2014年4月発売編

気づいたら片想い 乃木坂46 2014/4/2 Type-A,B,C,通常盤 初登場1位 売上54.7万枚
1.気づいたら片想い
歌唱メンバーは秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、川村真洋、桜井玲香、白石麻衣、高山一実、西野七瀬、橋本奈々未、樋口日奈、深川麻衣、松村沙友理、若月佑美、和田まあや、北野日奈子、堀未央奈
センターは西野。2〜3月に毎週48グループの新曲が出ていたので並べるとと分かりやすいが、乃木坂46の曲だけケバケバしさが無く、元気さではなくしっとりした切なさを打ち出している。これだけでも聞き疲れしなくて聴感的にいい感じ。この路線のままで行ってほしいものだ。

2.ロマンスのスタート
歌唱メンバーもセンターも表題曲と同じ。唯一の共通C/Wで恒例になっているメガシャキのCMタイアップ曲。こちらは48系いつものアンダーガールズナンバー的な量産型の元気系アイドルポップ。普通にいい曲だが1番特徴が無い感じもする。

Type-Aのみ
3.吐息のメソッド
歌唱メンバーは表題曲と同じ+伊藤万理華、井上小百合、齋藤飛鳥、星野みなみ。今回のアンダーメンバーの前列4人を加えた感じか。吐息というわりにはけっこう輪郭がハッキリしたような清涼感のあるポップス。

Type-Bのみ
3.孤独兄弟
歌唱メンバーは白石麻衣、橋本奈々未。80's不良系ナンバーだが、カッコいい方向性のはずなのにあまりカッコよく攻める気の無いなんちゃってなアレンジ、歌詞がいきなり「2万で買ったバイク」で始まるトホホ感、2人のソロボーカルのヘロヘロ感などとことん不良らしくない空気が全開でなんとも言えない独特の空気が生まれている珍曲

Type-Cのみ
3.生まれたままで
歌唱メンバーは市來玲奈、伊藤寧々、伊藤万理華、井上小百合、衛藤美彩、川後陽菜、齋藤飛鳥、斎藤ちはる、斉藤優里、永島聖羅、中田花奈、中元日芽香、能條愛未、畠中清羅、星野みなみ、大和里菜、新内眞。センターは伊藤万理華。今回のアンダーメンバー楽曲。アンダー楽曲は量産タイプのアイドルポップではなく毎回気合が入っているように思えるが、今回も期待以上に良かった。間奏のスライドギターの感じとかが新鮮で耳に残る。

通常盤のみ
3.ダンケシェーン
歌唱メンバーは生田絵梨花、生駒里奈、桜井玲香、西野七瀬、深川麻衣、松村沙友理、若月佑美、堀未央奈。PVが無いがセンターは生田と判明している。ダンケシェーンはドイツ語でありがとうなので生田が幼少期にドイツに住んでいたという事で生田がセンターと思われる。ヘイ!イエイ!など掛け声が入っていたり妙にハイテンションでインパクトがある。これはPVまで作ってほしかったところだ。

DVD

1.気づいたら片想い Music Video
10分には満たないが冒頭がドラマ、曲中に一旦曲が止まってドラマになるストーリー仕立て。これでも長いんだけどAKB48では10分越えどころか30分、ついには1時間近いムービーまで見せられたので妙に凝縮されて見えてしまう。冒頭で事故か何かで死亡した西野七瀬がタンポポの綿毛が全部散るまでのロスタイムライフ(なんか違)を与えられ、乃木坂46の初センターとしてのステージまで奮闘するという流れ。ほぼ最初から事情を知る白石と遅れてそれを知る橋本の2人は目立って出番があり、台詞オフの場面ながら生駒もそこそこ目立っているものの他はほぼ背景。ただ実は1番最初に西野が運ばれてきた病院にいて白石に知らせたのは前作センターの堀。さほど仲良くはない設定なのか、西野と直接の接触が無いため出番がほとんど無いんだけど、白石以外の他のみんながまだ事情を知らずに西野のセンターを喜んでいる大勢のシーンの中で1人だけ西野が死んだのを知ってるので浮かない表情をしているのが地味にポイントか。タンポポが雨にさらされると倒れて西野から綿毛が吹きだしたり、吐血したと思った吐綿毛だったり、最後に散り方が曲終わりのキメポーズのまま観客の真ん前で総綿毛化とかけっこうシュールだけど、予算が10倍以上ありそうなライバルグループ様と違って無駄に引っ張らずに駆け抜けるので見やすいMVだと思う。

以下Type-Aのみ
2.ロマンスのスタート Music Video
文字通り大学生の青年の目線という異色映像。目線のまま起きて走って…と先日GOING UNDER GROUNDが「ALONE AGAIN」PVでやってたのと同じか。白石は思わず2度見する美女、堀はカワイイコンビニ店員、生田は授業中にペンを貸してくれる同級生、生駒はバイト仲間…といった形でシチュエーションごとにメンバーが登場する仕様なのかと思ったら、バイト先でお客の西野が彼氏にキレてポットの水を頭から浴びせるというカットが入って以降は面倒になったのか一気にメンバーが大挙して登場して単なるハーレム状態に。冒頭で白石の美貌に2度見にしていたはずの主人公はドSキャラの西野に惚れたらしいが、大学ではハーレム状態でサークルの映画制作をしたり、カラオケでもハーレム状態で盛り上がったりイッツハーレム、ザッツハーレムな展開が続き、最後は告白玉砕。ざまぁぁぁぁぁ!!!とテンションが上がった視聴者が多そうなオチだ。ユニークな映像だったが、完全に目線なので画面が揺れまくるのが難点か。

3.Creator's Etude 上田誠編
タイトル「人魚たち」、メンバー:生駒里奈、中元日芽香、深川麻衣、堀未央奈、若月佑美
まず設定を提示され、途中から状況が追加提示されていく即興劇を6組に分かれて行うという一気にまとめて済ませました感が漂う今回の特典。参加メンバー以外はすぐ横で待機しており、時折待機メンバーの様子も映し出される。なお和田まあやだけは体調不良とかで不参加。メンバー以外に3人の役者が参加する場面もある。クリエイターは異なるがこの参加役者3名は全て共通。人魚設定のメンバーが人間の男に恋をするという設定だが、オチも丸投げのためかなりシオシオで終わる。いきなりしんどい内容。

4.Creator's Etude 権八成裕編
タイトル「6少女漂流記」、メンバー:斉藤優里、中田花奈、橋本奈々未、畠中清羅、星野みなみ、大和里菜
漂流しているという設定で始まり、いきなり1人犠牲にするということで押し付け合いの結果、斉藤が犠牲に…。その後がクジラに呑みこまれるという超展開でクジラの中で過ごす3役者のうち青年の婿になるために青年を取り合うというワケの分からないストーリーが展開する。案の定だけど星野みなみはこういうのやらされるのは本当に苦手そうだな…。

5.Creator's Etude 三木聡編
タイトル「ダルマの世界」、メンバー:伊藤万理華、川村真洋、北野日奈子、桜井玲香、松村沙友理
ダルマ工場で働いているメンバーがダルマを使って色々やらされるというワケの分からない内容。色々押し付けられる川村の開き直りと、先輩たちの中で頑張る北野と、何か予想以上になりきり演技が上手な伊藤が見所か。

以下Type-Bのみ
2.孤独兄弟  Music Video
暴走族と一緒に白石橋本が踊ったりなんかカッコつけたりしているという乃木坂46では珍しい不良系の映像。48界隈ではコテコテな仮装になったりするが、そこまで珍妙なヤンキースタイルではなく、氣志團とライブでコラボしたにも関わらずなんちゃって氣志團レベルにすらなっていないというのは乃木坂のカラーゆえなのか。

3.Creator's Etude 倉持裕編
タイトル「資産家の男の家」、メンバー:秋元真夏、市來玲奈、衛藤美彩、川後陽菜、永島聖羅
資産家の男の家に愛人やら妻やら隣人やらがやってくるが男が殺されて犯人捜しするというワケの分からない内容。1番最初の段階で行き当たりばったりで妻だ隣人だ妹だ愛人だとメンバーがそれぞれの立場を苦し紛れに設定してしまったものの、なりきれずにその後の展開が非常に苦しくなってしまい、テンパった頭で考えたテンパりまくりな後付設定の連発でグダグダに拍車かかりまくり。

4.Creator's Etude 濱口優編
タイトル「銀行強盗」、メンバー:生田絵梨花、井上小百合、高山一実、能條愛未、樋口日奈
クリエイターに混ざって何故かよゐこの濱口が担当しているが、当然本人は出てこない。銀行強盗をするというグダグダストーリー。ズッコケて終わってくれという最後の指示だけはお笑いの人っぽいもののやはりグダグダ。

5.Creator's Etude 柳沢翔編
タイトル「粛々祭日」、メンバー:伊藤寧々、齋藤飛鳥、斎藤ちはる、白石麻衣、新内眞衣、西野七瀬
役者の人同士の結婚式という設定でいきなりその場で即興で歌を作りながら合唱するという高難度な事を指示された挙句に、新郎がちはるに求婚し始め、新婦が戻るとシラを切り、友情か結婚相手かという修羅場になった挙句に、さっきの即興ソングの替え歌というシュールかつムチャクチャな展開の連発。即興劇とか全く面白くないし、演技の練習としては有効でも公開するようなものではない。明らかに苦手そうなメンバーもいるし、過去最高に地獄のような特典映像だった。しかもやってることの基本が全部同じなのでクリエイターごとに演出の違いとか特に明確にあるわけでもない。これで何でタイトル表示はクリエイターの名前オンリーで参加メンバーが記載されていないのか。不親切&豪華クリエイターだか何だか知らないが自己満足にもほどがある。Type-Cは違うと安心していたのだが…(続く)

以下Type-Cのみ
2.生まれたままで Music Video
ほぼ背景は白バックでメンバーがいろいろやっているが、ロープで飛んだり、将来の夢を作文したり、自転車で横切ったり、最後には高速飛行までするので(CG)かなり手間がかかってそう。センターの伊藤万理華は個人PVでも真顔系の作品が多かったのでなんか笑顔全開で飛び回ってるのが新鮮だった。今作の中では1番正統派のアイドルのPVっぽくて好感触。

3.乃木坂の4人
1時間以上に及ぶドキュメント。初センターの西野七瀬、初福神落ちの松村沙友理、アンダー落ちしたもののアンダーセンターの伊藤万理華、初選抜の樋口日奈といった前作から立ち位置が変わった4人に焦点を当てた内容。当初は4人それぞれのインタビュー及び選抜発表以降のそれぞれの仕事や握手会の舞台裏映像、監督が課題として指示した毎日反省と明日の目標を携帯ムービーで自撮りした映像で構成された裏側ドキュメントみたいな構成になっている。しかしその途中で今作を担当しているディレクターのオジサン(熊坂出)が映画監督だと知った伊藤と樋口が演技に興味があって演技を見てほしいとさりげなくお願いするというカットが入ると内容が一転。Type-A,Bで散々見せられたエチュードの悪夢が再来する。後半は監督が提示したエチュードをこなして追い込まれるメンバーというそういうのは裏でやってください的な重苦しい空気が延々続く。しかも4人でのエチュードを終えた松村が「全く知らない女優さん相手だと逆に思いっきりやれるかも」などと発言すると、後日に今度は女優の梶原ひかりを召喚。代表作としてあまり知られてなさそうな作品名が提示されるが、世間的には「女王の教室」で主人公(志田未来)の親友にして途中でラスボス級の裏切りを見せて暗躍し、孤独に追い込まれて大騒動を起こした子を演じていた子役と言ったほうが記憶にある人が多いだろう。もう21歳になっていたのか…。で、子役時代からのキャリアがある女優1本でやってきた梶原を加えてさらに過酷なエチュードが繰り広げられるというエチュード地獄が極まる。もうエチュードアレルギーになりそうだ。エチュードの合間に素で話している様子の方がなんとなく面白いだけに同世代の女優とアイドルがトークするだけの方が面白かったと思う。というわけで明らかに手探りで始まった序盤のドキュメント企画がメンバーの一言で企画変更してエチュード地獄に切り替わってしまうという直角ターン映像。A,Bの特典がエチュードじゃなかったらこれはこれで良かったと思うけど、A,Bで散々エチュード見せられてようやく違う映像が見られると思ったら結局またエチュード攻めでした…というのは勘弁してくださいマジで。正直エチュードはもう2度と見たくない。

★★★★☆

初動45.8万枚
サウンドスキャン初動4種合計11.8万枚(A〜Cが1〜3位、通常盤18位、4.2万、3.7万、3.5万、0.45万)

気づいたら片想い(DVD付A)Type-A(DVD付)  気づいたら片想い(DVD付B)Type-B(DVD付)  気づいたら片想い(DVD付C)Type-C(DVD付)  気づいたら片想い通常盤 

Yes we are/ココカラ SMAP 2014/4/9 初登場1位 売上17.1万枚
1.Yes we are
さかいゆうの提供曲。いかにもさかいゆうらしいパッと聞きは地味だが聞き込むと名曲に化けるミディアムナンバー。1度も聞いたことがなかったが1年前の13年4月からTBS「Nスタ」で使用されていた未発売曲。このためインタビューなどでもメンバーはレコーディングは1年くらい前だと思い出レベルで語っていた。世界観も久々にワールドワイドだけど「世界に〜」以降の数年間の平和の使者っぷりに比べると違和感はない。Aメロの歌いだしが中居主メロの香取ハモリ、Bメロが中居ソロと妙に中居が目立っているが、2番Bメロは草gソロになっていて、歌唱が危ない2人を1番難しそうなBメロに持ってくるパート割りが面白い。大サビとラストサビでは稲垣のソロでキムタクが出てこないのも珍しい。あと「Yes Yes 〜さんも」と色々な人を歌っているのに1箇所だけ「Yes we can」になっていて「遠くの大統領さんも」と思いっきり個人特定するというギャグを挟んでいるのが笑える。

2.ココカラ
TRICERATOPSの和田唱提供曲。TRICERATOPSは最初のベスト盤しか聞いていないのでらしい曲なのかは分からないが、編曲がCHOKKAKUなので90年代のSMAPみたいなサウンドになっているのが印象的で聞き応えがある。両A面の2曲目としては今までの作品よりも1つ抜けて好きな曲だ。

通常盤のみ
3.Silence
A面2曲とは対照的な今風のクール系ナンバー。作詞作曲は前山田健一だが、奇抜さは無くて普通にカッコいい。

★★★★☆

初動13.9万枚
サウンドスキャン初動3種合計9.2万枚(初回A1位3.6万、初回B3.1万、通常5位2.4万)

Yes we are/ココカラ【初回限定盤A】  Yes we are/ココカラ【初回限定盤B】  Yes we

        are/ココカラ  

炎と森のカーニバル SEKAI NO OWARI 2014/4/9 初登場2位 売上11.5万枚
1.炎と森のカーニバル
2013年秋に富士急ハイランドで行われたイベントライブのタイトルがそのまま曲名になっているが、歌詞中ではYOKOHAMAにある遊園地のコスモパニックが入口とされており、実在する「よこはまコスモワールド」のアトラクションの1つが使用されている。富士急で行ったライブの名称を使っているのにファンタジー世界への入り口が横浜の遊園地のアトラクション内って何で具体的なのか謎だが、あくまで現実なのは入口だけで歌詞の内容はファンタジーの世界そのもの。前作のような怖いストーリーは展開せずにそのままファンタジックな風景描写が並んでいるだけながら、最大のネタ要素はこのタイトルであり、そのまま解釈すれば山火事。炎と森がカーニバルすればそれは最早山火事以外の何物でもないが、歌詞中に特にメラメラ燃えているような描写は無い。そういった世界観を抜きにしてもポップソングとして聞きやすいのは相変わらず。今回はギター担当のNakajinも映像では太鼓をたたいており、ますます打ち込み色が強いが、加えて葛飾総合高等学校吹奏楽部がゲスト参加しているので、ブラスサウンドは生音になっている。こういう音でさえ全部打ち込みで済ませていただけにブラスサウンドが生音というだけで奥行きがだいぶ変わった気もする。

2.ピエロ
これまたファンタジックな世界観の打ち込みポップ。この曲にも吹奏楽部は入っている。以前はもう少しバンドっぽい打ち込みにしていたけど、そういう気配も感じさせないほど打ち込み全開。相変わらずポップで聞きやすい。

3.Holy Forest-remixed by melodysheep from U.S.A.
1stアルバム『ENTERTAINMENT』収録の「深い森」のリミックス。典型的なリミックスという以外には特に…。

★★★★☆

初動6.6万枚
サウンドスキャン初動3種合計6.4万枚(初回A3位2.8万、初回B4位2.6万、通常6位1.0万)

炎と森のカーニバル (初回限定盤A)初回盤DVD付A  炎と森のカーニバル (初回限定盤B)初回盤DVD付B  炎と森のカーニバル(通常盤)通常盤 

時空を超え 宇宙を超え/Password is 0 モーニング娘。'14 2014/4/16 通常盤A 初登場1位 売上13.2万枚
1.時空を超え 宇宙を超え
編曲はまたしても大久保薫。EDM転向前に比べると圧倒的に盛り上がりの無いメロディー(チャチャッチャッチャチャッチャーみたいな感じ)をEDMアレンジでカッコよく見せかけるっていうやり方もいつも通りなんだけど、今回はややゆったりした曲調な上に、切り刻まれたピアノやストリングスが流れるように鳴っているなどアレンジ面で大久保薫の過去の担当曲には無かった新鮮な響きが。大久保薫のアレンジは基本的にいいと思ったことが無いんだけど、今回初めてアレンジ勝ちだなと思った。ずっと同じ聴感の曲が続いていたのでこれは新しい。ピョコトラ以降では初めて明確に印象に残った久々の当たり曲。このくらいの幅は常に持たせてほしいところ。

2.Pasword is 0
リフレインするゼロ・ゼロ・ゼロ・パスワードイズゼロ!しか印象に残らないauCMタイアップ曲。あとはいつものチャチャッチャッチャチャッチャー。歌詞がお花畑ではなく、たまに出てくる応援系になっているのでそこまできつくないのが救いか。しかもこのゼロゼロ♪の部分って少し前のシングルのイントロのフレーズでそのまま当てはまる曲が無かったっけ?

初回D・通常盤A,Bのみ収録
3.Password is 0/モリ娘。
CMに出ていた森三中の大島と黒沢(村上は産休)が参加している別バージョン。あちこちに大島と黒沢のソロボーカルが入っているが、ほぼ全面的にふざけて外して歌って(叫んで)いるのでかなり聞き苦しい。というか明らかに曲の雰囲気を邪魔して潰しにかかってきているので段々イライラしてくる。いつも全曲について丁寧に語っているつんくがこのバージョンや2人の歌唱に関して全く触れていないということはやはり遊び企画として仕方なく許容したものの常にこだわっている音楽作品としては到底納得がいってないとかそういうことなのだろうか。

DVD付4種はA,BがそれぞれのPV収録、C,DがそれぞれのダンスショットPV収録。CDの方は初回A〜Cはモリ娘。バージョンなし、初回Dと通常盤2種にはありという違いしか無い。通常盤2種の違いはジャケ写と特典トレカの違いのみ。

★★★★☆

初動11.9万枚
サウンドスキャン初動6種合計3.4万枚(通常A3位0.71万、初回D5位0.7万、通常B9位0.62万、初回A11位0.59万、初回C19位0.38万、初回B20位0.37万)

時空を超え 宇宙を超え/Password is 0(初回生産限定盤A)(DVD付)初回DVD付A 時空を超え 宇宙を超え/Password is 0(初回生産限定盤B)(DVD付)初回DVD付B 時空を超え 宇宙を超え/Password is 0(初回生産限定盤C)(DVD付)初回DVD付C  時空を超え 宇宙を超え/Password is 0(初回生産限定盤D)(DVD付)初回DVD付D
時空を超え 宇宙を超え/Password is 0(A)通常盤A 時空を超え 宇宙を超え/Password is 0(B)通常盤B

STEP ClariS 2014/4/16 通常盤 初登場3位 売上2.4万枚
1.STEP
前作と同じアニメ「ニセコイ」OP。タイアップが同じなので作詞作曲編曲(kaz)も作風もほとんど同じ。今作は4月発売らしく、1歩前へ進んでいこうよ的なさわやかな応援歌スタイルになっているのが1つ違うところか。安定安心のスッキリポップという以上の印象がなかなか抱けないもののそれなりにいい曲。

2.ドリームワールド
安定のポップナンバー。

3.桜咲く
安定のミディアム系サクラソング。

文章が全部同じになってしまうほど安定しすぎて正直面白味は無いが、声もサウンドもグイグイ迫ってくる感じも無く、かといって地味なわけではないので聞き疲れしない。BGMとしては実に優秀。

★★★☆☆

初動1.6万枚
サウンドスキャン初動2種合計1.5万枚(アニメ盤2位0.77万、初回盤4位0.7万)

STEP(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  STEP通常盤  STEP(期間生産限定アニメ盤)期間限定アニメ盤 

Believe X 寿美菜子 2014/4/16 初登場18位 売上0.4万枚
1.Believe X
突き抜けるようにひたすら爽快な元気ポップロック。デビュー当初の気持ちを思い出しつつこの先へ向かっていく本人の思いも反映されているようだ。何故か全面的にアレンジャー1人のオケ制作にはなっているがバンド風のサウンドになっている。この手の曲は生演奏のライブでよりパワーが増すんじゃないだろうか。とにかく細かい事は抜きで前向きになれる勢いが魅力的。

2.交差点
星村麻衣提供曲。ピアノメインのバラードナンバーだがサビ以降はバンドサウンド風になって盛り上がっていく。アレンジャーは星村麻衣に関与した事の無い人物だが、作風は星村麻衣っぽいお得意のバラードだなという印象。ピアノをメインにしておいてピアノクレジットが無かったりもするんだけど(ギター以外はアレンジャーのOther Instruments&Prgramming表記)。A面との曲調の対比も鮮やかだが、案外歌っている内容は2曲とも通じるところがある。

★★★★☆

初動0.4万枚

Believe ×(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  Believe ×(通常盤)通常盤 

Departure SCANDAL 2014/4/23 初登場5位 売上3.8万枚
1.Departure
今回の複数商法をきっかけにして買う気を失くして大して繰り返して聞かないのにデビュー作から買い続けていた習慣を断ち切り、初めてレンタルへランクを落とした…のだが今作は初の自作A面MAMI作詞作曲、亀田誠治が編曲。これまでの自作曲に比べてもメロディアスで聞かせる作風になっているのが印象的。春らしい切なさを含んだセンチメンタルさはいつも押せ押せなロックサウンドのSCANDALには珍しくてこれがまたたまらない。というか王道的なSCANDALのロックな作風より結局こういうZONEがやりそうな曲調の方が好きだったんだな。これなら買っても良かったか…。

2.Rainy
作詞がRINAで作編曲はSCANDALの単独名義。共同アレンジすら入っていない完全自作曲。ここにきて自作路線になるのだろうか。何か自作といってもRINAとMAMIしか作曲していない印象があったんだけど(HARUNAに至っては作詞すら稀)、作曲がSCANDAL名義になるとは。A面がちょっと聞かせるタイプだったのでこっちはガツンとロックに攻めたSCANDALといった感じ。ただサビ途中のOhOhコーラスはSilent Sirenの得意技を真似してみたみたいな印象

★★★★☆

初動3.1万枚
サウンドスキャン初動2種合計2.4万枚(初回A6位1.3万、初回B10位1.1万枚)

Departure(初回生産限定盤A)(DVD付)初回盤DVD付A  Departure(初回生産限定盤B)(DVD付)初回盤DVD付B  Departure通常盤 

ダイアローグ・モノローグ 秦基博 2014/4/23 初登場9位 売上1.7万枚
1.ダイアローグ・モノローグ
編曲まで本人。ベースや鍵盤はサポートを入れているがそれ以外は本人の演奏と打ち込み。特に打ち込みのドラムは今時デモ段階でもこんなスカスカな音は選ばないだろというくらいに超絶に軽い音色が使用されている。曲自体も淡々と進んでいくのでパッと聞きはかなり地味だったが、理想や希望や夢が若き日の過去の産物となり思うようには生きられないけどそれでも今を生きていかなくてはいけない大人の痛みとわずかだけど確かな希望が描写されている歌詞は秀逸。秦基博が27歳の時に書いていた夢見る頃を過ぎた心境を歌った「虹が消えた日」のさらにその後の境地を描いたようにも思える。思うように生きられない現実を生きる全ての人に捧げるさりげない名曲

2.五月の天の河
これまた編曲本人だがこちらは生のアコースティックバンドサウンド。あまり印象は強くないが普通にいいミディアムナンバー。

今回はライブチケット付通常盤を用意したため、売上が跳ね上がった。FC/チケットぴあ限定だったにも関わらず、サウンドスキャンでもそれらが集計されたことになる。

★★★★★

初動1.6万枚
サウンドスキャン初動2種合計1.7万枚(通常盤8位1.25万、初回盤18位0.48万枚

ダイアローグ・モノローグ(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  ダイアローグ・モノローグ通常盤 

GUTS! 2014/4/30 初回盤・通常盤 初登場1位 売上60.9万枚
1.GUTS!
二宮ドラマ「弱くても勝てます」主題歌。VIVA青春!と全員が30代になってもあえて若さ全開のポップナンバー。先輩のSMAPTOKIOV6KinKiが三十路を迎えた頃に比べても圧倒的に若々しく、こういう曲を歌ってもリアルタイム感を保ち続けているのはジャニーズの上がつかえているせいだろうか。個人的には逆にもう1周くらいするとこういうのもありに思えてくるかもしれないが、ちょっと今更若すぎるんじゃないかと思う。明らかに10歳以上は下の世代に向けて歌っている感じがするし、嵐がここまで同世代とかけ離れた曲を歌うのは何気に過去に無かったような。Sexy Zone辺りが歌えばリアルタイム感があったと思うけど、でもまあVIVA青春!なんて青春を過ぎてからじゃないと逆に歌えない気もする。青春時代なんて終わってからの方が美化されたり、あれは青春だったんだな…なんて改めて気づくものなんだし。そういう意味では逆に嵐も全員30代になったんだなぁと実感する曲なのかも。

初回盤のみ
2.Fly
タイトルからしてさわやかな曲かと思ったら、真逆。そこはかとなくこんな世界を愛したくなるようなシンセのイントロからエレクトロ系サウンドが展開。声も一部加工されているバリバリのデジタルサウンドが炸裂する。クールなノリの中でカッコいいサクラップを入れる余地は十分にあると思うがラップなし。

以下通常盤のみ
2.君が笑えるように
ポップで聞かせる系のミディアムナンバー。普通にいい曲。サクラップを入れる余地はあまり無い感じで実際入ってない。

3.Love Wonderland
ポップ系のノリがいい曲。ゴキゲンなノリでサクラップを入れる余地は十分にあると思うが、今回4曲ともラップなし。無いのが当たり前になって既に5年くらい経過しているのでないこと自体には慣れたがそれでもやはりサクラップを欲する自分がいる。

初回盤DVD
GUTS!(ミュージックビデオ)
嵐のPVは振付が間に合わず、Mステでバリバリ踊っててもPVでは踊らないものが多いが、今回もサビ以外は佇んでいるか、白バック&CG合成の個別アップで尺を稼いでいる。サビではかろうじてダンスのようなシーンになるが、ダンスというより応援団の動きをパロったような体操みたいなシュールな動きになっている。手抜きというほど手抜きじゃないけど、時間が無い中でPV撮影を行っているような特に内容の無いPVが続いている気がする。買おうとすると入手困難なんだから(予約と店頭購入が困難なだけで、最近はネットでの新品販売が飽和しているため、ちょっと待ってれば価格競争の末に勝手に値崩れして定価以下の格安で購入することが可能)がもう少し手間をかけてもいいんじゃないか…。

★★★☆☆

初動50.1万枚

GUTS

        !(初回限定盤)(DVD付)  GUTS !(通常盤)  

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