2016年3月発売編

さくらのうた 高橋優 2016/3/9 期間生産限定盤 初登場6位 売上2.1万枚
1.さくらのうた
久々のストリングスバラードナンバー。ピアノが若干ユーミンの「春よ、来い」のような和風な雰囲気を醸し出しているがこれはあまり前に出さず、アコースティックギターとストリングスを目立たせている。いずれにせよ「春よ、来い」みたいな和風な春曲を狙って書いたようないつもとは雰囲気が異なる聞かせる名曲風ナンバー。たまにはこういうのもありだとは思うけど、スタンダード化するような名曲を狙いすぎてしまった感じもあって、普通にいいメロディーなんだけど結局今年の春限りで忘れてしまい、春のスタンダードにはならないかも…。ただストバラなのに5分に到達しないという点も含めて00年代に王道とされるようになった大バラードとは明らかに距離を置こうとしている盛り過ぎないアレンジは好感触だし、初期のやらされていた感の強い基本盛るばかりだったアレンジの頃とは違うところかなとは思う。

2.運命の人
シンフォニックなシンセとバイオリン+軽快なバンドサウンドという青空全開な爽快ナンバー。意外とありそうでなかったさわやかポップで新境地を感じさせる。曲タイトルから連想される幸せ全開なラブソングとは真逆で運命の人へのさよならを歌っているという失恋ソング。初期の名曲「靴紐」のように別れを完全に吹っ切っていて新たな1歩としてさわやかに歌いあげる手法をさらに進化させたような良曲。

3.クラクション
前2曲が高橋優としては異色な雰囲気だった中で今作で最も高橋優らしいリアルタイムな心境を歌うハーモニカも鳴り響くロックナンバー。インパクトはさほど強くないが、今作においては安心のポジションであり、1作のシングルでの変化のつけ方はかなり絶妙。

4.メガネが壊れそう/メガネツインズ(高橋優&亀田誠治)
メガネ常備の高橋優と亀田誠治によるユニットでギターとベースのみで歌われるシュールなナンバー。ひたすらメガネが割れそうと連呼し、その理由は「それぐらい君が好き」というワケの分からなさが実にシュール。レンズ汚れそうだからメガネケース買いに行こうとか、反射防止で見つめ合おうとか、メガネ使用者なら分かる小ネタがドカドカ仕込まれているのがじわじわ来る。今やJ-POP王道アレンジャーとして君臨する多忙な亀田誠治を単なるメガネとして招き、メガネとしてベースを弾いて追っかけコーラスしているだけという無駄遣いっぷりが地味に凄い。追っかけコーラスの「割れそう」だけとはいえ亀田誠治の単独ボーカルが聞けるっていうのもなかなかレアだ。

DVD

高橋優デビュー5周年記念 ベストアルバム発売記念祭「秋田で笑う約束」2015.7.25
1.素晴らしき日常
2.太陽と花
3.BE RIGHT
4.靴紐
5.ほんとのきもち
6.おかえり
7.少年であれ
8.パイオニア
9.明日はきっといい日になる
10.オモクリ監督〜9時過ぎの憂鬱を蹴飛ばして〜
11.こどものうた
12.泣ぐ子はいねが
13.福笑い
14.同じ空の下
Bonus VTR(舞台裏)

昨年のベストアルバム発売記念に地元秋田で行った野外フリーライブの模様をフル収録した100分近くに及ぶDVD。全曲に加えて短いながらメイキング映像まで収録した単品リリースしてもおかしくないレベルの充実の内容。選曲はベストアルバムから厳選した14曲+「明日はきっといい日になる」のC/W「オモクリ監督」という構成。この選曲で出した方が5周年のベストアルバムらしい選曲だったような…。バンドメンバーはほぼ固定メンバーになっているギター、ベース、ドラム、キーボードの4名+本人のギター演奏。近年ストリングスのない大半の曲でまでひたすら弾き倒していたバイオリンのサポートメンバーだけ不参加。ベストの初回盤DVDに入ってたライブ映像や実際に見てきたこの後の12月の日本武道館公演ではバイオリンの弾き倒しが悪い意味で目立ちすぎてて邪魔になっていたのでやはりいない方がしっくりくる。また映像作品におけるやたら低音重視、アコギやたらシャカシャカというミックスの奇妙さは今までよりはマシかなとは思う。

★★★★☆

初動1.7万枚

さくらのうた(期間生産限定盤)期間生産限定盤DVD付  さくらのうた(通常盤)通常盤 

ハルジオンが咲く頃 乃木坂46 2016/3/23 Type-A,B,C,D,通常盤 初登場1位 売上83.5万枚
1.ハルジオンが咲く頃
歌唱メンバーは秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤万理華、井上小百合、衛藤美彩、齋藤飛鳥、桜井玲香、白石麻衣、高山一実、西野七瀬、橋本奈々未、深川麻衣、星野みなみ、堀未央奈、松村沙友理、若月佑美
卒業を発表した深川麻衣の最終参加曲にしてセンター楽曲。48系でも卒業ソングはC/Wで別にやり、それもコッテコテの卒業バラードというのが定番になっているが、今作はそこかはかとなく深川麻衣の事を歌っているかのように思わせて、実際のところリンクもするしそれ以外にも適用可能という広い受け取り方の出来る仕上がりに。何故かストリングスだけ生演奏というクレジットがあるが全体にふんわりしつつもド安定で置きに来たような乃木坂46らしい楽曲

2.遙かなるブータン
歌唱メンバーは生田絵梨花、伊藤万理華、衛藤美彩、齋藤飛鳥、堀未央奈、若月佑美
選抜メンバーから選抜されたメンバーによる歌唱。アジアンテイスト漂う謎のブータンナンバー。「ダンケシェーン」といい生田メインの時に国境越えするのをシリーズ化するつもりなのだろうか。46時間TVのフィンランド民謡でますますイメージ加速したし。ただアジアンテイスト以外はそんなに印象の強い曲ではない。

Type-A
3.強がる蕾
深川麻衣ソロ曲。初のソロ曲にて有終の美。本人の事を歌っているようでそうでもないというやはり48系でやる卒業ソングとは差別化を図っているようなミディアムナンバー。そんなに魅力的な歌声ではないけど、本人の人の良さが伝わってくるような雰囲気。

Type-B
3.急斜面
歌唱メンバーは白石麻衣、橋本奈々未、松村沙友理
バンド風のさわやかポップス。普通にいい曲。どうも今回アンダー曲以外は選抜メンバーを振り分けただけみたいだけど、アンダー含めての色々な組み合わせが聞きたかったのにどうしてこんなつまらない編成に…。

Type-C
3.釣り堀
西野七瀬ソロ曲。アルバム、シングル2連発のち前作で1回お休みだったがまさかの4曲目ソロ曲。またバラード。さすがにもういいんじゃないか。ソロ曲もらって喜ぶより申し訳なく思いそうなタイプだし、ここまで異常に西野ごり押しすればどういうことになるかは分かりそうなもんだけど、正常な判断ができないほど運営サイドが西野にご執心なのだろうか…。

Type-D
3.不等号
歌唱メンバーは伊藤かりん、伊藤純奈、川後陽菜、川村真洋、北野日奈子、斎藤ちはる、斉藤優里、相楽伊織、佐々木琴子、新内眞衣、鈴木絢音、寺田蘭世、中田花奈、中元日芽香、能條愛未、樋口日奈、山ア怜奈、渡辺みり愛、和田まあや
アンダー楽曲にして全員が今回この曲だけの参加。ここのところ続いているシリアス系の楽曲ですっかりアンダーの王道を確立したように思うけど、なんか今作においては独立色がハンパない。全員この曲にしか参加してないとかアンダーライブが熱い盛り上がりを見せている中で何この待遇…。現場と選抜決定権を持つ上層部との間で意思の疎通ができていないのかと心配になるようなこの扱いは何故なのか。

通常盤
3.憂鬱と風船ガム
歌唱メンバーは秋元真夏、生駒里奈、井上小百合、桜井玲香、高山一実、星野みなみ
というわけでブータンとソロ2人以外の残りの選抜メンバーが集結しての楽曲。明るくさわやかなポップナンバー。普通にいい曲。グループの勢いはピークに達したけど楽曲が完全に安定期に入ってしまったような感じはある。外さないのはさすがだし、売上はもう少し伸びそうだけど。

DVD

1.ハルジオンが咲く頃 Music Video
大正時代の歌劇団を深川が卒業して去っていくというストーリー展開。新人役の堀未央奈が後を託されるという演出が施されている以外にもメンバー同士で恋仲になっていたり、何かスキャンダルが発生したらしき複雑な人間模様が断片的に描写されているが、かなり詰め込みまくり&台詞オフなので忙しなさ過ぎて判断できない。「太陽ノック」みたいに後でMV集出すときにロングバージョンとかになりそうだが…。ラストは現実世界に戻り、深川が去っていき有終の美を飾る。

以下Type-Aのみ
2.強がる蕾 Music Video
海辺の町でガラクタを集めてアートを作っている深川麻衣が、南の島から流れてきた瓶に書かれたメッセージを解読するとそこには「光るクラゲが見たい」と書かれていた。根がいい人な深川麻衣は困っている街の人々を次々に助けるというザいい人っぷりを発揮しながら、ガラクタTVを修理して光らせて海に浮かべた写真を撮り瓶を送り返すといった感じのストーリーが展開。自分より他人を優先するようないい人っぷりを前面に出したほんわかするストーリー。海に流した瓶で南の島とやり取りするくだりは97年の名作ドラマ『ビーチボーイズ』の冒頭と最後を思い出した

3.深川麻衣ドキュメンタリー〜永遠はないから〜
今回1タイプ増やしたのはこのためと思われるが、1時間ほどに及ぶ深川麻衣のドキュメンタリー。橋本・若月の単独インタビューは登場するがそれ以外のメンバーは登場しない(過去VTRでは出てくる)。故郷へ帰り通っていた小学校を訪れたりしながらこれまでの歩みを振り返るという望郷系インタビュー映像となっている。聖母と呼ばれる自身のいい人イメージに若干窮屈さを感じていた様子も伺わせるが、イメージを壊さない方がいいとか常に自分優先ではなく誰か優先になってしまう辺りがすでにいい人であり、結局この人は自身のいい人イメージを自分で拡大解釈してしまっているだけでいい人なだけじゃないとか言いつつまあやっぱりいい人なんだろうなと思った。

以下Type-Bのみ
2.急斜面 Music Video
家に先祖代々ドラマーのおばあちゃんたちの写真が飾られているドラマー一家の白石はバンドメンバーの橋本・松村とバンドを組んでいたがドラムがあまりうまくなく辞めようとするが友情に支えられて復活するという3ピースバンドモノ。メジャー以降のBUMP OF CHICKENの全MVを担当し、その勢いでBUMPのドキュメンタリー映画の監督をアート感たっぷりに演出したところファンから大不評を買ったことでもおなじみ(?)の番場秀一氏が監督。やはり映像作家だけあってMV作るのは相変わらず上手いがドラマー一家の設定はシュールだ。あとバンドモノやるんだったらこんな最前メンバーじゃなくて乃木團やってたメンバーに割り振れば良かったのに…とはどうしても思う。

3〜14.個人PV
秋元真夏 伊藤かりん 伊藤純奈 北野日奈子 齋藤飛鳥 相楽伊織 桜井玲香 新内眞衣 高山一実 中元日芽香 西野七瀬 能條愛未
別ページ

以下Type-Cのみ
2.釣り堀 Music Video
西野が釣り堀でのほほんと1日を過ごすという内容で、特に歌詞の最初の4行は歌と同時に映像で忠実に再現されている。釣り屋の店主が田中要次。西野七瀬がブログで「あるよ!あるよ!」とテンション高めに書いていたので『HERO』で有名な「あるよ!」が聞けるのかと思ったら残念ながら監督そこまで狙ってはこなかった。ソロ曲連投にしてもMV集付属のブックレットでの異常なカット数の多さなどここ1,2年の過剰優遇にしてもやりすぎには感じるけど、なんだかんだ絵になる人だなとは思う。これ見るとまたすぐに西野にソロ曲(というかソロMV)与えたくなっちゃう制作側の抜け出せない感じもなんか分かる気がしなくもない。

3〜14.個人PV
生田絵梨花 生駒里奈 伊藤万理華 井上小百合 衛藤美彩 川後陽菜 斉藤優里 佐々木琴子 白石麻衣 寺田蘭世 山ア怜奈 渡辺みり愛
別ページ

以下Type-Dのみ
2.不等号 Music Video
昔ながらの民家にサラリーマンがやってきて民家の住人である中元日芽香はサラリーマンに好意を抱いているようだが、この民家他にも若い女性が大量に住んでいて(歌唱メンバー全員)これどんなSHH(スーパー・ハーレム・ハウス)だよ!状態だがどうも様子がおかしく、最終的には女の子たちはみんな座敷童のような存在で、サラリーマンは女の子たちを認識していなかったという切ない片思いが描かれていた。サラリーマンがこの家とどう関係があるのか不明だが、家にほとんどなにも無い事、掃除していた事、何故か家に向かってお辞儀をして去っていった事から今は住んでない近々売処分予定の実家とかなんだろうか。

3〜14.個人PV
川村真洋 斎藤ちはる 鈴木絢音 中田花奈 橋本奈々未 樋口日奈 深川麻衣 星野みなみ 堀未央奈 松村沙友理 若月佑美 和田まあや
別ページ

★★★★☆

初動75.0万枚

ハルジオンが咲く頃(Type-A)(DVD付)Type-A  ハルジオンが咲く頃(Type-B)(DVD付)Type-B ハルジオンが咲く頃(Type-C)(DVD付)Type-C ハルジオンが咲く頃(Type-D)(DVD付)Type-D ハルジオンが咲く頃通常盤

Bye Bye Blue 寿美菜子 2016/3/2 初登場23位 売上0.38万枚
1.Bye Bye Blue
爽快なエレキギター+いかにも流行りっぽい電子音による元気電子ロックナンバー。これまでのイメージを大きく損なわずにマンネリを回避する新しい方向性…というか流行りのEDMとかいうのを導入してみたといった感じだろうか。家原正樹もこういうアレンジ導入してんだね…。

2.“YES”
最近のSCANDALよりSCANDALっぽい激しいロックナンバー。ていうか作詞:田中秀典、作編曲:川口圭太って自作移行前のSCANDALに大きく関わっていた2人なので最近のSCANDALよりいかにもSCANDALっぽいのも当然か。川口圭太による1人オケ制作なのは少々残念だけどガツンとした激しいロックバンド風な勢いは打ち込みでもそれなりに出ているので悪くは無い。

★★★★☆

初動0.36万枚

Bye Bye Blue(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  Bye Bye Blue通常盤 

君はメロディー AKB48 2016/3/9 Type-A,B,C,D,E 初登場1位 売上129.6万枚
1.君はメロディー
歌唱メンバーは板野友美(卒業者)、入山杏奈、大島優子(卒業者)、柏木由紀、加藤玲奈、木アゆりあ(元SKE48)、北原里英(NGT48/元AKB48)、小嶋陽菜、指原莉乃(HKT48/元AKB48)、篠田麻里子(卒業者)、島崎遥香、高橋みなみ(卒業公演直前卒業者)、前田敦子(卒業者)、松井珠理奈(SKE48)、峯岸みなみ、宮澤佐江(SNH48/SKE48/元AKB48)、宮脇咲良(HKT48)、向井地美音、山本彩(NMB48)、横山由依、渡辺麻友
10周年記念ソング。メンバークレジットから所属グループ・チーム表記が消失したのが14年5月の「ラブラドール・レトリバー」。これはAKB48が事実上消滅してJPN48になった事、もう戻れない事を意味しているように思っていたが、今回はOG召還。AKB48としては末期的状況だがいつまでもそんなネガティブな事ばかり言っててもしょうがないのでJPN48としてはスペシャルな事だとポジティブにとらえる事にして、曲だけを聞いてみると純粋に久々の名曲。全体にこれまでのギターもシンセも全開で隙間なくなり続けるいわゆるフォティフォティしたナンバーとは一線を画し、抑えめのさっぱりしたアレンジに切ないメロディーラインが印象的。前作が集大成的だったこともあってか、こういう曲歌うようになったのかと10年の重みが感じられる(ポジティブシンキン)。また青春時代を振り返る懐古的な歌詞にも感傷と哀愁が漂う(センチメンタルシンキン)。これは若いメンバーだけで歌ってもなんの感慨も出ないので10年の大半を体感した人たちで歌唱する方が確かに味は出る(ポジティブシンキン)。10周年を迎えた時にAKB48が最早グループの集合体という別のものに変異していた事を踏まえるとさらに泣け2014年以降全くA面に起用されなくなっていた野中"まさ"雄一が久々A面登板でかつてとは違うさっぱりした編曲をしてきたのも地味に驚き。

2.LALALAメッセージ/AKB48次世代選抜
歌唱メンバーは入山杏奈、大島涼花、大和田南那、岡田奈々、加藤玲奈、川本紗矢、木アゆりあ(元SKE48)、小嶋真子、込山榛香、後藤萌咲、高橋朱里、谷口めぐ、田野優花、向井地美音、武藤十夢、村山彩希
前作では2人ねじ込んできたので名義に「AKB48」が含まれていなかったが、今回はわざわざ「AKB48」と表記して運営サイドの「AKB48」としての最後の意地かのように姉妹グループ&兼任さえ一切無し、現在AKB48にのみ所属する若手メンバーだけで構成された今作唯一の「AKB48」によるナンバー。どちらかというと数年以上に渡って次世代・若手扱いされたままのメンバーが目立つ気もするが…。これまたかつてアンダーガールズと呼ばれていた若手がよくやっていた元気一直線のフォティフォティした王道学園アイドルポップナンバーとは異なり、比較的抑えた雰囲気のさわやかポップナンバー。若手メンバーで王道路線をやらないということはここから作風を少し変えていく算段だろうか。

Type-Aのみ
3.Gonna Jump/SKE48
歌唱メンバーは東李苑、江籠裕奈、大場美奈(元AKB48)、大矢真那、北川綾巴、木本花音、熊崎晴香、後藤楽々、柴田阿弥、菅原茉椰、須田亜香里、惣田紗莉渚、高柳明音、谷真理佳(元HKT48)、古畑奈和、松井珠理奈
卒業を表明している宮澤は「君はメロディー」には参加しているが現在の本籍であるはずのこちらには既に不参加。「バンザイVenus」「オキドキ」など上り調子だったころを思わせる元気全開のハイテンションロック風ナンバー。SKE48ってそういえばこういう勢いあったなぁ…といつの間にか遠い過去になっていたあの頃を何故か思い出させる。

Type-Bのみ
3.しがみついた青春/NMB48
歌唱メンバーは植村梓、太田夢莉、加藤夕夏、日下このみ、渋谷凪咲、白間美瑠、上西恵、須藤凜々花、谷川愛梨、藤江れいな(元AKB48)、村瀬紗英、矢倉楓子、薮下柊、山本彩、吉田朱里、渡辺美優紀
今作の中では唯一明るく元気なフォティフォティした雰囲気のアイドルポップナンバー。この手の曲だとオールユニゾンが当たり前なのに、山本彩のソロパート歌い出しって待遇破格だな…。結果的にはこの部分があるからNMB48の曲かと分かるといった寸法で普通に曲だけ聞くとHKT48かと思う。しかしこれ若手のまま中堅・ベテランになってしまった大量のメンバーにとって耳が痛いタイトルなんじゃ…。

Type-Cのみ
3.Make noise/HKT48
歌唱メンバーは穴井千尋、宇井真白、多田愛佳(元AKB48)、熊沢世莉奈、神志那結衣、兒玉 遥、坂口理子、指原莉乃(元AKB48)、田島芽瑠、田中美久、朝長美桜、松岡菜摘、宮脇咲良、本村碧唯、森保まどか、矢吹奈子
シンセギラギラのシリアスなダンスナンバー。幼いメンバーが多いイメージだったHKT48としてはかなり異色な曲。昨年NMB48には「Must be now」とかあったので、グループ名が無ければNMB48だと思うような曲。今回NMBとHKTが逆なイメージだった。

Type-Dのみ
3.Maxとき315号/NGT48
歌唱メンバーは大滝友梨亜、荻野由佳、小熊倫実、加藤美南、角ゆりあ、北原里英(元AKB48)、日下部愛菜、佐藤杏樹、菅原りこ、清司麗菜、高倉萌香、橋真生、太野彩香、中井りか、中村歩加、奈良未遥、西潟茉莉奈、西村菜那子、長谷川玲奈、本間日陽、水澤彩佳、宮島亜弥、村雲颯香、山口真帆、山田野絵
新潟拠点での結成が発表されるもデビュー予定が全く明らかになっていない中で今作が初音源。かつての指原と違って左遷ではないがリーダー的存在として北原里英が完全移籍。柏木由紀が兼任扱いで一緒に在籍しているはずだがこの曲には不参加。他のグループの曲に比べても初々しくおとなしい感じのユニゾンだが楽曲自体はさわやかなアイドルポップナンバー。始まりの1曲といった感じで数年前なら期待されたんだろうけど、48が飽きられて明らかに46方面へ世間の関心が完全に流れていっている中で欅坂46のデビューにも遅れをとって大丈夫なんだろうかといらん心配も。

Type-Eのみ
3.混ざり合うもの/乃木坂AKB
歌唱メンバーは生田絵梨花(乃木坂46)、入山杏奈、大和田南那、柏木由紀、加藤玲奈、小嶋陽菜、桜井玲香(乃木坂46)、指原莉乃(HKT48/元AKB48))、島崎遥香、白石麻衣(乃木坂46)、西野七瀬(乃木坂46)、深川麻衣(乃木坂46)、松井珠理奈(SKE48)、松村沙友理(乃木坂46)、宮脇咲良(HKT48)、横山由依
タイトルに反して「乃木坂JPN」な面々による全く混ざり合ってないシリアスなEDM調ナンバー。乃木坂と単身最初にコラボした渡辺麻友(まゆ坂)は参加すらしておらず、こじ坂の方を意識したのか小嶋陽菜をセンターに置いているようで基本的には小嶋陽菜の大人っぽさに合わせたような雰囲気。制作サイドにも今更乃木坂とJPNを混ざりあわせる気がそもそも無さそうだが、ミリオンのために色々条件付きで参加してもらったんだろうか。

DVD

1.君はメロディー Music Video
大奥風の煌びやかな着物姿でわちゃわちゃしたり、歌ってたり、見た目は派手だけど比較的シンプルな構成のMV。OGも思ったほど目立ちまくっているわけではないが、一昔前の感じは確かにある。実際に全盛期メンバーばかりで、若いメンバーが数名しか入ってない上にほとんど目立ってないから必然的に「フライングゲット」頃とほとんど同じメンツに見える。OG5人の中では大島優子が1番変わってない。すっかり美女に成長した宮脇咲良はOG群を蹴散らすほどの圧倒的な現役感を放っていてセンターらしい貫禄もあるように思うけどHKT48だしなぁ…。やたら極彩色&女の子同士でいちゃつかせるというのも「ヘビーローテーション」「さよならクロール」も手掛けた蜷川実花と言われなくても蜷川実花だなという感じ。肝心のMVが曲と全く関係ない&曲の感傷を完全に消す&新しくもないというのはもったいない。10年間のヒストリーダイジェストでも使用して構成した方が手抜きと言われようと曲に合ってたのでは。

2.LALALAメッセージ/AKB48次世代選抜 Music Video
廃校になる学校で生徒たちが思い出づくりという内容で最後はプロジェクションマッピングみたいになる。一体何十人が次世代のまま中堅送りになっていったかと思うと泣けてくるがここにいる人たちはまだ次世代として期待が残されている人たちということなんだろう。数年前から押されている人たちが多い気もするが。

Type-Aのみ
3.Gonna Jump/SKE48 Music Video
体育館で全力ド派手なライブを行うライブ風MV。実際に現場での大歓声の音声がそのままミックスされているのでCD音源とは異なるライブ感のある映像になっているが、曲自体はCD音源なので大歓声とCD音源にギャップがありすぎて違和感が…。ライブ風にするならもっとうまくライブ音源風に仕上げられなかったのか。しかしここに来て全盛期に迫る全力感が出ていてここ2,3年よりも「バンザイVenus」頃のSKE48っぽい。

Type-Bのみ
3.しがみついた青春/NMB48 Music Video
セーラー服姿でストーリーはあまり無いが色々な場面で走ったりなんだり青春を謳歌しているような雰囲気のMV。全編屋外ロケになっていて、色々な場所で時間も変えて撮影したものを組み合わせているが、とにかく場面ごとに画面の色合いが安定しない。本来は全部もっと抜けるような青空を中心にしたかったんだろうけど、青空全開なのは1カット出てくるくらいで、屋上での全員ダンスシーンとか明らかに遠方にはモヤがかかったハッキリしない曇り空。そのままでは画面が暗くなるのを避けるためか赤みのかかった色になっちゃってる始末。天候に恵まれなかったのが残念。

Type-Cのみ
3.Make noise/HKT48 Music Video
黒基調でひたすらダンスシーン中心のカッコいい雰囲気のMV。HKT48としてはキビキビとしたダンスを魅せるというのはかなり異色だが、ここに来てセンターが指原というのも驚いた。総選挙1位でもHKT48では若いメンバーを前に出して自らは引いた位置にいたんだけど今回は曲調が曲調だけに堂々たるセンターっぷり。カッコいい指原というのは今まで見た記憶が無く新鮮だった。

Type-Dのみ
3.Maxとき315号/NGT48 Music Video
記録的小雪だったのでこれでも例年に比べれば異常に雪が無いのかもしれないが雪深い新潟の街をメンバーが駆け回るというなかなか過酷なMV。1番サビまでにメンバーが集結し、雪が降りしきる中で明らかにダンス用にそこだけ雪かきされた屋外でのダンスシーンに突入するが、2番以降その場面が2度と登場することは無く、再び街中を駆けずり回り2番終了後はNGT48劇場のステージでのパフォーマンスになり、私服&コート姿だったメンバーもアイドル衣装に切り替わる。派手な空撮映像が出てきたりと、新潟の街そのものも一緒に取り扱っていてNGT48はまさにここから始まる!といった感じがする映像だ。

Type-Eのみ
3.混ざり合うもの/乃木坂AKB Music Video
いきなり小嶋陽菜の指を咥えている西野七瀬(乃木坂46)という珍妙な映像から始まり、全体に変なシンクロ演出、無表情での奇異なポーズなど奇怪さがにじみ出ている謎の映像。わざわざ雪深い山中まで撮影しに行ったようだけど、そこまで手間かける必要もあったんだろうか。クールさと奇抜さっていうのもまた紙一重…。

今回もう特典映像とか余計な手間かけてられないし、O社限定ミリオン目指すのに、特典映像とかミリオン%関係が無いから、そんなんミリオン級に作る意味ない…と、O社限定ミリオンしか見えてなくて余裕が無いということなのかMVが収録されているのみ。前作がたかみなSPで嫌がらせのような異常な長さだったのもあるのかもしれないけど、1種ごとの違いが3曲目だけっていうのもそれはそれで微妙だ。

劇場盤3曲目はTeam Aによる「M.T.に捧ぐ」
初回盤・通常盤にCD/DVDの違いは無く、ジャケットとイベント参加券(初回盤)か生写真ランダム1枚(通常盤)が入っているかの違いのみ。

★★★★★

初動123.8万枚

43rd Single「君はメロディー Type A」初回限定盤初回A  43rd Single「君はメロディー Type B」初回限定盤初回B  43rd Single「君はメロディー Type C」初回限定盤初回C  43rd Single「君はメロディー Type D」初回限定盤初回D  43rd Single「君はメロディー Type E」初回限定盤初回E

43rd Single「君はメロディー Type A」通常盤通常A  43rd Single「君はメロディー Type B」通常盤通常B  43rd Single「君はメロディー Type C」通常盤通常C  43rd Single「君はメロディー Type D」通常盤通常D  43rd Single「君はメロディー Type E」通常盤通常E 

君はメロディー (劇場盤)劇場盤 

もっと aiko 2016/3/9 初登場3位 売上4.2万枚
1.もっと
2.問題集
3.半袖

編曲はOSTER project(1,3)とKano Kawashima(2)で4作連続。「もっと」はドラマ『ダメな私に恋してください』主題歌。ドラマではED付近のBGM扱いなので当初あまり印象に残らなかったが、もっともっと〜♪の歌いだしは終盤になる頃には耳に残るようになった。CDでもこの部分が歌い出しに配置されているのでこれがサビかと思いきや、サビは別にあり、このパートはサビの締めの部分として構成されている。サビの歌い出しがあまり盛り上がらないというか複雑な感じなので、サビ終わりのもっともっと〜♪にシングルA面らしさが集約されている。島田昌典から新進気鋭のアレンジャーに変更し、バラード系を減らすようになったのは、自身が年取ってバラードばかりになるのは嫌だと思ったとも発言するようになってきて、なんとなくマンネリ感とベテランらしいどっしりした風格が出過ぎるを回避して軽快さを前に出したい意向があるのかなと勝手に思っていたし、実際今までより軽快になったなと思ったんだけど、思ったよりもその鮮度が落ちるのが早かった。アレンジャー変わったけどそんなに変化を感じないというリスナーの方が多かったみたいだし、実際もうすっかりいつものaikoという感じに聞こえる。もっともっと〜♪以外の部分はどうにもあまり印象に残らないし、C/W2曲もいつものaiko以外の印象が浮かばず、さすがにここまでのキャリアになると安定している以上の事は求めるよりは安定を安定として受け止めて満足した方が幸せになれそうだ。

★★★☆☆

初動3.5万枚

もっと(初回限定仕様盤)初回盤  もっと(通常仕様)通常盤 

Re:Re: ASIAN KUNG-FU GENERATION 2016/3/16 初登場9位 売上1.6万枚
1.Re:Re:
元々最大のヒット作である04年の2ndアルバム『ソルファ』収録曲の再録音バージョン。アニメ『僕だけがいない街』OPタイアップによりシングル化された模様。また秋には『ソルファ』を丸々再録音する企画が進行中とのことでその先行シングル扱いにもなる。ライブでのアレンジを元に再録音したとのことだが、歌が入っている部分のアレンジはほぼオリジナル通りでそんなに変わっていない。イントロや間奏がオリジナルとはかなり変わっている…というか単純にイントロがメチャメチャ長くなってて1分40秒付近まで歌が始まらない辺りはいかにもライブアレンジっぽい。クセになる曲ではあるけどまあ12年間アルバムの人気曲だったわけで、今更シングルという感じはあまりなかったりも。

2.タイムトラベラー
ギター喜多のメインボーカルナンバー。曲調自体はいつものアジカンだけど線が細くて高い喜多のボーカルだとかなり曲の印象が変わる。

★★★★☆

初動1.1万枚

Re:Re:(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  Re:Re:通常盤 

チキンLINE SKE48 2016/3/30 Type-D 初登場1位 売上36.5万枚
1.チキンLINE
歌唱メンバーは東李苑、江籠裕奈、大場美奈(元AKB48)、大矢真那、北川綾巴、木本花音、熊崎晴香、後藤楽々、柴田阿弥、菅原茉椰、須田亜香里、惣田紗莉渚、高柳明音、谷真理佳(元HKT48)、二村春香、古畑奈和、松井珠理奈
前作はユニット名義で出したので、松井玲奈がいなくなって最初のシングル。さらには宮澤佐江も卒業に先駆けてこの曲には不参加になっている。フラメンコやラテン風の味付けがされたカッコいい系のダンスナンバーだけど…どうにも薄味。同時期にリリースされた48、46系の表題曲と並べたら明らかに印象負けしてしまうほど。唯一最大のトピックはLINEを全面導入した歌詞が展開している事だろうか…。

Type-Dのみ
2.旅の途中/宮澤佐江と仲間たち
歌唱メンバーは秋元才加(AKB48卒業生)、梅田彩佳(NMB48/元AKB48)、江籠裕奈、大島優子(AKB48卒業生)、大場美奈(元AKB48)、大矢真那、河西智美(AKB48卒業生)、北川綾巴、熊崎晴香、後藤楽々、柴田阿弥、須田亜香里、高柳明音、増田有華(AKB48卒業生)、松井珠理奈、松村香織、宮澤佐江
宮澤の卒業ソング。1番は宮澤ソロで2番以降は「仲間たち」が出てくる。宮澤の同期であるAKB48の2期生が卒業生含めて参加しているが、2期生と現在のSKE48メンバーにはほぼ接点が無く、「仲間たち」という括りにしたのもあくまで宮澤視点で、SKE48を私物化功労者である宮澤への特別扱いといった感じ。前田敦子以降徐々に量産気味になってきた卒業バラードよりはミディアムなナンバーで本人のサバサバした雰囲気に合った曲だと思う。

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3.望遠鏡のない天文台/Passion For You 選抜
歌唱メンバーは荒井優希、市野成美、江籠裕奈、大矢真那、加藤るみ、鎌田菜月、木本花音、後藤理沙子、酒井萌衣、白井琴望、須田亜香里、高柳明音、竹内彩姫、野口由芽、二村春香、松井珠理奈
量産型さわやか系ポップナンバー。Passion For YouというのはSKE48の携帯ゲーム(いわゆる「課金ゲー」というやつ)でその主題歌ということらしいが…。選抜外メンバーだけじゃさすがに心もとないので松井珠理奈ら選抜メンバーを混合したかのような謎のメンバー構成に…。

DVD

1.チキンLINE Music Video
SFっぽい近未来世界で、文字だけ(LINE)で意思表示するルールで言葉を禁止された世界で少女たちが「教育」のため捕らえられており、珠理奈が単身立ち上がり自らも収容場所で捕らえられるもメンバーに戦う意思を示し、感化されたメンバーは歌を歌い出して反旗を翻すという内容+ダンスシーン。全体に大人っぽい雰囲気なので珠理奈以外さっぱり誰だか分からない…。敵のボス姐さん達がありえないくらいダッセェなのはなんとかならなかったのか。反旗を翻した少女たちだったが、首輪管理されており全員「STOP」されて倒れてしまう。革命を起こそうとした珠理奈は当然首輪対策なぞ行っていると思いきやなんも対策練ってなくて同じくやられてしまう。珠理奈が用意していた謎の装置を1人残された少女(誰だか分からんが北川?)が託され、この世界に革命が…というオチだが珠理奈が1人SKE48を引っ張り続けるのではなく、次へ託すという展開はSKE48の未来も示している感じだろうか。

以下Type-Dのみ
2.旅の途中/宮澤佐江と仲間たち Music Video
1番は宮澤ソロなので宮澤1人のみ。2番からはSKE48メンバーが登場し、集団で宮澤を送り出し、最後のサビにかけては外に出た宮澤が空を見上げると同じ空の下でそれぞれの今を過ごしている同期のAKB2期生たちが…という構成。2期生メンバーは歌唱メンバーよりも増員されていて大堀恵、小林香菜、佐藤夏希、高田彩奈、野呂佳代、松原夏海といった歌ってないメンバーもMVには参加している。しかしSKE48メンバーと宮澤の同期たち(全員AKB48卒業済み+梅田はNMB完全移籍で間もなく卒業予定)には何の関わりも無く、この曲マジでSKE48でやってどうするのかと思ったけど、登場シーンも完全に分けてきたのは良かったと思う。SNH48移籍が現地での活動制限的な問題でうまく行かず、しょうがないのでAKB48に兼任扱いで復帰させたのに覚悟を決めていた宮澤の逆鱗に触れてAKB復帰を拒否。それでもSNH48メインでの活動はほとんど実現せず、音源参加はシングルはゼロ、2014年のアルバムに3曲だけ(一緒に移籍した鈴木まりやも同様)、最後はSKE48兼任というあくまでSNH/SKE表記だったもののSKE48メインという形で48活動を終える事になったわけだけど正直この人個人の色が強すぎたのでメンバーというより選手兼監督みたいな印象が最後まで消えなかった。

3.特典映像「SKE48 忘れられない大忘年会2015 -後編-」
・前のめり ・コケティッシュ渋滞中 ・SKE48

Type-Cの続き。柴田阿弥江籠裕奈を司会にしてステージ上で延々コタツトークをしているという完全トークメインのイベント。この後に行われたカウントダウンライブの前座的な扱いでもあったようで、登場したトークメンバーも選抜の前の方にいる有名なメンバーはほぼ皆無でドラフト制や研究生ばかり(最後だけはサル年生まれという事で年長の梅本まどか、矢方美紀、大場美奈が登場)。紅白落選で大晦日のスケジュールが空いたのでこのイベントとカウントダウンが開催されたという側面があるので、兼任は自ら解除を宣言したものの結局AKB48選抜の珠理奈はAKB48としてNHKにいたはずなので当然全く出番なし。このイベントでは最後に3曲披露しただけなので前編は歌なしだがこの後編には最後に3曲収録されている。とりあえず長いが、司会の2人、特に柴田のトークは軽快で良かった。

★★★☆☆

初動25.7万枚

チキンLINE(Type-A)(初回盤)初回A チキンLINE(Type-B)(初回盤)初回B チキンLINE(Type-C)(初回盤)初回C チキンLINE(Type-D)(初回盤)初回D 

チキンLINE(Type-A)(通常盤)通常A チキンLINE(Type-B)(通常盤)通常B チキンLINE(Type-C)(通常盤)通常C チキンLINE(Type-D)(通常盤)通常D 

チキンLINE(プリパラ盤)プリパラ盤  チキンLINE(劇場盤)劇場盤

帰り道 anderlust 2016/3/30 初登場91位 最高84位 売上0.17万枚
1.帰り道
ボーカルギターの越野アンナとベースの西塚真吾による2人組が小林武史プロデュースでデビュー。映画「あやしい彼女」主題歌。作詞作曲はボーカルの越野アンナが手掛けていてベースの西塚はベース演奏のみ、というのが変わっている。ストリングスを使わないポップな作風はまさに初期マイラバが現代に蘇ったかのようだし、サビの雰囲気は特にマイラバ。作詞作曲が小林武史/越野アンナになっているのでマイラバ成分は主に小林武史のプロデュースワークと思われる(C/W2曲には曲自体にマイラバ要素皆無)。ここ10年小林武史のピアノストリングス一辺倒の仕事っぷりへの不満・批判の声は年々強まっていたように思うけど、昨年ついにデビュー以来関わり続けたミスチルに距離を置かれ、back numberへの関与もシングル表題曲とアルバム1曲だけで深く関与はしなかった(求められなかった?)。そんな中で昨年はマイラバ1stアルバムに改めて向き合った事で、あの頃の感覚を一気に取り戻したのかもしれない。この曲に関してはあの頃のマイラバの再現を狙いすぎている感じもするけど、このワクワク感はたまらない

2.風船 ep.1
作詞は越野アンナ/小林武史だが、作曲は越野アンナ、編曲は豊田ヒロユキ(ROCK'A'TRENCH)/レイ・マストロジョバンニ/RYO HIKOSAKA。ROCK'A'TRENCHが活動休止になって5年くらい経過しているはずだがわざわざバンド名を表記しているというところにはこだわりがあるんだろうか。レイ・マストロジョバンニはスカ系のベースボーカルミュージシャンでRYO HIKOSAKAというのは事務所烏龍舎の表記があるので所属している人のようだ。豊田はギターでも参加しているが、キーボード使用していないので小林武史は演奏には不参加。大きく違うわけでは無くこれもポップでいい曲だけど、表題曲はやはりかなり手を入れているんだなという感じはする。

3.A.I.
作詞は越野アンナ/小林武史だが、作曲は越野アンナ、編曲キーボードは小林武史。3曲の中では最も疾走感のあるポップでいい曲。3曲通してなんだかベースが強めなのはやはりメンバーだからだろうか。

★★★★★

初動0.05万枚

帰り道(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付   帰り道通常盤

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