2014年4月発売編
気づいたら片想い | 乃木坂46 | 2014/4/2 Type-A,B,C,通常盤 | 初登場1位 売上54.7万枚 |
1.気づいたら片想い 歌唱メンバーは秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、川村真洋、桜井玲香、白石麻衣、高山一実、西野七瀬、橋本奈々未、樋口日奈、深川麻衣、松村沙友理、若月佑美、和田まあや、北野日奈子、堀未央奈 センターは西野。2〜3月に毎週48グループの新曲が出ていたので並べるとと分かりやすいが、乃木坂46の曲だけケバケバしさが無く、元気さではなくしっとりした切なさを打ち出している。これだけでも聞き疲れしなくて聴感的にいい感じ。この路線のままで行ってほしいものだ。 2.ロマンスのスタート Type-Aのみ Type-Bのみ Type-Cのみ 通常盤のみ DVD 1.気づいたら片想い Music
Video 以下Type-Aのみ 3.Creator's Etude 上田誠編 4.Creator's Etude 権八成裕編 5.Creator's Etude 三木聡編 以下Type-Bのみ 3.Creator's Etude 倉持裕編 4.Creator's Etude 濱口優編 5.Creator's Etude 柳沢翔編 以下Type-Cのみ 3.乃木坂の4人 ★★★★☆ 初動45.8万枚 |
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Yes we are/ココカラ | SMAP | 2014/4/9 | 初登場1位 売上17.1万枚 |
1.Yes we are さかいゆうの提供曲。いかにもさかいゆうらしいパッと聞きは地味だが聞き込むと名曲に化けるミディアムナンバー。1度も聞いたことがなかったが1年前の13年4月からTBS「Nスタ」で使用されていた未発売曲。このためインタビューなどでもメンバーはレコーディングは1年くらい前だと思い出レベルで語っていた。世界観も久々にワールドワイドだけど「世界に〜」以降の数年間の平和の使者っぷりに比べると違和感はない。Aメロの歌いだしが中居主メロの香取ハモリ、Bメロが中居ソロと妙に中居が目立っているが、2番Bメロは草gソロになっていて、歌唱が危ない2人を1番難しそうなBメロに持ってくるパート割りが面白い。大サビとラストサビでは稲垣のソロでキムタクが出てこないのも珍しい。あと「Yes Yes 〜さんも」と色々な人を歌っているのに1箇所だけ「Yes we can」になっていて「遠くの大統領さんも」と思いっきり個人特定するというギャグを挟んでいるのが笑える。 2.ココカラ 通常盤のみ ★★★★☆ 初動13.9万枚 |
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炎と森のカーニバル | SEKAI NO OWARI | 2014/4/9 | 初登場2位 売上11.5万枚 |
1.炎と森のカーニバル 2013年秋に富士急ハイランドで行われたイベントライブのタイトルがそのまま曲名になっているが、歌詞中ではYOKOHAMAにある遊園地のコスモパニックが入口とされており、実在する「よこはまコスモワールド」のアトラクションの1つが使用されている。富士急で行ったライブの名称を使っているのにファンタジー世界への入り口が横浜の遊園地のアトラクション内って何で具体的なのか謎だが、あくまで現実なのは入口だけで歌詞の内容はファンタジーの世界そのもの。前作のような怖いストーリーは展開せずにそのままファンタジックな風景描写が並んでいるだけながら、最大のネタ要素はこのタイトルであり、そのまま解釈すれば山火事。炎と森がカーニバルすればそれは最早山火事以外の何物でもないが、歌詞中に特にメラメラ燃えているような描写は無い。そういった世界観を抜きにしてもポップソングとして聞きやすいのは相変わらず。今回はギター担当のNakajinも映像では太鼓をたたいており、ますます打ち込み色が強いが、加えて葛飾総合高等学校吹奏楽部がゲスト参加しているので、ブラスサウンドは生音になっている。こういう音でさえ全部打ち込みで済ませていただけにブラスサウンドが生音というだけで奥行きがだいぶ変わった気もする。 2.ピエロ 3.Holy Forest-remixed by
melodysheep from U.S.A. ★★★★☆ 初動6.6万枚 |
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時空を超え 宇宙を超え/Password is 0 | モーニング娘。'14 | 2014/4/16 通常盤A | 初登場1位 売上13.2万枚 |
1.時空を超え
宇宙を超え 編曲はまたしても大久保薫。EDM転向前に比べると圧倒的に盛り上がりの無いメロディー(チャチャッチャッチャチャッチャーみたいな感じ)をEDMアレンジでカッコよく見せかけるっていうやり方もいつも通りなんだけど、今回はややゆったりした曲調な上に、切り刻まれたピアノやストリングスが流れるように鳴っているなどアレンジ面で大久保薫の過去の担当曲には無かった新鮮な響きが。大久保薫のアレンジは基本的にいいと思ったことが無いんだけど、今回初めてアレンジ勝ちだなと思った。ずっと同じ聴感の曲が続いていたのでこれは新しい。ピョコトラ以降では初めて明確に印象に残った久々の当たり曲。このくらいの幅は常に持たせてほしいところ。 2.Pasword is 0 初回D・通常盤A,Bのみ収録 DVD付4種はA,BがそれぞれのPV収録、C,DがそれぞれのダンスショットPV収録。CDの方は初回A〜Cはモリ娘。バージョンなし、初回Dと通常盤2種にはありという違いしか無い。通常盤2種の違いはジャケ写と特典トレカの違いのみ。 ★★★★☆ 初動11.9万枚 |
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STEP | ClariS | 2014/4/16 通常盤 | 初登場3位 売上2.4万枚 |
1.STEP 前作と同じアニメ「ニセコイ」OP。タイアップが同じなので作詞作曲編曲(kaz)も作風もほとんど同じ。今作は4月発売らしく、1歩前へ進んでいこうよ的なさわやかな応援歌スタイルになっているのが1つ違うところか。安定安心のスッキリポップという以上の印象がなかなか抱けないもののそれなりにいい曲。 2.ドリームワールド 3.桜咲く 文章が全部同じになってしまうほど安定しすぎて正直面白味は無いが、声もサウンドもグイグイ迫ってくる感じも無く、かといって地味なわけではないので聞き疲れしない。BGMとしては実に優秀。 ★★★☆☆ 初動1.6万枚 |
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Believe X | 寿美菜子 | 2014/4/16 | 初登場18位 売上0.4万枚 |
1.Believe X 突き抜けるようにひたすら爽快な元気ポップロック。デビュー当初の気持ちを思い出しつつこの先へ向かっていく本人の思いも反映されているようだ。何故か全面的にアレンジャー1人のオケ制作にはなっているがバンド風のサウンドになっている。この手の曲は生演奏のライブでよりパワーが増すんじゃないだろうか。とにかく細かい事は抜きで前向きになれる勢いが魅力的。 2.交差点 ★★★★☆ 初動0.4万枚 |
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Departure | SCANDAL | 2014/4/23 | 初登場5位 売上3.8万枚 |
1.Departure 今回の複数商法をきっかけにして買う気を失くして大して繰り返して聞かないのにデビュー作から買い続けていた習慣を断ち切り、初めてレンタルへランクを落とした…のだが今作は初の自作A面。MAMI作詞作曲、亀田誠治が編曲。これまでの自作曲に比べてもメロディアスで聞かせる作風になっているのが印象的。春らしい切なさを含んだセンチメンタルさはいつも押せ押せなロックサウンドのSCANDALには珍しくてこれがまたたまらない。というか王道的なSCANDALのロックな作風より結局こういうZONEがやりそうな曲調の方が好きだったんだな。これなら買っても良かったか…。 2.Rainy ★★★★☆ 初動3.1万枚 |
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ダイアローグ・モノローグ | 秦基博 | 2014/4/23 | 初登場9位 売上1.7万枚 |
1.ダイアローグ・モノローグ 編曲まで本人。ベースや鍵盤はサポートを入れているがそれ以外は本人の演奏と打ち込み。特に打ち込みのドラムは今時デモ段階でもこんなスカスカな音は選ばないだろというくらいに超絶に軽い音色が使用されている。曲自体も淡々と進んでいくのでパッと聞きはかなり地味だったが、理想や希望や夢が若き日の過去の産物となり思うようには生きられないけどそれでも今を生きていかなくてはいけない大人の痛みとわずかだけど確かな希望が描写されている歌詞は秀逸。秦基博が27歳の時に書いていた夢見る頃を過ぎた心境を歌った「虹が消えた日」のさらにその後の境地を描いたようにも思える。思うように生きられない現実を生きる全ての人に捧げるさりげない名曲。 2.五月の天の河 今回はライブチケット付通常盤を用意したため、売上が跳ね上がった。FC/チケットぴあ限定だったにも関わらず、サウンドスキャンでもそれらが集計されたことになる。 ★★★★★ 初動1.6万枚 |
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GUTS! | 嵐 | 2014/4/30 初回盤・通常盤 | 初登場1位 売上60.9万枚 |
1.GUTS! 二宮ドラマ「弱くても勝てます」主題歌。VIVA青春!と全員が30代になってもあえて若さ全開のポップナンバー。先輩のSMAPTOKIOV6KinKiが三十路を迎えた頃に比べても圧倒的に若々しく、こういう曲を歌ってもリアルタイム感を保ち続けているのはジャニーズの上がつかえているせいだろうか。個人的には逆にもう1周くらいするとこういうのもありに思えてくるかもしれないが、ちょっと今更若すぎるんじゃないかと思う。明らかに10歳以上は下の世代に向けて歌っている感じがするし、嵐がここまで同世代とかけ離れた曲を歌うのは何気に過去に無かったような。Sexy Zone辺りが歌えばリアルタイム感があったと思うけど、でもまあVIVA青春!なんて青春を過ぎてからじゃないと逆に歌えない気もする。青春時代なんて終わってからの方が美化されたり、あれは青春だったんだな…なんて改めて気づくものなんだし。そういう意味では逆に嵐も全員30代になったんだなぁと実感する曲なのかも。 初回盤のみ 以下通常盤のみ 3.Love Wonderland 初回盤DVD ★★★☆☆ 初動50.1万枚 |