2013年10月発売編

ホントんとこ/Future TOKIO 2013/10/30 通常盤 初登場6位 売上2.1万枚
1.ホントんとこ
作詞作曲編曲:長瀬智也。長瀬主演ドラマ「クロコーチ」主題歌。「リリック」同様に編曲まで全て長瀬による自作ナンバー。かなりロックで男らしい印象の楽曲。キャッチーなようで意外と覚えにくいメロディーなどもいかにも長瀬っぽい感じ。それゆえパッと聞きではそこそこレベルだったのが馴染んでくると良く思えてくる。

2.Future
作詞作曲編曲:長瀬智也。3度目となるヤマト運輸CMタイアップ。過去2作と違って今回は自作だが、長瀬らしさを出しつつもタイアップ的な絶対条件であると思われる"アッパーで前向きな応援歌"、"届ける"といった二大要素はしっかり入れてきている。これまた爽快なようで意外とメロディーが覚えにくい。どちらもいい曲だが、両A面で並べた事でちょっと似通ったというか良さを相殺してしまった感じはする。TOKIOらしいというよりかは長瀬らしいという感じ。編曲TOKIOになれば「sugar」みたいにまたもう少し変わってくるんだろうけど。

以下通常盤のみ
3.switch
作詞作曲:山口達也、編曲:長瀬智也・KAM。昨年アルバム曲全てを自作した中で山口メンバーだけが1曲作詞しただけで1人だけ作曲していなかった。待望の山口作曲ナンバーということでこれは06年の『Hearvest』で全員が「メントレG」用に1曲ずつ自作した時以来7年ぶりか?鉄腕DASHへの出演率が高く、メンバーの中では演技や音楽的な事よりも大工的な作業を得意とするイメージが強いが、これが意外にもなかなかいい曲。

4.home〜この場所〜
作詞作曲:国分太一、編曲:KAM。編曲はKAMになっているがストリングスアレンジを沢田完が担当しており、ストリングスとピアノしか聞こえない…というかそもそもバンドが参加してないバラード。それなりにいいメロディーではあるが、過去の国分ナンバーに比べるとそこまででもなく地味。今回4曲とも完全に長瀬単独ボーカルだったが、この曲に関しては山口メンバーのボーカルの方が合っていたんじゃないだろうか。「宙船」で初の長瀬単独ボーカルをやって以降は単独ボーカルが増えたがC/Wではメンバーが歌う曲もそこそこ入ってたし、J Strom移籍以降は再び長瀬以外のボーカルもバランスよく入れていただけにこの曲調で全部長瀬というのは少し意外だった。

初の全曲自作シングル。初回盤2のみ1曲目と2曲目が入れ替え。収録形態は今までと同じ(DVD付はC/Wなし、通常盤に2曲C/W)でDVD付も通常盤も今まで一律1000円と良心的価格だったのが、増税前にして400円も値上げされ一律1400円になってしまった。C/Wのインストが入ったとはいえそれだけで400円は…。

★★★★☆

初動1.8万枚
サウンドスキャン初動2種合計1.3万枚(16位(初回1)、18位(通常盤))

ホントんとこ/Future(初回限定盤1) (DVD付)  Future/ホントんとこ(初回限定盤2) (DVD付)  ホントんとこ/Future((通常盤) 

カモネギックス NMB48 2013/10/2 Type-A 初登場1位 売上50.9万枚
1.カモネギックス
歌唱メンバーは市川美織、小笠原茉由、門脇佳奈子、小谷里歩、上西恵、白間美瑠、山本彩、吉田朱里、渡辺美優紀、高野祐衣、谷川愛梨、矢倉楓子、山田菜々、與儀ケイラ、加藤夕夏、薮下柊。井上ヨシマサによる電子音全開のエレクトロナンバーだが、何故かメロがやたらと歌謡曲な上に、カモネギックスという謎の単語がコーラス含めて連呼され(2番ではナキワラックスという泣き笑いにックスをつけた謎ワードも)"カァモォがぁねぇぎぃしょってぇウェルカム!ウェルカム!ウェルカム!"など珍妙極まりない歌詞が乗っているので超絶なインパクト。エレクトロも歌謡ナンバーもあまり好きじゃないんだけどこの2つがフュージョンしたら何故か意外とクセになる楽曲に化けたといった感じでまさかの好印象。毎回こんなんだときついけどたまにこんなのが出てくる分にはエレクトロも歌謡も新鮮で悪くない。

Type-A,B,C
2.サングラスと打ち明け話/研究生
歌唱メンバーは明石奈津子、石田優美、鵜野みずき、大段舞依、小川乃愛、川上千尋、渋谷凪咲、嶋崎百萌香、高山梨子、照井穂乃佳、中川紘美、中野麗来、西澤瑠莉奈、林萌々香、松岡知穂、松村芽久未、三浦亜莉沙、森田彩花、山尾梨奈。今回何故か共通C/Wが研究生。AKB48なんかだと研究生の曲は劇場盤のみのC/Wに置いておくことが多かったように思うが、一般発売の共通C/Wに配置したというのが珍しい。ただその割にPVは制作していないので、この位置にこの曲があるからといっても顔と名前が知れ渡る事はないっていう…。楽曲自体もいかにも研究生らしいアイドルナンバーという感じで特に印象が無い。

Type-Aのみ
3.どしゃぶりの青春の中で/白組
歌唱メンバーは岸野里香、木下春奈、西村愛華、山本彩、沖田彩華、村上文香、山岸奈津美、山田菜々、井尻晏菜、植田碧麗、上枝恵美加、中川紘美。かつてのSKE48がW松井をそれぞれセンターにして振り分けていたのと同様に山本彩と渡辺美優紀をそれぞれセンターに置いて後はメンバーを適宜入れ替えつつ振り分けたっていう感が強い。何故か前作から参加しているAKB48の市川が今作ではどっちからもハブかれた。さらに毎回毎回細かく誰が入って誰が入れ替わったのかの説明での「前作メンバーだった〜はメンバーから外れた」というwikipediaの文章でもスルーされていた!前回は紅の方に入っていたので、紅の説明に「前作メンバーだった市川はメンバーから外れた」があるはずなのに何故wikiを書いた人からもハブられたのか。NMB48は特に好印象なメンバーは1人もいなくて、消去法で市川が1番になるので(横山がいた頃は横山)、市川の参加を基準にAかBか選ぼうと思ってたのでどっちにも不参加とか困った。結局渡辺よりは山本ということでAを選択したわけだけど、後述のドラマを考えるとBの方が良かったか…。というわけで楽曲の感想を全く書いていないが、何か凄く昔っぽい感じのアップナンバー。こういうコテコテ感がNMBっぽい感じはする。

DVD

1.カモネギックス(ミュージックビデオ)
そこはかとなく近未来的な空間でダンスしているのをメインにしつつ、「ほしにねがうこと」映像とリップシーンが入ってくる構成としてはシンプルな内容。かなりシュールな楽曲だがあくまでかわいさやコミカルさは排してカッコよく仕上げているギャップが面白い。

2.カモネギックス(ミュージックビデオ ダンシングバージョン)
ダンスシーンのみで構成されている。元々がダンスシーン中心だったのにダンスだけのバージョンも入れるなんてよほどダンスを見てほしいということか。確かに今回けっこう激しくて見ごたえはあるような気がする。

以下Type-Aのみ
3.どしゃぶりの青春の中で/白組(ミュージックビデオ)
映画の予告風になっているPV。タイトル通りどしゃ降りの中でダンスしているカット以外はテロップが出たり、ストーリーの断片が流れたり、最後にはそのまんまな映画予告表示が出たりする。前も同じことやっていた気がするが映画好きなスタッフが多いのだろうか。ただ今回は本気で制作する気はないらしく、最後にその旨が流れる。

4.特典映像ドラマ「ほしにねがうこと」〜前編〜
なんか田舎を舞台にした普通のドラマが展開。児童施設(?)のようなところで10年前からお世話になっていた先生が結婚して北海道に引っ越すとかで、昔世話になったメンバーたちが最後に何か恩返しがしたいと考え、山本彩の発案で大昔にやっていた街の祭りを復活させようと奮闘する…が、前編なのでこれといった盛り上がりがないまま後編へ続いてしまう。この手の前編後編モノがある場合に1種だけしか選ばないなら後編がある方を選ぶべきだったか…。後編の方には前編ダイジェストがついてるし、何より話が完結するわけで圧倒的にType-Bが正解だったか…。なおType-Cは1度選択した際につまらねぇ喜劇が入っている(個人的に)拷問映像(しかもやたら長い)だったのでもう選択肢に入っていない。

★★★★☆

初動37.5万枚
サウンドスキャン初動3種合計8.3万枚(A,C,Bの順に1,2,4位で3.15万、2.6万、2.5万)

カモネギックス 通常盤Type-A【トレーディングカード(全16種類のうち1種類をランダム封入)全国握手会参加券封入】(初回プレス盤)(DVD付)Type-A カモネギックス 通常盤Type-B【トレーディングカード(全16種類のうち1種類をランダム封入)全国握手会参加券封入】(初回プレス盤)(DVD付)Type-B カモネギックス 通常盤Type-C【トレーディングカード(全16種類のうち1種類をランダム封入)全国握手会参加券封入】(初回プレス盤)(DVD付)Type-C 劇場盤  

光と君へのレクイエム 山下達郎 2013/10/9 初登場10位 売上1.2万枚
1.光と君へのレクイエム
久々のアップテンポ。近年はバラード連発だったので、昨年のベスト盤のDISC-3後半に今作みたいな曲があったらかなり際立っていたんじゃないかと思う。とはいえそこまで派手に盛り上がる曲でも無いので案外印象に残りにくかったりもする。

2.コンポジション
こちらはサウンドもシンプルでじっくり聞かせるタイプの曲。達郎節って感じ。

★★★☆☆

初動0.79万枚
サウンドスキャン初動0.77万枚

光と君へのレクイエム  

五月の蝿/ラストバージン RADWIMPS 2013/10/16 初登場3位 売上5.7万枚
1.五月の蝿
「君を許さない」とする怒りに満ちた衝撃的な歌詞が延々歌われる過激な1曲。歌詞の過激さがとにかく衝撃的ではあるが、何とも歪んだ愛情だなぁとも思う。愛とか恋とかはさっぱり分からないが愛情の裏返しが憎しみということか?衝撃的なのでインパクトはあるが好きな曲ではない。

2.ラストバージン
一転してわりと穏やかな愛の歌。これまでのシングルはわりと早口でまくしたてる曲の方が多かったので妙にのんびりした感じもしてあまり印象には残らない。2曲の対比は確かに面白いけど…。あと何故か曲終了後にしばらく無音があるのは次の曲と世界観を分けるためか。

3.にっぽんぽん
遊び系の楽曲。味噌汁'sだと名乗ってから始まったり最後の会話で「これ7年ぶり」とか言っているので前もやったことのある別名義扱いなのだろうか?歌詞自体はユニークだがサウンド面ではそんなにふざけてはいない。

★★★☆☆

初動4.3万枚
サウンドスキャン初動2位4.2万枚

五月の蝿 / ラストバージン

東京デスティニー ポルノグラフィティ 2013/10/16 初登場5位 売上3.0万枚
1.東京デスティニー
前作と似たような80年代歌謡路線だが、今回は昭仁曲で共同アレンジャーも宗本康兵と前作とは異なる。というか前作はC/Wまで全曲が晴一曲(C/Wの作詞だけ昭仁)だったが、今作は全曲昭仁曲となっている。悪くは無いものの最近珍しいブラス系のアレンジで引っ張っている感じでベスト前の先行2シングルにしてはインパクトが薄すぎる感は否めない。

2.ダリア
ダッリッアッのっはっなっが♪と迫りくるサビはなかなか印象的でこちらの方がインパクト自体は上のような気がする。

3.Mission of the Far East(Instrumental)
前作同様にインスト曲。普通のロックナンバーとして始まるが途中から何故か中華風になる。

★★★☆☆

初動2.4万枚
サウンドスキャン初動4位2.3万枚(初回盤)

東京デスティニー(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  東京デスティニー通常盤 

まだ涙にならない悲しみが/
恋は匂へと散りぬるを
KinKi Kids 2013/10/23 通常盤 初登場1位 売上20.1万枚
1.まだ涙にならない悲しみが
作詞:松井五郎、作曲:織田哲郎、編曲:亀田誠治。KinKiとしては久々のシングルだけどそれ以前からやや売れ線からは遠ざかっていたように思うので久々に1発で耳に残るヒットチューンが出てきたという印象。ここ最近のシングルの印象があまり無い人ほどこの曲は刺さるんじゃないかと思う。

2.恋は匂へと散りぬるを
吉田健による「情熱」以来のダンスナンバー(PVでダンス主体なのはこれ以来らしい)。CDTVでの着うたランキングやサウンドスキャンでは初回Bの方が上になるなど購入するレベルのコアリスナーの間ではどうやらこの曲の方がKinKiらしい曲として好評なようだ。確かに『39』投票で1位になった「愛のかたまり」と同系統の曲だなという感じではあるけど、個人的にはそこまででもない。

以下通常盤のみ
3.雨虫
バンド路線によるバラードナンバー。クオリティの高さは感じるが、そこまで強い印象は無い。

4.流星
アコギをやや目立たせた普通のポップナンバー。やはりクオリティの高さは感じるが、そこまで強い印象は無く、いつものKinKiといった感じ。

★★★★☆

初動17.8万枚
サウンドスキャン初動1〜3位(初回B6.2万→初回A6.15万→通常盤5.5万)合計17.8万枚

まだ涙にならない悲しみが / 恋は匂へと散りぬるを(初回生産限定盤A)(DVD付)  恋は匂へと散りぬるを / まだ涙にならない悲しみが(初回生産限定盤B)(DVD付)  まだ涙にならない悲しみが / 恋は匂へと散りぬるを(通常盤) 

薔薇とローズ さかいゆう 2013/10/23 初登場29位 売上0.4万枚
1.薔薇とローズ
三菱ekワゴンのCMタイアップ曲。ピアノメインのシンプルなバンド編成でゆったり聞かせる曲。演奏全体にじっくり浸って聞くとけっこう聞き応えがある。移り変わりの早いシングル作品としてはこのシンプルさとゆったりさはかなり不利な感じはする。

2.ピエロチック feat.秦基博
同じ事務所の秦基博とのデュエット。秦は作詞のみ共作で参加している。これまたオシャレな楽曲でじっくり浸って聞くとけっこう聞き応えがあるが、パッと聞きはかなり地味

3.The Closer I Get To You
洋楽カバー。ピアノだけでかなりスローなのでここまで来ると正直退屈…。

★★★☆☆

初動0.3万枚

薔薇とローズ(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  薔薇とローズ通常盤 

ハート・エレキ AKB48 2013/10/31 Type-A,K,B,4 初登場1位 売上129.4万枚
1.ハート・エレキ
歌唱メンバーは入山杏奈、川栄李奈、高橋みなみ、横山由依、渡辺麻友、大島優子、柏木由紀、小嶋陽菜、島崎遥香、峯岸みなみ、松井珠理奈、松井玲奈、渡辺美優紀、山本彩、指原莉乃、多田愛佳。初の小嶋陽菜センター。序盤をソロで歌いまくるなど、ブレイク以降のユニゾン全開のAKB48楽曲からは想像できなかったような事態が驚き。地味にHKT48からはAKB48からの完全移籍組の2人しか選ばれていないのもポイントだ。さすがに今回の曲には子供すぎるので外したのだろうか。GS風の歌謡路線ということで、前作に続いて古き良き時代懐古路線へ突入したのだろうか。年間のシングルリリースパターンも固定してしまったのでこういう変化球は面白いけど。

Type-B以外
2.快速と動体視力/Under Girls
歌唱メンバーは岩田華怜、菊地あやか、佐藤すみれ、高橋朱里、北原里英、倉持明日香、武藤十夢、梅田彩佳、加藤玲奈、大場美奈、市川美織、木アゆりあ、須田亜香里、高柳明音、古畑奈和、木本花音、矢倉楓子、兒玉遥、宮脇咲良、高城亜樹。こちらでは時代の違うことはやらずにいつものキャッチーな歌メロが気持ちいいアイドルポップナンバー。

Type-Bのみ
2.君だけにChu!Chu!Chu!/てんとうむChu!
新ユニット。メンバーは岡田奈々、小嶋真子、西野未姫、北川綾巴、渋谷凪咲、田島芽瑠、朝長美桜。AKB48のTeam 4に新たに入ったメンバー3人とSKE,NMB,HKT(2人)から若い子を選んだ新ユニット。AKBメンバーは前作の謎のドラマにメインで出ていたので新たな次世代として売り出すつもりのようだ。HKTの2人はHKTでは最前列にいるので知名度は1番高い気がする。若さを生かしたキュートさ全開のアイドルナンバー。はじける若さが魅力だが、向こう数年くらいしか歌えそうにないくらい賞味期限の短そうな曲だなとも思う。それにしても何故Type-Bにだけ「快速と動体視力」と差し替えで入っているのか

Type-Aのみ
3.キスまでカウントダウン/Team A
歌唱メンバーは伊豆田莉奈、入山杏奈、岩田華怜、大島涼花、川栄李奈、菊地あやか、小林茉里奈、佐々木優佳里、佐藤すみれ、高橋朱里、高橋みなみ、田野優花、松井咲子、森川彩香、横山由依、渡辺麻友、矢倉楓子、兒玉遥、鈴木まりや。わりとクールな曲やアーティスティックな曲が多い印象があったが、今回はわりと王道のアイドルポップ。

Type-Kのみ
3.細雪リグレット/Team K
歌唱メンバーは阿部マリア、内田眞由美、大島優子、北原里英、倉持明日香、小林香菜、佐藤亜美菜、島田晴香、鈴木紫帆里、近野莉菜、永尾まりや、中田ちさと、平田梨奈、藤田奈那、前田亜美、宮崎美穂、武藤十夢、松井珠理奈、古畑奈和、野澤玲奈、相笠萌(Team 4)、湯本亜美(研究生)。所属の違う2人は「特別参加」と表記されているが、PVのみで音源には参加してないと思われる。雪が出てくるだけでウィンターソング好きとしては印象が上がってしまうが、例に漏れずわりと好印象。

Type-Bのみ
3.Tiny T-shirt/Team B
歌唱メンバーは石田晴香、岩佐美咲、梅田彩佳、大森美優、大家志津香、柏木由紀、片山陽加、加藤玲奈、小嶋菜月、小嶋陽菜、島崎遥香、竹内美宥、田名部生来、中村麻里子、名取稚菜、野中美郷、藤江れいな、山内鈴蘭、大場美奈、市川美織、渡辺美優紀、高城亜樹。ブラス系のポップナンバー。電子音全開なのが苦手なだけにこういう曲調は非常に安心感がある。今作の中では1番アレンジが好き。

Type-4のみ
3.清純フィソロフィー/Team 4
新結成。歌唱メンバーは相笠萌、岩立沙穂、内山奈月、梅田綾乃、岡田彩花、岡田奈々、北澤早紀、小嶋真子、篠崎彩奈、島祐利奈、西野未姫、橋本耀、前田美月、峯岸みなみ、村山彩希、茂木忍。新チームなのでこれが最初の曲ということになる。若さを押し出した曲にするのかと思いきやそれはてんとうむChu!でやってしまったためかそこまで若くはじけてはいない。曲調的には「細雪リグレット」とも若干被る。指原の時もスキャンダル自爆後のシングルの台詞で「仮面をつけている」とか言わせてすげぇなと思ったけど、スキャンダル自爆した峯岸がキャプテンになったこのチームにいきなり「清純を守りたい」「誰かが汚れたとしても私責めたりしない何も…」とか歌わせるのが相変わらず凄い。

DVD

1.ハート・エレキ Music Video
The G.FINGERSというバンド&バックダンサー集団にまつわる話で、メンバーは全員ミッシェル(小嶋陽菜)とかリンダとかルーシーとかアメリカっぽい感じのカタカナ名で呼ばれている。何故か川栄だけそのままカワエーというギャグが。また冒頭で「GIVE ME FIVE!」が前のシングルだったということで演奏しているカットも。そこから何で今回の曲になるのか。路線変わりすぎ。柏木のドラムとか高橋のギターとか大島のベースとか渡辺麻友のキーボードとかは「GIVE ME FIVE!」と同じ担当楽器だけど今回は演奏練習してないようで、アテブリ感が全開。流れ的にはリードボーカルだったサンディ(松井玲奈)が今回の新曲ではリーダーのキャサリン(柏木由紀)の決定により外されて、ミッシェル(小嶋陽菜)に変更。激怒したサンディはバンドを離脱してしまい、グループ自体が危機に陥るが、GS伝説の人物だという井上順が登場し、サンディも復帰し(タンバリン担当に…)「ハート・エレキ」を歌う、という内容。例によって前置きドラマは長いが今回は適度な長さだしそれなりに面白かった。ただダンス編成での立ち位置がそんなでもないSKE48の松井玲奈をAKB48のPVでここまで目立たせるとは思わなかった。柏木をキャプテン役に置くところまではありだと思うけど、松井がやったような目立つポジションは横山由依、渡辺麻友、島崎遥香辺りが順当だったのでは?これならいっそ若手メンバーを持ち上げた方が良かった。前作はHKT48センター、次回作は兼任とはいえ元々SKE48のセンターがど真ん中に来るのが決まっているわけだし、姉妹グループの前列メンバーだけ優遇感ハンパ無い

2.ハート・エレキ Music Video-Dance ver.-
本編PVにも入っていたダンスシーンの映像だけで構成したバージョン。基本TVやライブではこのバージョンでの披露だと思われる。本編PVでは目立っていた松井玲奈はこの構成だと別になんでもないポジション。

Type-A,K,4のみ
3.快速と動体視力 Music Video
美大を目指している学生&浪人生たちのストーリー仕立て。親友の須田亜香里と加藤玲奈だったが須田が急に進学をあきらめると言いだし…というストーリー。今回いつものAKB48若手&姉妹グループの準人気メンバーで圧迫されている中にAKB48の準メンバー(中堅)も入っているのが新鮮。浪人生らしき形にしたり、テストの試験官みたいな役に回して何とか高校生設定の若手メンバーと混ざらせている感じだが…。ていうかここでもSKE48の須田がWセンターの1人とか謎の人選。しかも他の20歳以上のAKB中堅メンバーは浪人&試験官に回されているのに22歳の須田は16歳の加藤と同級生設定にするとか意味が分からない。SKE48の楽曲でセンターにしてあげればいいじゃないかとも思うが、O社売上=ミリオンの要である劇場盤による握手会に姉妹グループメンバーを動員させている以上は姉妹グループからも一定以上参加させなければならないし(恐らくこれは絶対であり、逆にAKB48メンバーだけではもう絶対にリリースできない)、握手人気が高いとされているらしい須田の握手貢献を考えれば当然の待遇なのかも。

Type-Bのみ
3.君だけにChu!Chu!Chu! Music Video
とにかくフレッシュ。本当に若いうちにしかやれない曲だなと思う。

Type-Aのみ
4.キスまでカウントダウン Music Video
体育館で全員でダンスしつつ、何人かのメンバーがそれぞれ部活に励んでいる様子が描かれる。部活しているメンバーに入れなかったメンバーとの格差が…。

以下Type-Kのみ
4.細雪リグレット Music Video
これまた学校設定。ベチャ雪が降る中でのダンスシーンと何かを発見した大島優子が走りだし、校舎内にバラバラにいたメンバーもまた何かに驚いて追従して走りだし、全員で屋上に向かって到着してそれを見上げる…が何がやってきたのかは不明というオチなしストーリーで構成。UFOでも発見したんですか?

5.秋元才加卒業ドキュメント「強さと弱さの間で」
篠田と板野の卒業の話題でかなりかき消されたが同時期に卒業した秋元のヒストリー&ドキュメント。加入時の初期の映像を流しつつ中盤はごっそり飛ばして卒業セレモニー当日のドキュメントが中心。CD化されなかったが実は秋元も篠田板野と同様に卒業バラードを新規制作してもらっており、同期の2期生(駆け付けた卒業メンバー含む)と熱唱している様子もフル収録されている。意外といい曲だったけどCD化されないのか?

以下Type-Bのみ
4.Tiny T-shirt Music Video
外人の中年のオッサンの元にハウスキーパーのメンバーがやってきて家事全般をこなしてくれて天国気分というファン目線(?)のアイドルムービー。Team Bがかわいいイメージなのは一貫している印象。

5.てんとうむChu!ドキュメント
結成が発表され、ライブ披露まで数日しか無かったという舞台裏ドキュメント&その後の個別インタビューで構成。驚きと落ち着く暇なく曲披露に向かっていくメンバーの様子は面白い。当日その場で曲を聞いてその場でレコーディングした、とかけっこう驚きの事実が明かされているがまさかそんな突貫ボーカルがそのままCD音源になってるのだろうか…?ライブで流す口パク用音源のレコーディングであって、CD用にはもう1回改めてレコーディングしていてほしいところだけど。

以下Type-4のみ
4.清純フィソロフィー Music Video
教室に1人いる峯岸の元に小嶋真子がやってきて挨拶。曲が始まり次々とメンバーがやってきて、揃ったところでアイドルとしてのテストをいくつか実行し、合格してネクストステージへ向かっていくという新チームらしい内容。スキャンダル自爆したメンバーがコアファンの嫌悪と喧騒とは打って変わって総選挙では大した影響もなく票を獲得して許された形になり結果的に出世に近い形で新グループを引っ張る存在になるというチームの構成がHKT48と被るので印象も同じだ。

5.チーム4・研究生オーディション〜卒業を前に伝えたい想いがある〜
チーム4と研究生が集められ、内容を明かされないままに板野・秋元の2人を審査員にした歌唱&ダンスオーディションを受けさせられ、板野には普通に優しくアドバイスされるものの、秋元には「何を伝えたいか伝わってこない」「ダンスがヌルい」などと酷評された挙句に、終了後も長々とアドバイス(ここは全面カット)されるという謎映像が展開。その後に2人がそれぞれの基準でもって選んだメンバー相笠萌と湯本亜美が「細雪リグレット」PVに参加できることがようやく明かされる。というわけで何故に「細雪リグレット」に2人の名前が特別参加でクレジットされていたのかがここに至ってようやく判明するといった寸法。ただ発表時の戸賀崎支配人の言い方だと「PVに参加」であり、楽曲レコーディングには参加してないっぽい。またPVを見ても大勢のメンバーに混ざっていてよく分からないので改めてPVメイキングも登場し、参加していたことを存分にアピール。2人とも初のPVで貴重な経験だと語っているが、チーム4の相笠萌は「清純フィソロフィー」がある。チーム4のPV撮影はこれより後だったということか。それっぽいナレーションで思いは受け継がれていくみたいに締めていたが、開口一番に「何を伝えたいか伝わってこない」「ダンスがヌルい」などと最早指導者にでもなったかのような観点から言い放った秋元が卒業を前に何を伝えたかったのかは、長々と伝えたい事を直接語っていたシーンがオールカットされたことでさっぱり分からないし、当初この映像が収録されることが発表された際には2人が継承者を選んだみたいな完全に意図が異なる紹介のされ方をしていたこともあり、色々と軸がブレまくり。秋元風に言うなら「この映像が何がしたかったのかが伝わってこない」

劇場盤でもUnder Girlsなので何故かType-Bだけ2曲目が異なる。劇場盤の3曲目が研究生による「君の瞳はプラネタリウム」。

★★★★☆

初動120.4万枚
サウンドスキャン初動8種合計30.7万枚(初回盤A,B,K,4、通常盤A,A,K,4の順番)※A2つはどちらかがBの誤記と思われる)
それぞれ1位7.9万、2位6.3万、3位6.1万、4位4.0万、6位2.0万、8位1.7万、9位1.6万、11位1.2万

ハート・エレキ TypeA(通常盤)(多売特典なし)Type-A  ハート・エレキTypeK(通常盤)(多売特典なし)Type-K  ハート・エレキ TypeB(通常盤)(多売特典なし)Type-B  ハート・エレキ Type4(通常盤)(多売特典なし)Type-4 ハート・エレキ【劇場盤】(外付け特典なし)[Single, Limited Edition, Maxi]劇場盤 

カラフル ClariS 2013/10/30 初登場3位 売上7.2万枚
1.カラフル
「魔法少女まどか☆マギカ」の映画版主題歌。TVアニメと前の映画版とこれで3度目のこのタイアップで、どうやらタイアップ先は凄い人気作品らしい。売上的にもこのタイアップ作になるとグッと上がるようなんだけど、どうもこのタイアップの曲は他のシングル曲よりも個人的には印象が薄かったりする。3作とも似た系統ではあるのでどうもその部分に他の曲よりも魅力を感じないようだ。とはいえ綺麗なメロディーとボーカルは今回も十分に印象的。

2.Surely
冒頭が「仲良しの男の子だったのに」になっている辺り、幼い感じのラブソング。それ以外はまあいつも通りのスッキリポップナンバー。

3.Pieces
君と一緒に未来を夢見よう(超訳)系のやっぱりいつも通りのスッキリポップナンバー。あまり記憶には残らないが聞いている間は心地いい。

初動3.9万枚
サウンドスキャン初動2種合計3.7万枚(アニメ盤5位2.5万、初回盤DVD付10位1.2万)

★★★☆☆

カラフル(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  カラフル通常盤  カラフル(期間生産限定アニメ盤)期間限定アニメ盤 

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