2014年2月発売編

Count ZERO|Runners high
〜戦国BASARA4 EP〜
T.M.Revolution|SCANDAL 2014/2/12 初回盤 初登場5位 売上3.8万枚
1.Count ZERO/T.M.Revolution
アニソンシンガーになってしまってからは正直ほとんど聞かなくなってしまったので、T.M.Rを聞くのは06年のベスト盤以来、シングルだと「魔弾」以来になると思う。制作陣も変わっていないが当初第1期と言っていた02年前半以前に比べると随分雰囲気が濃くなった感じがする。歌い方もかなりくどいし、歌詞もかなり戦国時代っぽくてタイアップ先を意識しているので、タイアップ先を知らないととっつきにくさがある。とはいえかなり久々に聞いたのでたまにはこういう曲もいい刺激になった。SCANDAL目当てだったけど圧倒的にこっちの方が耳に残るし。

2.Runners high/SCANDAL
珍しくHARUNAが単独作詞。さらに進む道への自問自答系の歌詞になっているところがSCANDALにしてはちょっと珍しい。というかT.M.Rがかなりタイアップを意識しているのに対してほとんど意識されていない。時折入ってくるフォン!フォン!というシンセの音がアーリー90'sビーイングみたいで物凄く時代錯誤なんだけど、この時代錯誤な部分に戦国の世界観が投影…されているわけではないか…。どうにも地味なC/Wみたいな印象。

DVD

1.「戦国BASARA4」プロモーションムービー
タイアップ先ゲームの3分PV。声優の台詞と映像のみで、T.M.R&SCANDALの曲も一切使用されないので、ゲームに興味が無い双方のリスナーにとっては意味も分からず、ほとんど価値が無い映像。タイアップで購入した人向け。

2.「戦国BASARA4」プロモーションムービー(Count ZERO ver.)
BGMを楽曲にしたゲーム映像ダイジェスト。ゲームの音声はオフだが登場人物と声優名は次々に表示されるのでゲームに興味が無くても声優をある程度、知っていれば見た名前が出てくる。曲はショートサイズで2分半程度だがやはりアーティスト双方のファンにはほぼ価値は無い。

3.「戦国BASARA4」プロモーションムービー(Runners high ver.)
同じくBGMを楽曲にしたまた別映像で構成されたゲーム映像ダイジェスト。ここまでは完全に双方のファンではなく、ゲームファン向けのコンテンツ。しかし曲が合わないとか言って気に喰わないゲームファンもいるだろうから最悪誰得?ムービーになっている可能性も…。しかも何故か音量が極端に小さい

4.T.M.Revolution|SCANDAL 平成ガチBATTLE〜乃木坂の戦い〜
双方のファンにとっては唯一最大の価値があり、また楽曲では一切の共演をしていないため、今回のスプリットシングル内で唯一両者が共演しているコンテンツとなる。ゲームには完全無関心、T.M.Rもほぼ関心が無く、SCANDALしか聞いていないものの、とりあえずせっかくなら共演している映像は見ておきたいということでこれのためだけに購入した。なお乃木坂というのはレコード会社がある場所なので、某46は全く関係が無い。このコンテンツのみ音量が通常レベルに戻るので、上の3コンテンツに音量を合わせているとデカくてビビる。バトルなどと題されているが実際の内容は西川貴教が講師としてSCANDALに授業をするという形で、歴史問題を出題するというおバカブーム以降のバラエティノリ。西川の芸人以上の芸人っぷりはさすがで、彼のおかげで笑いの絶えない18分間。

★★★☆☆

初動3.5万枚
サウンドスキャン初動2種合計2.8万枚(初回盤4位2.3万、通常盤14位0.5万)

Count ZERO/Runners
        high~戦国BASARA4 EP~(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  Count ZERO/Runners
        high~戦国BASARA4 EP~通常盤  Count ZERO単曲配信  Runners high単曲配信 

Partition Love 東京女子流 2014/2/12 Type-A,C 初登場9位 売上1.8万枚
1.Partition Love
Base Ball Bearの小出祐介が作詞作曲、編曲が松井寛。昨年9月に配信でリリースされているほか、前作のDVDでイントロだけ使用される予告映像が延々12連発されたので、イントロだけは既に馴染みがあった。恋愛3部作の1作目とされており、今作では教師に恋をした生徒の心情がそのまま描かれている。"教師に恋をした女生徒"と、シチュエーションが極度に特定されているので、他に置き換えようがなく、特に女子流のメイン層である男性リスナーからの共感は全く得られないんじゃないかと思う。というか個人的にはこの歌詞の世界観、若干拒絶反応が出るくらいかなり苦手。楽曲自体は松井寛以外のアレンジ作品を2作挟んだこともあり、だいぶ勢いが戻った感じはある。

2.月の気まぐれ
メンバーが主演する映画の主題歌でニコニコ動画系のクリエイター、きくおによる提供曲。言葉数は少なく、ランランだのルンルンだのルリラだのといった意味の無いカタカナワードが飛び交いメルヘンな世界観が炸裂した異色曲。これはもう何も考えずに聞くのが1番いいような気がする。

Type-Aのみ
3.約束-Acoustic Ver.-
3rdアルバム表題曲のアコースティックバージョン。表題曲なのにあんまりちゃんと記憶してなかった辺り、3rdアルバムをほとんど聞いてなかったということか…。ライブの最終アンコールでメンバーと土方隆之と松井寛だけ出てきてアコースティックアレンジで1曲披露するみたいなパターンがライブ映像作品では見られるが、その時にやるような感じ。音数が少ないせいもあるが、リーダーの掠れ声が目立つ。

Type-Cのみ
3.Partition Love-Royal Mirrorball Mix-
恒例のリミックス。相変わらず凝った別アレンジとしても聞ける。

DVD

1.Partition Love(Music Video)
これが本PVなんだけどダンスシーンなしショートムービー映像とリップシーンのみで構成されていて、PV単体としては過去最高に手抜き。どうしてこうなってしまったのか。ショートムービー作ってるからわざわざダンスPVを手間かけて制作する予算が無くなってしまったのだろうか。

2.Making Movie-Jacket Shooting-
いつもはPVメイキングがメインなんだけど今回ジャケット撮影のついででリップシーンを撮っただけなので、メイキングもジャケット撮影メイキングという扱いになっている。

3.Partition Love-Short Movie-
昨年からティザー映像と題された断片映像が公開され、前作でも大量12連発され、PVでもダイジェストが入っている学園ドラマの本編。メンバー5人が主演で新しくやってきた英語の男性教師に新井ひとみが恋をするという楽曲の歌詞の内容をそのまま映像化した内容。随分前から断片公開していただけあって季節は夏っぽい。断片映像だけで12個もあったので既に見たシーンが12個もあるというのは新鮮味に欠けたが、演技をしているメンバーというのはほぼ初めてなのでまあこんなもんかという気もする。ただ主演映画もこの後控えているそうで今年は演技押しなのだろうか…。あとストーリーのオチが"世にも奇妙"オチみたいにホラー風なブツ切りになるのはなんなんだっていう。

Type-BはCD3曲目が無く、DVDは恒例の「おでかけムービー」収録。mu-mo/イベント会場限定のType-DはType-Bと同じく2曲+カラオケのみ。また1曲のみミュージックカードも存在する。

★★★★☆

初動1.6万枚
サウンドスキャン20位圏外

Partition
 Love
        (SINGLE+DVD) (TYPE-A)Type-A(DVD付)  Partition
 Love
        (SINGLE+DVD) (TYPE-B)Type-B(DVD付)  Partition LoveType-C 

SAVED./Be mine! 坂本真綾 2014/2/5 初登場7位 売上2.3万枚
1.SAVED.
アニメ「いなり、こんこん、恋いろは。」ED。オーソドックスなバラードナンバー。普通にいいけど特に印象には残らない。

2.Be mine!
アニメ「世界征服〜謀略のズヴィズダー〜」OP。the band apartが作編曲(編曲は江口亮と共同)のロックナンバー。ストリングスもガッツリ導入して派手に盛り上げる。ロック系はあまり無かったと思うけど意外とハマっている。

3.声
バラード。民族色というか「古(いにしえ」系の世界観。じっくり聞かせるが、少々かったるい。今回ギリギリまで手に取るか迷ったんだけど…シングルまでは手に取らなくてよかったかもしれない。

いなり盤、世界征服盤はタイアップ先アニメに準じた名称で1曲目、2曲目が入れ替わり、封入されているアナザージャケットのイラストがそれぞれの作品仕様になっている。初回特典のライブCDの内容はいなり盤も世界征服盤も同じ。このため楽曲を揃えるには初回盤を1種入手するのみで良い。

★★★☆☆

初動1.5万枚
サウンドスキャン初動2種合計1.3万枚(初回世界征服盤13位0.8万、初回いなり盤18位0.51万)

SAVED./Be mine!(いなり盤)(初回限定盤)初回盤ライブCD付いなり盤 Be mine!/SAVED.(世界征服盤)(初回限定盤)初回盤ライブCD付世界征服盤 SAVED./Be

        mine!(いなり盤)いなり盤 Be
 mine!/SAVED.(世界征服盤)世界征服盤 

azurite petit milady 2014/2/5 初登場12位 売上1.1万枚
1.azurite
アニメ「とある飛空士への恋歌」OP。前作のような打ち込みの爽快ポップロックナンバー。お互いのソロでは凝った事をやっている一方で、このユニットではアイドル色を強めに出していくスタイルらしいが、必要以上には萌え萌えしてないので聞きやすい。というか竹達彩奈のボーカルがちょっとカッコよく聞こえるとは思わなかった。

2.スキ キライ キライ 大スキ
メロの合間にケンカしている設定の台詞が飛び交うという珍曲。怒ってる設定だけど声がカワイイというのがやはりポイントになってくるんだろうか。

★★★★☆

初動0.9万枚
サウンドスキャン初動17位0.53万枚(初回盤)

azurite(初回限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  azurite通常盤 

Bittersweet 2014/2/12 通常盤 初登場1位 売上59.1万枚
1.Bittersweet
松本主演ドラマ「失恋ショコラティエ」主題歌。ややピコピコっとしたエレクトロ要素の入った楽曲ながら、ポップ方面の嵐ともクール方面の嵐にも分類しきれない立ち位置が非常に曖昧な印象。月9主題歌だというのに嵐のシングルの中でもかなりなんでもない普通にいい曲程度というのはいったいどういうことか…。定番である1番ユニゾン、2番以降ソロパートというお約束も破って1番ド頭からソロパートというのは近年では珍しい。TVでは1コーラス+ラストサビという編成で口パクなので、このためにソロパートはTVでは披露されない2番に集中させているんだと思っていたが…。

2.Road to Glory
バンクーバー、ロンドンに続いて夏冬3大会連続でC/Wで済ませてしまった日テレのオリンピックタイアップ曲。良メロ系のポップ方面の嵐。このくらいの曲は常に量産しているというのが、C/Wに回してしまう理由なのかもしれないけど「Bittersweet」がどうにも中途半端なので両A面にしても良かったんじゃないかと思う。

以下通常盤のみ
3.Sync
今作唯一サクラップが登場するだけにクール方面の嵐でカッコよく聞かせる。

4.もっと、いまより
ストリングスをポップに仕立てたポップ方面の嵐。C/W4曲目で出てくる曲とは思えないほど勢いがある。

★★★☆☆

初動51.2万枚
サウンドスキャン初動2種合計2.8万枚(初回盤9位2.1万、通常盤15位0.73万枚)、2週目2種合計48.4万枚(1位34.7万、2位13.8万)、1,2週合計51.3万枚
2月11日が祝日だった関係で早まった出荷分が前週に先行ランクイン

Bittersweet(初回限定盤)(DVD付)   Bittersweet(通常盤)(CD) 

Faith miwa 2014/2/12 初登場4位 売上4.5万枚
1.Faith
ここのところ新年恒例の大量OAが約束されているユーキャンCMタイアップ。久々の爽快ロック路線。3rdアルバムのNAOKI-T1人による打ち込み連発の惨状が嘘のようにフルのバンド編成+ホーン隊まで生というスタイルになっている。しかもホーン入れた割にバンドメインであくまでスパイス的にしか導入していないという贅沢な使いっぷり。これこそ打ち込みでごまかせそうなのにわざわざ呼んだということは人件費は少しは降りるようになったのか。ようやく久々にいいと思える曲が出てきて安心。

2.キットカナウ
キットカットの受験生応援タイアップ。これまたバンド+ホーン+ストリングスという生音編成。それなりに豪華でポップだけど何故かC/Wに回している。確かに両A面にするには案外弱く、あんまり印象には残らない。

3.It's you!
これもC1000のCMタイアップ。NAOKI-Tとmiwaの2人だけの制作。3rdアルバムのような打ち込み編成。打ち込みを生かしたようなポップソングになっているので特に安っぽい気はしないけど気になるのは今回3曲ともNAOKI-Tな上に、3曲とも作曲にまでNAOKI-Tが介入している事。デビュー当時からのアレンジャーとはいえ、3rdアルバムから急に作曲介入するようになり、さらにはここまでべったりな関係になってしまうとはいったいどういうことなのか。あくまで参加ミュージシャンの1人程度だったのに…。

★★★★☆

初動3.3万枚
サウンドスキャン初動3位3.0万枚(初回盤)

Faith(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付 Faith通常盤 

ヒカレ ゆず 2014/2/12 初登場8位 売上2.6万枚
1.ヒカレ
「虹」「with you」に続く「日本生命」のオリンピック応援CMタイアップ。作曲は北川とJINの共同。アレンジは蔦谷好位置とゆずの共同。前2作のタイアップ曲と同系統の曲でお願い、という発注があったのは間違いないと思えるくらい「虹」「with you」系統の楽曲。ヒ〜カ〜レ〜♪と歌うサビはかなりインパクトがあったので、アルバム先行シングルとしてもオリンピックタイアップとしても極めて優秀な1作だとは思う。「with you」の直後が今作だったらウンザリしていたところだけど、自己啓発系ソングも最近は控えめになっていたので、タイミングも良かった。

2.月の涙
シンプルな世界を守り続ける岩沢曲。磯貝サイモンとの共同アレンジだが、磯貝サイモンの打ち込みアレンジでちょっと異色な雰囲気にしているのが逆に合ってない感じ。これなら恐ろしく地味になろうともごく普通のアコースティックナンバーにまとめた方が良かったような。

★★★☆☆

初動1.7万枚
サウンドスキャン初動6位1.7万枚

ヒカレ  

今、ここにいる 新山詩織 2014/2/12 初登場45位 売上0.2万枚
1.今、ここにいる
クラレのCMタイアップ。クラレはスキージャンプの高梨沙羅を支援しており(選手紹介の際に所属はクラレと表示される)、高梨もCMに出演。オリンピック金メダルと共にガツンとアピールするつもりだったと思われるが、今季全ての大会でほぼ優勝、全て表彰台という圧倒的成績の中で、オリンピックでのみ4位となってしまった。しかもCM自体全くと言っていいほどに見なかったような…。しかも高梨が交流を深めていてファンなのはmiwaであるという事で「僕らの音楽」等で対談までしたこともあったので、新山詩織が急に出てきても微妙な感じ。一応miwaよりも高梨と同世代(高梨の方が1個下)だけど扱いとしてはちょっと微妙な感じになってしまった。作曲はh-wonder。h-wonderは打ち込み系のアレンジも一緒にする事が多いが作曲のみでいつも通り笹路正徳アレンジによるベテランミュージシャンバンド演奏+ストリングスなのでただならぬ落ち着きがある。3rdアルバム頃のコブクロみたいな雰囲気も感じられた。タイアップがタイアップだけに今までの中では最も前向きな歌詞にはなっているが…声が明るくは無いので案外これまでと大きくイメージが変わる事は無かった

2.ピアノ
The Birthdayのカバー。本人が大ファンで思い入れがあるそうだ。シンプルで淡々としているが、下手にバンド以外の音で盛り上げようとしていないのでけっこう聞き込める曲だ。

★★★☆☆

初動0.2万枚

今 ここにいる(初回限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  今 ここにいる通常盤 

今、咲き誇る花たちよ コブクロ 2014/2/19 初登場7位 売上2.8万枚
1.今、咲き誇る花たちよ
NHKソチオリンピックテーマ曲。オリンピックに合わせてのシングルカットかと思いきや、オリンピック終了直前にリリースするという意味不明なリリース設定。これまでの数々の愚行からしてワーナーのコブクロ担当者が本格的にヤバいことしか伝わらない。しかも今作のプロモーションでのTV出演時は何故か未発表の弾き語りバージョンを披露する始末。せめてそのバージョンをC/Wに入れるとかすればいいのに。まさか弾き語りバージョンを次のアルバムに収録するつもりか?楽曲自体はオリンピック前から散々NHKで使用されていた事もありかなり馴染んだ。ストリングスだけだったらいつものストバラだったところ、笛系の楽器をうまく使っているし、5分に満たない構成も6分7分が当たり前になってきていたストリングス病以降のコブクロの中では革命的。コブクロにしてはやけにキーが低いところも新鮮だ。このキーなら高音が出ない男性でも余裕で出るはずで、音程さえつかめれば誰でも歌える曲なんじゃないだろうか。

★★★★★

初動1.9万枚
サウンドスキャン初動5位1.8万枚

今、咲き誇る花たちよ(ポスターなし)(封入特典終了) 

前しか向かねえ AKB48 2014/2/26 Type-A,B,C 初登場1位 売上115.4万枚
1.前しか向かねえ
歌唱メンバーは大島優子、柏木由紀、川栄李奈、小嶋陽菜、小嶋真子、島崎遥香、高橋みなみ、峯岸みなみ、指原莉乃(HKT48/元AKB48)、須田亜香里(SKE48)、松井珠理奈(SKE48/AKB48兼任)、松井玲奈(SKE48)、山本彩(NMB48)、横山由依、渡辺麻友、渡辺美優紀(NMB48/AKB48兼任)
大島優子のラストソングということで、総選挙で1位になった2作以外では初のセンターとなる。10年前に流行っていた青春パンク調の楽曲だが…昨年やっていた歌謡曲系やレトロ系よりもダサくて古く聞こえてしまうのは何故なのか。物凄く"今じゃない"感が漂う。ちゃんと時代が1周しないと懐古ブームは発動しない。現状では1番懐古モードが発動しないジャンルを選択してしまったようなな気が…。サウンドも何だか安っぽいし。この時期のシングルでは初めて桜が全く出てこないが、青春卒業ソングみたいにはなっている。

2.昨日よりもっと好き/Smiling Lions
歌唱メンバーは入山杏奈、大和田南那、岡田奈々、加藤玲奈、西野未姫、木アゆりあ(SKE48)、北川綾巴(SKE48)、木本花音(SKE48)、兒玉遥(HKT48/AKB48兼任)、渋谷凪咲(NMB48)、白間美瑠(NMB48)、田島芽瑠(HKT48)、朝長美桜(HKT48)、宮脇咲良(HKT48)、矢倉楓子(NMB48/AKB48兼任)、薮下柊(NMB48)
今回はアンダーガールズではなく、48系全グループのシャッフルユニットみたいなのが4組用意された。それが何故AKB48名義のシングルで埋め尽くされなくてはいけないのか本格的に謎だが、一応AKB48の正規メンバーは全員参加できているらしい(1月に卒業公演を行って実質卒業したものの握手会の日程が半年先まで埋まっているため正式には卒業になっていない佐藤亜美菜と後述の仕事と引換えの形で平田梨奈は不参加)。しかしこの曲に関してはAKB48の純メンバーが4組の中でも格段に少なくわずか5人ポッキリ。AKB48からはいわゆる売出し中の若手メンバー、他グループのセンター格と期待の若手で埋め尽くされており、これだけ全種共通C/Wなのでこれが実質的ないつものアンダーガールズだろう。曲もいつもの元気アイドルナンバー。

Type-Aのみ
3.君の嘘を知っていた/Beauty Glraffes
歌唱メンバーは阿部マリア、菊地あやか、北原里英、倉持明日香、佐藤すみれ、鈴木紫帆里、永尾まりや、藤江れいな、藤田奈那、前田亜美、前田美月、武藤十夢、茂木忍、高城亜樹(JKT48/AKB48兼任)、上西恵(NMB48)、野澤玲奈(JKT48/AKB48兼任)、古畑奈和(SKE48/AKB48兼任)、松岡菜摘(HKT48)、森保まどか(HKT48)、吉田朱里(NMB48)
Beautyとなっており、アイドルらしいかわいさよりもかっこよさや大人っぽさを前面に出した曲。メンバーも概ね大人っぽい面々が並んでいるように思う。

Type-Bのみ
3.秘密のダイアリー/Baby Elephants
歌唱メンバーは相笠萌、大島涼花、大森美優、小林茉里奈、佐々木優佳里、篠崎彩奈、高橋朱里、竹内美宥、田野優花、向井地美音、村山彩希、市川美織(AKB48/NMB48兼任)、多田愛佳(HKT48/元AKB48)、秋吉優花(HKT48)、東李苑(SKE48)、穴井千尋(HKT48)、太田夢莉(NMB48)、近藤里奈(NMB48)、本村碧唯(HKT48)、矢吹奈子(HKT48)、山田みずほ(SKE48)
Babyとなっており、一転してこちらはカワイイ系のメンバーが並んでいる。個人的には1番知っているメンバーが少ないが、楽曲はほんわかしていてそれなりにいい。

Type-Cのみ
3.KONJO/Talking Chimpanzees
歌唱メンバーは岩佐美咲、岩田華怜、岩立沙穂、梅田彩佳、大場美奈(AKB48/SKE48兼任)、大家志津香、島田晴香、島祐利奈、中村麻里子、山内鈴蘭、小笠原茉由(NMB48)、岡田栞奈(HKT48)、小谷里歩(NMB48)、柴田阿弥(SKE48)、高柳明音(SKE48)、谷真理佳(HKT48)、中西智代梨(HKT48)、古川愛李(SKE48)、松村香織(SKE48)、村重杏奈(HKT48)、山田菜々(NMB48)。
Talkingとなっており、バラエティ系のキャラ付がされているメンバーが並んでいる。「K・O・N・J・O(ケーオーエヌジェーオー)」と歌うというなんともいえないトホホ感がポイント。

DVD

1.前しか向かねえ Music Video
例によって20分近いドラマが展開。荒廃した世界をサバイバルしながらさまよっているところから始まるが、世界観の説明は一切無し。ただ登場時点で全員ボロボロで大島優子を中心にして安住の地を求めて徒歩で移動しているようだ。なおこの時点で大島優子、渡辺麻友、松井珠理奈、高橋みなみ、小嶋陽菜、指原莉乃、横山由依、島崎遥香のみの参加で残りの歌唱メンバーは歌唱シーンまで一切登場しない。ただ画面が暗いのでこの人数でさえちゃんと把握しきれないうちに血気盛んな珠理奈が大島に反発して高橋小嶋と一緒に別行動になってしまう。渡辺も心配だからと珠理奈サイドにくっついていったので、大島、指原、横山、島崎のNot yet-北原+島崎という4人編成でストーリーが進行。どこかの建物に辿りついたところで、何かに巻き込まれたらしき離脱メンバーが合流するが珠理奈と渡辺はメンバーを守るために犠牲になったらしい。苦悩する大島が建物内で謎のプレートを発見して以降は完全に大島のソロシーンが続き、1つの部屋に辿りつくとそこがライブステージに変化。死んだはずの珠理奈と渡辺も現れ、夢か幻か歌唱メンバー全員と歌唱シーンが始まる。…という意味深そうで相変わらず内容が良く分からない。ラストシーンでも島崎と横山が意味深に大島が持っていたプレートとは別のプレートを獲得するところで終わるが、単純に考えて次はこの2人がセンターということなのかどうなのか…。

2.前しか向かねえ Music Video-Dance ver.-
本編PVも歌唱シーン部分へ頭出しできるようになっているものの、歌唱シーンのみで構成した内容。最初は当然大島優子が中央で歌っているんだけど2コーラス目では山本彩が中央に立つなど、ドラマに参加してない割には扱いがいい。AKB48生え抜きのメンバーをそういうポジションにしていってほしいところだが…。

3.昨日よりもっと好き Music Video
学園を舞台にした今までのアンダーガールズ的なイメージのPV。かろうじてセンターはAKB48の研究生である大和田南那というところに一応AKB48名義のCDに収録されている曲という感覚がわずかに残るもそもそもこの中にAKBメンバーが5人しかいないので、姉妹グループでは前面に立っているメンバーばかりが映りまくり、シャッフルユニットでしかないような状況に。大組閣とやらを踏まえて、改めて姉妹グループは姉妹グループだが、AKB48とはAKB48ではなくシャッフルユニットであることを宣言する意味合いがあるのだろうか。

以下Type-Aのみ
4.君の嘘を知っていた Music Video
姉妹グループや乃木坂46のC/WのPVで何度かやっていた映画の予告編風に制作された内容。女同士の愛憎劇になっているらしいが、そもそも予告にするには1曲の尺が長すぎるので、ストーリー概要を凝縮する事も出来ず、そもそもこれたぶん雰囲気だけで作っているので全く流れは掴めない。センターは永尾まりや。この雰囲気には非常に合っていてカッコいい。高城亜樹とか熟女役やらされてるのがなんかかわいそうだが、JKT48送りにされたりと遠回しな引退勧告かよ…。人数の割にその他大勢にされたメンバーも多く、前田亜美とかどこにいたのかよく分からない…。

5.ナカマリちゃんねる
初代チーム4メンバーで現在チームBメンバーの中村麻里子が1人で様々な仮装をしてモノマネをしまくるという超高待遇バラエティ企画。この千載一遇のチャンスをモノにしてやるとばかりに気合の入ったモノマネが連発され、さすがに微妙なものもいくつかあるものの、意外と高クオリティな笑いのセンスが炸裂する。ウザカワな魅力があり、これは面白い。

以下Type-Bのみ
4.秘密のダイアリー Music Video
これも学園が舞台で、センターは高橋朱里。高橋朱里が図書館で読んでいる本で顔を知らない男子と文通するといった文系っぽいストーリーが展開。全員でのダンスシーンが無い上に、こういった展開なのでほぼ高橋が1人で出ずっぱり。友人役の大島涼花と田野優花がかろうじて脇役状態で、残りのメンバーに至ってはストーリーに関係ない教室や廊下でまとまっているイメージシーンがサブリミナル的に放り込まれるのみ。3人とも純粋AKB48メンバーなので結果的に今作の楽曲の中では最も本来の存在意味での"AKB48中心"にはなっているものの、歌唱面でこの3人が特にソロパートを歌ったりしているわけではないので、不平等な世界だなと改めて思う。

5.平田梨奈のロンドンレポート
AKB48メンバーで今作のシングル歌唱に唯一不参加なのが平田梨奈なんだけど、参加しない代わりにPV撮影の日程でロンドンに行ってワン・ダイレクションにインタビューをするというソロでの大役を務めていた。平田梨奈は公式には普通に福岡県出身となっているがアメリカ帰りの帰国子女で英語がペラペラらしく、それを買われての抜擢らしい。本人ナレーションでのロンドン紀行となっている…がなんと肝心のワン・ダイレクションは影も形も登場せず、メインのはずのワン・ダイレクションのインタビューシーンのみオールカット。検索してみたところNHKの「ミュージックジャパン」で放送されたものらしいが、AKB48のシングル、それもおまけの特典映像でワン・ダイレクション様を済ませるなんて権利の関係などで許可が降りなかったのだろうか…。正直1番メインがカットされてしまった時点でどうなのかという話だし、それ以外はごく普通の真面目な女の子といった感じなので番組的な面白味はほとんど無い。

以下Type-Cのみ
4.KONJO Music Video
中村麻里子がセンター。今回単独で番組作らせてもらった上に曲でもセンターとは…。とはいえ他の2曲ほどセンターばかりが映るPVではなく、Type別C/Wの中では最もセンターの扱いが悪い。昭和のスポ根ドラマを再現したような内容=大真面目にやってるんだけどどう見てもギャグというハイセンスさが炸裂。予告編のようにテロップが出るが予告というよりは冒頭に「最終回」とか出るのでOP映像とかダイジェストといった感じ。

5.てんとうむChu! In ハワイ
48グループの若手混合ユニットとしてスタートしているが、タイプ別の収録曲、特典映像としてしか作品が発表されていないのでどうもファン以外には知られてない気がするが…。ハワイであれやこれややるバラエティ。HKT48の2人が不参加だが(VTRで出演)、パッケージ等で特に事前告知していないのが不親切。

これ以外に劇場盤がある。A,B,Cには初回と通常があるが握手券の有無のみでCD/DVDやジャケ写は同一。

★★★☆☆

初動109.1万枚
サウンドスキャン6種合計23.6万枚(1〜6位、初回A,C,B、通常A,C,Bの順に7.2万、5.8万、5.2万、2.1万、1.8万、1.5万)

前しか向かねえ Type
        A(通常盤)(多売特典なし)Type-A  前しか向かねえ Type
        B(通常盤)(多売特典なし)Type-B  前しか向かねえ Type
        C(通常盤)(多売特典なし)Type-C  前しか向かねえ(劇場盤)劇場盤 

Eternal Tours スフィア 2014/2/26 Type-A 初登場6位 売上2.2万枚
1.Eternal Tours
5周年ということで集大成的なアイドルポップナンバー。キャッチーなメロに、まだまだ若々しく行くぜとばかりににぎやかなガヤがまたアイドルちっく。これぞ王道。

Type-Aのみ
2.Sincerely
曲は4種同じだが、バージョンが異なる。Type-Aは寿美菜子が作詞協力クレジット。4種揃えないとどこがどう違うのか分からない、公式サイトには誰がどの盤なのかの説明も無い、ジャケット見ても単にタイプごとに前進してくるだけでメンバーそれぞれをメインにする気ゼロ、いいから黙って4種揃えなさいとでも言わんばかりの態度はさすがに酷くないか?

DVD

1.Eternal Tours Music Video Clip
シンプルながら近未来的な雰囲気が漂うPV。これは4種共通のようだ。

Type-Aのみ
2.Making(Type-A)
今まで収録された事の無いジャケ写・PV撮影メイキング。タイプごとに内容が異なり、メイキング映像と4人それぞれをメインにした映像が交互に入っている。このType-Aは寿美菜子バージョンになっていて、メイキングの合間に寿が他の3人をそれぞれゲストに招く形で半ばコントのようなスタイルでインタビューするといった内容になっている。メイキングでも一部は寿美菜子のみとなっている。さすがに初めて4種も複数商法かましただけにある程度は内容を差別化しないと申し訳ない、という配慮だろうか。インタビューの最中、豊崎愛生がいつものほんわかした調子で自分たちももういい年ですよみたいなことを言い出すのが何か感慨深かった。

★★★★☆

初動2.0万枚

Eternal
        Tours(Type

        A)Type-A  Eternal
        Tours(Thpe

        B)Type-B  Eternal
        Tours(Type

        C)Type-C  Eternal
        Tours(Type

        D)Type-D 

あなたの100の嫌いなところ 剛力彩芽 2014/2/26 初登場12位 売上1.2万枚
1.あなたの100の嫌いなところ
自身主演ドラマ「私の嫌いな探偵」主題歌。なんとなくタイトルだけはドラマに合わせているかのように思えるが、別にさほど合っていたわけではなく、むしろ主演だからねじ込みタイアップという印象が強い。主題歌というかドラマの終了付近のBGMでかかっていただけなので印象も薄かった。しかし剛力オブ剛力なあのドラマですっかり剛力に洗脳され、不思議な魅力を感じるようになった。前回乗り損ねたあのビッグウェーブに乗らねば!ということで初剛力となった。今風なサウンドに前作に続いてあまり誰も突かないようなタイトル、結局はメチャメチャ好きなんだろうけどあまり好きにも嫌いにも聞こえてこないロボトミーボイス…何だか面白いキレのあるダンス無しでは魅力も半減してしまうが、それでも剛力は剛力なのでインパクトはけっこうある。

2.Dear MY FRIEND
ベクトルは違うが今風な打ち込みサウンドに友情ソング。ロボトミーボイスで友情を歌われてもあまり暖かみは感じないが剛力は剛力なので悪くは無い1曲。

3.up!! up!!
やはりベクトルは違うが今風な打ち込みサウンドに応援ソング。ロボトミーボイスで励まされてもあまり元気をもらえないが剛力は剛力なので悪くは無い1曲。

★★★☆☆

初動0.9万枚
サウンドスキャン初動20位0.63万枚(初回盤)

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Life Goes On〜like nonstop music〜 槇原敬之 2014/2/26 初登場31位 売上0.5万枚
1.Life Goes On〜like nonstop music〜
フジテレビ情報番組「ノンストップ!」テーマ曲。数年前はTBSの「ヒルナンデス」のタイアップやってたのにあっさり他局に乗り換えた感が…。番組司会のバナナマン設楽がジャケットや歌詞カードでマッキーと一緒に写っているが楽曲には一切参加していない。安定王道の楽曲だが、A面というよりアルバムの中に入っている良曲といった印象。TV露出が増えているにも関わらず、新作へ対する一般の注目がほぼ皆無になってしまっているが、それを覆すような名曲ではないと思う。

2.君への愛の唄
ミュージカル「愛の唄を歌おう」へ書き下ろした曲。ラブソングをここまで前面に出すのはライフソング以降(逮捕以降)ではなかなか珍しくなってきているが、暖かいような気もするんだけど理屈並べすぎな気もする。

★★★☆☆

初動0.4万枚

Life
 Goes
        On~like nonstop music~  

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