2014年10月発売編

君が僕を忘れないように 僕が君をおぼえている DEEN 2014/10/1 初回盤、通常盤 初登場19位 売上0.5万枚
1.君が僕を忘れないように 僕が君をおぼえている
爽快なギターサウンドが曲を引っ張っていくロックチューン。公式とソニーとで見解が分かれていて公式はロックチューンと形容していたのに、ソニーはパーティーチューンなどと形容していた。近年のDEENは振付前提のユルめのパーティーチューンばかりだったので、どうせまた振付系の楽曲だろうと思っていたんだけど、まさかここまで爽快ロックな楽曲が登場するとは思ってなくて驚いた。というか歴代のシングルでもあまり無かったんじゃないかと思う。ここのところは正直ファン向けの楽曲ばかりで、新曲が出たと言っても「まだ活動してるんだね(興味ないけど)」程度の反応しか得られない感じだったんだけど、今作はDEEN健在ぶりを大いに外に向けても示せるくらいのパワーを持った楽曲だと思う。

2.ありのまま抱きしめよう
こちらもさわやか系のポップロック。総じて満足度の高い楽曲。12年くらい前の「Break it!」辺りを髣髴とさせる。ここに来て一気に鮮度が戻ったような楽曲が出てきただけに次のアルバムへの期待が高まるが、先行シングルと全く違う路線のアルバムが出た事もあるのでどうなるかはまだ分からないか。

以下通常盤のみ
5.君がいない夏<Live at Osanbashi>
夏に行われたリゾートライブのうち最終公演となった7月31日、8月1日の大さん橋ホールでのライブ音源。両日とも披露されたようなのでどちらの音源かは不明。原曲は97年のシングル、06年のシングル「Starting Over」C/Wに収録されたacoustic versionが基本になっている。この楽曲、「コナン」タイアップにより特定の世代においては知名度が高いんだけどライブでは不遇でフルでのバンド披露は発売当時のBreak2のみ。15周年、20周年の武道館ではメドレーに組み込まれる形で披露されたものの、フルでの披露は04年の野外ライブ以来実に10年ぶり3度目ということになるはず。野外ライブでもアコースティックでの演奏だったが、その当時やその後それを基に06年にacoustic versionとして発表した時よりも高音は張りがあるんだけど、やはりここ数年の傾向として低音が…。

6.太陽と花びら<Live at Osanbashi>
こちらは8月1日のアンコールでしか披露されていないようなので8月1日のライブ音源。原曲は03年のシングル、06年のシングル「ダイヤモンド」C/Wに収録されたacoustic versionが基本になっている。最後のサビでやや歌い方を変えている箇所があるが、こちらもまあまあ。やはり低音がちょっと不安定

初回盤DVD THE GREATEST CLIPS 2014
1.Hitomi Sorasanaide-English Version-<Music Video>
6月のアルバム『君がいた夏』より。アルバムから5曲のMVがYou tubeで公開されていたが、この曲はショートサイズだったので、フルサイズとして初収録。5本のMVが全て同じ場所で撮影されるというやや簡易的な映像になっているものの「瞳そらさないで」のMVがフルでちゃんと制作されたのは発売から20周年が経過して初。ここに価値があるの…かな。後姿しか出てこない女性との物語的な部分はほとんど無いような感じ。

2.The Loco-Motion<Music Video>
残り3本を無視して収録されたのがこれ。簡易MVの中では最もメンバーがノリノリでふざけているのが面白い、という判断で収録されたものと思われる。ていうか一応あの簡易MVはEpisode1〜5まで繋がりがあるっていう緩い設定だったはずなんだけど、3本スルーしちゃって良かったのかどうなのか。

3.君が僕を忘れないように 僕が君をおぼえている<Music Video>
今回新たに制作されたMV。青空の下でノリノリの池森+観客を入れてのライブシーンで曲の爽快感をさらに高めるMVらしいMV。You tubeではショートサイズでサビでのタオル回しの振付講座なんてのもセットになっているけど、ただ振り回すだけなのにあんな説明が必要だったのか。このMV見れば大体分かるだろ…。なお撮影時に使用したタオルは振り回したら繊維も一緒に飛び散りまくって大惨事になったそうで、その反省を生かして武道館で売るグッズのタオルはそうならない素材のものを使用している…らしい。買わないけどね。スタッフのはんだミスによりペンライトと共にただでさえ少ない武道館観客数を大幅に下回る数しか用意してなかったのか、一部ファンによる買い占めがあったのか、当日は早急に売り切れてしまい、実際のライブ現場に置いては使用者はやけにまばらというねじれ現象が発生した。

★★★★★

初動0.4万枚

君が僕を忘れないように 僕が君をおぼえている(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  君が僕を忘れないように 僕が君をおぼえている通常盤 

何度目の青空か? 乃木坂46 2014/10/8 Type-A,B,C,通常盤 初登場1位 売上62.0万枚
1.何度目の青空か?
歌唱メンバーは秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、衛藤美彩、斎藤ちはる、桜井玲香、白石麻衣、高山一実、西野七瀬、橋本奈々未、深川麻衣、星野みなみ、堀未央奈、松井玲奈(SKE48)、松村沙友理、若月佑美
前作では休業していた生田がセンター。冒頭1ブロックをソロ歌唱、一部のTV番組ではピアノ演奏も披露するなど実力の高さが伺える扱いになっている。評判のいい「君の名は希望」路線をもう1回狙ってみた感じの清楚系ポップス。シリアスな出だしからサビで文字通りに青空が見えるように開放的な空気に変わるのがいい。「君の名は希望」ほどではないけどそれに並ぶ名曲だと思う。

2.遠回りの愛情
歌唱メンバーは井上小百合、桜井玲香、中田花奈、永島聖羅、西野七瀬、能條愛未、大和里菜、若月佑美
後列にいる選抜とアンダーが混ざった珍しい構成のメンバーになっていて共通C/WながらMVは無し。48系量産型バラードナンバーといった感じで、これで歌詞だけ変えればそのまま卒業系感動バラードになりそうな楽曲。量産タイプだけに聞いている間はけっこういい曲だと思うんだけど、今作の中では1番印象が薄い。

Type-A
3.転がった鐘を鳴らせ!
歌唱メンバーは「何度目の青空か?」と同一。
青春パンク+ブラス系のにぎやかハイテンションサウンド。AKB48の「前しか向かねえ」の上位互換版みたいな感じ。明らかにこっちの方がはっちゃけっぷりも、勢いもあるだけに楽曲面での力の入れようはAKB48以上になっているんじゃないかと思えてくる。

Type-B
3.私、起きる。
歌唱メンバーは生田絵梨花、川後陽菜、北野日奈子、齋藤飛鳥、斎藤ちはる、中元日芽香、樋口日奈、星野みなみ、堀未央奈、和田まあや
発売時点で現役高校生(に該当する年齢)のメンバーで構成されている。エレクトロ系ナンバーだが、電子音がうるさくなく、流れるようなメロディーが心地よく聞ける1曲。

Type-C
3.あの日、僕は咄嗟に嘘をついた
歌唱メンバーは伊藤かりん、伊藤万理華、井上小百合、川後陽菜、川村真洋、北野日奈子、齋藤飛鳥、斉藤優里、新内眞衣、中田花奈、中元日芽香、永島聖羅、能條愛未、畠中清羅、樋口日奈、大和里菜、和田まあや
アンダーメンバー楽曲。2期生伊藤かりんが昇格してこれがデビュー曲となる。ピアノの使い方が印象的なシリアス系ナンバー。今回も期待通りでアンダー楽曲は毎回充実している。

通常盤
3.Tender days
歌唱メンバーは秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、桜井玲香、白石麻衣、西野七瀬、橋本奈々未、深川麻衣、松村沙友理
選抜メンバーからさらに選抜したような構成。カントリーフォーク調の軽快な楽曲。サビ終わりに連呼されるタイトルが耳に残る。

DVD

1.何度目の青空か?-MUSIC VIDEO-
女子高が共学になったので入学したらクラスに男子1人だった…という珍事に陥り、苦労する主人公の物語。友人たちにはハーレムじゃないかと言われるが実際にはトイレ無いわ、着替えも一苦労だわと精神疲労の日々で孤立してしまう苦悩が描かれるが最終的には女子勢(乃木坂メンバー)が歩み寄った事で打ち解けて文字通りハーレムな青春を過ごすという内容。曲にもそれなりに合っているし、男子役の青年がなかなか好演していていいと思う。いい感じに男性視聴者が感情移入できるバランス具合(ルックスや境遇含めて)なんじゃないだろうか。このMVを見てそういえば松井玲奈がまだ兼任状態だったことを思い出した。

以下Type-Aのみ
2.転がった鐘を鳴らせ!-MUSIC VIDEO-
生田が人の肉体と魂を入れ替える事が出来るピアノ(何でピアノなんだ…)を使ってメンバーと小学生、ハイパーヴィジュアル系、ヤマンバギャル、工事現場のオッサンと入れ替わってしまうというぶっ飛んだ映像が展開。V系と化すメンバーのぶっ飛びっぷりと最早誰だか分からなくなりすぎてハズレ気味なヤマンバギャルが特にインパクト。そういえば1人だけいなくね?体調不良で不参加?と思っていたら、あの方は最後に出てきた。以前のMVでもオチ担当だった事があるけどさすがの存在感。

3.秋元真夏、4.生田絵梨花、5.斎藤ちはる、6.新内眞衣、7.中元日芽香、8.永島聖羅、9.能條愛未、10.橋本奈々未、11.樋口日奈、12.星野みなみ、13.松井玲奈、14.研究生part1
例によって別ページ

以下Type-Bのみ
2.私、起きる。-MUSIC VIDEO-
堕落した日々を送っていた生田に「何かの力」が働きかけ、突如アイドルとして一躍輝くが、自分の力ではない事を知った生田はその「何か」を破壊、元の生活に戻るがその瞳は以前とは違っていたというストーリーが展開。みなみおな(星野と堀)を筆頭に劇中ユニットとして他メンバーのユニットが出てくるのが面白い。

3.伊藤かりん、4.伊藤万理華、5.川後陽菜、6.川村真洋、7.北野日奈子、8.齋藤飛鳥、9.桜井玲香、10.白石麻衣、11.松村沙友理、12.若月佑美、13.和田まあや、14.研究生 part2
例によって別ページ

以下Type-Cのみ
2.あの日、僕は咄嗟に嘘をついた-MUSIC VIDEO-
学校の演劇で齋藤飛鳥に主役を取られて裏方になってしまった伊藤万理華の葛藤とそれを見守る井上小百合という人間模様が描かれたドラマ仕立て。90年の映画「櫻の園」をオマージュしたとされているだけあって1本の映画にできそうな深さがある(この映画は08年に福田沙紀主演でAKB48ブレイク前の大島優子も出演してリメイクされているのだが大コケしている)。ていうか今回井上がセンターなのに結局ここ数作の前列の2人、特にセンターだった伊藤万理華の方が存在感を発揮しているような…。

3.生駒里奈、4.井上小百合、5.衛藤美彩、6.斉藤優里、7.高山一実、8.中田花奈、9.西野七瀬、10.畠中清羅、11.深川麻衣、12.堀未央奈、13.大和里菜、14.研究生 part3
例によって別ページ

★★★★☆

初動47.9万枚
サウンドスキャン初動4種合計11.7万枚(1位4.3万(A)、2位3.5万(B)、4位3.4万(C)、12位0.45万(通常))

何度目の青空か?(DVD付A)Type-A  何度目の青空か?(DVD付B)Type-B  何度目の青空か?(DVD付C)Type-C  何度目の青空か?通常盤 

SMILE doa 2014/10/8  配信限定
1.SMILE
ベスト明け最初の新曲。今回もメインボーカルは吉本に戻っており、ここ最近続いている大人のさわやかロックという王道路線に変化はない。自然と笑顔になれるようないい曲。ファンしか聞かないのはもったいないと思うけど、もうシングルCDを出す事はないんだろうな。次のアルバムには入ると思うけど。

★★★★☆

moraでDL

風になって grram 2014/10/22 配信限定
1.風になって
2012年にデビュー、リリースされた2作のミニアルバム以降、リリース凍結になって早2年。この間に男性メンバーがリストラされてソロプロジェクトになってしまったりもしたが、2年してようやく次のリリース。昨年からライブでは披露していたとかで、当初「新曲」ではなく「未発表曲」と案内するという辺りに制作側のやる気のなさが垣間見えた気がするが(どう考えたって新曲配信と言った方が盛り上がるだろうに…)…。作編曲は岡本仁志。爽快なアップナンバーになっており、2ndミニアルバムで感じられた力みすぎな感じもなくなりボーカルも自然体。というか2年も待たせただけあって2作のミニアルバムの楽曲すべてを越えた過去最高の曲になっていると思う。

★★★★☆

moraでDL

On your marks! TRUSTRICK 2014/10/29 配信限定
1.On your marks!
6月にアルバムでデビューした神田沙也加とBillyによるユニットの初シングル。公式サイトに行くとちょっとゴシックな雰囲気があるんだけど、2人ともJ-POPを尊敬しているとの発言をしており、楽曲自体はとてもキャッチーでJ-POP。特に今作は「福岡マラソン2014」テーマ曲として書き下ろされたため、非常に明るく爽快で勢いのあるポップロックナンバーになっている。こっちをCDで出せばよかったのにもったいない。

★★★★☆

moraでDL

ほほ笑みモード 花澤香菜 2014/10/1 初登場12位 売上1.0万枚
1.ほほ笑みモード
2.Timeless
3.MOMENT

今回は3曲ともSTUDIO APARTMRENTによる作編曲でクラブミュージックに挑戦。これまで関与していた北側勝利はボーカルディレクションとして関与。まるでリミックスのようなクールな打ち込みサウンドで3曲統一されており、これまでになかった新たな展開となっている。主にアイドルでこの手の曲調が導入されれば聞くものの、率先してクラブ系専門のミュージシャンを聞く事はないだけに、なんか久々にこういう感じの曲調を聞いたような気がする。花澤香菜としてはかなり意外性はあるものの、これはこれでまるで似合わないということもなく、ありだとは思う。ただ突き抜けてしまいあまり印象には残らない。とてもじゃないが3曲それぞれ違いはあるものの、それぞれ違う感想を書くことは不可能

★★★☆☆

初動0.8万枚
サウンドスキャン初動10位0.67万枚(初回盤)

ほほ笑みモード(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD  ほほ笑みモード通常盤 

TIKI BUN/シャバダバ ドゥ〜/見返り美人 モーニング娘。'14 2014/10/15 通常盤 初登場2位 売上14.2万枚
1.TIKI BUN
いつもの大久保薫ナンバー。基本的に区別がつかないので毎回仕込まれているリピートフレーズなどが記憶するための引っかかりポイントとなるが、今回はチキブン、チキブンを連呼する部分が引っかかりポイントか。

2.シャバダバ ドゥ〜/道重さゆみ
道重のラストナンバーにしてソロ曲(合いの手として譜久村、飯窪が1番と2番でそれぞれ一部参加)。道重のアイドル人生を描いたかのような歌詞に、かなり異色のフレンチポップ風で全編ウィスパーボイスを聞かせる。歌が苦手を公言し、初期より叫び担当、たまにソロパートが来てもなぜか1人だけ全面加工状態と、歌唱面においてはネタ扱いがデフォだったように記憶しているが最後にこう来るか…。この人に関してはまず間違いなく今後歌手活動はしないと思うので、最後は加工なしの素のボーカルが聞けないかとちょっと期待もしてたんだけど…。

3.見返り美人
道重以外の全員で歌唱している道重賛歌。しかし制作はつんくではなく、演歌歌謡界の作詞:石原信一、作曲:弦哲也という文字通りの演歌風歌謡ナンバー。なんでこんな任侠映画みたいな古典的な世界観で道重を送り出すような最終展開になってしまったのか謎すぎる。つーかここまで卒業者を称えた楽曲なんて歴代見渡しても1人もいなかったような気がするんだけど。

CDは6種全て同じ内容。DVDはA〜Cは3曲それぞれのMV、Dは「TIKI BUN」のDance Shot Ver.とメイキング映像収録。

★★★☆☆

初動13.5万枚
サウンドスキャン初動4種合計2.8万枚(14位0.73万(初回B)、15位0.71万(初回D)、17位0.68万(通常B)、19位0.68万(通常A))

TIKI BUN/シャバダバ ドゥ~/見返り美人(初回生産限定盤A)(DVD付)初回DVD付A TIKI BUN/シャバダバ ドゥ~/見返り美人(初回生産限定盤B)(DVD付)初回DVD付B TIKI BUN/シャバダバ ドゥ~/見返り美人(初回生産限定盤C)(DVD付)初回DVD付C TIKI BUN/シャバダバ ドゥ~/見返り美人(初回生産限定盤D)(DVD付)初回DVD付D 

TIKI BUN/シャバダバ ドゥ~/見返り美人(A)通常盤A TIKI BUN/シャバダバ ドゥ~/見返り美人(B)通常盤B 

Dragon Night SEKAI NO OWARI 2014/10/15 初登場4位 売上13.5万枚
1.Dragon Night
ニッキー・ロメロとの共同プロデュース。ほぼ打ち込みのみで構成されたような彼ららしいファンパレ(訳:ファンタジックでパレードっぽい曲)。元々彼らをバンドだとは思ってなかったし、バンドっぽい音をわざわざ打ち込みでやられるよりは(ライブでもサポート呼ばずに同期させているっていうし)打ち込みでしかできないようなサウンド構成にしてしまった方がいいと思うので今回みたいな完全なデジタルサウンドの方がむしろいい。個人的に彼らのファンタジックな歌詞世界は好きでも嫌いでもないんだけど、人にはそれぞれの正義があって嫌いな相手の正義にも理解を示そうとしたり、自分の正義が人を傷つけることもあるというのは、正しい事は正しい事だとひたすら主張し続けた某ライフシンガーの意固地な主張でずっと違和感を感じていた部分だったのでそうだよなと思った。

2.MAGIC
普通に彼ららしいファンパレ(ファンタジックでパレードっぽい)な曲だなぁと思っていたらHAWAIIAN6の03年の曲のカバーらしい。ただし歌詞を独自に加えているとのこと。原曲知らないけど、歌詞を改変してカバーするとかまた叩かれそうな事を…。先述のまだギター発言を筆頭に、自分たちは先輩バンドとかいなくて独自の道を進んできたから普通のバンドよりも柔軟性があるしなんでもできる(超訳)みたいな俺たち普通のバンドとは違うから(ドヤ顔)的な主張で敵を増やしまくっている感があるんだけど大丈夫だろうか。数年後にはレンジったりしてもおかしくないぞ…。※レンジる…一世を風靡した頃に「合言葉はパクろうぜ」「これ(今回の新曲)は1位とっちゃいけない曲」など調子に乗った発言を連発し、順調にアンチを増やしまくった結果、固定ファンがつかずに移り気な中高生ライト層のみにリスナーが絞られてしまい、移り気な彼らが飽きてしまった/もしくはネットに触れるようになりアンチの風潮に流されて染まってしまうなどして数年であっという間に人気超急落してしまうこと。

3.Love the Warz-rearranged-
1stアルバム収録曲のリメイク。あまり聞かなかったアルバムだが楽曲自体は聞き覚えがあった。ボーカルはほぼ全面ラジオボイスに加工されているし、リアレンジというよりリミックスっぽい仕上がり。

★★★☆☆

初動8.5万枚
サウンドスキャン初動3種合計8.7万枚(5位4.3万(A)、7位3.0万(B)、10位1.4万(通常))

Dragon Night 初回限定盤A(CD+LIVE CD)初回盤A  Dragon Night 初回限定盤B(CD+LIVE CD)初回盤B  Dragon Night (通常盤)通常盤 

百花繚乱/疾走れ!ミライ GLAY 2014/10/15 初登場6位 売上4.4万枚
1.百花繚乱
新曲がヤバいヤバい言われまくってるので何かと思ったらサビがそのまま「YAVAI!YAVAI!カナリYAVAI!」だからだった。これは確かにヤバいとしか言いようがない。かなりはじけた楽曲でTERUの歌声もいつもと違い、特にサビではみんなでシンガロングしてるみたいな感じになってるのでもはやGLAYだとすら分からない。一応こういったはじけたノリの曲自体はC/Wやアルバムで全盛期のころからやってたものの、それがこのタイミングで表に出してきたというのは挑戦的でなかなか面白い。

2.疾走れ!ミライ
アニメ「ダイヤのA」OP。アニメタイアップだからなのか、妙に若々しい前向きさわやかソングになっている。ここ最近のGLAYは痛みを伴った曲の方が多かっただけに、ここまで夢や希望をまっすぐに歌っているのは異様にも思えるほど。普通ならこれを単独A面にするくらいの良曲ではあるけど、今のGLAYらしくはない曲かもしれない。

〜スタジオセッションVer〜
3.BLEEZE
4.外灘SAPPHIRE
5.黒く塗れ!
6.YOU

2014年7月29日に都内レコーディングスタジオにファン30名を招いて行ったアコースティック編成のスタジオライブ音源。アコースティックとはいえ一応エレキギターも入っている。収録曲は前作収録の4曲。いきなり「BLEEZE」がウクレレみたいな音によるまったりアレンジになっていて驚く(その後テンポアップはする)。4曲ともこれまでCD音源では少なくともあまり見せなかったような自由でリラックスした雰囲気になっているのが印象的。

7.13thアルバム「MUSIC LIFE」予告編
以前もやったことがある発売前アルバムのダイジェスト。今の亀田誠治プロデュースにはスピッツやSOPHIAに関与し始めた頃ほどの過度な期待していないが少なくとも期待を下回るような事はなく、新しいGLAYが聞けそうな予感。

★★★☆☆

初動3.7万枚
サウンドスキャン初動8位2.1万枚(DVD付)

百花繚乱 / 疾走れ! ミライ (DVD付)DVD付  百花繚乱 / 疾走れ! ミライ (CD ONLY盤)通常盤 

熱情のスペクトラム/涙がきえるなら いきものがかり 2014/10/15 初登場10位 売上3.1万枚
1.熱情のスペクトラム
ものすごく久々な気がする「ブルーバード」系統のシリアスなアップナンバー。あの頃よりも歌声にドスが効いているような気がする。「ブルーバード」同様にこの曲も3分台で終わるが、3分台で終わるA面曲は「じょいふる」以来なので実に5年ぶり。ここ最近の大作ストリングス傾向のうち、「風が吹いている」をピークにしてストリングスの使い方がライトになってきたけど、ここから楽曲のスリム化も進むのだとすればこれは非常に革命的なことなんじゃないかと思う。とはいえ"久々"なだけで、既にどこかで聞いたことがあるような安定感のあるいい曲だけどこれまでを越えるほどのインパクトは無かったりもする。

2.涙がきえるなら
ボーカル吉岡の作詞作曲だが、作詞に山下、作曲に水野がそれぞれ共同参加しているという珍しい3人全員での共作。アレンジは亀田誠治安定のバラードとなると大体想像がついてしまうが、いつものストバラよりもやや抑えめになっていて淡々としている。バラードでのあのこってりたっぷりな感じがあまりない。ただ抑えた良さが感じられるというよりはシングルA面史上、かつてないほど地味…。それでも何より驚きなのはバラードナンバーで亀田誠治アレンジなのにわずか4分半で曲が終わる。いったいどうした!?ようやく曲が長くなりすぎていることに気づいてスリム化を図り始めたのだろうか。

★★★☆☆

初動1.6万枚
サウンドスキャン初動9位1.5万枚

熱情のスペクトラム/涙がきえるなら 

齧りかけの林檎 竹達彩奈 2014/10/15 初登場15位 売上0.9万枚
1.齧りかけの林檎
3rd以来の筒美京平による作曲。今回ドラマーがウルフルズのサンコンJr.というのが目を引くが、楽曲自体はデビュー曲以来のふんわりした生音バンドサウンドと本人のひたすらかわいい声質がマッチした楽曲に仕上がったんじゃないかと思う。というかこの人の場合、放っておいてもかわいくなるので最初からかわいい装飾やギミックを施すとやりすぎになってしまう。特に気合の入るシングルA面においては1st以外はどれもそういった点で少々微妙だっただけに、今回は久々にキタコレキタコレキタコレって感じ。

2.ふぁいっ!
元気でかわいいアップナンバー。

★★★★☆

初動0.6万枚

TVアニメ「デンキ街の本屋さん」オープニング主題歌 齧りかけの林檎 (初回限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  TVアニメ「デンキ街の本屋さん」オープニング主題歌 齧りかけの林檎 (通常盤)通常盤 

麦の唄 中島みゆき 2014/10/29 初登場5位 売上6.2万枚
1.麦の唄
朝ドラ「マッサン」主題歌。さわりすら全く聞いてない状態だったが、なんか話題作になりそうだったのと、アルバム待ちにしても順番に聞いていっているので最新作に辿り着くのは1年以上先になりそうだったのでシングルを手に取ってみた。シングルを手に取ったのは「銀の龍の背に乗って」以来2度目。朝ドラっぽさというか清々しさやスケールが大きい感じは前年のゆずでも感じられたので、近年の朝ドラ主題歌というタイアップに必要な要素なのかもしれない。今作は清々しさ、力強さ、優しさ、すべてが両立したような詩曲アレンジ。いい曲だとか名曲だとか思う曲はあっても物凄く感動的な気分になるっていう曲は滅多にないんだけど、この曲は物凄く感動した。

2.泣いてもいいんだよ
ももいろクローバーZへの提供曲セルフカバー。ももクロのはサビくらいしか聞いたことないんだけど、ももクロだなぁという感じであんまり中島みゆきっぽい曲に思えなかったので相当合わせて書いたのかと思っていた。ところが今作は物凄く重厚でタフな中島みゆきとしか言いようがない中島みゆきであり中島みゆきである(意味不明)。ただ全然泣けない苦しさは圧倒的なまでにももクロよりも表現されているが、これだけパワフルに泣いてもいいんだよと言われても逆に気合が入ってしまい涙など吹っ飛んでしまう泣けない気がする。間奏では若い女の子のコーラスが入っているのでももクロかと思ったらレコード会社が同じで今年1月の1stアルバムが大コケしてしまったせいか以降新曲が止まっている(配信でカバーしただけ)ガールズバンドたんこぶちんだった。

★★★★★

初動1.5万枚
サウンドスキャン初動5位1.5万枚

麦の唄(NHK連続テレビ小説「マッサン」主題歌)  

くやしいけど大事な人 剛力彩芽 2014/10/29 初登場8位 売上1.1万枚
1.くやしいけど大事な人
デビュー作「友達より大事な人」は第1章に過ぎなかった!実は「〜大事な人」は三部作だったことが発覚し今作は3枚目のシングルだがシリーズ第2弾。1番のAメロ、Bメロの歌詞ではメールのやり取りを「ラリー」「打ち返す」「ギリギリのライン」「アウト」「ゲームセット」など断片的にテニスに例えたような内容になっている。実際にはこの1番A,Bメロ以外にテニスっぽい描写は皆無なのだが、ここから広げたのか今作ではラケットダンスなるサビでバックダンサーと一緒にラケットを振り回すという新パフォーマンスを発明。剛力の剛力たる剛力っぷりには毎回驚かされる。サビ前に突如台詞が入っているのも強烈で1番ではツンデレ、2番では珍しく弱気な面を見せ、そんな剛力が見たかった的な現代の男性リスナーの一般的なニーズに応えることも忘れない。また比較的勢いだけで乗り切っていたような前2作に比べると今回は普通にメロがけっこう良かったりもする。これがまだ二部。果たして、大事な人最終章ではどんな剛力が剛力るのか、くやしいけど剛力的期待が止まらない。

2.Brand New Day
J-POP界はいったいどれだけのBrand New Dayを迎えたのか最早数えることは不可能だ。そんなJ-POPを歌えば必ず通る道に剛力も挑んだ意欲作。概ね予想通りのポジティブな言葉が並び、新しい日々を迎えられそうな輝きに満ちた楽曲に仕上がっている。そこに剛力の剛力たる剛力歌唱(超サイヤ的な棒歌唱)が乗っかることで、我々はいまだかつて経験したことのないBrand New Dayへと誘われる!

3.別れても好きな人
「剛力彩芽&石井竜也と東京デルアミーゴ」という名義での69年のパープル・シャドウズによる昭和歌謡のデュエットカバー。『表題曲の「くやしいけど大事な人」でこれから始まる恋を歌っているので、カップリングでは終わってしまった恋を歌うと面白いのではないかというアイデア』だそうだが、せっかく始まりそうな恋を同じシングル内であっさり木端微塵にしてしまうこの辺りの後ろを振り返らなさがあれだけ心無い人々に叩かれまくっても平然としていられる剛力の剛力たる強さの秘密なのかもしれない。ミリオンヒットを生んだあの米米CLUBの石井竜也をC/Wで召喚するとは贅沢だが、一緒に歌って楽しそうな人というボヤっとした発想から、剛力の事務所の政治力による強制指名人的魅力により起用される事になったようだ。夢の共演である。なんと圧倒的政治力この夢の共演を単に音源だけで終わらせることはできないからかC/Wながら共演MVまで制作されている。思いっきり石井竜也1人しかいなくて東京デルアミーゴというのが何なのかさっぱり分からないが我々庶民にはその姿を見ることができないほどの存在なのかもしれない。謎の会話の応酬から始まるこの曲、大事な人だろうがプロペラだろうがガオガオだろうがラケットだろうがあくまで剛力オブ剛力な剛力歌唱(超サイヤ的な棒歌唱)で挑む剛力に対して石井竜也は"一緒に歌って楽しそうな人"に120%全開で応え、台詞の段階から完全にネタのノリで大げさな昭和歌謡風のボーカルスタイルを披露。剛力はあくまでマイペースに「ムードギターお願いします!」とギターソロを依頼。曲が終わってからの「ス・テ・キ(はぁと)」には多くのリスナーが殺意メロメロにされてしまうことだろう。ザッツ怪曲。

★★★★☆

初動0.9万枚
サウンドスキャン初動2種合計0.9万枚(8位0.52万(初回盤)、10位0.4万(通常盤))

くやしいけど大事な人(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  くやしいけど大事な人通常盤 

凛麗 喜多村英梨 2014/10/29 アニメ盤 初登場10位 売上1.1万枚
1.凛麗
アニメ「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」ED。すっかりメタルっぽいハードかつ壮大なロックナンバーでシングルも固定されてきたけど、こういう壮大な雰囲気が似合うアニメのタイアップが回ってきているんだろうか。今作は1番は静かに始まりサビではストリングスが広がる壮大なバラードナンバーなんだけど、その後でテンポアップして激しいロックに変貌する。1曲で2度おいしいみたいな感じでその点が新鮮だった。

2.incomplete
いつも通りハードなナンバー。

アニメ盤のみ
3.凛麗-TV size ver.-
アニメで使用されているバージョンのようだが、こちらは1番のバラード部分だけになっている。ということはタイアップ先でこの曲を知ってバラードだと思ってCDでフルサイズを聞いたら2番以降でかなりビックリする…ということか。

★★★☆☆

初動0.74万枚
サウンドスキャン初動14位0.35万枚(初回盤)

凛麗(初回限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  凛麗(アニメ盤)アニメ盤  凛麗通常盤 

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