD劇場盤 

Faraway/Kiss you miwa 2013/9/4 通常盤 初登場6位 売上2.9万枚
1.Faraway
3rdアルバムに続いてNaoki-Tが作曲介入や録音、ほとんどの演奏と打ち込みを担当しているNaoki-T路線。miwa本人も曲途中でティンパニをたたき出したりとギター以外のちょこちょことした音を自身で担当するなど実験サウンドを楽しんで作りました感がある。今回はインタビューなどでもしきりにノンタイアップの挑戦的作風であり、あえて生ドラムを使用した事も強調していた。ドラム使ったくらいでドヤ顔するなよ…とも思ったが3rdアルバムではドラムを使うべき曲まで全部打ち込みにしてしまっていたので、むしろ全部打ち込みで良さそうなこの曲であえてドラムを使ったのは革命的か。不思議な雰囲気を出した辺りは面白いけど、結局これこそ打ち込みと言われれば打ち込みだと信じそうなそんなに生っぽくない音色だし、どうにもドラムを使う使わないの判断基準が分からない。しかし、miwaの妹はこの曲を聞いて「アルバム曲だね」と評したそうで、確かに不思議さ以外にあまり耳に残るところのない曲ではある…。

2.Kiss you
比較的王道に近いがこちらはかろうじてベースの演奏メンバーを呼んでいるものの後はmiwaのギター以外はNaoki-Tという打ち込み系ポップ。どうにもこうにもリズムが軽い。曲も軽めでA面曲としてはあまり耳に残らない普通に今までのC/Wといった感じのナンバー。こちらはアニメタイアップがついたのでこっちをメインにしたアニメ盤も存在。

3.Delight<ballad version>
3rdアルバム表題曲にして全面打ち込みだった楽曲をバラードにリアレンジしたもの。これまたmiwaとNaoki-Tだけで制作されており、録音だけでなくミックスもNaoki-T単独。まさかここまでNaoki-Tべったりになってしまうとは思っていなかった。録音やミックスも別に出来るならやればいいと思うし、音が悪いとも思わないけど、Naoki-Tに中田ヤスタカほど自分のサウンドが固まっている様子も無いのに、ソニーのトップミュージシャンの1人であるmiwa相手に演奏録音ミックスに本職を起用せずに全部プロデューサー任せというソニーの予算削減っぷりが何ともかんとも…。実は利益が全然出てないのか?

★★★☆☆

初動2.2万枚
サウンドスキャン初動5位1.9万枚(初回盤)

Faraway/Kiss you(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  Faraway/Kiss you通常盤  Kiss you/Faraway(期間生産限定アニメ盤)期間生産限定アニメ盤 

青春花道 ポルノグラフィティ 2013/9/11 初登場4位 売上3.4万枚
1.青春花道
晴一曲。共同アレンジャーはtasuku。やや歌謡曲っぽさを織り交ぜたポップソング。まんまTHE 80'sっていう感じにするのではなくあくまでほのかに漂わせる辺りのバランス感覚が面白い。アレンジ面でもブラスアレンジを取り入れた曲は珍しくなっているのでなかなか新鮮に聞こえる。ただメロが少し弱いためか、何度聞いてもなかなか印象に残らない。

2.エピキュリアン
作詞が昭仁、作曲が晴一、共同アレンジャーは篤志。最近はあまり無かった打ち込み全開のナンバー。打ち込みの良さを生かしたノリの良さが出ていて案外A面よりも勢いがあるような気もする。

3.おいでよサンタモニカ(instrumental)
晴一曲。共同アレンジャーはtasuku。歌の入っていないインストナンバー。今回のメンバークレジットでは昭仁のところにボーカルとコーラスしか入ってないので(基本的にはギターも併記されている)、インストナンバーになってしまうと参加してないのではないかと思ったが、一応レッツゴー!やハミングしている声が入っているので参加している模様。ただ本職のSax奏者と一緒に晴一もSaxを担当し、タンバリン、マラカス、スライドホイッスル、途中で入っている英語の台詞まで晴一のようだ。意外と楽しい1曲。

★★★☆☆

初動2.7万枚
サウンドスキャン初動1位2.6万枚(初回盤)

青春花道(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  青春花道通常盤 

ハッピー・バースデー the pillows 2013/9/16 初登場37位、最高18位
売上0.7万枚
1.ハッピー・バースデー
2.都会のアリス
3.クオーター 真逆の友

ソロ活動をするなど休止していたので11年12月以来のシングル。安定して「らしい」曲ということで今回も安心の内容。このバンドはストリングスにかぶれることもなく、急に4つ打ちしたり、打ち込み多用する事も無い。特に表題曲は休止前のシングルよりもキレがある気がする。

★★★★☆

初動0.2万枚(発売日の関係で先行ランクイン)

ハッピー・バースデー (CD+DVD) (初回生産限定)初回盤DVD付  ハッピー・バースデー通常盤 

タイムマシンなんていらない 前田敦子 2013/9/18 Type-B 初登場2位 売上7.8万枚
1.タイムマシンなんていらない
AKB48卒業後初のシングルだが引き続き秋元康プロデュース。サビよりも最初や最後のビビッビビッイエー♪の連呼の方がキャッチーで耳の残る(実際はBeepを連呼)。今目の前のあなたが好きという曲で(超要約)、だからこそタイトルに繋がるという発想がユニーク。前作も開放的な曲調だったが今回はますます声まで開放的になった気がするのは気のせいだろうか。

2.壊れたシグナル
ロックバンドテイストの楽曲。悪くは無いけどメインにはなってこない路線というかやはりロックは合わない感じがする。

Type-Bのみ
3.やさしい気持ち
休日にのんびり過ごしてやさしい気持ちになるというさわやかな曲だけど、AKB48時代にはそんなのんびりした休日を取る余裕も無かったと思うので、現在の前田敦子が歌うから意味がある曲なんだと思う。

DVD

1.タイムマシンなんていらない Music Video
NYを舞台に前田敦子が自由気ままに動き回っており、街で偶然見かけた現地の青年は一目惚れし、似顔絵を描いて探し回るが見つけられずあきらめたラストシーンで再会するという内容。AKB48在籍時のラスト2年くらいの時点で既にアイドルっぽさが無くなってきて、あまり笑顔の印象も無くなっていたが、開放されて自然体になったというか随分と綺麗なお姉さんになったなぁという印象。

Type-Bのみ
2.Making of Atsuko in SAPPORO(2013.7.31)
卒業から1年も経たずにAKB48のコンサートに出演した際のドキュメント映像。あくまでソロ名義で出演し、シングル3曲を1人で披露しただけなので他メンバーと共演したわけではなかったようだ。リハの様子では一部AKB48メンバーも登場。峯岸がたまたま近くにいたせいなのか、1人だけしれっとインタビューまで受けているのはどうかと思う。高橋みなみと再会しているところでは音声カットなのに。ステージの様子もダイジェストにしているので、3曲とも一部のみ。前2作のシングルは生歌でもブレてないが、MCで感極まったせいなのか、この日に初披露した「タイムマシンなんていらない」は声がブレまくっており危うい歌唱が…。

★★★★☆

初動6.1万枚
サウンドスキャン初動4種合計5.3万枚(3,4,8,13位)

タイムマシンなんていらない【外付け特典なし】(Type-A)(DVD付)DVD付Type-A タイムマシンなんていらない【外付け特典なし】(Type-B)(DVD付)DVD付Type-B  タイムマシンなんていらない【外付け特典なし】(Type-C)(DVD付)DVD付Type-C  タイムマシンなんていらない【外付け特典なし】(Type-D)Type-D 

友〜旅立ちの時〜 ゆず 2013/9/18 初登場5位 売上4.1万枚
1.友〜旅立ちの時〜
NHK合唱コンクール中学の部課題曲タイアップ。以前は普通に小中高と合唱曲だったのに、08年のアンジェラ手紙から何故か中学の部だけが新曲J-POPと化して6年目。基本的には中学生向けの合唱できる楽曲というのをミュージシャン側がかなり意識して書き下ろしてきており、「手紙」やいきものがかりの「YELL」なんかはその線だったが、中には暗い曲調に乗せてI love youを連呼する曲とか、描く夢が全て叶わけなどないなどといきなり疲れた大人の現実を突きつけながら頑張れ頑張れ言う曲とか中学生の合唱曲ですよ?と言いたくなる曲もあったが、さすがゆず。そこはきっちり中学生向けの卒業友情をテーマにかなり合唱を意識した楽曲を仕上げてきた。しかもそのままフルコーラスで歌っても5分未満で済むという合唱用には大幅に削らざるを得なかった「YELL」の弱点も意識したのかしてないのか大作にしすぎない配慮まで。中学校の合唱ソングとしてはこの上なく(PTA的にも)健全かつスタンダード性が高く、しかもシンプルで覚えやすい楽曲だと思う。いつになくボーカル編成がチャゲアス化(曲を書いている北川ばかりメインで歌っている)している気がするのも岩沢が高音パートを連発しすぎるとキーの高さがネックになるという配慮だろう、きっとそうだろう(たぶん違う)。とはいえゆずの新曲として聞くにはあまりにスタンダードすぎて悪くは無いけど実に普通…。

2.友〜旅立ちの時〜(ゆずと合唱バージョン)
オリジナルでは途中からバンドも入ってくるが、こちらはギターとピアノだけの演奏で、NHK東京児童合唱団によるコーラスがドカンと入っている。「YELL」は次のシングルで申し分程度に大サビに合唱を加えただけの合唱バージョンを発表したけど、同じシングル内で合唱バージョンを収録したのはflumpoolに続いて2組目。この辺りもミュージシャンによって合唱曲の提供という依頼に対して意識の差が出ていて面白い。

DVD
友〜旅立ちの時〜 Music Video
スタジオライブ形式のレコーディング風の映像。演奏が始まるまでは現場音声だけど始まるとCD音源というよくあるパターンの映像。北川はギターを持っておらず、今回ボーカルの比重もかなり大きいので歌に専念しており、かなり目立っている。アングルはいくつかあるが、何故か常に一定の方向しか映していないので、ゆず2人とその奥にいるアコギのサポートメンバー、向かい側にいるストリングス隊の人たちまでは顔が映り込んでいるものの、ピアノのサポートは手元のみ、さらにベースドラムのリズム隊は全く映らないのが謎。

最初からDVD付。

★★★☆☆

初動2.8万枚
サウンドスキャン初動2位2.8万枚。

友~旅立ちの時~(期間限定盤CD+DVD)期間限定盤DVD付 

ヒリヒリの花 Not yet 2013/9/25 Type-A,D 初登場1位 売上12.7万枚
1.ヒリヒリの花
少し前のAKB48アンダーガールズ系のいつものAKB48ナンバー系アイドルポップ。元々さほど特徴が無いのが特徴みたいなNot yetのA面楽曲の中でも群を抜いて印象に残りにくくフツーな曲。

2.次のピアス
「ヒリヒリの花」があまりにフツーすぎるせいか、似たような印象の楽曲ながらこっちの方がわずかにいいのでは?的なアイドルポップ。それでもやはりA面には弱い気はするけど。

Type-Aのみ
3.もしも、手を繋いでいたら
大島優子メイン曲。ソロではなく、他の3人も歌っている。学生時代の恋を振り返る懐古系バラード。C/Wとしてはそれなりにいい感じ。

Type-D
3.見えない空はいつも青い by Yui Yokoyama with friends(from AKB48)
歌唱メンバーは川栄李奈、高橋みなみ、横山由依、渡辺麻友、大島優子、北原里英、柏木由紀、小嶋陽菜、島崎遥香。ユーキャンCMタイアップで、ユーキャンで横山が資格にチャレンジしたという経緯から横山がセンターのAKB48による楽曲…のはずだったが、Not yetのC/W違い4人それぞれのメイン曲の流れで横山メインの曲として処理されてしまった。しかしHKT48なので指原だけ参加していないため、名義はNot yetではなくYui Yokoyama with friends(AKB48)となっている。終始横山だけがソロで歌っていて残りはコーラスみたいな事にはなっておらず、あくまでAKB48選抜メンバーの楽曲で横山がセンターなので間奏開けのサビとかで横山のソロがあったりする、といった程度。最近のAKB48はこんな感じのCM用選抜のタイアップ曲とか番組タイアップ曲とかがチラホラ出ており、複数商法を駆使したとしてもその枠も埋まってたりして本体のC/Wでも消化しきれない状態なので(「マジすか学園3」の主題歌とEDは収録のタイミングを逃したのか未だに未発表)、CMが流れていて旬なうちにリリースするにはここしか無かったのかもしれない。それでもNot yetなのにAKB48の曲を名義だけ変えて放り込むってのはなんだかなぁ…。

DVD

3種共通
1.「ヒリヒリの花」Music Video
曲同様にPVも書くことが無いくらい普通。後半になって4人揃ってのダンスは曲調の割に随分忙しそうだなと思う。

Type-Aのみ
2.特典映像「ヒリヒリアルバイト」大島編・北原編
メンバーがそれぞれアルバイトを1時間体験するというバラエティ。ヒリヒリアルバイトなどと無理やり名前をくっつけているものの正直何の関係性も無い突発的な企画。大島は八百屋で、北原は古着屋でバイト。北原の愛想の良さと知名度の高さも驚きだったが、大島の器量の良さが改めて感じられる内容になっている。Type-Bは見ていないが以前「さしこのくせに」で指原がたこ焼き屋でアルバイトした時の態度はTHE YUTORIっぷり、YUTORIテンプレートってネタじゃなくて本当に実在したのかと驚愕する程にナメた態度で酷かったからなぁ…。変装してないので当然一般人には気づかれまくる。大島はバイトになりきりAKBが無い時はここでバイトしているだの、実は収入が…などと嘘を言ってのけるが、北原はほとんど一般人をドッキリにかけているといった認識でやっていてスタンスにやや違いが。またその都度映像下に物凄く細かい字で、演出上こう言ってっけどこの後でスタッフが企画を説明してっから!一般客も全員許可も取った上で特典映像化してっから!(要約)といった内容の文面がいちいち表示される。いつからこんな表示をいちいちしなきゃいけなくなるほど堅苦しい世の中になってしまったのだろうか

A〜CがDVD付、DはCDのみ。C/W3曲目がメンバーそれぞれがメインの楽曲でAが大島、Bが指原、Cが北原、Dが横山となる。Not yetの曲じゃないのは横山のみで残りの3人はちゃんとNot yetとしての本人メイン曲となる。DVDはType-Bには「ヒリヒリアルバイト」指原編・横山編、Type-Cには前作時のイベントの模様を収録。

★★★☆☆

初動10.8万枚
サウンドスキャン初動2〜5位、4種合計8.9万枚

ヒリヒリの花[通常盤Type-A CD+DVD]Type-A(DVD付)  ヒリヒリの花[通常盤Type-B CD+DVD]Type-B(DVD付)  ヒリヒリの花[通常盤Type-C CD+DVD]Type-C(DVD付)  ヒリヒリの花[通常盤Type-D CD]Type-D 

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