2014年5月発売編

LOVE,HOLIDAY. TOKIO 2014/5/21 通常盤 初登場4位 売上2.1万枚
1.LOVE,HOLIDAY.
JRA(競馬)のCMタイアップ。作詞作曲編曲:長瀬智也、ホーンアレンジにKAM。バンド感は全開だが、ホーンが陽気にサウンドを彩り、さらにAメロからやたらテンションの高いボーカルやガヤが入り、サビはウォウウォウウォッホッホー♪しかないというバラエティタレントTOKIOとバンドTOKIOが融合したような曲。昔はバンドっぽさに欠ける程ポップすぎたし、最近はかなり硬派にロックバンドしていたので、昔と今の要素をミックスさせたような曲というのは珍しいかも。TOKIO=農家だと思っている人には今回のようなノリの曲は入りやすいと思う。個人的にはちょっと陽気すぎるかなという気がするけど。

以下通常盤のみ
2.みあげれば
作詞作曲:国分太一、編曲:長瀬智也、KAM。モノクロな日々に色を取り戻してくれる(超訳)ミディアムナンバー。アルバム『17』では4曲書き下ろしながらも、時間が無くて1曲しか作詞していなかった国分が2作連続で作詞もこなしたというのは今後も期待していいのだろうか。しかしアルバムでの「The Course of Life」から国分の作詞が3曲連続で道に迷いながらも進んでいく系(?)というのが地味にいい。

3.フレーズ
作詞作曲編曲:長瀬智也、ストリングスアレンジにKAM。3連ロックバラード。ギターサウンドがメインになっており、ストリングスは主役の如く目立つような事は無く添え物的というかロックバンドとストリングスの関係って本来このくらいが正しいバランスだろ?というお手本にしていただきたい仕上がり。この曲もどちらかというとリスナーへのメッセージ的な内容。

2作連続の完全自作シングル。今後のTOKIOは本格的な自作バンドになるのだろうか。

★★★★☆

初動1.7万枚
サウンドスキャン初動2種合計1.8万枚(初回盤11位1.1万、通常盤16位0.67万)

LOVE, HOLIDAY.(初回限定盤)(CD+DVD) [Limited Edition]  LOVE, HOLIDAY.(通常盤)(CD)  

十字架〜映画「学校の怪談-呪いの言霊-」Ver.〜 東京女子流 2014/5/21 Type-B,C 初登場11位 売上0.8万枚
1.十字架〜映画「学校の怪談-呪いの言霊-」Ver.〜
アルバムの先行シングルだが、サブタイトルにある通りメンバー主演のホラー映画の主題歌バージョンでアルバム収録のオリジナル「十字架」とはアレンジが異なる。どちらも編曲は松井寛なんだけど、オリジナルの方が松井寛らしい凝ったアレンジが楽しめる。こっちのバージョンはホラーっぽい音色を加えたりとホラー色を強めたのが最大の特徴だけど、打ち込みリズムでもかなり凝ったアレンジにする松井寛にしては4つ打ちのリズムが単調に感じられたりもする。そんなわけで意外とこれまでにない雰囲気かも。ただPVだとホラーというより中世ヨーロッパの魔女狩り(安直なイメージ)みたいな雰囲気になってるし、これまでとは別のベクトルで女子流らしいド派手さやドスの効いた感じ(by 山邊)は出ていると思う。Bメロの低音部分の小西のソロパートには他のメンバーでは恐らく出せない魅力が感じられる。やはり小西の声は昔みたいに高音張り上げて見せつけるようなところよりも低めの部分で映えるんじゃないだろうか。

以下Type-Aのみ(Type-Aは未入手だが同発のミニアルバムより)
2.ひぐらしのなく頃に/小西彩乃
06年の同名アニメ主題歌で島みやえい子のカバー。今回の5曲のカバーの中では最も新しい06年。高音部分が裏返るといった不調は続いているようで、ライブでも昔のソロパートはほぼ中江に移行している状態が続いているようだけど、高音バリバリで張り上げるような歌唱以外ではむしろ無理のないキーで声質を磨いた今の方が魅力的なのが伝わる仕上がり。

3.グロウアップ/中江友梨
00年のアニメ「学校の怪談」OP。Hysteric Blueのカバー。ホラー作品のタイアップながらソニーお得意の作品内容と関係ないタイアップだったようでひたすらキラキラと前向きな楽曲なのでホラーっぽさが皆無。よって冒頭に特に意味も無くホラーっぽい演出を加えているのが全く曲に合ってなくて蛇足。この中で唯一発売当時からなじみ深い曲だが、当時アニメのタイアップがついていたのを知らなかった。中江にしてはなんだか歌唱が棒気味でイマイチ覇気が感じられず、表面だけなぞっているような雰囲気なのが微妙。原曲のあのワクワク感と高揚感が皆無。ディレクションの問題か?

以下Type-Bのみ
2.Raven/山邊未夢
00年のホラー実写映画「うずまき」主題歌。Do As Infinityにカバーだが4thシングル「Yesterday & Today」C/Wと1stアルバム収録で済まされた曲で当時のタイアップ作品の存在感は極めて薄く、正直知らなかった。メンバーの中では最も歌唱力が低く、ソロパートも少なくて、『Maltine Girls Wave』でも歌唱力に見合わない曲を提供されてしまっていたが今回は成長を感じられる仕上がり。ただ「グロウアップ」でもそうだったけど、バンドの曲を打ち込みで済ますとオケ自体が表層をなぞっただけの薄い仕上がりになってしまうのはしょうがないか。

3.Sexy,Sexy/新井ひとみ
00年のアニメ「学校の怪談」ED。CASCADEのカバー。CASCADEというとV系バンドのブームの流れの中で出てきたバンドの1つでボーカルが変わった声で恐らく最大ヒット作になった曲で"咲き乱れよう〜♪"と歌うサビの一節だけほのかに記憶があったのみだったが、この曲もほのかにどこかで聞いたことがあったかどうか…。やはり新井ひとみの表現力はずば抜けているなと感じられるこれまでにないセクシーさを感じられる仕上がり。

以下Type-Cのみ
3.feel like ‘HEAVEN’/庄司芽生
映画「リング」主題歌。99年のHUHのカバー。歌い手が誰だったかとか曲がヒットしたかというよりとにかく一大ブームになった「リング」といえば作品を知らなくても「貞子」という名前に次いでこの曲のサビの"フ〜きっと来る〜きっと来る〜♪"だ!というくらいに強い印象を当時残した曲。メンバーの中では唯一歌声の特徴がつかめないというか、曲によって声の感じが変わるのが庄司という印象。

4.十字架-TATOO MIX-
映画の音楽を担当し、ソロ作品の編曲も一貫して担当したTATOOによるリミックス。リミックスというより別アレンジ寄りの印象で、オリジナルや主題歌Ver.よりも軽めで聞きやすいアレンジになっている。元々映画の主題歌用にオリジナルの「十字架」を元にしてTATOOがリアレンジしたのがこっちのバージョンなんじゃないかという気もする。だったらこれそのまま主題歌にしても良かったと思うんだけど女子流のアルバム先行シングルとして出すには、軽めの仕上がりなので期待値が下がりそうとかまあ色々あったんだろうな。

Type-B DVD
おでかけムービー〜栃木・那須編〜
今回はアルバム間近でType-Aに入っているPVはアルバムですぐ見れるということで、こちらを選択。恒例の小旅行ムービーになっているが、どうやらPV撮影のために前日宿泊したらしく、その行きの日に撮影してきた模様。文字通りただの観光ムービー。以前は本当に「おでかけ」っていう感じの子供達だったんだけど全員女子高生になったのでそろそろ「おでかけ」という言葉が合わなくなってきた感じも。

C/Wはソロ曲が3種に分割収録されているが、これらは全て同時発売のミニアルバム『怖い曲集+学校の怪談 呪いの言霊オリジナルサウンドトラック』に収録されている。このためType-Aは入手していないが、ソロ曲の感想はついでなので全て記載した。なおType-Cに入っている「十字架-TATOO MIX-」だけはミニアルバムの方にはインストで入っている。

★★★★☆

初動0.78万枚

十字架 ~映画「学校の怪談 -呪いの言霊-」 Ver.~ (CD+DVD) (Type-A)Type-A  十字架 ~映画「学校の怪談 -呪いの言霊-」 Ver.~ (CD+DVD) (Type-B)Type-B  十字架 ~映画「学校の怪談 -呪いの言霊-」 Ver.~ (Type-C)Type-C 

星のラブレター THE BOOM 2014/5/21 初登場48位 売上0.2万枚
1.星のラブレター
デビュー25周年を記念しての89年の2ndシングルをセルフカバー。「島唄」では編曲がサポートメンバーのオーノカズナリとボーカル宮沢の名義になっていたが、今回はオーノカズナリの単独名義。バンド名義になっていないところからもここに来て解散を選択した理由が見えてくるような見えてこないような感じだけど、「島唄」同様にほとんど原曲と同じアレンジで、単に今のメンバー(とサポートメンバー)でもう1度録音し直したといった感じ。原曲自体がだいぶ古いのでけっこう進化を感じるし、特に原曲自体にあまり思い入れがない後追いリスナーなので普通に円熟味を増してパワーアップして現代によみがえったような印象で好感触。ヒットはしてないものの、「島唄」以前の中では"初期の代表曲"扱いされていた曲で、ベスト盤を聞いた時に初期の曲で最初に印象に残ったのはこの曲だった。「島唄」や「風になりたい」に比べると一般的な知名度もだいぶ低そうではあるものの、25年経っても色あせない素朴なバンドポップ

2.風になりたい〜2013ライブ・ヴァージョン〜
「島唄」に続いて有名な代表作(といってもトップ10入りはしていない)のライブバージョン。03年にはセルフカバーもしているが、オリジナルも03年バージョンもバンドサウンドではなく、ひたすらパーカッション命!な曲で、この曲においてはボーカル&ガットギター担当の宮沢以外の3人のバンドメンバーはパーカッション&コーラス要員と化す。てっきりそういったライブ音源なのかと思っていたらこのライブバージョンは原曲とは異なるバンドアレンジを施したバンドバージョン。落ち着いたバンド演奏の「風になりたい」は実に新鮮だった。

★★★★☆

初動0.17万枚

星のラブレター  

放たれる Mr.Children 2014/5/24  配信限定
1.放たれる

★★★☆☆

※ウォークマン環境がCDしか無く、PCスピーカーはデフォでしょぼいのでmoraにてDL後、CD-Rに焼いて視聴しています。

太陽と花 高橋優 2014/5/28 初回盤DVD付 初登場12位 売上1.5万枚
1.太陽と花
ドラマ「アリスと棘」主題歌。ドラマ主題歌ともなればさすがにストリングスでヒットを狙いに行くのかと思いきや、今回も使わずに激しいロックサウンドが炸裂している。光と影が合わさったような感じの曲だけど、いつも相当な言葉数でもって分かりやすく伝えている歌詞に比べるとけっこうシンプルに言葉をまとめている印象。このため抽象度がやや高めな気がする。

2.以心伝心
こざっぱりしたアコースティック調の曲で3分程度で終わる。こちらも言葉数は多くなく至ってシンプル。ピアノの使い方がちょっとカワイイ感じで激しい曲だけでないポップな魅力を聞かせる。

3.16歳(弾き語り)
インディーズアルバム『僕らの平成ロックンロール』収録曲の弾き語りリメイク。言葉数も多く、弾き語りというシンプルな形態でも6分を越える長尺だが、今作の中では最も美メロなサビが印象的で引き込まれる。この曲が収録された09年の高橋優は16歳から10年経った26歳。今30歳を越えた高橋優が再び歌うという部分での深みがポイントだろうか。

初回盤DVD
高橋優2014東北ライブハウス大作戦ツアー(宮古〜大船渡〜石巻)“一人旅”完全密着5日間
3月の終わりに実施された東北の小さなライブハウスを巡る弾き語りライブのドキュメント映像。一人旅などと銘打たれているが、当然最小限のスタッフはついているので本当に1人で回っているわけではなく、ステージには1人で立っているということだろう。東北の被災地などを巡って改めて震災を考えるといった部分のドキュメントに力が入った構成になっている。このため曲はちょろっとかかるだけだが、最後に「卒業」の弾き語りバージョンだけはバッチリ収録されている。

★★★★☆

初動1.1万枚
サウンドスキャン初動11位0.88万枚(初回盤)

太陽と花 (初回限定盤) (DVD付) (オリジナル暑中見舞いなし)初回盤DVD付  太陽と花 (通常盤) (オリジナル暑中見舞いなし)通常盤 

微かな密かな確かなミライ スフィア 2014/5/14 初登場15位 売上0.9万枚
1.微かな密かな確かなミライ
アニメ「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」ED。爽快なバンドサウンド楽曲ということで「Non stop road」を髣髴とさせる。一定以上の安定感はあるけど、「Non stop road」の下位互換みたいな印象もあり、そろそろマンネリの影がちらつく時期になってきたのかなとも思う。元より新しい事をどんどんやるよりも変わらないタイプのグループだろうし。

2.synchronicity
一転してこちらは全面打ち込みによる軽快ポップナンバー。安定して良い。

★★★☆☆

初動0.8万枚
サウンドスキャン初動16位0.56万枚(初回盤)

微かな密かな確かなミライ(初回生産限定盤)初回盤DVD付  微かな密かな確かなミライ(期間生産限定盤)期間生産限定盤  微かな密かな確かなミライ(通常盤)通常盤 

掌-show- 喜多村英梨 2014/5/14 初登場20位 売上0.8万枚
1.掌-show-
自身も出演しているアニメ「シドニアの騎士」ED。どんな作品なのかは知らないが、作編曲を担当している河合英嗣と共作で作詞に参加しておりかなり世界観を反映しているんじゃないでshowか。日常では出てこないような非現実的な世界観になっており正直アニメ見てないリスナーにはこの楽曲の世界観はよく分からないでshowがとりあえずいかにもアニメっぽい感じといったところでshowか。また相変わらずメタルっぽいハードな感じだけど、それでもA面だけあって一定の聞きやすさは保たれている印象で、案外前作辺りよりは苦手意識が薄いのは気のせいではないでshow。

2.Greedy;(cry)
こちらは本人が単独で作詞を担当。シャウトに始まり、デスボイスまではいかないがそれに近い激しい発声で、サウンドもよりドコドコバコバコと派手に鳴り響きまくるなどハードコアな空気が漂う。正直好んで聞く系統ではなく、こっちはちょっと無理だったでshow。

★★★☆☆

初動0.7万枚
サウンドスキャン初動17位0.52万枚(初回盤)

掌-show-(初回限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  掌-show-通常盤 

ラブラドール・レトリバー AKB48 2014/5/21 Type-A,K,B,4 初登場1位 売上178.7万枚
1.ラブラドール・レトリバー
歌唱メンバーは市川美織(NMB48/元AKB48)、入山杏奈、多田愛佳(HKT48/元AKB48)、大場美奈(SKE48/元AKB48)、大和田南那、岡田奈々、柏木由紀、加藤玲奈、川栄李奈、木アゆりあ(元SKE48)、北川綾巴(SKE48)、北原里英、木本花音(SKE48/HKT48兼任)、小嶋陽菜、小嶋真子、兒玉遥(兼任HKT48)、指原莉乃(HKT48/元AKB48)、渋谷凪咲(兼任NMB48)、島崎遥香、須田亜香里(SKE48)、田島芽瑠(HKT48)、高橋朱里、高橋みなみ、朝長美桜(兼任HKT48)、西野未姫、古畑奈和(兼任SKE48)、松井珠理奈(兼任SKE48)、松井玲奈(SKE48/兼任乃木坂46)、峯岸みなみ、宮脇咲良(兼任HKT48)、矢倉楓子(兼任NMB48)、薮下柊(NMB48)、山本彩(兼任NMB48)、横山由依、渡辺麻友、渡辺美優紀(NMB48/SKE48兼任)。矢倉楓子はPV不参加。
今作ではただ参加メンバー名が羅列されているだけで、今までのようなどのグループのどのチーム所属メンバーなのかが表記されていない(なので独自に加えて上に記載している)。総選挙シングルということもあり、いよいよ本格的に「AKB48」という単独のグループの作品ではなく、単独グループとしての「AKB48」の事実上フェードアウト本格的なJPN48(AKB48グループ)化を暗示しているということだろうか。曲の方はこれまでの選挙水着シングルとは異なり、ストリングス系の音を主体とした柔らかめのポップソングになっている。どこか80年代以前な感じも漂うが、これは昨年「恋するフォーチュンクッキー」が当たったためだろうか。妙にキーが高めに設定されているところといい、そんなわけでそろそろ飽きてきたいつもの48ナンバーよりも耳には優しい感じだが、その分何度か聞かないと耳には残ってこない。なじんでくるとまあ普通にいい曲だなと思う。

2.今日までのメロディー
歌唱メンバーは秋元才加(卒業者)、今井優(卒業者)、梅田彩佳(NMB48/元AKB48)、大島優子(卒業者)、大堀恵(卒業者)、河西智美(卒業者)、柏木由紀、川栄李奈、北原里英、倉持明日香、小嶋陽菜、小嶋真子、小林香菜、指原莉乃(HKT48/元AKB48)、佐藤夏希(卒業者)、島崎遥香、高田彩奈(卒業者)、高橋みなみ、野呂佳代(卒業者)、早野薫(卒業者)、増田有華(卒業者)、松井珠理奈(兼任SKE48)、松原夏海(卒業者)、峯岸みなみ、宮澤佐江(SNH48/SKE48兼任/元AKB48)、横山由依、渡辺麻友。
大島優子の卒業ソング。本来は卒業後の置き土産扱いの曲になるはずだったが、荒天で卒業公演が延期になったので一応在籍中でのリリースとなった。ただし今作ではこの曲にしか参加していない。1番は実質大島のソロ曲になっているなど全面的に大島優子をフューチャーしているバラードナンバー。後半になるとメンバーが加わってくるが、現在の選抜メンバーに加えて、同期である2期メンバーを引っ張ってきているようで卒業したメンバーも参加している。結果的に今作の中ではメインの所属先がSKE48である松井以外の全員は元はAKB48からキャリアをスタートさせたメンバーで構成される(松井もAKB48兼任なので全員AKB48メンバーか元メンバー)というAKB48純度の高いメンバーになっている。卒業ソング自体はもう毎年出ているので感動的な感じもあまりしなくなってきたがまあ普通にいい曲。

Type-Aのみ
3.君は気まぐれ/Team A
歌唱メンバーは市川愛美、入山杏奈、岩田華怜、片山陽加、川栄李奈、小嶋菜月、小嶋陽菜、島崎遥香、高橋みなみ、田北香世子、達家真姫宝、中田ちさと、中西智代梨(元HKT48)、中村麻里子、西山怜那、藤田奈那、古畑奈和(兼任SKE48)、前田亜美、松井咲子、宮脇咲良(兼任HKT48)、武藤十夢、森川彩香、矢倉楓子(兼任NMB48)
組閣によりチームメンバーがガラッと変わっているが、正直ユニゾンで歌っているので楽曲を聞く限りではほとんど違いはない。Team Aはわりとクールな曲も多かった印象があるけど、90年代SMAPみたいなポップ感で何気にわりと好みの曲調だった。

Type-Kのみ
3.美しきライバル/Team K
歌唱メンバーは相笠萌、阿部マリア、石田晴香、岩佐美咲、内田眞由美、北原里英、小嶋真子、兒玉遥(兼任HKT48)、小林香菜、後藤萌咲、島田晴香、下口ひなな、鈴木紫帆里、鈴木まりや(兼任SNH48/元は純AKB48)、田野優花、永尾まりや、松井珠理奈(兼任SKE48)、宮崎美穂、山本彩(兼任NMB48)、湯本亜美、横山由依
Team Kがカッコいい系の楽曲というのは昔から一貫している印象で今回もなんか"Kっぽい"感じ。しかしこのメンバーでこの手の曲調だとどう考えても松井珠理奈と山本彩がメインになってくるわけで兼任とはいえSKE48とNMB48のトップ同士の奇跡のコラボwithAKB48メンバーって感じだな…。PV込みで見るとよりそうなる。

Type-Bのみ
3.Bガーデン/Team B
歌唱メンバーは生駒里奈(兼任乃木坂46)、伊豆田莉奈、内山奈月、梅田綾乃、大島涼花、大家志津香、大和田南那、小笠原茉由(元NMB48)、柏木由紀、川本紗矢、倉持明日香、高城亜樹、高橋朱里、竹内美宥、田名部生来、朝長美桜(兼任HKT48)、名取稚菜、野澤玲奈(元JKT48)、野中美郷、橋本耀、平田梨奈、福岡聖菜、横島亜衿、渡辺麻友
Bがぶりっ子系アイドル路線というのも一貫している。チャーチャーチャーララチャーララー♪というチープなフレーズの連発が意外と耳に残る単純系ポップナンバー。「チームB推し」の系統も継いでいて、サビ以外は全部メンバー1人ずつの特徴+メンバーのあだ名がガヤで入っている。あいうえお順なので最後に呼ばれるはずの渡辺麻友は間奏で自分のパートが無いと台詞で訴えるという破格の扱いで目立ちまくり、Team Bへの復帰を印象付ける。「チームB推し」ほどのインパクトはないかもしれないけど、こっちの方が好きかも。

Type-4のみ
3.ハートの脱出ゲーム/Team 4
歌唱メンバーは岩立沙穂、大川莉央、大森美優、岡田彩花、岡田奈々、加藤玲奈、木アゆりあ(元SKE48)、北澤早紀、小谷里歩(兼任NMB48)、小林茉里奈、込山榛香、佐々木優佳里、佐藤妃星、篠崎彩奈、渋谷凪咲(兼任NMB48)、島祐利奈、土保瑞希、西野未姫、前田美月、峯岸みなみ、向井地美音、村山彩希、茂木忍
フレッシュ系のメンバー+元坊主+ゆりあといった感じでこのチームだけあんまり印象が変わってない気がするが、フレッシュ系の楽曲というのもやはり変わっていない。今作の中では最も普通のアイドルポップといった感じで引っかかりが無いけど普通にいい曲。なぞとき!(なぞとき!)などライブのコール用のパートでは最初からオッサン声のコールが入っているのはちょっと微妙かも。

DVD

1.ラブラドール・レトリバー Music Video
やっと来た普通のPV、だぁぁぁぁぁ!!というわけで毎年恒例の海岸で水着ダンスなんだけど長大なドラマも無く、別バージョンも無い。犬が出てくるのが珍しい…と思ったけど「ポニーテールとシュシュ」の冒頭も犬だったか。わずかだけ曲が始まる前と後にまゆゆのソロシーンがあるものの、ドラマなし別バージョンなしのシンプルなPVはいつ以来だろうか。昨年の「さよならクロール」も余計なドラマが無かったものの素材が多すぎたのか本PVとダンスで2バージョンあったし、水着PVに限ればこのシンプルさ(ダンスメイン+数名ずつのカット)は「ポニーテールとシュシュ」(10)以来。シンプルイズベスト。

2.今日までのメロディー Music Video
大島優子が思い出の地を巡るというドキュメント映像になっており、途中から初期メンバー(ノースリーブス)も合流。さらに指原やまゆゆ、ぱるるなど後輩たちが次々やってきたところで曲が始まるので現場音声はオフになるが、続々やってきた現主要メンバーたちとさらにあちこち巡る。終盤では卒業メンバーたちがレコーディングに参加するためにやってくる様子も出てくるなどとことんドキュメントタッチ。歌唱シーンも少しだけあるけど卒業メンバーは参加してなくて、しかも最後には大島本人ではなく高橋みなみが号泣するという何となく想像出来たオチがつく。今作の中では最も長大なPVだけどまあ大島優子最後のPVだしいいか。前田、板野、篠田の卒業PVでやっていた残った者たちに後を託すとか何処へと本人が旅立っていく系の演出は3年連続でやられても既視感ハンパ無くなってくるので今回みたいな作りはいい意味で予定調和じゃなくて良かった。

以下Type-Aのみ
3.君は気まぐれ Music Video
メンバーが人形という設定なのでちょっとちんまりした絵になっているのがちょっと物足りない。組閣でどうなったかを把握してなかったので元々のエース格と他グループの最前列メンバーばかり出てきて前田亜美とか松井咲子とか岩田華怜とか何だか不遇…。あとセンター島崎遥香になっているにも関わらず何だか宮脇咲良のソロカットの方が多い気がするのは気のせいか。

4.中村"圏外"麻里子の干されメン講座
前作に続いて中村麻里子劇場。今回は干されメンがどうすれば目立てるかなどの対策をあくまで真面目にスタイリッシュに講義していくというものだが、その内容は実用性に乏しいギャグばかり。本人が無駄に美声でカッコいいのが面白いが、もっと明確にギャグとモノマネを連発した前作の方が単純で面白かった。今回はちょっとスタイリッシュすぎる。

以下Type-Kのみ
3.美しきライバル Music Video
カッコいいというより不良ダンスバトル系の雰囲気。メンバーが入れ替わってもTeam Kの方向性はほとんどブレていないけど、PV内で対立するのが珠理奈と山本彩というのは最早どこのグループのPVを見ているのか分からなくなるような展開だった。センターがこの2人になってしまうとSKE48とNMB48がコラボしているようにしか見えない。

4.Making of ラブラドール・レトリバー前編
PVメイキング。ナレーションはPVに参加できなかった矢倉楓子。PV撮影の様子はほとんど入ってなくて数人ずつのカットでの撮影の合間にメイキング班がカメラを回してカメラサービスしている。1組ずつわりとじっくり入っている上に、PVではいたかどうか早すぎて分からなかったメンバーの存在が確認できる。

以下Type-Bのみ
3.Bガーデン Music Video
乃木坂46の生駒が仕事で遅れてPVに参加できないのでマネージャーに生駒のお面を被せて踊らせるという珍妙なストーリーが展開。マジで参加できなかったのを逆手にとったギャグかと思ったが後半以降は到着してちゃんと生駒本人が参加する。ガヤでメンバー全員が登場するのであだ名ながらそのメンバーとテロップが入るのが優しい仕様。こんだけメンバーが入れ替わって他グループからの移籍と兼任が増えると誰がどこにいるのか分からないので組閣のたびに全チームこういう感じのPV作った方がいいのでは。

4.Making of ラブラドール・レトリバー後編
メイキングの後半。構成も同じ。いつぞやみたいに前編・中編・後編とかに分けなかったのはいいけど、Type-K,Bでやるのは分かりにくくないか。分かる人しかもう手に取ってないからいいのか。

以下Type-4のみ
3.ハートの脱出ゲーム/Team 4 Music Video
普通のスタジオでダンスしているPVだけど、楽屋映像+パズルギミックが挿入されている。冒頭がドラマになっていてメンバーが閉じ込められ、その謎を解いてメンバーを脱出させる鍵はクロスワードだ!解いてくれ!ということでクロスワードが提示される。「All Play」ではそのまま終わるが、個別選択するとこの曲の「Answer Movie」という項目があり、4つの数字を入力するとメンバー脱出映像が見られる。このクロスワードはクイズ自体は画面に表示されるが、クロスワード表そのものはCDにペラ1枚で封入されているという。レンタルだとこれが入ってなかったので挑む事が出来ず、ネット検索を活用した。仕掛けたのはやっぱりお前かお前しかいないよなという感じだし、その後の仕掛けた理由もなんか予想通り。「Answer Movie」はあまり面白いものではなかったが、謎を仕掛けるというギミック自体は初だったので面白い試みだと思う。

4.木アゆりあのTeam4 Music Video密着レポート
PV撮影の内容を木アゆりあが撮影していくという内容。PV撮影というよりオフショット撮影みたいな内容になっている。年齢的にもキャリア的にも木アゆりあのために用意されたような企画に思える。

※なお全部レンタルでの入手なので総選挙には一切参加してません。

基本的に一般発売4種+劇場盤の5パターンだが、一般発売4種に初回・通常があるため合計9種。初回通常の違いはジャケ写と初回盤は全国握手会参加券、通常盤は生写真と封入特典が異なるのみでCD/DVDは同じ。また9種全てに総選挙投票券が封入されている。

★★★★☆

初動166.2万枚
サウンドスキャン初動1〜8位8種合計48.8万枚(初回A,K,B,4、通常A,K,B,4の順に8.5万、7.2万、7.2万、6.5万、5.5万、4.8万、4.8万、4.4万)

ラブラドール・レトリバー Type-A(初回限定盤)(多売特典生写真なし)初回Type-A ラブラドール・レトリバー Type-K(初回限定盤)(多売特典生写真なし)初回Type-K ラブラドール・レトリバー Type-B(初回限定盤)(多売特典生写真なし)初回Type-B ラブラドール・レトリバー Type-4(初回限定盤)(多売特典生写真なし)初回Type-4 

ラブラドール・レトリバー Type-A(通常盤)(多売特典生写真なし)Type-A ラブラドール・レトリバー Type-K(通常盤)(多売特典生写真なし)Type-K ラブラドール・レトリバー Type-B(通常盤)(多売特典生写真なし)Type-B ラブラドール・レトリバー Type-4(通常盤)(多売特典生写真なし)Type-4 ラブラドール・レトリバー (劇場盤)(外付け特典なし)劇場盤 

誰も知らない 2014/5/28 初回盤、通常盤 初登場1位 売上52.5万枚
1.誰も知らない  
大野主演ドラマ「死神くん」主題歌。ED付近でドラマのBGMとしてかかる使われ方だったため、なんかそういえばかかっていた程度でドラマでの印象は極めて薄い。ただドラマの雰囲気には合わせて来ていてどことなくスリリングさやシリアスさを感じられる1曲だ。ここのところ安定していいものの新しさは皆無で、1つ抜けた曲も出てない印象が強く、どうにも停滞感もある。

初回盤のみ
2.おかえり
タイトルから想像できるような暖かみのあるミディアムバラードナンバー。乃木坂46の名曲「君の名は希望」を作曲した杉山勝彦の作詞作曲なのでそれなりにいいんだけど、そこまで記憶に残る曲にはならないと思う。

以下通常盤のみ
2.Keep on tryin'
クール系かと思いきや意外とリズミカルでポップな楽曲。今作ではサクラップの入る余地がもっともありそうな楽曲だがやっぱり入ってない。

3.ミラクル・サマー
今作の中では最も王道のアイドルポップナンバー。ああ夏が来るんだなぁと実感するさわやかな曲だ。最近のやたら耳が痛い打ち込みというより90年代頃からの王道って感じでサウンド的には好み。

初回盤DVD
誰も知らない(ビデオ・クリップ)
ダンスが決まってないうちに撮影しているのかMステでバリバリに踊っているのにPVでは立ち尽くしているだけという事も多い嵐の中ではきっちり全編に渡ってダンスしている。ダンス+ソロシーンというシンプルさは正直あまり面白味は無いけど、個々のメンバーがまず忙しくて長時間拘束ができそうにないし、女性アイドル界隈みたいにPVに金と時間をかけまくるという考えがジャニーズに無いっぽい。

★★★☆☆

初動46.2万枚
サウンドスキャン初動45.7万枚(初回盤1位34.6万、通常盤2位11.0万)

誰も知らない 【初回限定盤】 <CD+DVD>   誰も知らない【通常盤】 <CD>

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