2016年7月発売編
RIDE ON SUMMER | TUBE | 2016/7/6 | 初登場11位 売上1.5万枚 |
1.RIDE ON SUMMER 編曲はJin Nakamura。新たなアレンジャーを起用したことで新しくなるというよりは特に昨年の鳥山雄司アレンジ体制での落ち着きすぎなところからもう少し適度にバンド感があって勢いもあるところへ回帰したようなイメージ。昨年の夏のアレはどうしてもDEENの某曲がよぎってしまうところがあったので今回の方が30周年よりも30周年っぽいというかTUBEっぽいところに戻ってきたような気がする。 2.FULL SWING ★★★★☆ |
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灼熱サマー〜SUMMER KING×SUMMER QUEEN〜 | 志田サマー新井サマー | 2016/7/6 | 初登場19位 売上0.6万枚 |
1.灼熱サマー〜SUMMER
KING×SUMMER QUEEN〜 夢みるアドレセンスの志田友美と東京女子流の新井ひとみによる夏限定ユニットの第1弾。夢アドはソニー所属だが、女子流が所属するエイベックスからのリリース。しかしレコード会社はそっちに譲ったからとばかりにクレジット上は志田が前に出ていて、スタッフ表記も夢アド→女子流の順番に記載されている。ド直球の全力全開サマーアップナンバー。かなり単純かつ突き抜けていってしまう曲で聞いた後には本当に何も残らない。それくらい突き抜ける爽快感。しかし聞いている間はひたすら爽快夏気分。アイドル界隈がひねり合い、個性の出し合いの状況になってきている中でここまで全力直球なのが逆に天晴。 2.今夜は午前サマー DVD 1.灼熱サマー〜SUMMER KING×SUMMER
QUEEN〜(MUSIC VIDEO) 2.Making Movie 前編 ★★★★☆ |
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ACROSS | 相川七瀬 | 2016/7/6 | 初登場63位 売上0.09万枚 |
1.ACROSS ラルクのTETSUYA提供曲(作曲のみ)。パブリックイメージ通りの打ち込みロックナンバー。パブリックイメージを離れた作風も目立ってきていたが、ここ数年はアルバムどころか新曲リリースもいつできるか分からない状況になってきているだけに数少ないリリースチャンスに変化球や新たな挑戦をやるより世間が思う相川七瀬をそのまま表現したということだろうか。これぞ相川七瀬!といった感じだが初期と違うのはダークさは無くさわやか。また意外と印象に残らなかったりもして…。 2.僕らのEndless Dream ★★★★☆ |
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EXTRA FLIGHT SINGLE | LINDBERG | 2016/7/10 8/12(通販開始) | ライブ会場・公式通販限定 |
1.パスポート 川添曲。デビューから11thアルバム(98年)までのプロデューサーだった月光恵亮が久々に共同アレンジで参加。 2.キミハキミ 3.アタシは今すぐ愛するアナタを抱きしめる 2014年2月に再結成を発表するもライブ活動のみで、1年半経過してiTunes限定で新曲「キミハキミ」がリリースされるも、再始動から2年以上経過してCD作品としては今作が初となった。09年の再結成以来の新曲だが今回は自主制作になっている。 3曲通して02年の解散直前のアルバム曲で見せていたようなヒット性の薄いクールで大人なLINDBERGの延長というか、ほぼ別人状態。今のモードがこういうものなんだろうか。正直意外だった。というか3曲通して誰だか分からない勢いでボーカルスタイルが変わってるし。特徴のある元気な歌声は3曲通して全く聞くことが出来ず、終始抑えめに歌い、少し高音に行くとファルセットになってほとんど声を張り上げないし、サウンド面でも勢い重視ではなく演奏に凝ったようなオシャレ系なので、LINDBERGのイメージからはかなり離れた楽曲。09年が無ければ今はこういう感じかと納得も出来たが、09年が往年の再現全開だっただけにいきなりこの作風では切り替えができない。往年の魅力を越えるか匹敵するほどの何かが正直あまり感じられず、衰えを感じざるを得なかった01、02年の末期よりさらに低空飛行感が漂うのは微妙なところだが…でも年齢的にはもう往年の元気さはキツいだろうし…。 ★★★☆☆ |
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裸足でSummer | 乃木坂46 | 2016/7/27 Type-A,B,C,D,通常盤 | 初登場1位 売上86.7万枚 |
1.裸足でSummer 歌唱メンバーは秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、衛藤美彩、北野日奈子、齋藤飛鳥、桜井玲香、白石麻衣、高山一実、中元日芽香、西野七瀬、橋本奈々未、星野みなみ、堀未央奈、松村沙友理、若月佑美 乃木坂の夏曲は2年目の「ガールズルール」以降、1年間で最も48系列寄りになる(夏の特番で48系列と一緒に夏曲を連続披露すると区別がつかない)、ただし年々遠ざかってきていた、という印象があったが今作で一気に夏曲でも48系列寄りじゃなくなったような歌いだしの通りに「いつもの夏と違う」新しい夏が来たような新鮮な感触を得られる楽曲。特段メロディーがいいとか、アレンジに勢いがあるわけじゃないんだけど、なんなんだろうか。グループがまさにキャリアハイに達しているせいだろうか。随所で連発されるヘイ!はお笑いに詳しくなくても全裸ポーズをするとにかく明るい芸人がその都度浮かび上がる仕様だが、そこも策士家秋元康の狙いなのか? 2.僕だけの光 Type-Aのみ Type-Bのみ Type-Cのみ Type-Dのみ 通常盤のみ DVD 1.裸足でSummer-music video- 以下Type-Aのみ 3.ライブ参加者だけが見られた真夏の全国ツアー2015全16公演オープニング映像上巻 以下Type-Bのみ 3.ライブ参加者だけが見られた真夏の全国ツアー2015全16公演オープニング映像下巻 以下Type-Cのみ 3.ハルジオンが咲いた夜〜深川麻衣卒業コンサートバックステージ〜 以下Type-Dのみ 3.ショートムービー「行くあてのない僕たち」 といった感じのうまく行かない現状への焦り苛立ち、思い返すと当時は苦悩していたものの数年経ってみるととても輝いて見えるあの頃には帰れない痛み、それでも2人は前を向いて進もうとするというほのかな未来しか見せずに終わってしまうのでかなり切ない内容。楽曲自体はエンドロールで主題歌のようにかかるのみでしかもショートサイズ。高校のシーン以降は「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」を示唆するシーンがたくさん入っていて、「破られた台本」「屋上のシーン」などの要素が引き継がれていて見応えがある。泣く伊藤に寄り添う井上という構図が今作では逆になっている演出含めて「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」を見ているとより楽しめる。後輩役で一瞬だけ渡辺みり愛と寺田蘭世が出てくるが、2人ともなかなかの不慣れっぷりで、改めて伊藤・井上は演技が上手いなと思った。いくつかのシーンでは恐らく台本無しで自由に喋らせたっぽいけど自然体だし。 前作での選抜から落ちた伊藤万理華、井上小百合だったが、結果的に2人だけのデュオ曲もらえるわ、通常MV無しの枠なのにショートムービー作ってもらえるわ、さらには桜井が体調不良により今作のTV出演はほぼ欠席、もう1人誰か不在な事も多く、その枠に2人が代役として入る機会が多かったので本来参加してないはずの「裸足でSummer」を選抜にいた時よりも前のポジションでTVで披露する機会も多く、選抜落ちした感じがほとんどしなかった。 mora、iTunes、レコチョクなど配信サイトでは全7曲をセットにしたSpecial Editionとして配信(1曲購入も可能だがセットだと1750円で曲単位だと250〜257円)。 ★★★★☆ |
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こだま、ことだま。 | Bank Band | 2016/7/20 moraでDL | 配信限定 |
1.こだま、ことだま。 2010年以来の新曲。作詞は櫻井和寿、作曲は小林武史としか明かされていないが、亀田誠治の公式サイトを見たら参加した楽曲と書いてあったのでベースは亀田誠治で確定。櫻井・小林以外は流動的な印象があるが、何気に山本拓夫も1st〜3rdアルバム全作参加したメンバーなので今作で目立つブラスアレンジや演奏は山本拓夫だろうか。暖かみのあるミディアムナンバーで、キャリオーン♪キャリアーウ♪のサビ頭もキャッチ―で耳に残りやすい。Bank Bandのオリジナルとしては5曲目だけど正直これはダントツじゃないだろうか。小林武史はやはりピアノストリングス病から脱してポップス職人としてのバランス感覚を取り戻してきている。2年前ならこんな曲が出てくるのは正直考えられなかった。 ★★★★☆
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深海-Royal Mirrorball Mix- | 東京女子流 | 2016/7/20 moraでDL | 配信限定 |
1.深海-Royal
Mirrorball Mix- 今回は新曲の松井寛リミックス。オリジナルが出る前にリミックスが先にリリースされたが、リミックスというよりこれは完全にいつもの女子流。やはりどうしても松井寛のアレンジが出てくると「いつもの」以外浮かばなくなってるな…。8月にCDでリリースされる際はこのバージョンは「CDのみ」盤限定のC/Wとして収録され、Hi-ra Mixというバージョンが表題曲として収録されるようでそっちの方が新鮮味がありそう。ただそっちが斬新すぎるとやはり松井寛の方がいいとなりそうだし聞いてみないと分からない。 ★★★☆☆ |
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奇跡の星/弱虫けむし | Goodbye holiday | 2016/7/6 | 初登場77位 売上0.1万枚 |
1.奇跡の星 ドラマ「ドクター調査班〜医療事故の闇を暴け〜」主題歌。主題歌タイアップとしてプロフェッショナルに応えたような医療ドラマ主題歌っぽいシリアスな雰囲気を出しつつも実にさわやかで開放的なポップナンバー。flumpool成分多め。もしTBSの昼ドラが続いていたら五つ子シリーズの主題歌とかも合ってただろうなぁ…。 2.弱虫けむし 3.ありったけの愛を ★★★☆☆ |
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ケラケラあっちむいてホイ! | ケラケラ | 2016/7/6 | 初登場117位 売上0.04万枚 |
1.ケラケラあっちむいてホイ! 1年2ヵ月ぶりの新曲は「ケラケラじゃんけん」の先を行く(じゃんけんの後にやる)あっちむいてホイ!をテーマにしたキッズナンバー。アニメ『リルリルフェアリル 妖精のドア』というキッズアニメのEDらしいので子供たちが盛り上がるにはいいんじゃないかと思うし、随所にキッズソング的な部分はあるけど意外と爽快なブラスポップナンバー。前作がマタニティソングだったので迷走は極まっている気はするけど…。ていうか2作連続の大コケで王手決まっちゃったかもしれない…。 2.ソフトクリーム溶けた 3.好きなご飯も君と ★★★☆☆ |
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ブラッドサーキュレーター | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 2016/7/13 | 初登場13位 売上0.7万枚 |
1.ブラッドサーキュレーター アニメ『NARUTO -ナルト- 疾風伝』OP。アニメだがいつもより分かりやすくてキャッチ―な曲をというよりは、王道で実にストレートなギターロックナンバー。結成20周年ということもあって初期というか1番売れてた頃に近づいた感じはあるものの、極端に売れ線っぽくしないところもまたアジカンらしい。 2.八景 ★★★☆☆ |
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薔薇と太陽 | KinKi Kids | 2016/7/20 通常盤 | 初登場1位 売上21.2万枚 |
1.薔薇と太陽 20年目突入した19周年なのに周年前倒しが炸裂して20周年イヤー突入第1弾という意味が通らない謎の扱いのシングル。本当の20周年を迎える来年7月まで20周年イヤー突入○弾というリリースが続くのだろうか…。作詞作曲は吉井和哉。歌謡臭が強い曲にベテランの船山基紀がアレンジしたことでかなり濃厚な歌謡ナンバーになりテーマである「大人になった硝子の少年」というのはあまり感じられない。吉井和哉提供ならもう少しイエモンっぽいカッコいい歌謡ロックを期待していたのに昭和しか見えてこなくて正直ビミョーな…。大人になったというより昭和にタイムスリップ、もしくは「大人になった硝子の少年、の両親」が登場してきたようなイメージ。 以下通常盤のみ 3.今の僕がある理由 初回盤A,BがDVD付。C/Wが3種全て異なり、Aは表題曲のBacking Track(カラオケ)、Bは「Unlock Baby」、通常盤は上記2曲。 ★★★☆☆ |
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Hero | 安室奈美恵 | 2016/7/27 | 初登場6位 売上8.6万枚 |
1.Hero NHKリオオリンピックテーマ曲。何気に安室のシングルを手に取るのは初めてだが、NHKで何度も「君だけの〜♪」とかかっていて印象に残ったので手に取ってみた。1番は夏冬続いているNHKオリンピックテーマの基本線であるバラードナンバーだが、2番になると別の曲のように変貌してアップテンポに切り替わり、00年ZARD以来のNHKオリンピックでアップテンポが実現。サビがとにかく強い楽曲で選手を称えるようなスケール感もあって、熱さと壮大さ両方を感じられるのは素晴らしいと思う。 2.Show Me What You've Got ★★★★☆ |
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テイクミーアウト | SCANDAL | 2016/7/27 通常盤 | 初登場11位 売上2.2万枚 |
1.テイクミーアウト 作詞がRINA、作曲がMAMI、編曲が江口亮。自作に移行しているがまだアレンジで自立できる段階にはないようだ。今回は今まであまりやってなかった最近のフェスで踊って跳ねて盛り上がるような高音若手ロックバンド系のようなノリの楽曲。そういえば年代的にはほぼ同世代前後なわけで、同世代的なトレンドを取り入れたといったところだろうか。どうも忙しなくて落ち着かない。 初回盤Aのみ 初回盤Bのみ 通常盤のみ 初回A、BにはMAMIとTOMOMIのユニットである「どぼんどぼんど」の久々の新曲2曲をそれぞれ収録。 ★★★☆☆ |
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Million Clouds | 坂本真綾 | 2016/7/27 | 初登場24位 売上1.1万枚 |
1.Million Clouds アニメ『あまんちゅ!』OP。ピアノバラードかと思いきや徐々に音数が増えてテンポアップするさわやかサマーポップナンバー。ギラギラの夏ではないが、海や空の青が見えるような1曲。しっくりこない曲が続いたのでシングルを聞くのは日サビだったんだけどこのワクワクするようなポップ感、これまで手に取った中では過去最高の勢いを感じる。 2.ロマーシカ 3.DIVE feat.GONTITI 4.Million Clouds〜Piano Ver.〜 5.はじまりの海〜Live Ver.〜 ★★★★☆ |
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Gravity | ClariS | 2016/7/27 | 初登場25位 売上1.1万枚 |
1.Gravity 2.Cloudy 3.アワイ オモイ 3曲ともいつものClariSとしか言いようがないスッキリダンスポップナンバー。それなりにいい曲だけどこれまでも量産されてきたような王道すぎる楽曲ゆえ印象に残りにくい。元々そんなに曲調に幅がるタイプでもなかったし、打ち込みスッキリポップ路線ではもうとっくにやり尽してしまった感じも…。 ★★★☆☆ |