1.Green Flash
歌唱メンバーは生駒里奈(乃木坂46)、入山杏奈、柏木由紀、川栄李奈、木アゆりあ(元SKE48)、小嶋陽菜、小嶋真子、指原莉乃(HKT48/元AKB48)、島崎遥香、高橋みなみ、松井珠理奈(SKE48兼任)、松井玲奈、宮脇咲良(HKT48兼任)、山本彩(NMB48兼任)、横山由依、渡辺麻友
当たり前のように最早メンバークレジットに所属先グループの表記は無し。またデビュー以降続いていた春は桜/卒業ソングというのもここ数年徐々に薄くなってきていたが、今作は本格的に失恋ソングのような歌詞になっていて、完全に卒業ソングのカテゴリからは外れると思う。センターは小嶋陽菜と柏木由紀ということだが、後述のようにMVでの扱いがあんなんなのでTVやライブでの披露時に1番前に立っているという以外にセンター感は無し。Bメロがラップ調になっており、高橋みなみと山本彩がラップに挑戦、表題曲でラップを取り入れたのは初!というトピックもセールスポイントして上げられているが、ユニゾン口パクが当たり前の中ではパート担当者の名前まで出すっていうのはかなり異例では?ただこれラップというなら「RIVER」のサビ以外の立場はどうなるんだろうか。あれラップじゃなかったのか。ていうか今作のなんちゃってラップ感よりも「RIVER」の方がカッコいいと思うんだけど。曲調自体はこれ完全にGRe●eeNという感じの、切ない泣きメロ系。もっとキンキンの高音にしてサビでのアタックを強くしたら完全に全盛期のG●eeeeNになると思うんだけど、切なさを強調するためか全体的にしっとりしているのでどうもインパクトが薄い。以下Type-Aのみ
2.マジすかFight
歌唱メンバーは入山杏奈、川栄李奈、木アゆりあ(元SKE48)、小嶋陽菜、指原莉乃(HKT48/元AKB48)、島崎遥香、高橋みなみ、宮脇咲良(HKT48兼任)、山本彩(NMB48兼任)、横山由依、渡辺美優紀(NMB48)
ドラマ「マジすか学園4」OP曲。主演の宮脇、島崎を筆頭にボス級の主要キャラクター及び宮脇が行きつけの食堂の店員(高橋みなみ)、そして何故か1話冒頭に1シーン出ただけの小嶋と1話で解説役を担ったものの2話以降に出ていない指原というメンツ。小嶋・指原は完全なゲスト扱いだったのにここに入っているのが地味に意味不明…。「3」はドラマの作風が違ったけど今作は「1」や「2」のヤンキーロック的な世界観を踏襲しており、既に「1」や「2」の関連楽曲の記憶が曖昧になってきていることもあって、なんか似たような三番煎じのような楽曲としか…。
3.春の光 近づいた夏/AKB48
歌唱メンバーは入山杏奈、大和田南那、柏木由紀、加藤玲奈、川栄李奈、川本紗矢、木アゆりあ(元SKE48)、北原里英、小嶋陽菜、小嶋真子、島崎遥香、高橋みなみ、峯岸みなみ、向井地美音、横山由依、渡辺麻友
今作には通常じゃんけんシングルで行っていた48グループそれぞれの名義での楽曲を収録。これに伴いチーム曲が無いので大量の純AKB48選抜外メンバーが今作不参加へと追いやられた。最も滑稽なのが表題曲が「All Stars」なのにこの曲だけ「AKB48」となっている表記。というわけで一昨年のじゃんけんシングルC/W以来久々の「AKB48」の楽曲。一昔以上前の流行のようなシンセが鳴り響きつつも春らしいさわやかアイドルナンバー。
以下Type-Sのみ
2.ヤンキーロック
歌唱メンバーは内山奈月、大島涼花、大和田南那、加藤玲奈、小嶋真子、白間美瑠(NMB48)、須田亜香里(SKE48)、高橋朱里、谷真理佳(SKE48/元HKT48)、松村香織(SKE48)、向井地美音、矢倉楓子(NMB48兼任)
ドラマ「マジすか学園4」のエンディング付近でかかっている曲。「マジすかFight」には参加していない雑魚キャラ御一行レギュラーキャラ御一行が歌唱メンバー。これまたヤンキーロック的な楽曲というかタイトルも最早そのまんまという…。ただこっちの方がコテコテ歌謡曲感が薄く、ロック色が強い。
3.世界が泣いてるなら/SKE48
歌唱メンバーは東李苑、江籠裕奈、大場美奈(元AKB48)、北川綾巴、木本花音、佐藤すみれ(元AKB48)、柴田阿弥、須田亜香里、高柳明音、谷真理佳(元HKT48)、古川愛李、古畑奈和、松井珠理奈、松井玲奈、宮澤佐江(SNH48兼任/元AKB48)、宮前杏実
今回AKB48が真のAKB48になっているように、他グループにメインで籍を置く兼任メンバーは不参加になっており、現在SKE48が本籍のメンバーのみで構成(宮澤はSNH48が本籍扱いになるはずだが実質的に上海で活動できていない状況なのでSKE48を本籍扱いにしているようだ)。カッコよさげなダンスナンバー。今作の中では最もアクが弱いので印象が薄いが、普通にいい曲。
以下Type-Nのみ
2.履物と傘の物語
歌唱メンバーは柏木由紀、小嶋陽菜、指原莉乃(HKT48/元AKB48)、島崎遥香、高橋みなみ、松井珠理奈(SKE48)、横山由依、渡辺麻友
NHK「みんなのうた」。ストーリー系ピアノバラード。履物屋と傘屋の婆さん同士の関係性を描いた感動風のストーリーで、発売前に「泣ける」と評判になっているという記事が出た話題作…だったはずだが…。ストーリーもかなり安っぽいというか、婆さん2人が相次いで死んだ後に家族が遺品整理していたらお互いの押入れからお互いの売り物である履物と傘が出てきた、お互いがお互いの商品を買って客になっていた、この履物と傘の数だけ幸せがあった、というものなんだけど、涙腺を刺激するようなポイントは個人的に全く無し。策士家作詞家としての秋元康は優れた人だと思っていたけど今回ばかりはどうしちゃったの?と思ったほど。結局、その後全く話題になっている気配が無いので吉田山田「日々」をトレースして戦略的に仕掛けただけの煽り記事だったんじゃないか。
3.パンキッシュ/NMB48
歌唱メンバーは市川美織(元AKB48)、梅田彩佳(元AKB48)、加藤夕夏、小谷里歩、渋谷凪咲、上西恵、白間美瑠、谷川愛梨、藤江れいな(元AKB48)、村瀬紗英、矢倉楓子、薮下柊、山田菜々、山本彩、吉田朱里、渡辺美優紀
文字通りのパンクロックナンバー。元ガールズバンドでギタリストだった経験を持ち、現在もソロナンバーなどでギタープレーを見せている山本彩を前面に押し出したような楽曲。正直激しいのは表面的なだけでいかにもアイドルがいつもよりハードに挑んでみたという域は出ていないんだけど、自身名義のシングルではないアウェーな場面での収録楽曲としてはインパクトがあっていいと思う。
以下Type-Hのみ
2.挨拶から始めよう/Team 8
歌唱メンバーは阿部芽唯、岩ア萌花、太田奈緒、大西桃香、岡部麟、小栗有以、小田えりな、北玲名、行天優莉奈、倉野尾成美、近藤萌恵里、坂口渚沙、佐藤朱、佐藤栞、佐藤七海、下尾みう、清水麻璃亜、下青木香鈴、高岡薫、橋彩音、谷優里、谷川聖、長久玲奈、中野郁海、永野芹佳、橋本陽菜、服部有菜、濱咲友菜、濱松里緒菜、早坂つむぎ、左伴彩佳、人見古都音、廣瀬なつき、福地礼奈、藤村菜月、本田仁美、宮里莉羅、舞木香純、谷口もか、山田菜々美、山本亜依、山本瑠香、横道侑里、横山結衣、吉川七瀬、吉野未優
今作唯一のチーム楽曲。というか本体とは別に結成されたチームなので、グループ内別グループのような扱いだ。今のところJPN48とも相互不可侵になっているので、乃木坂46含めてもAKBグループの中で唯一兼任、JPN選抜参加が無いという独立状態。楽曲もフレッシュさ全開で、前作に続いて明確なカラーが出来上がっている感じ。
3.大人列車/HKT48
歌唱メンバーは秋吉優花、穴井千尋、多田愛佳(元AKB48)、兒玉遥、駒田京伽、坂口理子、指原莉乃(元AKB48)、田島芽瑠、田中美久、冨吉明日香、朝長美桜、松岡菜摘、宮脇咲良、本村碧唯、森保まどか、矢吹奈子
MVの雰囲気でかなり印象が変わってくるが楽曲自体は極めて48系王道のアイドルポップナンバー。正直MVは鮮烈に印象に残るが曲がどんなんだったかは「アップテンポ」としか印象に残らないと思う。
DVD
1.Green Flash(Music Video)
島崎遥香など大ベテラン以外のここ2、3年での選抜常連化メンバーやベテランクラスながら元が若かったので今でも若手扱いの松井珠理奈ら10代のJPNメンバーが泣いているソロカットや日常パート及び彼女たちが集合して海辺でGreen
Flashを眺めるという内容。今回もほぼ曲のサイズに合わせた尺になっているというのが見やすくて良い(ていうか当たり前なんだけど一時期1時間越えとかありえない事態になっていたので…)。センターのはずの小嶋陽菜と柏木由紀は1番サビ、2番サビの屋上での歌唱シーン以外に全く出番がない。屋上メンバーは基本それ以外出ていないようだけど、わずかな屋上カットの中でも別にセンターらしい扱いを全くされていないという事で、"AKBグループ史上最もセンターが映らない表題曲MV"として今後語り継がれそう。
以下Type-Aのみ
2.マジすかFight(Music Video)
1番はドラマのOP映像+ドラマには出てこない歌唱シーン→2番以降はドラマの断片映像+ドラマには出てこない歌唱シーンという構成。このためこの曲には不参加でもドラマにはレギュラーで出演しているメンバーは普通に登場している。1や2の頃のように全員で歌う場面が無く(合成っぽい揃っているシーンはわずかにあるけど)、ほとんど数人ずつのカットというのは全員揃えている時間が無いのかなんなのか。以前に比べてやや手っ取り早く済ませた感が漂う仕上がり。
3.春の光 近づいた夏/AKB48(Music
Video)
スタジオを移動しながら踊り続けるカラフルで楽しげな内容。他グループ選抜はもちろんのこと他グループが本籍の兼任メンバーも排除されている真のAKB48選抜となっているため、JPN化の犠牲になっていて選抜入りできなくなっているメンバーが選抜されているのが大きなポイント。純粋にAKB48で選抜したら現在はこうなるのか…。どっちみち純AKB48でのアンダーガールズ枠、もしくはチーム曲が無い限りは大多数の中堅メンバーはAKB48名義なのに不参加に…。
以下Type-Sのみ
2.ヤンキーロック(Music
Video)
曲には不参加のドラマの主要キャラの音声付台詞カットを随所に挟みながら、この曲の本来の歌唱メンバーがドラマのセット内で歌っているという構成。合成カットが無く、「マジすかFight」よりこちらの方が低予算感が漂う。MVのみの仕様で「マジすかFight」歌唱メンバー(主要キャスト/ボスキャラ勢)が映像とセリフには普通に登場しているのもどうかと思うけど、1話にゲスト出演しただけの小嶋・指原の台詞カットまでご丁寧に入っているのが地味に謎。この2人にここまでサービスしなきゃいけない契約でもあるの?
3.世界が泣いてるなら/SKE48(Music
Video)
サイコホラー仕立ての謎映像。矢継ぎ早な映像のみでとりあえずなんか教師を殺害して取調を受けている、精神鑑定を受けているっぽい感じなんだけどメンバー全員精神崩壊(特に高柳が怪演しすぎで怖い)していてワケが分からないという…。教室で殺害(?)した教師とメンバーが写真を撮っているようなカットが最後の方で消えて松井玲奈と教師だけになることから、松井玲奈1人だけが主人公であり、今作に出てくる精神崩壊しているメンバーは全員松井玲奈の多重人格の1人1人と捉えた方が自然か。面白いといえば面白いけど情報量がハンパ無い。SKE48本体の作品でやれば一般的にも話題になったのにとも思ったけどC/Wだから逆に自由に作れたのかもしれないけど。
以下Type-Nのみ
2.履物と傘の物語(Music
Video)
「みんなのうた」用の映像と思われる歌詞の内容を忠実になぞった簡易アニメーションと歌詞テロップで構成されていてメンバーは登場しない。歌詞の時点で既にぎっしりとした説明調なのにさらに映像でまでそれをなぞるという徹底っぷりなので最早この物語に余白は皆無。しかもここまでくっきりと提示されてしまうと逆に意外とリアリティや背景が見えない物語で下手な創作話にしか思えなくなりかなり滑稽な仕上がりに…。
3.パンキッシュ/NMB48(Music
Video)
山本彩メインでパンクロックな内容。他の楽器隊の人たちは弾けるのか?という疑問が。
以下Type-Hのみ
2.挨拶から始めよう/Team 8(Music
Video)
動画サイト風の映像集。いくつかの映像は本当に携帯動画で撮影したようなものになっていて全員集合するところもないけど、47都道府県から1人ずつという全国各地にいる感が前作以上に出ていてTeam
8の特色が生かされているように思う。
3.大人列車/HKT48(Music
Video)
宮脇が濡れ衣イジメに合っている中でそれを見守る青制服の児玉ら幽霊たち。最後が児玉と宮脇がシンクロしてイジメに打ち勝つといった学園モノになっており、最後には児玉ら幽霊勢はかつて修学旅行の列車事故で死んだ15名だと明かされるのだが…児玉が宮脇の母親であることをGoogle+(2月22日付)で明言してしまったるため、高校生で死ぬ直前に子供産んでたのか、生き残った方でその後死んだのかいずれにせよ不自然で辻褄が合わなくなり設定が通らなくなってしまった。あくまで児玉はそう聞かされそういうつもりで演技していただけで母親設定ではないと解釈するべきか。今作はAKB48の「10年桜」のアンサーソングとも言われているので「さくらと名付けてくれた母親」とやらはむしろ「10年桜」PVで妊婦になっていた大島優子と考える方がまだ自然(「10年桜」PVで大島優子は前田敦子に子供の名前は「さくら」にすると冗談だとしながらも語っている)。「10年桜」での大島優子妊婦状態はは発売時から10年後の2019年と設定されていて今作は2035年が舞台とされているので大体計算が合う。しかし分かりにくい…。
★★★☆☆
初動100.1万枚
サウンドスキャン初動8種合計18.2万枚(初回A,S,N,H1〜4位4.6万、3.0万、3.0万、2.9万、A9位1.5万、H15位1.09万、N17位1.05万、S18位1.04万)
初回Type-A
初回Type-S
初回Type-N
初回Type-H
Type-A
Type-S
Type-N
Type-H 劇場盤
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