2015年1月発売編

FLYING FAFNIR TRUSTRICK 2015/1/14 Type-A 初登場12位 売上1.0万枚
1.FLYING FAFNIR
アニメ『銃皇無尽のファフニール』OP。作曲も今回は神田沙也加。かなりアッパーかつドキャッチーで覚えやすく、さらにザ・アニソンなアニソンナンバー。アニメを知らないのでよく分からないが歌詞の世界観も非日常なアニメ世界っぽい壮大なスケールで、楽曲タイトルにもアニメタイトルを盛り込むなど、単なるタイアップではなく、雰囲気だけ合わせただけでもなく、徹底的にアニメに寄り添わせたような内容になっている。このためこれまでの楽曲とは一味違う。聞きやすいことは聞きやすいけど、ここまでやると世界観の濃いアニソン系ユニットとしか見られなくなるという弊害も生みそうな気がする。前作の限定シングルもかなり濃かったけど、実際にはもっと幅広いJ-POPなユニット。現状こういう特化した曲の方がシングルにはいいんだろうけど、この音楽性の柔軟さが逆に客層を固定化して狭めるなんてこともあるかも…。

2.ATLAS(English Version)
1stアルバム収録曲の英語詞バージョン。作詞表記に変更が無いのと、紅白でイディナ・メンゼルと普通に英会話していたので、英語詞もそのまま神田沙也加が担当しているものと思われる。

5.FLYING FAFNIR (Anime OP Version)
アニメのOP仕様バージョン。単にTVサイズになっただけ。

初回盤DVD

1.FLYING FAFNIR(Music Video)
Type-Aがアニメジャケだけにアニメ映像が入ってくるかと思いきやアニメ映像は一切使用せずType-Bのジャケットの世界観でカッコいい仕上がりの内容。

2.FLYING FAFNIR(Making Clip)
MVメイキング。1stアルバムのメイキングに続いて神田沙也加の明るさとBillyとの仲の良さが伝わる内容。

★★★★☆

初動0.47万枚
サウンドスキャン初動15位0.3万枚(Type-A)

FLYING FAFNIR(Type-A)Type-A(DVD付)  FLYING FAFNIR(Type-B)Type-B 

KLING! KLANG!! TWEEDEES 2015/1/21 配信限定
1.KLING! KLANG!
元Cymbalsにして近年は竹達彩奈の音楽のプロデュースを行っている沖井礼二とアニメソング系のソロシンガーとして活躍するもここ4、5年は活動が停止状態にあった清浦夏実による新ユニットの配信デビュー作。3月のアルバムの先行という扱い。清浦のブログによるとソロでの歌手活動が停止する段階からこのプロジェクトは始まっていたそうなので、数年ほどはスタジオワークを行いつつあったということだろうか。その関係なのか清浦と竹達も仲がいい模様。清浦夏実のソロ作品もさっそく一聴してみたところレーベルの先輩だった坂本真綾を彷彿とさせる落ち着いたポップス中心だったようだけど、今作はかなりCymbals寄りというかパッと聞きCymbalsが再結成したのかと思ったほど沖井礼二の色が強く出ているキュートなポップス。清浦夏実のボーカルは個人的にCymbalsより好みなのでこれは期待できるユニットになりそうだ。

★★★★☆

moraにてDL

border ClariS 2015/1/7 アニメ盤 初登場4位 売上2.1万枚
1.border
昨年アリスが辞めてしまい、新たにカレンが加入。元々クララとアリスだからクラリスだったはずだが、ClareN(クラレン)には改名せずそのまま。通常この人たちの楽曲はほぼ全面的に打ち込みのスッキリとしたポップサウンドだが、今回はシングルでは3rd「ナイショの話」以来のバンドサウンド。ドラムは元Hysteric Blueの楠瀬拓哉が担当。そういえばZONEの1stの作詞はこの人だったな…と遠い目に。そのZONEのメジャーでの活動期間をClariSはついに上回って事務所記録を更新しているのか。告白できずにいるもどかしい気持ちをうたったさわやかで爽快ながらちょっぴり切なさも漂うようなナンバー。正直ボーカルが半分変わったのはほとんど分からないので、違和感はあまりなかった。それどころかいつもとサウンドが違うという新鮮さもあって最高傑作に近いほどの勢いを感じた。

2.Reflect
3.カイト

C/Wは2曲とも従来通りの打ち込みスッキリポップナンバー(「カイト」はギターベースは生なのでややバンド風テイスト)。2曲とも普通にいい曲。

アニメ盤のみ
4.border-TV MIX-
アニメ『憑物語』OPということでそのOPサイズ。なんか「ナイショの話」のタイアップ先だったアニメと同じ「〜物語」シリーズらしいので、今作だけバンドサウンドというのはタイアップとの兼ね合いもあったのだろうか。

★★★★☆

初動1.5万枚
サウンドスキャン初動2種合計1.4万枚(初回盤6位0.8万、アニメ盤8位0.6万)

border(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  border(期間生産限定盤)期間限定アニメ盤  border通常盤 

大原櫻子 2015/1/7 初登場5位 売上2.0万枚
1.瞳
高校サッカー応援歌。引き続き亀田誠治が作詞作曲編曲プロデュースとなっている。初の作詞に挑戦と宣伝され、まるで単独作詞したかのようだったが、実際のクレジットでは大原櫻子/亀田誠治となっており共作扱い。J-POP王道ストバラといった寸分の狂いない亀田誠治安定のお仕事。はつらつさを前に出した作風が案外他に無くて良かったのに、前作でストリングスを導入したと思ったら、今度はなんか他に誰か歌ってそうな普通にいいバラード曲になってしまった…という感じでどんどん落ち着いてしまい、今までの曲の中で1番普通…。

2.瞳(Acoustic Piano ver.)
さらにテンポを落としたアカペラサビから始まるピアノ1本の伴奏によるバージョン。アレンジも小名川高弘となっており、亀田誠治は不参加。やはり普通にいいバラード曲だけど、王道すぎるオリジナルよりもシンプルな方がいいかも。ただバラードよりアップテンポで突き抜けた曲の方がそもそも似合うんじゃないかっていう。

★★★☆☆

初動0.9万枚
サウンドスキャン初動2種合計0.94万枚(7位0.71万(初回)、19位0.23万(通常))

瞳(初回限定盤)初回盤DVD付  瞳(通常盤)通常盤 

緋ノ糸輪廻ノGEMINI petit milady 2015/1/7 初登場11位 売上1.0万枚
1.緋ノ糸輪廻ノGEMINI
アニメ「聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク>」OP。派手な和服姿が似合うようなかなりクセの強い楽曲。提供者がALI PROJECTのメンバーらしく、知る者はみないちように「アリプロのようだ」とコメントしているので相当提供者の色が強いようだ。普段聞かない作風なので新鮮であり、これでバックが全部生音とかで豪華すぎたら胃もたれしていたところだけど表面は派手な割にはリズムとか打ち込みで軽めに仕上がっているので聞きやすく、さすがにアルバム全部こんな感じなのは好まないけどパッと1曲だけ聞く分にはけっこう好感触。ただ歌詞はアニメに合わせているせいか、非日常のメシアな世界観で意味が分からない。 

2.THE SONG IS...
こちらは比較的さわやか風味なロックナンバー。標準的なアニソンナンバーっぽい。

★★★☆☆

初動0.6万枚
サウンドスキャン初動11位0.4万枚(初回盤)

緋ノ糸輪廻ノGEMINI(初回限定盤)(DVD付)初回盤DVD付   緋ノ糸輪廻ノGEMINI通常盤 

有頂天 B'z 2015/1/14 初登場1位 売上17.1万枚
1.有頂天
ドラマ「学校のカイダン」主題歌。10代のドラマに50代になったB'zが主題歌に起用されるって何気にかなり凄い気がする。98年の名曲「HOME」がリリースされる前の月に主演の広瀬すずが生誕しているんだからな…。サビでもあまりキャッチーさは無く、最初はあまりピンと来なかったが、単純なABサビとは異なる構成がちょっと新鮮で、何より先の見えない現代人の本音をさらけ出したかのような歌詞が秀逸。なんだかんだ09年の「MY LONELY TOWN」以降それを越える曲が無いように感じていたけど久々にいいなと思える曲になった。あとアレンジャーがいつもの寺地秀行だけじゃなく、大賀好修が先に記載されているのが驚きだった。

2.Endless Summer
ここ最近の日本の酷暑や異常気象を嘆く歌詞から始まるタイトル通りに真夏全開のサマーチューン。季節真逆なんですけど…と思ったらどうやら2013年ベスト盤リリースの後に行ったツアーのサブタイトルにもなっており、新曲として1曲目に披露されていた楽曲とのこと。未発表のままになっていたのでいち早くこのタイミングで音源化したということだろう。イントロがちょっと長い以外は王道的なナンバー。しかしB'zを聞く事自体が久々なので以前よりも新鮮に聞けた。開けすぎるのもヤキモキするけど、ちょっと間を置くというのはありかもしれない。

★★★★☆

初動13.4万枚
サウンドスキャン初動2種合計13.8万枚(初回盤1位12.8万、通常盤5位0.98万)

有頂天 (初回限定盤)初回盤DVD付   有頂天 (通常盤)通常盤 

エデン 水樹奈々 2015/1/14 初登場2位 売上6.0万枚
1.エデン
作曲が藍坊主の藤森真一ということで初めてシングルを手に取ってみた。編曲がこってりサウンドに定評がありそのこってりっぷりが苦手なElements Gardenという制作集団の藤間仁となっていたので不安だったんだけど、予想以上にメロディーに引っ張られたのか藍坊主っぽさが感じられるロックサウンドになっていて驚いた。コーラスの派手な感じがいかにもな感じはするけどこってり壮大の代名詞的存在であるストリングス使ってないし。水樹奈々はなんとなく耳に入りつつもこってりっぷりに敬遠してしまい、特にちゃんと把握している曲が無かったけどこれでようやく知っている曲が1つ生まれた。。

2.No Limit
アニメ「DOG DAYS」OP。アニソンらしいアッパーナンバー。

3.終末のラブソング
アニメ「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」ED。編曲が藤間仁でこれぞElements Gardenのこってり壮大イメージど真ん中といった感じのナンバー。もちろん単独で聞くと気合が入っていていい曲だと思うんだけど、アルバム単位になってくると相当聞き疲れする。

4.Necessary
アニメ「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」挿入歌。バラード。C/W3曲がアニメタイアップ、4曲それぞれカラーが異なりつつもどれも気合入りまくりで、終わってみればフルアルバムを聞きとおしたような満腹感。

★★★★☆

初動4.3万枚
サウンドスキャン初動2位3.6万枚

エデン  

ヒロイン back number 2015/1/21  初登場6位 売上4.3万枚
1.ヒロイン
R東日本『JR SKI SKI』CMタイアップ。初回盤ジャケットはCM主演の広瀬すず。今回はかねてからメンバーが尊敬しているという小林武史にプロデュースを依頼した、という説明が無くても一聴して分かる小林武史サウンド=ストリングスバラード。コバックナンバーとでも揶揄されそうなほど分かりやすい近年の小林武史の色が全開だが、元より今の小林武史に積極的にバンド側が依頼したということはこういうサウンドにしたかったというバンド側の強い意志によるものなんだろう。盤石のヒットバラードって感じで普通にいい曲だけど「粉雪」以降のレミオロメンみたいで新曲なのに最初から妙に懐かしい感覚。なんか10年位前の大ヒット曲って感じが。

2.アーバンライフ
3.アップルパイ

C/Wはセルフプロデュースになっており、恐らくこれまで通りのポップロックなバンドサウンドになっている(ほかに「青い春」しか聞いてないので王道がどの辺りなのか分からない)。C/Wでもグッドメロディーは炸裂していて彼らの最大の魅力はやっぱりそこだと思うんだけどどうも優等生すぎるような感じがどうしてもしてしまう。10代の頃だったらものすごくハマったのかもしれないけど。

★★★☆☆

初動2.9万枚
サウンドスキャン初動2種合計3.2万枚(初回盤6位2.5万、通常盤14位0.6万)

ヒロイン(初回限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  ヒロイン通常盤 

fighting-φ-girls miwa 2015/1/28 初登場5位 売上2.4万枚
1.fighting-φ-girls
ドラマ「まっしろ」主題歌。作曲は例によってNAOKI-Tとの共作。働く女性応援歌ということでタイアップ先がナースなのでナースコスプレで踊る部分といい、ドラムだけ打ち込みだが、生のホーンとストリングスを導入した比較的にぎやかで豪華な装飾含めてTV常連ミュージシャンの王道的な売れ線ポップ。非常に綺麗な仕上がりなんだけど、綺麗すぎて突き抜けてしまいあまり印象に残らないような気も…。

2.空の彼方
これまたNAOKI-Tとの共作曲によるポップナンバー。夢追い系のナンバーだが、初期の楽曲をかなりマイルドに仕上げたような感じで、すっかり健全なTVでかかっているような売れっ子路線になったなぁと恐らく初期リスナーほどじわじわ痛感するような楽曲。NAOKI-Tアレンジでも生のバンドとストリングスを使えているので制作体制は再度改善されたようだ。

★★★☆☆

初動1.9万枚
サウンドスキャン初動5位1.9万枚(初回盤)

fighting-Φ-girls(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  fighting-Φ-girls通常盤  

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