2016年6月発売編
Beautiful World | V6 | 2016/6/8 通常盤 | 初登場1位 売上12.7万枚 |
1.Beautiful World 井ノ原主演ドラマ『警視庁捜査一課9係 season11』主題歌。このタイアップでほぼ年1リリースが定番化して久しいが、今回は作詞作曲を秦基博が担当。近年の秦は単独アレンジをするようになったが、今回は今でも秦との共同アレンジを行っているサポートメンバー皆川真人が編曲を担当。演奏陣もほぼ秦基博サイドのサポートバンドで固めていて、秦基博本人がアコースティックギターとコーラスにも参加。単なる提供以上にガッツリと秦基博が制作に関与したが、秦基博の色が強くなったわけではなく、パブリックイメージのV6に寄り添わせたような良メロポップナンバー。しばらくV6から離れてて去年のベストで久々に聞いた自分のようなリスナーにはこれぞV6といった感じで期待以上。秦基博グッジョブ!自分の曲だと必要以上に売れ線に走らなかったりしてマイペースを守るだけにここまで"V6らしいヒット曲"をドンピシャで合わせてくるとは思わなかった。 2.by your side 以下通常盤のみ 4.テレパシー/Coming
Century ★★★★☆ |
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Limit | LUNA SEA | 2016/6/22 通常盤 | 初登場14位 売上1.2万枚 |
1.Limit アニメ「エンドライド」主題歌。13年11月以来のシングル。14〜15年と丸々2年新作が出なかったのといつの間にかかなり閉じた人気になってしまい、新曲が話題にならなくなってきてしまったのがなんだか寂しいところだけど楽曲自体はまさにこれぞLUNA SEAなロックナンバー。歌い方も完全に「河村隆一」以前の「LUNA SEAのRYUICHI」だけど、ソロ以前となると既に20年以上前なわけで衰え知らずなのが改めて凄い。 アニメ盤以外 タイアップ先アニメ仕様の「エンドライド」盤のみ1曲のみでC/Wは収録されていない。 ★★★★☆ |
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ヨシ子さん | 桑田佳祐 | 2016/6/29 初回盤 | 初登場2位 売上13.1万枚 |
1.ヨシ子さん 編曲は桑田佳祐&片山敦夫。色々な民族音楽が混ざったような無国籍感漂う変な曲。R&B、HIP HOP、EDM、サブスプリクションなどここ17年くらいで流行ってきた音楽シーンのその時々のトレンドをオッサン目線でなんだよと毒づきつつも結局は何を言いたいのか、ヨシ子さんとは誰なのかは分からない。行きつくところは変な曲であり、変な曲以外の何者でもない変な曲オブ変な曲。いいとか悪いとかじゃなくて変な曲が生まれてしまったのだから仕方がない。この謎っぷりを素直に楽しみたい。TVでの派手なパフォーマンスから派手なイメージがあるが実際には打ち込みメインで制作されていてそんなに派手ではないというのはCDで聞いて意外な点だった。 2.大河の一滴 3.愛のプレリュード 4.百万本の赤い薔薇 5.大河の一滴(TV Edit) 以下初回盤のみ 7.風の詩を聴かせて(Live
at Onagawa Station -2016.03.26-) 今作では曽我淳一を起用し始めてから出番の減っていた片山敦夫を再びメインに起用する、マスタリングをTed Jensenから国内エンジニア(内田孝弘に)戻すといったここ5,6年で新たに起用した人材を元に戻す傾向が見られたのと、新曲を全部打ち込みメインにしてきたところが大きな変化かなと思う。サザンとソロの違いという点ではさすがにここまで全面に打ち込みメインだとソロならではという感じも。 ★★★☆☆ |
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We must | Aqua Timez | 2016/6/1 moraでDL | 配信限定 |
1.We must またしても公式サイトでちょっと告知が出るだけのノンプロモーション配信限定シングル。Aqua Timezらしい暖かさを感じるファンに向けての楽曲といった雰囲気だが、いつも以上にメンバーそれぞれの演奏が前面に出ていて音がラフな感じ。これはライブ感を重視したためと思われる。演奏に熱さが感じられていいんだけどメロディーはわりと普通。 ★★★☆☆ |
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まいにち。 | Every Little Thing | 2016/6/15 moraでDL | 配信限定 |
1.まいにち。 佐藤隆太、博多大吉、西野七瀬(乃木坂46)が出演しているフジ系土曜日午前中のバラエティ「ライオンのグータッチ」テーマ曲として書き下ろされた楽曲。子供たちを応援する番組内容から、「子供たちに勇気を与えられるような曲を!」という依頼で書き下ろされた模様。楽曲情報は持田が作詞したとしか明かされていないが、ロックバラード風のミディアムナンバー。割と最近は電子音主体の楽曲が多かったので、地に足のついたような意外とここ最近は無かったようなどっしりしたサウンドが印象的。正直そんなに真新しさは無いけど、ストリングスで覆うのではなくどっしりしたギターで曲を引っ張っているのも好感触だ。 ★★★☆☆ |
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リフレクション-Royal Mirrorball Mix- | 東京女子流 | 2016/6/15 moraでDL | 配信限定 |
1.リフレクション-Royal
Mirrorball Mix- 昨年12月のアルバム『REFLECTION』表題曲のリミックス。松井寛が参加していなかった楽曲を松井寛がリアレンジしたことでいつもの女子流風になった、という感じでなんかそのまま。細かい部分では色々違うんだろうけどどうも松井寛のアレンジパターンに幅の狭さを感じてきている…というかこのギターの感じとかキメの部分って前もどっかで使ってなかったっけ?とか思ってしまう事が増えた。 ★★★☆☆ |
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翼はいらない | AKB48 | 2016/6/1 Type-A,B,C | 初登場1位 売上151.9万枚 |
1.翼はいらない 歌唱メンバーは入山杏奈、大島涼花、大家志津香、岡田奈々、柏木由紀、加藤美南(NGT48)、加藤玲奈、川本紗矢、木アゆりあ(元SKE48)、北川綾巴(SKE48)、北原里英(NGT48/元AKB48)、小嶋陽菜、小嶋真子、後藤楽々(SKE48)、兒玉遥(HKT48)、指原莉乃(HKT48/元AKB48)、島崎遥香、白間美瑠(NMB48)、須藤凜々花(NMB48)、高倉萌香(NGT48)、高橋朱里、樋渡結依、松井珠理奈(SKE48)、峯岸みなみ、宮崎美穂、宮脇咲良(HKT48)、向井地美音、武藤十夢、山本彩(NMB48)、山田菜々美、横山由依、渡辺麻友 総選挙投票用O社年間1位内定シングルということで恒例の参加メンバー多めの編成。ついにデビュー前のNGT48からも続々参加させているものの、最大3名までに抑制して純AKB48メンバーを多めに入れようと努力した形跡が…。何故に今更、元次世代若手だった大家、宮崎が選抜復帰したのかは謎だが、長年貢献しながら干されている中堅メンバーへもたまにはチャンスを与えるということか。楽曲は昨年に続いて海だ水着だ夏歌だ路線を完全廃止して、"あの頃"感全開のフォーク路線。「365日の紙飛行機」のウケが良かったので年配層が引き続き心地よさを感じられる曲調にしてみましたといった趣き。作編曲がいつもの作家の1人である若田部誠なのでいかにもそれっぽくしてみましたといったハリボテ感も否めないけど。まあ現在60代後半〜70代に差し掛かっている往年のフォークシンガーに曲提供依頼してもマジで枯れきった地味曲が出てきて、大ベテラン様相手に断るに断れなくなる危険性が高いので、持ち回りの作家がそれっぽく仕上げた方が安全なんだろうな…。AKB48の曲としては新鮮だし、往年のフォーク路線風にしておいて、あの大スタンダードソング「翼をください」と真逆の事を歌うという大それたことをやってのけ、あの頃と今とでは確実に別の時代になっている事をさりげに突き付け、単なる昔の雰囲気いいよねに終わらないギミックは面白い。どこに飛んでくかも分からない紙飛行機をあえて肯定的に人生に例えたり、策士家秋元康そこまで考えてるならここんところキレてるなぁ…。 Type-A,Bのみ Type-C,劇場盤のみ Type-Aのみ Type-Bのみ Type-Cのみ DVD 1.翼はいらない Music
Video Type-A,Bのみ 以下Type-Aのみ 4.中西智代梨ブスシリーズ「ブスの想い出。」 以下Type-Bのみ 4.祝 高橋みなみ卒業 “148.5cmの見た夢”in
横浜スタジアム ダイジェスト 以下Type-Cのみ 3.夢へのルート Music
Video 4.翼はいらない Music
Video-完全版- ★★★★☆ |
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大好き | 大原櫻子 | 2016/6/1 | 初登場5位 売上2.1万枚 |
1.大好き 桜井日奈子が出演しているオンラインゲームの白猫プロジェクトCMタイアップ。前作から7ヵ月。せっかく紅白にまで出たのに半年以上新曲を出さないという謎の状況から、なんと月末には2ndアルバムリリースという突如の急展開。もう少し計画的に進められないものなのか。作詞が亀田誠治との共同名義だが、今回も若さ溢れるはつらつとした明るいナンバー。亀田誠治お得意のストリングスもそこまでこってりさせず、ストレートなラブソングに合わせてかライトな雰囲気。ただ早くも大原櫻子っぽい曲をリフレインしている感じにもなってきた。 2.トレモロレイン 3.ステップ ★★★★☆ |
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あたらしいうた | 花澤香菜 | 2016/6/1 | 初登場14位 売上0.7万枚 |
1.あたらしいうた 2.今朝のこと 3.Looking for your Smile 外部コラボ的な起用が続いていたが原点に戻って3曲とも作編曲は北川勝利。作詞は3曲とも本人というところが新しいが楽曲自体も安心感と同時に「あたらしいうた」の勢いは新鮮で文字通りに「あたらしい」感じがいい。バンドを起用して予算が尽きたのかストリングスがStrings Programmingという表記で打ち込みで処理されているのが若干味気ないものの3曲とも丁寧なバンドサウンドで聞きやすく、安心の1枚。 ★★★★☆ |
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Princess/シャンランラン | miwa | 2016/6/22 | 初登場5位 売上2.5万枚 |
1.Princess またしても作曲がNAOKI-Tとの共作でアコースティックギターはmiwaとNAOKI-Tの共同だが、それ以外はNAOKI-Tの1人オケ制作(マンドリン、ベース、プログラミング)、録音エンジニアもNAOKI-Tという低予算体制。TVではmiwaがマンドリンに挑戦!としてマンドリン抱えて登場するも全然弾いてなくね?状態だったがレコーディングではNAOKI-T担当だったのか…。最近の西野カナ好評だよね!今回はあんな感じでいいんじゃないカナ?こんな曲調でどうカナ?歌詞ももっと女の子な感じでいいんじゃないカナ?という提案があったことが容易に想像できるここ数年の西野カナ風 2.シャンランラン 3.片想い(2016.3.8@日本武道館Live
Ver.) ★★★☆☆ |
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産まれた理由 | 高橋優 | 2016/6/22 | 初登場9位 売上1.4万枚 |
1.産まれた理由 まさかの2作連続ストバラ。しかも今回は島田昌典によるサウンドプロデュースによる本格的なストバラ。すっかり高橋優が大盛J-POPになってしまったが、これは既存リスナーを捨ててでも幅広く売れようという事なんだろう。新郎が両親への感謝、そしていつか自分にも子供が生まれるからその時まで長生きしてねと結婚式で両親への感謝を述べる目線で書かれていてこれはスタッフの結婚を受けて書かれたものらしい。事前情報の「島田昌典」「結婚式」というワードが出た時点で聞かずとも120%大ストバラなのは見えたので購入を見送る事を決めたが、寸分の狂い無く予想通りの作風だった。子供は授かるものであり結婚した夫婦に絶対に子供が生まれるかは分からないのに「いつか産まれたら」とか仮定にせずに「いつか産まれる」と断言してしまうのはどうなのかとかあるけどそこまで気を使ってたら何も書けなくなるのでそこまで気にするところではないか。いずれにせよ個人的には対象外すぎるのを抜きにしてもそんなに強いメロディーでもないし、う〜ん…。 2.WEEKEND JOURNEY 3.ヘベレケ行進曲 4.サングラス/メガネツインズ(高橋優&亀田誠治) ★★☆☆☆ |
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Miss.Revolutionist | 竹達彩奈 | 2016/6/22 | 初登場25位 売上0.5万枚 |
1.Miss.Revolutionist 新たな方向性を提示したシリアスなアニソンロックナンバー。パワフルなボーカリストが歌えば普通にカッコいいアニソンロックになっているところ、竹達さんのシリアスに歌っても隠し切れない特徴的なラブリーボーカルが乗っかる事でハードすぎず、しかしかわいすぎない絶妙な仕上がりに。 2.らっきーちゅーん♪ ★★★★☆ |
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criminal | 吉田兄弟×MONKEY MAJIK | 2016/6/29 | 初登場167位 売上0.02万枚 |
1.criminal 3度目のコラボだが今回は吉田兄弟が所属するソニー側からのリリースで名義も吉田兄弟が先になっている。MONKEY MAJIKはコラボの際はMonkey Majikという表記に変えるという法則があったんだけど今作ではMONKEY MAJIK表記のままになっている挙句に、こっちから参加しに行った場合は法則の適用外だったとしても歌詞カードのライナーでは過去のコラボまで「MONKEY MAJIK+吉田兄弟」だったと誤表記されている始末。ソニー側にMonkey Majik表記の法則が伝わっていなかったようだ。作詞はMaynard/Blaiseで全英語詞、作曲は吉田健一/Maynard/Blaise/井上鑑。演奏は一応ボーカルギターベースドラムが一括でMONKEY MAJIK扱いになっているもののドラムのサポートメンバーが別に表記されているという謎が…。過去のコラボともMONKEY MAJIKの普段の作風とも異なる輪郭のハッキリしたかなりロック色の強いナンバーでボーカルスタイルもいつもより激しいのでかなり新鮮さがある。同時にかなりカッコいい。こういうロックに絡み続ける三味線とか斬新だし。 2.花は咲く(live ver.) ★★★★☆ |