2015年8月発売編

降車ボタンを押さなかったら 藍坊主 2015/8/5 初登場71位 売上0.15万枚
1.降車ボタンを押さなかったら
メジャーデビュー以降在籍したトイズファクトリーを離れて自主レーベル(品番はデビュー前の事務所経営のインディーズレーベルと同じ)へ移動。藍坊主は以前から事務所グッデイが所有していると思われるスタジオやスタッフを起用(TAKE OFF studioやそこに所属のエンジニアは同じ事務所のDEENも多用している)していたので販売元が変わっただけで実は制作環境はほぼ変わっていない。ただ今作、何度聞いても曲が印象に残ってこない。そんなにマニアックな印象ではないし、バンドを継続して自主レーベルでやっていく決意と30代ならではの思いを歌ったような歌詞もいい。"友達とはだんだん疎遠になってたりね"とか"すげえことなんてもうあんまない気もする けどまだどっかで僕は待っちまってるんだよ"なんかけっこうリアルな思いとして学生終了以降の日常の中で年々感じるようになる事だ。なんだけど歴代のシングルやアルバムリード曲のように耳に残ってこない。

2.マタウ
こちらの方がキャッチーな感じがするけど、大名曲というほどでもなく…。今回は次のステージへの橋渡しであって勝負曲ではないのか、勢いが落ちてきているのか…。

3.エチカ(Live Take) aobozu TOUR 2015〜時計仕掛けのミシン〜at 渋谷公会堂
3月の渋谷公会堂でのツアーFINALでのライブ音源。既に7月にDVD化もされているので、わざわざこの曲を収録する必要もあまり感じない。

★★★☆☆

初動0.12万枚

降車ボタンを押さなかったら  

最後までU Aqua Timez 2015/8/5 初登場31位 売上0.5万枚
1.最後までU
アニメ「銀魂゜」ED。09年の1stベスト盤に新曲として収録されていた「最後まで」の続編的タイトルだが…テーマとして繋がっているような繋がっていないような…というかAqua Timezってわりとこういう励まし系の歌詞も多いし…とライトリスナーに疑問が生じる余地を残しわざわざ「2」とする必要があったのかが謎。楽曲自体はアニメタイアップ時に多いロック系ナンバーとしてこれもだいぶ王道といえる感じになってきて衰えない安定の1作といった印象。気持ちが盛り上がってきたのか最後だけ「ねーぞ」と乱暴な語尾が連発されるのには若干違和感がある。

2.ラズベリージャム
2013年に北乃きいへ提供した曲のセルフカバー(売れなかったせいかこれが北乃きいの最後のCD作品となっている)。提供時点で作詞作曲だけでなく、編曲がAaua Timezどころか演奏までAqua Timezが手掛けており、Aqua Timezの曲が北乃きいのボーカルに差し替わっているだけという状態だった。このためセルフカバーに当たってはキーボードをメインにしたりと王道を外したアレンジに変更。なんか無理にいじっちゃった感じで、提供したバージョンのキー変えてボーカルが太志に差し替わるだけの方が良かったんじゃないかと思わなくもない。

★★★★☆

初動0.36万枚

最後までU通常盤  最後までU(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)期間限定アニメ盤DVD付 

前のめり SKE48 2015/8/12 Type-C 初登場1位 売上46.2万枚
1.前のめり
歌唱メンバーは東李苑、江籠裕奈、大場美奈(元AKB48)、大矢真那、北川綾巴、木本花音、神門沙樹、後藤楽々、佐藤すみれ(元AKB48)、柴田阿弥、須田亜香里、惣田紗莉渚、高柳明音、谷真理佳(元HKT48)、古畑奈和、松井珠理奈、松井玲奈、松村香織、宮澤佐江(元AKB48/SNH48)
松井玲奈最終参加&単独センター作品。未来を向いているような歌詞は何となく卒業を意識しているかのようだけどそこまでコテコテに卒業ソングという感じでもない。元気いっぱいなのがSKE48というのもすっかり遠くなった初期のイメージであり、今作では全体にさわやか風味が前に出ていて少し抑え目。それゆえに控えめな雰囲気の松井玲奈のイメージとも合致し、なんだかんだ遠くまで来たSKE48の1つの区切りっぽくはなっている…のかな。ちょっと薄い感じではあるけど。

Type-Cのみ
2.長い夢のラビリンス(Team E)
歌唱メンバーは磯原杏華、井田玲音名、市野成美、梅本まどか、加藤るみ、鎌田菜月、木本花音、熊崎晴香、小石公美子、斉藤真木子、酒井萌衣、佐藤すみれ(元AKB48)、柴田阿弥、須田亜香里、寺沙菜、谷真理佳(元HKT48)、福士奈央、松井玲奈
アレンジャーが「前のめり」と同じなのでこちらもいつもの48系よりはややさわやかな感じ。48系には珍しいソロパートが存在し、卒業する松井玲奈が歌いだしを担当しているが歌声に関してはご愛嬌

共通
3.制服を着た名探偵(ドリーミングガールズ)
歌唱メンバーは一色嶺奈、江籠裕奈、小畑優奈、上村亜柚香、北川綾巴、熊崎晴香、神門沙樹、後藤楽々、白井琴望、菅原茉椰、寺沙菜、竹内彩姫、野島樺乃、水野愛理、松本慈子
何がドリーミングガールズなのか良く分からないが、知らない名前だらけの若手主体ということで未来を夢見ているフレッシュな面々ということだろうか。北川綾巴って「12月のカンガルー」でいきなりWセンターになった2人のうちの1人だったような記憶があるけど…。ブレイク直後のAKB48のアンダーガールズ的な量産型の48王道アイドルポップナンバー。

DVD

1.前のめり Music Video
今年はAKB48が完全回避、NMB48は水着はやったけど海じゃなくてプールサイドだったので今年初の48グループの夏だ!海だ!なMVが登場したが何故か制服姿のままでダンスしており、水着なし。ほぼ毎年48系列は夏、海、水着をやっていたが今年は無しということに。松井玲奈の最終作にして初の単独センターなので明確なストーリーは無いがラストではメンバーと涙のやり取りをしている場面も盛り込まれている。が、音声オフなのでどういうやり取りをしているのかは分からないという…。

以下Type-Cのみ
2.長い夢のラビリンス(Team E) Music Video
ナイトパーティー的な内容になっているが、このチームに松井玲奈が所属しているのでさりげなくこれも卒業展開。というかソロパートもある上にセンターなので必然的に松井玲奈が目立つ扱いに。Type-Dではソロ曲もあるし、CD1作に卒業展開ソング3曲も重ねがけしてくるの史上初では。

3.特典映像「2588日。Documentary of 松井玲奈」(前編)
卒業ドキュメント映像。48グループ全体で特典映像のボリューム縮小傾向に突入したのか(手間だけかかって売上変わらないし)、今までだったら一気に入れていたようなのを無理やり2分割したような…。一時期3分割とかにしていたバラエティ番組とかもっと無駄に長くなかったっけ?まあこのくらいの方が見やすいけど。なんか松井玲奈本人が思い入れのある場所に出向きながら加入前や加入後の様子を振り返っている内容。あんまり興味無かったんだけど、良くも悪くもギラギラガツガツしてない、だけど熱い思いを秘めているみたいな人だったのが分かるようになっていて、人気の理由がなんとなく分かったような気がした。

★★★☆☆

初動37.0万枚
サウンドスキャン初動4種合計11.6万枚(1位3.2万(A)、2位3.1万(D)、3位2.9万(C)、5位2.4万(B))

前のめり(CD+DVD)(Type-A )(初回生産限定盤)Type-A  前のめり(CD+DVD)(Type-B )(初回生産限定盤)Type-B 前のめり(CD+DVD)(Type-C)(初回生産限定盤)Type-C  前のめり(CD+DVD)(Type-D )(初回生産限定盤)Type-D  SKE48 前のめり 劇場盤劇場盤 

終わらない歌 ゆず 2015/8/12 初登場5位 売上2.7万枚
1.終わらない歌
「めざましテレビ」テーマ曲。作詞作曲編曲は北川悠仁・前山田健一。「REASON」「表裏一体」以来の前山田健一との共作ながら今回は岩沢氏だけ参加していないが、サウンドプロデュースはゆず&前山田健一という名義になっている。アコースティックギターとブラス以外は打ち込みで軽やかかつ楽しげな雰囲気になっていて、「REASON」「表裏一体」とは傾向が異なるがアルバム『LAND』辺りのノリに近いここ最近のゆずといった感じ。LOVE&PEACEな世界観も一時平和壮大路線に向かっていた北川っぽい。

2.二人三脚
作詞作曲は北川悠仁・岩沢厚治、編曲はゆず。原点回帰的なアコースティック弾き語りナンバー。強い印象は無いがどんどん新しい方向性に向かってもこうして原点に戻ってくるのは安心できるものがある。何故か「終わらない歌」同様にVocal Arrangement、Acoustic Guitar Arrangementという個別のクレジットがされているのが謎。2人のギターとボーカルと間奏でハーモニカソロが入るだけの曲でサウンドプロデュースもアレンジもゆず名義になっているのに、どうしてボーカルとギターのアレンジに個別クレジットがされるのか…。普通に弾き語り曲でありそこまでギターもボーカルも凝っているようには聞こえないが素人には分からない細かい緻密なこだわりが施されているんだろうか。

3.みらい〜弾き語りVer〜
09年のシングル「逢いたい」C/W及びアルバム『FURUSATO』にも収録された曲の弾き語りバージョン。原曲は武部聡志によるストリングスアレンジが施された壮大なアレンジだったが、きわめてシンプルな形に。横浜スタジアムでの弾き語りライブを控えての決意表明のような曲だが、「二人三脚」も弾き語り調だったので印象が被る。さらにこの曲は作詞作曲もゆず名義になっており、「二人三脚」での連名名義とどう違うのか、この曲にはボーカルやギターアレンジ表記は無いが、やはりあるのとないのでの違いが良く分からない…。クレジットの仕方に謎が残るシングルだなぁ…。

★★★★☆

初動2.1万枚
サウンドスキャン初動6位1.5万枚

終わらない歌  

I am a HERO 福山雅治 2015/8/19 初登場1位 売上19.4万枚
1.I am a HERO
ドラマ『花咲舞が黙ってない』主題歌。2年4ヵ月ぶりのシングルにして、両A面2曲目でよくやっていたガツンとしたロックナンバーが単独A面に。ギターも全部本人が弾いていて非常にガツンとはしているけど、キャッチーさにはやや欠ける印象。自分はヒーローだと宣言しているものの、どちらかというとそうありたい願望が切実に表れた歌詞は今だからこその境地かも。

2.ステージの魔物
アサヒスーパードライCMタイアップ。おなじみタイアップによるおなじみな感じのロックナンバー。「I am a HERO」と同じ演奏メンバーにブラス隊が加味されているが、ブラスが入ってなかったらほとんど同じように聞こえていたところだった。ライブを意識したようなナンバーだけど歌詞もそのままステージに立つ者の心境を歌っていて等身大っぽい。

3.その笑顔が見たい
キューピーマヨネーズCMタイアップ。一転して軽快なアコースティックナンバー。成功者の視点での現在の心境がつづられた歌詞が印象的。これまた現在の本人の心境そのままっぽい感じ。

4.何度でも花が咲くように私を生きよう
資生堂TSUBAKI CMタイアップ。3月に配信限定でリリースしていた曲の初CD化。いつもより壮大な感じのバラード系。今回の5曲の中では最も美メロで耳に残る。"憧れたものにはもうなれないとしてもこの道を歩いてみよう 旅を続けよう"とこれまた若い時には無かったような視点の歌詞が印象的。見た目若々しいままだが、今回4曲とも若いノリのままではなく40代だからこその視点で書かれているのが印象的だった。

5.蜜柑色の夏休み 2015
映画『アリのままでいたい』主題歌。01年のアルバム『f』収録曲のリメイク。といっても原曲とほぼ同じまま。ボーカルと一部楽器のみの再録音にとどまっているせいか、アレンジが原曲の佐橋佳幸に福山と井上鑑が並ぶ形になっている。原曲はその佐橋と小倉博和によるギターをメインとしていて、この2人の演奏クレジットもそのままなので恐らくメインであるこの2人のギター演奏は原曲のままだと思われる。田舎に無くても田舎のおばあちゃん家が浮かぶような原曲の持ち味はそのままだが、この手のアコースティック系に本格的に傾倒したのはもう少し後だったのでボーカルの深みなどは増していると思う。

★★★☆☆

初動15.8万枚
サウンドスキャン初動3種合計10.0万枚(1位5.1万(タオル付)、2位3.3万(DVD付)、9位1.6万(通常盤))

I am a HERO(初回限定 Music Clips DVD付 盤)初回盤DVD付  I am a HERO(初回限定 特製グッズ「スペシャル・マフラータオル」付 盤)初回盤マフラータオル付  I am a HERO通常盤 

Oh my wish!/スカッとMy Heart/今すぐ飛び込む勇気 モーニング娘。'15 2015/8/19 通常盤B 初登場2位 売上14.9万枚
1.スカッとMy Heart
つんく曲。編曲は鈴木俊介。EDM押しは終わったようだけどチャチャッチャッチャッツチャッーって感じのリズム重視系の楽曲に変わりは無く、正直そんなにメロディーで耳に残るタイプの曲ではなく、曲全体もしくはダンスなどのパフォーマンス重視といった印象。

2.今すぐ飛び込む勇気
今作唯一のつんく不参加曲。作詞:児玉雨子/三浦徳子、作曲:泰誠、編曲:浜田ピエール裕介というあまり見ない布陣になっているが、やはりそんなに大きく変わったわけでもなく。泰誠というのはシャ乱Qのたいせー(たいせいだった時期もあったがいつの間にか漢字表記に)。つんくの近年の曲に比べるとメロディー重視のダンスチューンといった感じではあるけどかといってダントツでこれが耳に残るというほどでもない。

3.Oh my wish!
つんく曲。編曲は大久保薫。Aの1曲目及び全体表記においては今作トップの扱いであり、EDM期を支えた大久保編曲ということもあり、3曲の中では最もメイン級の風格。電子音攻めではあるもののEDM色は一時期よりは薄くなっている。鈴木香音、工藤遥がメインとなり、いつもとは編成が異なるらしいが(ダンスチームと歌唱チームに分かれていて多くの曲でセンターだった鞘師がダンスの方に回っていて歌っていない等)、個々の歌唱の違いも認識していない状態で曲だけ聞いていてもそこのところは分からない。よく聞くと確かに聞こえる声の感じが今までと違うかも。

A,B,Cそれぞれで曲順が異なる仕様。3曲A面スタイルは各々の楽曲の印象を激しく薄めるだけな上に、MVまで3曲用意するなど制作側の負担が大きい割にヒット曲として認知させることが不可能に近く(再ブレイク押しも終わってお茶の間への再浸透はあきらめたっぽいけど)、1回ポッキリなら豪華仕様という雰囲気が出せるが毎回やる場合はメリットよりデメリットの方が多くなってくるんじゃないだろうか。

★★★☆☆

初動14.1万枚
サウンドスキャン4種合計2.7万枚(13位0.76万(A)、15位0.72万(B)、17位0.61万(C)、20位0.57万(初回A))

Oh my wish!/スカッとMy Heart/今すぐ飛び込む勇気(初回生産限定盤A)(DVD付)初回DVD付A Oh my wish!/スカッとMy Heart/今すぐ飛び込む勇気(初回生産限定盤B)(DVD付)初回DVD付B Oh my wish!/スカッとMy Heart/今すぐ飛び込む勇気(初回生産限定盤C)(DVD付)初回DVD付C 

Oh my wish!/スカッとMy Heart/今すぐ飛び込む勇気(A)A Oh my wish!/スカッとMy Heart/今すぐ飛び込む勇気B Oh my wish!/スカッとMy Heart/今すぐ飛び込む勇気C 

君がくれた夏 家入レオ 2015/8/19 初登場6位 売上3.9万枚
1.君がくれた夏
月9ドラマ「恋仲」主題歌。まさかの2度目の月9主題歌。そっち方面へのアピールに予算の大半が使用されているのだろうか。今回も本人は作詞のみ。いつも通り西尾芳彦が作曲し、編曲もいつも通りのメンバーの1人である佐藤希久生。アルバムまで演奏クレジットが公開されない(シングルには表記しない)ので、詳細は不明だけどまあ今回もアレンジャーがエンジニアまで兼用し、ギターやベース以外は打ち込みで1人でオケ制作するスタイルと思われる。常に一定以上の良さを感じられる楽曲(ただし1番好きな曲となると単にタイアップで聞いた回数などに左右され飛びぬけてこれだというのがない)、初期よりも明らかに表現力が豊かになっているボーカルが何より印象的。という感想もそろそろ毎回同じになりそう。

2.Shooter
作詞が本人と西尾の共同名義。編曲はいつものメンバーの1人三輪コウダイ。リズム系楽曲で打ち込みっぽさは強いが、どうせ打ち込みなら無理にバンドっぽくしたりするよりこのくらいの方がさっぱりしてて聞きやすい。

3.I Feel The Earth Move(Live)
キャロル・キングのカバー曲でライブ音源。ライブなので生のバンド演奏が期待されたが、アコースティックギターしか伴奏が入ってない。ボーカルの魅力が全面に出た仕上がり。改めてアイドル系でもなく、シンガーソングライターでもなく、いちシンガーだなと思う。

★★★★☆

初動2.0万枚
サウンドスキャン初動2種合計1.6万枚(11位0.99万(初回)、19位0.57万(通常))

君がくれた夏 (初回限定盤)初回盤DVD付  君がくれた夏 (完全生産限定盤)ナップサック付完全生産限定盤  君がくれた夏 (通常盤)通常盤 

夜空。feat.ハジ→/ストレスフリー miwa 2015/8/19 初登場8位 売上3.2万枚
1.夜空。feat.ハジ→
ハジーとの共作(作詞作曲)。アーティスト名ではなく、楽曲の方にハジ→の名を記す形になっているものの、編曲の小高光太郎はmiwa作品初参加でハジ→の作品を多く手掛けている人物なので、全体的にはハジ→寄りの作風と思われ、あまりmiwaっぽくない。切ない失恋ソングになっていて、一昔前に流行っていた着うたヒット系featuringラブソング路線に近い…というか完全にそっち寄り。あまり好んで聞くタイプの作風ではないが、NAOKI-Tとのべったり状態から全く別の人と制作するというのは制作の流れとしてはいい刺激になったと思われるのでむしろ今後に期待できるかも。なおこの後ハジ→のベスト盤の新曲にmiwaが参加する形で発表された「記念日 feat.miwa」は今作とは一転して超ラブラブで2人が曲中で終始いちゃつきまくるというお前ら勝手にやってろそんなん曲にしてんじゃねぇよ…と言いたくなるようなバカップル系ラブソングになっていて辟易とした。

2.ストレスフリー
アルバム『ONENESS』からのシングルカット。アルバムだからできるはっちゃけおふざけノリの楽曲というポジションだったが、ドラマ「民王」主題歌になったことで両A面扱いに…。彼氏に対してストレスをひたすらはっちゃける内容で、終始怒っているのになんかひたすらかわいらしいというmiwaの天性のアイドル性がこの上なく発揮されているような楽曲。昔からよくある「作られたイメージとホントの自分のギャップに苦しんだ挙句に臨界点を突破して自らイメージ破壊を行う」パターンはmiwaに限っては無さそうだが果たして…。

3.いつか君が
2013年にももいろクローバーZに提供(シングル「GOUNN」C/W)した曲のセルフカバー。クレジットはそのまま(作詞がももクロとmiwaの共同、作曲がmiwa単独、編曲がNAOKI-T)となっているが、ももクロバージョン知らないのでアレンジが変わっているのかは分からない。わりとmiwaそのままな曲。

★★★☆☆

初動1.8万枚
サウンドスキャン初動7位1.8万枚(初回盤)

夜空。feat.ハジ→/ストレスフリー(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  夜空。feat.ハジ→/ストレスフリー通常盤 

ハロウィン・ナイト AKB48 2015/8/26 初登場1位 売上133.2万枚
1.ハロウィン・ナイト
歌唱メンバーは総選挙1〜16位、指原莉乃(HKT48/元AKB48)、柏木由紀、渡辺麻友、高橋みなみ、松井珠理奈(SKE48)、山本彩(NMB48)、宮脇咲良(HKT48)、宮澤佐江(SKE48/SNH48/元AKB48)、島崎遥香、横山由依、北原里英(NGT48/元AKB48)、渡辺美優紀(NMB48)、松村香織(SKE48)、高柳明音(SKE48)、柴田阿弥(SKE48)、武藤十夢
井上ヨシマサ作編曲ということで演奏クレジットが表記されているディスコナンバー。ディスコ風というよりかなり本格的に昔っぽいノリっていうこの発想、2013年末にDEENのアルバム『CIRCLE』で上海ロックスターがやった「DANCE FEVER〜上海ロックスター外伝〜」とほとんど同じようなノリで驚いた。あちらはユルいノリとギャグに走った(ちょうど先日「有吉反省会」で反省されたさわやかじゃないオモシロオジサンのリーダー山根の想像以上のふざけっぷりと書いた方が分かりやすいか)曲だったが、今作に関してはキャッチーというほどキャッチーではなく、派手でもなく、仮装などのハロウィンパーティー的な視覚的な効果を除くとさほど印象に残らないディスコオブディスコ。それでも現代でこんな路線を今更堂々やる事も無いので普通なら逆に新鮮に聞こえていたんだろうけど、上海ロックスターを知っているばかりに上海ロックスターの二番煎じに思えてしまったのは個人的に致命的だった。

Type-A,B,劇場盤のみ
2.さよならサーフボード(アンダーガールズ)
歌唱メンバーは総選挙17〜32位、兒玉遥(HKT48)、須田亜香里(SKE48)、峯岸みなみ、大矢真那(SKE48)、朝長美桜(HKT48)、木アゆりあ(元SKE48)、谷真理佳(SKE48/元HKT48)、古畑奈和(SKE48)、高橋朱里、小嶋真子、大場美奈(SKE48/元AKB48)、加藤玲奈、岡田奈々、高城亜樹、渕上舞(HKT48)、田島芽瑠(HKT48)
同じく井上ヨシマサ作編曲で演奏クレジットがされているが、こちらの方が生音率が高い(管弦が生でドラムが生と打ち込み)、さわやかなアイドルポップナンバー。なんか王道を外したり、大人っぽい曲が多い今作においては1番王道的な曲だけど総じて薄め。

Type-C,Dのみ
2.水の中の伝導率(ネクストガールズ)
歌唱メンバーは総選挙33〜48位、穴井千尋(HKT48)、白間美瑠(NMB48)、藤江れいな(NMB48/元AKB48)、上西恵(NMB48)、坂口理子(HKT48)、二村春香(SKE48)、内山奈月、矢倉楓子(NMB48)、多田愛佳(HKT48/元AKB48)、岡田栞奈(HKT48)、森保まどか(HKT48)、向井地美音、宮前杏実(SKE48)、神志那結衣(HKT48)、田野優花、木本花音(SKE48)
JPN48の流れで当たり前のようにもうメンバークレジットに所属先が書かれなくなってしばらく経過した。このため分かりにくいが現在のAKB純メンバーが3人しかいないJPN選抜。今作の中では最も大人っぽく、また電子音がうるさめのダンス系ナンバー。

Type-Aのみ
3.君にウェディングドレスを…(フューチャーガールズ)
歌唱メンバーは総選挙49〜64位、佐藤すみれ(SKE48/元AKB48)、佐々木優佳里、松岡菜摘(HKT48)、後藤理沙子(SKE48)、磯原杏華(SKE48)、小谷里歩(NMB48)、惣田紗莉渚(SKE48)、梅田彩佳(NMB48/元AKB48)、茂木忍、渋谷凪咲(NMB48)、加藤夕夏(NMB48)、薮下柊(NMB48)、東李苑(SKE48)、加藤るみ(SKE48)、山内鈴蘭(SKE48/元AKB48)、吉田朱里(NMB48)
ウェディングバラードナンバー。この曲に至っては現在の純AKB48メンバーが2人しかない始末。そして恋愛禁止とか言っておいて思いっきり結婚ソングとはどういうことなのか。高度なギャグなのか。

Type-Bのみ
3.君だけが秋めいていた(アップカミングガールズ)
歌唱メンバーは総選挙65〜80位、斉藤真木子(SKE48)、北川綾巴(SKE48)、大森美優、梅本まどか(SKE48)、永尾まりや、鎌田菜月(SKE48)、石田晴香、植木南央(HKT48)、熊崎晴香(SKE48)、谷川愛梨(NMB48)、大和田南那、竹内舞(SKE48)、石田安奈(SKE48)、篠崎彩奈、市川美織(NMB48/元AKB48)、本村碧唯(HKT48)
さわやかなポップナンバー。けっこう聞かせる感じのメロディーはいいんだけど、この曲数の中では埋もれてしまうという典型的な48系チョイ良メロナンバー。ここまでくると名前を見た記憶すらない姉妹グループメンバーばかり…。「セーラーゾンビ」主役抜擢などかなり押されていたAKB48純メンバーの大和田がここに入っているのもなんだかおかしな話だ。

Type-Cのみ
3.一歩目音頭
歌唱メンバーは大和田南那、柏木由紀、加藤玲奈、木アゆりあ(元SKE48)、小嶋陽菜、小嶋真子、指原莉乃(HKT48/元AKB48)、島崎遥香、高橋朱里、高橋みなみ、松井珠理奈(SKE48)、宮脇咲良(HKT48)、向井地美音、山本彩(NMB48)、横山由依、渡辺麻友
ほぼ通常モードの選抜メンバーによる盆踊り。音頭とかじゃなくて本当に地元のお祭りでかかっているようなザ・盆踊り。掛け声なども盆踊り風ではなくリアル盆踊りな掛け声になっているが、これは誰が担当しているんだ…?そして何故ここで急に音頭が始まったのか、一体この曲はなんなのか。何もかもさっぱり分からない。

Type-Dのみ
3.ヤンキーマシンガン
歌唱メンバーは入山杏奈、内山奈月、大島涼花、大和田南那、加藤玲奈、川栄李奈(卒業)、木アゆりあ(元SKE48)、小嶋真子、兒玉遥(HKT48)、島崎遥香、高橋朱里、高橋みなみ、松井珠理奈(SKE48)、宮脇咲良(HKT48)、向井地美音、山本彩(NMB48)、横山由依、渡辺美優紀(NMB48)
ドラマ『マジすか学園5』主題歌。「4」の時はOBとして1回出ただけの指原や小嶋陽菜が何故か堂々歌唱メンバー入りを果たして、雑魚キャラメンバーはED送りにされたが、今回はドラマ主要キャラだけでちゃんと構成されている。前作「君への第二章」で綺麗に卒業していったはずの川栄だったが、今作にはちゃんと前作からのレギュラーキャラとして登場してからすぐに死亡する形で出演し、今作が最終参加作品に。とりあえずシリーズで初めて銃器が登場したのでタイトルや歌詞を考えた秋元康にとっては新しいタイトル&歌詞ネタが出来て過去シリーズより書きやすかったんだろうけど、主人公まさかの1話死亡を皮切りに主要人物毎回死亡というハードな展開の割に曲調はいつも通りで、もう完全に過去のシリーズ関連曲と区別がつかなくなっている。

DVD

1.ハロウィン・ナイト Music Video
ディスコーーー!という感じでディスコ会場でみんなで踊っている内容…だが仮装しすぎで前列メンバー以外は誰が誰なのか全く分からない。メンバーかと思ったらメンバーじゃないエキストラが踊ってたりもするのでちょっとイマイチか…。Hyde主催のハロウィンソングではその点もっとうまくやってたと思うし、今までだったらハロウィンを舞台にしてメンバーがトリックアトリートしまくるようなストーリー調の大作MV作っていたと思うんだけど…。

Type-A,Bのみ
2.さよならサーフボード(アンダーガールズ) Music Video
フェイスブックやインスタグラムなどを思わせる写真投稿サイトへ各々が写真投稿しながらセンターの児玉がフラれた記憶を回想する内容。児玉以外は2,3名ずつのセットでそれぞれの休日を満喫している感じだが最後は雨のバス停で全員集合する。MVでの目立ちっぷりとしては明らかにこっちの方が得。特にセンター児玉は順位1つ上がっていただけで全く存在を認識されなかったと思うので大勝利だろう。

Type-C,Dのみ
2.水の中の伝導率(ネクストガールズ) Music Video
タイトル通り水中から顔だけ出してのアップと腰くらいまで浸かった状態でのダンスシーンなどで構成された大人っぽい仕上がり。AKBメンバーが3人しかいない上に上位6名までが他グループメンバー(3人目は元AKBの藤江だが…)なのでAKB感は皆無すぎて何のMV見てるのか分からなくなった。後半はかなり画面を暗くしたりしてぼかしながらメンバー2人が次々とキスをしだすなどかなり挑戦的な内容に…。

Type-Aのみ
3.君にウェディングドレスを…(フューチャーガールズ) Music Video
今作で唯一冒頭にちょっとドラマパートがあるMV。結婚式場を舞台にしたストーリーが繰り広げられるが、冒頭で4つのサムシングを提示してそのうちの1つを持ってくるメンバーが遅刻しそうだという流れ以降は何故か花嫁が2人いたり(同会場で別に結婚する人?)と意味が分からなくなった。最後は全員ウェディングドレス化してしまうが、アイドルのMVでここまで結婚式全開なのも珍しい。男と写っている写真が出るだけで大騒ぎになるようなこの業界だが、逆に結婚式まで行くと現実感が無さすぎてフィクションとして見れるということなんだろうか。

Type-Bのみ
3.君だけが秋めいていた(アップカミングガールズ) Music Video
バスツアーであちこち巡る内容。失恋した若い女性が愛の南京錠みたいなのを破壊したり、思い出の品を燃やしたり、スイーツやけ食いしたりするというハートブレイクツアーをめぐる内容。全編通して雨模様なのは失恋の心情を表しているのか、撮影日が最悪のコンディションだったのかどっちか。どういうわけか今回C/W4曲ともダンスカットがほとんど無い上に、みんな恋愛がらみでの大人っぽい仕上がりで無邪気にキャピキャピしたアイドルMVが皆無。これは意図的にやっているのだろうか…。ダンスをメインにするほど時間が無いっていう事情もありそうだし、なんかいつの間にかMV以外の特典映像が皆無になっちゃったし(無駄に手間だけかかる特典映像は入れても入れなくても売上変わらないし作るだけ無駄という英断が下ってしまったのか)、色々事情が変わってきているのかもしれない。

Type-Cのみ
3.一歩目音頭 Music Video
典型的なザ・やぐらなやぐらの上を歌唱メンバーが盆踊りしながらぐるぐる回っている&屋台で遊んでいるというほとんどそのまんまでひねりも何もないストレートな内容。人員はそれなりに動員しているが空間に奥行きが無くて窮屈な感じがするし、意外と予算かかってなさそう。

Type-Dのみ
3.ヤンキーマシンガン Music Video
「マジすか学園5」仕様になっているが、ドラマとは似て非なる内容で、全員がガンガン銃を撃っているハードボイルドな映像に。拳銃を持たずして亡くなったメンバーもガンガン銃を撃ちまくり、というかソルトさん主役なのに1話で銃殺されちゃったけどここでは撃ちまくってる…。

★★★☆☆

初動127.8万枚
サウンドスキャン初動8種合計16.1万枚(2位3.9万(初回A) 、3位2.7万(初回B)、4位2.6万(初回C)、5位2.5万(初回D)、8位1.4万(A)、10位1.0万(D)、11位1.0万(C)、12位0.98万(B))

ハロウィン・ナイト Type A 【初回限定盤】初回A ハロウィン・ナイト Type B 【初回限定盤】初回B ハロウィン・ナイト Type C 【初回限定盤】初回C ハロウィン・ナイト Type D 【初回限定盤】初回D 

ハロウィン・ナイト Type A 【通常盤】A ハロウィン・ナイト Type B 【通常盤】B ハロウィン・ナイト Type C 【通常盤】C ハロウィン・ナイト Type D 【通常盤】D ハロウィン・ナイト【劇場盤】(握手券・生写真なし)劇場盤  

MY ONLY ONE 9nine 2015/8/26 初登場10位 売上1.4万枚
1.MY ONLY ONE
いきなり流行った頃のKARAみたいなさわやかポップ(だけど電子音少々強め)ナンバー。前作とさほど大きな差が無いけどさらっと聞ける1曲。初回Aこそ配置が違うものの、基本的に今更過ぎる川島海荷センター路線も継続。5人の雰囲気はいいと思うんだけど、どうも制作側が迷っちゃってる感じが…。

2.Sunshine
聴感的にはほぼ同じ感じ。初期みたいにもう少しスッキリしたサウンドに仕上げてくれるといいんだけど…、なんか今電子音強めの方が流行りってことになってるらしいので仕方ないのか。

3.茜色
この曲だけ明らかに方向が違う感じで何故かお祭りっぽい和風ムードが漂う電子音系。

★★★☆☆

初動1.3万枚
サウンドスキャン初動18位0.5万枚(通常盤)

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