2016年8月発売編

あんなに好きだったサマー/GO GO サマー! 志田サマー新井サマー 2016/8/10 初登場21位 売上0.3万枚
1.あんなに好きだったサマー
前作から一転してしっとりしたザ・サマーミディアムバラードナンバー。2人とも存分に歌い上げていて名曲風だが、もう1つ何か足りないというか割とどこかで聞いたことのあるオーソドックスな夏の終り系バラードといった感じで残りにくい。

2.GO GO サマー!
KARAのカバー。語尾が全部サマーなこの企画にふさわしきカバー。電子音全開だが間奏部分ではボーカルまで連打加工されるなど、全体にリミックス風な仕上がりなのがちょっともったいない。

3.あんなに好きだったサマー-Hiroki Sagawa from Asiatic Orchestra Remix-
テンポアップしたようなリミックスとしか言いようがないリミックスナンバー。今回全体に書くことのないフツーな印象だった。

DVD

1.あんなに好きだったサマー Music Video
曲に合わせて海辺で2人が歌い上げる内容で雰囲気はバッチリ。

2.Making Movie 後編
ほぼMV撮影メイキング。前作の続きになっているのは前作と同じで女子流、夢アド両方がタイのイベントだかに出演した際にそのまま前作と今作合わせてMVを制作したので日程的にそのまま続いているためと思われる。志田さんの明るいキャラクターは好印象。

★★★☆☆

あんなに好きだったサマー / GO GO サマー! (DVD付)DVD付  あんなに好きだったサマー / GO GO サマー!CDのみ 

世界には愛しかない 欅坂46 2016/8/10 Type-A,B,C,通常盤  初登場1位 売上45.6万枚
1.世界には愛しかない
歌唱メンバーは石森虹花、今泉佑唯、上村莉菜、尾関梨香、織田奈那、小池美波、小林由依、齋藤冬優花、佐藤詩織、志田愛佳、菅井友香、鈴本美愉、長沢菜々香、土生瑞穂、原田葵、平手友梨奈、守屋茜、米谷奈々未、渡辺梨加、渡邉理佐、長濱ねる
「けやき坂46」に長濱ねる以外のメンバーも新たに加入したが、長濱は「欅坂46」とも兼任扱いになり、今作で初参加。後はそのまま全員参加しているので前作+1人という事になる。台詞から始まり、シリアスな雰囲気からサビになるとさわやかで開放的な雰囲気へ駆け抜けていく。アレンジもなかなかスリリングでカッコいいので48系列とは別の作家を投入しているのかと思ったら編曲は48系列でド王道を連発しまくっていた野中"まさ"雄一というのが意外だった。明らかに秋元康だけでなくアレンジャーも気合の入り方が違うような…。台詞導入などのギミックは1歩間違えると滑るところだけど、前作での鮮烈なイメージも手伝って斬新ながらサマになってるし、開放感のあるサビにしても前作には無かったメロディーの良さも感じられる。前作の次の一手という難しいところでこの上ない1曲であり、とことん注力しているのが分かる1曲。ただ愛に生きる少年期特有の極端な思い込みから世界には愛しかないと言い切ってしまうほどの過度な燃え上がりっぷりだけに、歌詞に関しては前作のように話題になることはなさそう。世界には愛以外たくさんある事を知った時の少年の心情はいかに…!?とか思っちゃう。

Type-A,B,C
2.語るなら未来を…
歌唱メンバーは石森虹花、今泉佑唯、上村莉菜、尾関梨香、織田奈那、小池美波、小林由依、齋藤冬優花、佐藤詩織、志田愛佳、菅井友香、鈴本美愉、長沢菜々香、土生瑞穂、原田葵、平手友梨奈、守屋茜、米谷奈々未、渡辺梨加、渡邉理佐、長濱ねる
「サイレントマジョリティー」でついたイメージの延長にあるようなシリアスなダンスナンバー。これまたカッコいい曲だけど、永遠の準A面ポジションのような立ち位置だろうか。これが表題曲だったら明らかに前作負けしてたと思うけど、かといって単なるC/Wにしてはもったいない曲という。

通常盤のみ
2.ボブディランは返さない
歌唱メンバーは今泉佑唯、小林由依。
前作で「渋谷川」を歌っていたゆいちゃんずの2曲目。残念ながら今回はMV制作されず…。今回はザ・昭和歌謡フォークナンバー。秋元康の昭和懐古シリーズ(?)の中でも時代性の強さは随一。まさか2016年の新曲としてこんな曲を聞く事になるとは…。ここ数年中島みゆきを1stから聞いていて曲調的にはこういうのもけっこう初期にあったので割と最近聞いた曲調ではあったけど。メンバー世代だと親よりも古く、祖父母が聞いていたという領域に踏み込んでくると思われ逆に新鮮に聞こえるのかも?また弾いてる音鳴ってなくね?感全開だった前作よりは2人そろってアコースティックギター抱えてコード弾きストロークしかしないパフォーマンスでも形にはなりそう。アルペジオは必須だけど前作よりはギターストロークがオケで聞こえるので変じゃない。

Type-Aのみ
3.渋谷からPARCOが消えた日
歌唱メンバーは平手友梨奈
平手のソロ2曲目。あまり知らなくても百恵や明菜ってなんとなくこういう曲が代表曲だったようなイメージ(ブリブリ笑顔のアイドルじゃなくて真顔シリアス系のアイドル)の80'sナンバーパルコパルコ連発するサビのシュールさが半端ないインパクトを放つ。完全にネタ曲のようでもあるがあくまでカッコよくキメているので笑っちゃいけないようなシリアスな空気感。なお楽曲タイトル及び歌詞は現実を反映しており、発売直前の8月7日に渋谷PARCOは閉店している。さらに曲中で"2019 その頃 私は大人"と言及されるように2019年に営業再開予定とされている。ただ歌詞で切実に歌われているほどに渋谷PARCOが10代女子がこだわる憧れの聖地なのか、そんな大げさなものなのかは分からない。

Type-Bのみ
3.また会ってください
歌唱メンバーは長濱ねる
途中加入の経緯から前作C/Wに1曲メインの楽曲が入っただけだった長濱ねるだったがあっという間に人気大爆発、制作サイドも長濱の独特の魅力にやられてしまったのか早くもソロ曲。出世早すぎだろ…。明るくも素朴なポップナンバー。歌はヘロヘロなんだけどそこに見守りたくなるような不思議な魅力があり、早くもソロ曲を与えたくなったのも分かる。

Type-Cのみ
3.青空が違う
歌唱メンバーは志田愛佳、菅井友香、守屋茜、渡辺梨加、渡邉理佐
最前と2列目のメンバーのうち、平手、長濱、ゆいちゃんずという別に曲をもらっている面々と鈴本・土生を除いて構成したようなユニット曲。鈴本と土生も入れてあげれば…とも思ったがクール系で統一したかったのだろうか。乃木坂46では「君の名は希望」「羽根の記憶」「きっかけ」的なメロディアスなものを求められがちな杉山勝彦だけど、その手の曲調以外もあるよ!とでも言いたげな今作では最も明るいポップナンバー。しかし歌っているメンバーにクールな面々が揃っているせいか、曲調の割にあまりテンションは高くなくて一定のトーンの低さが味に。

通常盤のみ
3.ひらがなけやき
歌唱メンバーは井口眞緒、潮紗理菜、柿崎芽実、影山優佳、加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、佐々木美玲、高瀬愛奈、高本彩花、長濱ねる、東村芽依
長濱ねる1人だったというか長濱ねるの特例加入の為に即席で作って慌ててオーディション開催した感もある「けやき坂46」通称「ひらがなけやき」のメンバーが決定し、早くもデビュー曲。このスピーディーさは乃木坂46での2期生の飼い殺しの反省のようでもあるけど、それにしても48系列の研究生でも加入早々にデビュー曲ってAKB48のチーム8に続く破格待遇じゃないのか。アコースティックギターを生かすというのは欅坂46とも通じるカラーだけど、いきなり「サイレントマジョリティー」だった欅坂46では通過しなかった新人アイドルっぽい初々しく前向きなキャッチアドリーム&スタート路線(?)はけやき坂46の1つのカラーになっている印象。

DVD

1.世界には愛しかない-music video-
北海道で制作したというスケールの大きなMV。大草原でのメンバー間の距離がありまくりのダイナミックなダンスシーンだけでも絵になるところだが意外と使われてなくて暗い体育館でのダンスシーンも主軸になっている。これも2番では傘を遣ったパフォーマンスが出てきたりとTVでは見れない、1番とは全く違うパフォーマンスが見れる。全体に情報量が多いが気合が入っていて見ごたえのあるMVだ。

以下Type-Aのみ
2.渋谷からPARCOが消えた日-music video-
夜の渋谷のビル(パルコ)近辺が舞台になっているようだが、序盤の赤いレーザー系の服装がなんか合ってない感じでどうしたもんかと思っていたら後半ではセーラー姿も登場。まだ中学生だしこっちの方が似合う。全体にカッコいい仕上がりだが、やはり圧倒的なキメ顔でパルコパルコ連呼する姿はシュール極まる

3.石森虹花、4.尾関梨香、5.志田愛佳、6.土生瑞穂 、7.守屋茜、8. 渡辺梨加、9.渡邉理佐
前作に続いてテーマを設けない個人PV。このため各自作風はバラバラで、前作同様にクリエイターの自己満足アート色が強く、雰囲気モノ、意味不明なシチュエーションの"クリエイター系"が並ぶ。尾関みたいに本人の個性がクリエイターに伝わりそれを生かしたPVにしようと考えさせてしまうほどの強烈な個性はそうそう全員が持てるものではないと思うので、クリエイターにイメージが伝わっていないメンバーほど自己満足アートの世界に引きずり込まれる=別に誰でやっても同じになるようなそんなイメージ。乃木坂46では1stでノーテーマでのPVを制作した結果、無秩序全開の自己満映像が全面展開しこれが不評だったのか、2nd以降ではしばらくPVに共通テーマを設定・制約をかけた事で過度な自己満足アート系が大幅に減って見やすくなった(それでもテーマを逸脱して自己満アートに走るクリエイターは何人かいたけど…)。その間にメンバーのキャラがそれぞれ見えてきたのでやがてノーテーマでも面白いPVが増えていって今に至るが、そこは踏襲して今作ではテーマを設定してやってほしかった。2作連続でノーテーマはきついってばよ…。

以下Type-Bのみ
2.また会ってください-music video-
告白をためらっている長濱ねるがノートに描いていたパラパラ漫画の簡易キャラがそのまま実体化して行動をリードしてもらうというファンタジーほんわか系。海辺から始まり、田舎道から少し都会っぽい風景まで移動していくが、本人の地元長崎まで行って撮影してきたらしいので、芸能人になった長濱ねるが地元を巡っているというのも大きなポイントになっているようだ。

3.今泉佑唯、4.小池美波、5.小林由依、6.佐藤詩織、7.菅井友香、8.原田葵、9.米谷奈々未
ゆいちゃんずの2人は音楽モノということで、前作で個性をアピールできたメンバーはそこを生かした方向で制作してもらえている印象。

以下Type-Cのみ
2.語るなら未来を…-music video-
ダンスシーン主体のカッコいい映像。キレッキレの本気ダンスは見ごたえ抜群だが、バランスとしてはキレのあるダンスは表題曲でも見れるので、ここはゆいちゃんずのMVとか別の作風のMVを見たかった気もする。ダンスイメージを強調したいということなのかもしれないが…。

3.上村莉菜、4.織田奈那、5.齋藤冬優花、6.鈴本美愉、7.長沢菜々香、8.平手友梨奈、9.長濱ねる
前作で強烈なインパクトを放っていた変な体操&歌の第2弾をそのまま同じ方向性でやるラストの長濱ねるが個人PVすべてのインパクトを最後に1人で持っていってしまう。

配信限定のSpecial Editionは全7曲をまとめてセットにしたもの。配信では複数タイプでの配信は行われずSpecial Edition1択となっている(1曲ごとの購入は可能)。これによりカラオケバージョンは配信されていない。

★★★★☆

世界には愛しかない(TYPE-A)(DVD付)Type-A 世界には愛しかない(TYPE-B)(DVD付)Type-B 世界には愛しかない(TYPE-C)(DVD付)Type-C 世界には愛しかない(通常盤)通常盤  世界には愛しかない (Special Edition)Special Edition 

深海 東京女子流 2016/8/30 CD+DVD 初登場38位 売上0.26万枚
1.深海-Hi-ra Mix-
先に配信限定でRoyal Mirrorball Mixがリリースされ、CDでは「CDのみ」盤にしか収録されていないが、今作はHi-raというアレンジャーによる別アレンジバージョン。今回はどっちが本バージョン(バージョン名が無表記)という事ではなく、Hi-raアレンジも松井アレンジと2バージョンあるという扱いなんだろうか。だったら2バージョンちゃんとCDに入れておいてほしかったが…。どちらかというとこのバージョンの方がリミックスっぽく聞こえるし、久々のシングルがこれというのはなんだか味気ないというか、新たな魅力が存分に発揮されているというわけでもないしなぁ…。リリースが出来ているうちは大丈夫だろうけど、そろそろ覚悟はしておいたほうがいいのかもしれない。

2.君へ-Royal Mirrorball Mix-
こちらも先に配信で出ていた曲の松井寛アレンジ。松井アレンジだけに今作の方がいつもの女子流っぽさが漂い、リミックスというよりいつものアレンジでやってみたといった感じ。作詞が山邉、ラップ歌詞は中江が自ら担当しているが、歌詞が全体にかわいらしいのとラップが入ってくるとなると松井アレンジのゴテゴテな雰囲気よりは軽かったオリジナルの方が合ってたのかなという気も。

DVD

Document Movie「TGS LIVE 2016 in Taipei」
5月14日に台湾、15日に香港でワンマンライブを行った際のドキュメント映像。タイトルではTaipeiだけになっているが、45分ほどの収録時間のうち30分が台湾ライブに費やされている。一応香港のドキュメントも10分程度収録され、台湾で披露した「Partition Love」の中国語バージョンが最後にライブ映像としてフル収録されている構成(ただし狭いライブハウスなので映像も音も大したことない)。ドキュメント途中のライブ本編は曲は全てフェードアウト状態だが何故か曲では無くMCだけを収録。一応全編に渡って場面転換のたびに場所や日付のテロップは出るんだけど、喋った言葉のテロップは出ない仕様。しかしMCを中国語でほぼ全編行っているのにテロップが表示されないので、MCパートは何を言っているのか分からない中国語を延々聞かされるハメになる。こんなんカットするか字幕入れるかにしてくれよ…。

また以前は「おでかけムービー」としてそれ用に観光も行ってゆる〜いまったりムービーという感じだったが、アーティスト宣言(棒)で「おでかけムービー」も廃止されどっちかというと余計な映像収録を行う予算も時間も与えられてないという方が正しそうではあるが、必要最小限の移動と食事、そのついででちょっと散策程度しかない。ドキュメントといっても正直今までだったらもっと短くまとめてたのを薄く引き伸ばしただけで正直あまり面白くない…。ていうかこれだったらMV収録とメイキングで良くない?

36Pフォトブック付、CDのみ、ミュージックカードの合計4種。「CDのみ」にだけ先日配信リリースされた「深海 -Royal Mirrorball Mix-」を収録(初CD化)している。

★★★☆☆

深海(DVD付)DVD付  深海(初回生産限定盤)フォトブック付  深海(通常盤) CDのみ 

僕はいない NMB48 2016/8/3 Type-A 初登場1位 売上36.4万枚
1.僕はいない
歌唱メンバーは太田夢莉、沖田彩華、加藤夕夏、岸野里香、渋谷凪咲、上西恵、白間美瑠、須藤凜々花、谷川愛梨、藤江れいな(元AKB48)、村瀬紗英、矢倉楓子、薮下柊、山本彩、吉田朱里、渡辺美優紀
パッと聞きはいつものド王道の48系アップテンポナンバーだけど、圧倒的に漂う切なさが今作の最大の特色。「いない」切なさが卒業していなくなる渡辺に重なる…ような気もするが歌詞自体はごく普通の失恋ソング。僕の隣に君がいないのではなく、君の近くに僕がいないと考える思考回路がちょっと変わっているくらいでたぶん策士家秋元康的にはそんなに力入れてないっぽい。

2.今ならば/さやみるきー
歌唱メンバーは山本彩、渡辺美優紀
ミディアムナンバーで性格が正反対なのであんまり仲良くなかった(別に嫌い合っていたわけではない)とされる2人が最後に理解し合う楽曲…のような気もするがよく見ると歌詞はラブソング。断片的なフレーズが山本と渡辺の関係性のようにも見えるというのは策士家秋元康的にとってはたやすいギミックでありそんなに力入れてないっぽい。

Type-Aのみ
3.空から愛が降って来る/Team N
歌唱メンバーは明石奈津子、石田優美、太田夢莉、加藤夕夏、岸野里香、古賀成美、城恵理子、上西恵、須藤凜々花、西澤瑠莉奈、西仲七海、本郷柚巴、山尾梨奈、山口夕輝、山本彩、吉田朱里
そんなに特徴のない48系王道の範疇内のポップナンバー。

DVD

1.僕はいない(ミュージックビデオ)
これといったストーリーは無いが、渡辺がタイを1人旅している設定のイメージシーンのみの映像。1人旅を楽しんでいるはずが、行く先々で渡辺を真顔でただただじっと見つめるメンバーが次々現れる…というなんだかホラーじみた描写になっている。1カットだけ須藤が1年前の「ドリアン少年」にひっかけて何故かドリアン持ってるのは唯一の笑わせポイントだろうか。渡辺は1人旅しているのに次々現れる仲間に驚愕しまくりで、1人になりたそうに見えるし、残された者たちも1人で勝手に行きやがって…みたいに見えてしまうんだけどどういう意図でこんな内容に…?最終的には突如現れた山本が渡辺を無理やり引っ張っていくとそこにはミニ気球灯篭みたいなのが…という事で結局一風変わった卒業セレモニーをやりたかったのだろうか。あとフレッシュレモンを辞めるとかなんとかで総選挙に挑んで圏外になってしまった市川美織の姿が見えないと思ったら選抜落ちしていたのか。

2.僕はいない(ミュージックビデオ ダンシングバージョン)
いつものように本MVにも出てくるダンスシーンだけで構成というパターンではなく「僕らのユリイカ」の時と同様に本MVには一切出てこない完全別映像のダンスバージョン。これもタイで撮影したらしいが、矢倉楓子が暑さでダウンしたため不参加。海辺で水着でダンスというかつて毎年やっていたのに昨年48グループ全体で急にやらなくなった夏だ!海だ!水着だ!がここに来て復活。明るく眩しい空と水着と海の映像とは裏腹に全員が曲調を意識してか暗めの真顔で踊っているが、最前の渡辺だけはアイドルスマイルしまくり。立ち位置的に渡辺のスマイルが映るとその背後に山本がよく映り込むが山本は真顔どころか深刻にも見えるくらい影のある表情をしているのでコントラストがかなり凄い。卒業する渡辺だけ笑顔というのは結果こうなったのか、演出でこうなっているのか…。

以下Type-Aのみ
3.空から愛が降って来る/Team N(ミュージックビデオ)
夏といえばそう浴衣!という感じのザ・浴衣MV。山本の浴衣姿の色気がなんだかハンパ無い事になっているせいで、センターの太田夢莉と須藤凜々花がなんだかちんちくりんに見えてしまうという弊害が…。山本彩頼りの状況をなんとかしたいのでセンターを若手に与えるのはいいけど、こういうMVにするなら素直に山本センターで良かったのでは。

4.特典映像「NMB48 Live House Tour 2016 Zepp Namba(3/30夜 - 西村愛華 卒業公演)
まさかのライブフル収録。MCを削り、楽曲はショートサイズばかりなので1時間半にも届かないものの、知らない曲ばかりで知らないメンバーばかりで知らないメンバーの卒業感動ムードが全く馴染めなかったので全編早送りしてしまい見ていない。

★★★★☆

僕はいない(通常盤Type-A)(DVD付)Type-A 僕はいない(通常盤Type-B)(DVD付)Type-B 僕はいない(通常盤Type-C)(DVD付)Type-C 僕はいない(通常盤Type-D)(DVD付)Type-D NMB48 僕はいない 劇場盤劇場盤  

[DEATHTOPIA] GLAY 2016/8/3 初登場6位 売上4.2万枚
1.デストピア
アニメ『クロムクロ』OP(第1クール)。先行配信ではTVサイズが無料配信もされていた楽曲。CDタイトルは[]と英字表記だが曲自体はカタカナ表記。GLAYとしてはここのところ3連続でアニメタイアップが続いていたが全部同じアニメでTERUが一貫して手掛けていた。今回はアニメ好きで広く知られているHISASHIによる楽曲。タイアップ先に合わせたのか、これまでよりもキャッチ―で気持ちいいいかにもアニソンらしいサビを持ってきつつも実にGLAYらしい王道感も漂わせるなどバランス感覚は絶妙。案外アニメ好きなHISASHIだから出来たバランス感覚なのかもしれない。

2.超音速デスティニー
アニメ『クロムクロ』OP(第2クール)。こちらもHISASHI楽曲。今作発売時点ではこっちに切り替わっていた。これまたGLAYらしい曲だけど「デストピア」に比べるとあまり印象が強くない。タイミング的にはOA中である今作のタイトルを前に出しても良かったはずが、C/Wのような扱いなのもなんとなく納得というか。

3.JUSTICE [from] GUILTY(GLAY Special Live 2013 in HAKODATE GLORIOUS MILLION DOLLAR NIGHT Vol.1)
12年の46thシングル。

4.微熱Agirlサマー(GLAY Special Live at HAKODATE ARENA GLORIOUS MILLION DOLLAR NIGHT Vol.2)
15年の52ndシングル3A面の2曲目。

5.黒く塗れ!(GLAY ARENA TOUR 2014-2015 Miracle Music Hunt)
14年の50thシングル『BLEEZE 〜G4・V〜』の3曲目。

6.everKrack(GLAY HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2016 "Supernova")
11年の公式通販限定43rdシングル『G4・U-THE RED MOON-』の1曲目。

7.coyote,colored darkness(ROCK'N'ROLL SWINDLE at NIPPONBUDOKAN)
04年の8thアルバム『THE FRUSTRATED』収録曲。

8.WORLD'S END(GLAY ARENA TOUR 2007 "LOVE IS BEAUTIFUL")
07年の9thアルバム『LOVE IS BEAUTIFUL』収録曲。

今回いっそ全曲HISASHIのシングルにしようぜ!ということになったのか、なんと3〜8曲目も全てHISASI楽曲(「USTICE [from] GUILTY」の作詞だけTAKURO)の歴代ライブ音源。知名度が高い曲は無く、00年代以降も欠かさずシングル・アルバムを聞き続けたリスナーじゃないと知らない曲ばかり並んでいる感じになるのだろうか。ただ『rare collectives vol.2』のDISC-2でHISASHI楽曲がまとめられていた頃に比べるといい曲を書くようになったなぁと改めて思う。また「coyote,colored darkness」ではキーボードで佐久間正英が参加しており、亡くなってから2年経過して新作のシングルに佐久間正英のクレジットがあるのがなんかぐっとくるものがある。

★★★★☆

[DEATHTOPIA](DVD付)DVD付  [DEATHTOPIA](CD ONLY)CDのみ

夢を追う旅人 エレファントカシマシ 2016/8/3 初登場16位 売上0.8万枚
1.夢を追う旅人
昨年末のアルバム『RAINBOW』で新たに関わった村山☆潤との引き続きの共同編曲(バンドではなく宮本単独)。希望溢れる前向きなロックナンバー。エレカシの旅人というと「孤独な旅人」があるが、今作は同世代に向けて今からでも行こうぜと前向きに歌いかけるような内容で「俺たちの明日」の方向性に近い。メロディーがあまり強くないので意外と残りにくいが、非常に風通しが良く、ストレートなロックサウンドも派手すぎずに聞きやすい。インタビューによれば宮本はストリングスを入れようかと考えていたが、村山☆潤が無い方がいいと主張したそうで結果正解だったとか。蔦谷好位置、亀田誠治といった07年以降に主に組んでいたアレンジャーによるシングル表題曲は派手にストリングスを入れたものが多かっただけにその感覚を新たなアレンジャーが不要だと進言したところに新たな時代を感じる。

2.i am hungry
エレカシらしいロックナンバー。村山☆潤との出会いにより、ここからまた少し新鮮なエレファントカシマシが聞けるかもしれない。

★★★★☆

夢を追う旅人(初回限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  夢を追う旅人(通常盤)通常盤 

金の愛、銀の愛 SKE48 2016/8/24 Type-C 初登場1位 売上32.8万枚
1.金の愛、銀の愛
歌唱メンバーは東李苑、江籠裕奈、大場美奈(元AKB48)、大矢真那、北川綾巴、木本花音、熊崎晴香、後藤楽々、斉藤真木子、須田亜香里、惣田紗莉渚、高柳明音、竹内彩姫、谷真理佳(元HKT48)、日高優月、二村春香、古畑奈和、松井珠理奈
ド派手なパイプオルガン風のシンセとピアノが楽曲を引っ張っていく重たいバラードナンバー。スローなのが重たさを増幅させていてかったるいので「不器用太陽」みたいにどこかでテンポアップするのかと思っていたらそのまま曲が終わった。というわけで48系列初の本格バラードA面曲。何もクソ熱い真夏にこんな蒸し暑さが増幅されるようなバラードを出さなくてもいいじゃないか。

Type-Cのみ
2.サヨナラが美しくて/柴田阿弥と4期生
歌唱メンバーは犬塚あさな、木本花音、酒井萌衣、柴田阿弥、高木由麻奈、竹内舞、都築里佳
総選挙で突如上位入りして頭角を現し、圧倒的目力と明るいキャラクターでSKE48内ではそれなりなポジションにはなったものの、総選挙の好調さの割にはトップ格扱いまではされていなかった感もある柴田阿弥が卒業を発表。これに伴い表題曲選抜されていたらしいが辞退したとされている。表題曲に参加せずにC/Wに卒業ソングを用意してもらうというのは前作の宮澤佐江と同じパターンだが、同期の仲間と歌う卒業バラード、1番はソロで歌って2番から同期メンバーがアンサーするように歌って送り出すという流れまで綺麗に踏襲。たまには元気に卒業していくパターンをやってもいいんじゃないか…。「夢の河」路線で連投される卒業パターンも量産されすぎてまたかとしか思えなくなってしまった。

共通(劇場盤のみ2曲目)
3.今夜はShake it !/ラブ・クレッシェンド
歌唱メンバーは江籠裕奈、小畑優奈、北川綾巴、熊崎晴香、後藤楽々、菅原茉椰、松井珠理奈
昨年単独でデビューするも実質ユニット曲を収録してSKE48名義の表題曲を用意せずにこのユニットを表題曲にしただけの"分かりにくいSKE48のシングル"だったが通常よりコケてしまい、外からは意味不明な事になってしまったせいかそれっきりになっていた。今回はC/Wとして2曲目が制作され、ユニットの存在はかろうじて存続した。前作同様にまあ普通の曲。

DVD

1.金の愛、銀の愛 Music Video
雨が降る都会のビルの屋上や街の風景でのシリアスシーン+バラードだけどわりとしっかりダンスもあるのでダンスシーンという構成。この季節の土砂降りの雨はどうしても物凄く蒸し暑そうで大変だったんだろうなぁ…。

Type-Cのみ
2.サヨナラが美しくて/柴田阿弥と4期生
セットが違うだけでほとんどテンプレ化している卒業バラードパターンMV。1番は柴田が1人歩んでいき、2番以降で4期生が登場してあれやこれやで柴田が旅立っていく…という。

3.ドキュメント「金の愛、銀の愛」
MVのメイキング映像。以前はバラエティ番組を1本丸々制作して収録していたが、MV撮影のついででカメラを回しておいてそれをまとめるだけになった辺りに予算削減っぷりが…。あまり面白みが無かったので全編早送りで見ていない。

Type-Cのみ
4.柴田阿弥と4期生たち
何かトークでもするのかと思ったらまさかのこれもMVメイキング。やはりあまり面白みが無かったので全編早送りで見ていない。

★★★☆☆

金の愛、銀の愛(DVD付)(Type-A:初回盤)初回A 金の愛、銀の愛(DVD付)(Type-B:初回盤)初回B 金の愛、銀の愛(DVD付)(Type-C:初回盤)初回C 金の愛、銀の愛(DVD付)(Type-D:初回盤)初回D 

金の愛、銀の愛(DVD付)(Type-A:通常盤)通常A 金の愛、銀の愛(DVD付)(Type-B:通常盤)通常B 金の愛、銀の愛(DVD付)(Type-C:通常盤)通常C 金の愛、銀の愛(DVD付)(Type-D:通常盤)通常D 金の愛、銀の愛(劇場盤)劇場盤  

ラストシーン/ぼくらのゆめ いきものがかり 2016/8/24 初登場20位 売上1.6万枚
1.ラストシーン
映画『四月は君の嘘』主題歌。島田昌典とアレンジャーが表記されているだけで予想できるストバラ。10周年ベストを経ての1発目はド王道安心安定のストバラ。絶対にブレない安心感というよりはどうしても飽和が先に来てしまうところはあるが、別れからの始まりをここに持ってくるところは面白い。まあそれは10周年というよりタイアップ先がそういう内容だったというタイアップ職人として仕事しただけなのかもしれないけど。新しい事をやろうとするグループではないのでこれからもずっとこんな感じなんだろう。

2.ぼくらのゆめ
ベスト盤の最後に収録されていた曲を何故かシングルカット。水野の視点からいきものがかり自身を歌った初のパーソナルを打ち出した楽曲なので特別なのは分かるけど何もシングルで切らなくても…。両A面にするときはなんだかんだ曲調を大きく変えることが多かっただけに今回はそこまでのコントラストにもなってないし。

★★★★☆

ラストシーン/ぼくらのゆめ  

理由 槇原敬之 2016/8/24 初登場48位 売上0.3万枚
1.理由
ドラマ『はじめまして、愛しています。』主題歌。サビがほぼ裏声、リズミカルなアップナンバーだが2年前の「Fall」とどこか被るところがあり、どうもファン向けの楽曲のような閉じた印象。そろそろもう少し明るい感じのポップなのが聞きたいところだったんだけど、そういうモードではないんだろうか。しかも今回ちょうど10年前頃のような教訓路線に完全に戻ってしまったかのように情景描写ほぼ皆無で延々教訓が説明され続けるという歌詞の内容がどうも入ってこない。ありがたい真理が説明されてはいるんだけど、また自身や相手を信じるという流れで唐突に神様信じてるとか差し込まれるのも唐突すぎて「?」すぎる…。最近は「世界に一つだけの花」が短時間で制作されたというのも神様のおかげになってしまったしどうもなぁ…。

2.一歩一会
散歩を通して人との出会いを尊いものと感じるタイトル通りの一期一会ならぬ一歩一会。説教ソング化する前の『Home Sweet Home』頃の境地に近い暖かさが感じられるミディアムナンバー。

★★★☆☆

理由  

いつかの自分 anderlust 2016/8/24 通常盤 初登場71位 売上0.2万枚
1.いつかの自分
アニメ「バッテリー」OP。王道のストリングスポップ。今回も小林武史プロデュースなのでまあ普通に小林武史っぽいなと思ったし、クレジット上も編曲は小林武史の単独なんだけど、ストリングスを入れたのは小林武史ではなく、ボーカル越野アンナが「私が後から足したもの」とコメント。小林武史は元々入れないつもりだったということだろうか。今回も十分にいい曲なんだけど、デビュー曲が鮮烈だっただけに今回はどうしても期待以上のところには届かなかった。またシングル2作目にして早くも「スランプだった」って大丈夫なのか今後。

2.明日、春が来たら
アニメ「バッテリー」ED。97年の松たか子のデビュー作のカバー。元々ポップな楽曲だったし、大きくイメージを変えずとも自然にグループの雰囲気に合致したと思う。

期間生産限定盤、通常盤のみ
3.若者のすべて
アニメ「バッテリー」ED。07年のフジファブリックのカバー。フジファブリックはベスト盤だけリリース当時に聞いてもう1つ何か足りない感じがしただけで聞かなくなってしまったのでほとんど記憶にないんだけどこの曲、かなり名曲じゃないか…。なんで全く印象に残っていなかったのか。まあ状況・気分・その他いろいろな要因で良さを感じるか突き抜けて忘れてしまうか、紙一重だよな…。

初回盤、通常盤のみ
4.Swallowtail Butterfly〜あいのうた〜
96年のYEN TOWN BANDのカバー。である小林武史の曲であり、越野アンナとは同い年の曲でもあり、であるAKKOがMY LITTLE LOVERで01年に歌った事もある曲であり、色々な巡り合わせでここで越野アンナがカバーしているというのがポイント。小林武史による新たな編曲は原曲よりアップテンポになり、anderlustらしいさわやかなポップ感。マイラバがカバーした時点では原曲を引きずっていた感じだけど、越野アンナとAKKOのボーカルの雰囲気にも近いものがあるので、何気にデビュー当初のマイラバが王道でこの曲をやってみたようなところもある。

★★★★☆

いつかの自分(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  いつかの自分(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)期間生産限定盤DVD付  いつかの自分通常盤 

LOVE TRIP/しあわせを分けなさい AKB48 2016/8/31 Type-A,B,C,D,E 初登場1位 売上121.8万枚
1.LOVE TRIP
歌唱メンバーは総選挙1〜16位の指原莉乃(HKT48/元AKB48)、渡辺麻友、松井珠理奈(SKE48)、山本彩(NMB48)、柏木由紀、宮脇咲良(HKT48)、須田亜香里(SKE48)、島崎遥香、兒玉遥(HKT48)、武藤十夢、横山由依、北原里英(NGT48/元AKB48)、向井地美音、岡田奈々、高橋朱里、小嶋陽菜(選挙時は「にゃんにゃん仮面」名義)
ドラマ『時をかける少女』主題歌というメンバーが全く出演していないドラマタイアップだったが、フジの27時間テレビでAKB48が担当したコーナー「AKBの中心で愛を叫ぶ〜告れメッセージフェス」テーマソングでもあり、MVは完全にそっち寄りで制作されている。これまでの総選挙ソングはとにかく派手・派手・派手といった感じでその年を代表するような勢いと貫録を持った楽曲が用意されてきたが、今回そのような気負いが全くない普通のアイドルソング。じゃんけんシングルは出なくなって久しいが、じゃんけんシングルのような感覚だ。TVで何度か聞いただけでは全く印象に残らず、CDで何度か聞いてようやく繰り返される"ラットリ♪"を軸にして印象が固まってきた。まあ総選挙ソングという妙な気負いを捨てて身軽になったのはいいけど、ちょっとタイアップソングで無理やり複数固めた事もあってかなり存在感の無い曲になってしまったような…。

2.しあわせを分けなさい
歌唱メンバーは「LOVE TRIP」と同じ。
「ゼクシイ」CMソング。総選挙前から既に曲があり、総選挙メンバーが歌う事が決定している事も先に公表されていた。その段階では亀田誠治が編曲を担当し、歌唱メンバーが決まっていないので亀田誠治と監督であり今回単独で作曲者でもある箭内道彦の2人がデモとして歌っていた。AKB48で初の亀田誠治起用かと思われたがなんとまさかの亀田誠治はお役御免で切り捨てられてしまい、出来上ってみれば編曲はいつものアレンジャーの1人である野中”まさ”雄一になっていたという…。どうしたらそんな失礼かつ意味不明な事になってしまうのか…。スタンダードなウェディングバラードだが、そもそもAKB48が結婚ソングを歌うこと自体に違和感しかなく、それは何より好きだ嫌いだのラブソングならまだしも恋愛禁止にしてるのに結婚まで行ってしまうのは飛躍しすぎというところに尽きる。みんな幸せにしよう、なろうという意味にしても「しあわせを分けなさい」と命令調なのも違和感だし、この曲はちょっと無いかなぁ…。ただルール無用状態となっている指原がセンターというのであれば成立してしまうか。渡辺麻友だったらどうなっていたんだろうか。

3.光と影の日々
歌唱メンバーは入山杏奈、柏木由紀、加藤美南(NGT48)、北川綾巴(SKE48)、北原里英(NGT48/元AKB48)、兒玉遥(HKT48)、指原莉乃(HKT48/元AKB48)、白間美瑠(NMB48)、高倉萌香(NGT48)、高柳明音(SKE48)、松井珠理奈(SKE48)、宮脇咲良(HKT48)、矢倉楓子(NMB48)、山本彩(NMB48)、横山由依、渡辺麻友
『熱闘甲子園』テーマソング。なんとここにもタイアップが来たが何故か共通C/W扱いと一段下げた扱いに。これは総選挙シングルなので表題曲は指原をセンターにしないといけないが、この曲は指原センターじゃねーな…という事だろうか?センターは山本彩と横山由依。「365日の紙飛行機」的な山本彩のイメージで行ってみたようなバラード。まあいかにも青春をかけて戦う甲子園の夏みたいな感じでいい曲なんだけど既にこの手の路線はJ-POP界には似たような曲がたくさんあってJPN48でやらなくても甲子園なんだからNMB48でやれば良かったような。でも姉妹グループという名の実質支店で本体よりも目立つ曲が生まれるのは困るんだろうな。

Type-Aのみ
4.伝説の魚/アンダーガールズ
歌唱メンバーは総選挙17〜32位の峯岸みなみ(元坊主)、入山杏奈、小嶋真子、高柳明音(SKE48)、込山榛香、大場美奈(SKE48/元AKB48) 、朝長美桜(HKT48)、白間美瑠(NMB48)、沖田彩華(NMB48)、加藤玲奈、川本紗矢、矢吹奈子(HKT48)、古畑奈和(SKE48)、惣田紗莉渚(SKE48)、竹内彩姫(SKE48)、大島涼花
今風の電子音系シリアスダンスナンバー。センターは峯岸みなみだが特に合わせて書かれた感じはしない。普通にカッコいい曲。

Type-Bのみ
4.進化してねえじゃん/ネクストガールズ
歌唱メンバーは総選挙33〜48位の矢倉楓子(NMB48)、倉野尾成美、江籠裕奈(SKE48)、本村碧唯(HKT48)、木アゆりあ(元SKE48)、佐々木優佳里、薮下柊(NMB48)、渕上舞(HKT48)、藤江れいな(NMB48/元AKB48)、冨吉明日香(HKT48)、田島芽瑠(HKT48)、須藤凜々花(NMB48)、田中美久(HKT48)、松岡菜摘(HKT48)、茂木忍、井上由莉耶(HKT48)
明るいポップロックナンバー。センターは矢倉楓子。路線は今回のC/Wの中では1番好みではあるけど普通。

Type-Cのみ
4.岸が見える海から/フューチャーガールズ
歌唱メンバーは総選挙49〜64位の二村春香(SKE48)、森保まどか(HKT48)、岩立沙穂、太田夢莉(NMB48)、神志那結衣(HKT48)、竹内舞(SKE48)、谷真理佳(SKE48/元HKT48)、渋谷凪咲(NMB48)、岡田彩花、植木南央(HKT48)、坂口理子(HKT48)、駒田京伽(HKT48)、西野未姫、大和田南那、酒井萌衣(SKE48)、北川綾巴(SKE48)
元気一杯な全盛期アンダーガールズ的な若さ溢れるアイドルポップナンバー。ブレイク期に量産されていたタイプの曲だが今はちょっと懐かしさを感じる。

Type-Dのみ
4.2016年のInvitation/アップカミングガールズ
歌唱メンバーは総選挙65〜80位の宮前杏実(SKE48)、岸野里香(NMB48)、熊崎晴香(SKE48)、木本花音(SKE48)、谷口めぐ、坂口渚沙、山内鈴蘭(SKE48/元AKB48)、秋吉優花(HKT48)、大森美優、鎌田菜月(SKE48)、佐藤すみれ(SKE48/元AKB48)、加藤美南(NGT48)、吉田朱里(NMB48)、宮崎美穂、日高優月(SKE48)、村重杏奈(HKT48)
若干サンバ風のノリのサマーナンバー。なんか乃木坂46の3年前の「人間という楽器」(「ガールズルール」の通常盤C/W)を思い出した。

Type-Eのみ
4.光の中へ/バイトAKBぱるる選抜
歌唱メンバーは島崎遥香、繁藤冬佳(バイトAKB)、日出有香(バイトAKB)
バイトルのタイアップ。このタイアップでの深夜番組は以前からやっていたが2015年4月からは『淳・ぱるるの○○バイト!』として田村淳と島崎遥香の冠番組となり、島崎が単独で番組レギュラーだった縁なのか「ぱるる選抜」として島崎遥香がメンバー内ではなく外部からバイトAKBメンバーを選出するという企画が進行していた。CDデビューとCM出演が約束され、8月10日までの期間限定という決まりだったので今作発売時点で既に2人は契約終了。しかも番組がこの企画進行中の2016年3月で終わってしまったので定期的に続報を伝える媒体が先に消滅してしまっていた。3人合格したはずが1人辞めてるし…。CDデビューというのも総選挙シングルという趣旨の違うシングルのタイプ別のC/Wにぶち込む形で浮いてしまう事に…。島崎遥香をメインにして、無表情ロボット的な無機質さを全面に出した無感情なナンバー。イメージ的には往年のWinkを現代風にやってみた感じ。バイトのCMなんだからもっと無駄に明るくて前向きな方がいいんじゃないかと思うけど、島崎遥香が今やりたい方向性が強く反映されたんだろうか。

DVD

1.LOVE TRIP Music Video
「告れ日本PROJECT」と称した素人出演企画でLOVE TRIPバスに乗ったメンバーが数名ずつ各地で素人の告白を応援して見届けるという内容。一般人の告白主体のため、現場音声が優先され大半の箇所で楽曲の音量が絞られメンバーが出ている場面も少ない。見届けるメンバーが総選挙下位になる後半ほどダイジェスト的になっているので、1位の指原と組んだHKT48の児玉(9位)と宮脇(7位)は順位の割に出番が多くておいしいな…。前半踊っているシーンはわずかでしかもピチッとした白スキニーパンツ姿がなんとも微妙…。メンバーが全員でのダンスシーンは最後まで出てこないがこれも曲だけCD音源のライブ版みたいになっている上に、曲が終わってからもまだ告白を持ってくるという告白攻め。恋愛禁止とされているメンバーに告白推奨・見届け人をやらせるというだけでもかなり残酷な企画に思えてくるが、SNS上でちょいと男の影がちらつくだけで大騒ぎするファンの多くはいわゆる「リア充」連中による告白成功シーン連発(しかも1人だけちょっとおとなしい感じの男子が玉砕するという無駄に現実的なシーンがある)なんて見せられれば、心乱され焦燥・苛立ちなどの情緒不安定に陥る者も多いと思われる。これは一体誰得な企画だったのか。

2.しあわせを分けなさい Music Video
指原と平成ノブシコブシの吉村崇の結婚式〜披露宴をそのままリアルにやった内容。メンバーだけでなく芸人仲間や総選挙司会の徳光まで出てくる手の込みようで、一切のギャグ無しで結婚式から披露宴の様子がダイジェストされるという。1位が他のメンバーだったら結婚式やっても成立しないが、圧倒的人気がついてくるので最早何をやっても発言しても許されるスキャンダル成金指原だから成立したような企画。しかしここまでになるとスキャンダル成金指原がJPN48の枠内でやる事ってもう何も残って無くない?

3.光と影の日々 Music Video
写真部だった山本彩(写真部が廃部になるので置きっぱなしになっていた当時の写真などを取りに来た)と野球部マネージャーだった横山由依(後輩たちの試合を見た帰りに寄った)が母校で再開し、当時の写真を見ながら当時を振り返るという内容。若手数名が写真部後輩役で出てくる以外、残りのメンバーは山本・横山も生徒だった当時の回想シーンの中に登場する+全員制服での教室での歌唱シーンで構成。JPN48としては素人の告白応援やら結婚式よりもこういう青春モノの方がしっくり来るところがあるが、主要メンバーが概ね20代前半になっているので学生現役シーンが全部回想になる辺りに積み重ねた年月が出てくるのもまた一興。山本はともかく、総選挙で震え芸をやったりNot yetで後輩ポジだったころに比べると総監督を引き継ぐ前からあまり目立たない(しかし探せばまあそれなりに出てる)ポジションになっていた横山がここまで目立っているのも何気に久々に見たような。

Type-Aのみ
4.伝説の魚/アンダーガールズ Music Video
鋭いレーザー光線が炸裂しまくる空間でのダンスシーンのみで構成。少しだけリップシーンも入っているが基本的にダンスと映像だけで見せる内容。アンダーガールズのMVも色々凝ったものが多かったがレーザー光線演出以外は随分シンプルになったのは実質A面級のMVを3作も制作したせいなのだろうか…。スキャンダル成金指原と対照的に坊主インパクトが強すぎ&痛々しすぎたせいかスキャンダル以降完全失速した1期生にして元坊主である峯岸みなみがセンターポジションに立っているのは公演曲とノースリーブスを除くと初めてだったと思うけどかなり新鮮。ただ今更感があるせいなのかリップシーンではソロで扱ってもらえず、通常時の扱いが峯岸を上回っている状態の次の順位の入山と必ずセットという扱いもまたなんとも…。センターが確約される卒業ソングを制作してもらえるかもらえないかのボーダー上にいるのが峯岸だと思うので下手したらこれが最後のセンターかもしれないのでもう少し峯岸に寄せても良かったのに。

Type-Bのみ
4.進化してねえじゃん/ネクストガールズ Music Video
白い空間に白い衣装での歌唱シーンがメインで清楚感漂う正統派なアイドルっぽいMV。単に歌唱シーンで前にいるだけではなく、センターの矢倉楓子がしっかりフューチャーされている。謎なのは全員で歌唱しているシーンではバックに歌唱メンバー以外の大量のメンバー(圏外だった人たち?)が出ているところ。ほとんどピントは合ってないんだけど総選挙楽曲なのにメンバー以外の出演ってここで必要か?

Type-Cのみ
4.岸が見える海から/フューチャーガールズ Music Video
制服姿、海辺でのシーン(ただし曇天)、和装で寺で師範の指導の下でラブレター書道修行、カラフルな和装での畳セットでのダンスシーンと盛りだくさんな内容。若手が多いせいか学園設定で、選抜とアンダーしかなかったブレイク前後の頃のアンダーガールズのMVが概ねこういうフレッシュさがあったことを思い出す。

Type-Dのみ
4.2016年のInvitation/アップカミングガールズ Music Video
外ロケでのキャンプというか長いテーブルに座っての上半身ダンスシーン主体。一部ジャングル風セットの暗闇探検シーンもあるけど今作唯一の太陽がまぶしく夏らしくて明るい内容。振り返ってみると今作はあまり季節感が無かったので、夏っぽいのはいい。なんだかんだクールにダンスしているよりも画が明るい方が各メンバーもさっぱり分からないけど好印象に見える。

以下Type-Eのみ
4.光の中へ/バイトAKBぱるる選抜 Music Video
アイドル的なかわいさではなく、女性誌的なかわいさ(?)を追求したような独特なポップアート感が醸し出された内容。メンバー3人ともヘンテコポップなメイクや衣装、髪型(というかヅラ?)になっているし、外人の子供2人が出てくるあたりもいかにもアイドルよりもアートっぽい。「バイト」だけに結局2人が島崎遥香の添え物みたいになってしまうのは仕方が無いけど、島崎自らが選出したというメンバーはなかなか存在感があり、ユニットを継続すればこれはこれで独特の味が出ていたようにも思う。

5.しあわせを分けなさい Music Video<Long ver.>
曲をかけずに現場音声のみで構成した30分に及ぶ結婚披露宴の拡大版。かっちり台詞を決めてドラマのように撮影したのではなく、どうやら本当にフェイクドキュメント的に結婚式〜披露宴を開いたようで、思いのほか本格的に司会進行した宴が開かれていて本気っぷりに驚いた。曲は一応披露宴の最後に本日の模様をその場で簡易ダイジェストにまとめたという形の上映ムービーに合わせてフルで流される。この際のダイジェスト映像もダイレクトではなく、会場で上映されているスクリーンを撮影している形になっているなど徹底。しかもダイジェストの映像は大半が本編とは別角度からの映像や未使用カットになっている。本気過ぎんだろこれ…。

初回・通常の違いは初回盤はイベント参加券、通常盤は生写真が封入され、ジャケットが違うのみで、CD/DVDの内容は全て同じ。

★★★☆☆

45th Single「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい Type A」初回限定盤初回A 45th Single「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい Type B」初回限定盤初回B 45th Single「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい Type C」初回限定盤初回C 45th Single「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい Type D」初回限定盤初回D 45th Single「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい Type E」初回限定盤初回E 

45th Single「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい Type A」通常盤通常A 45th Single「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい Type B」通常盤通常B 45th Single「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい Type C」通常盤通常C 45th Single「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい Type D」通常盤通常D 45th Single「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい Type E」通常盤通常E 45th Single「LOVE TRIP / しあわせを分けなさい」 (劇場盤)劇場盤

光の破片 高橋優 2016/8/31 初登場13位 売上1.6万枚
1.光の破片
アニメ『orange』OP。コブクロの「未来」が実写版に続いてアニメのEDにもそのまま起用されている作品なのでまたストバラかと思っていたら、久々の弦不使用のポップロック系ナンバー。この曲だけでなく、あの弾き倒しバイオリンが今作には1曲も入っていない。普段はまくしたてたり、がなりたて気味に歌うことが多い中で、サビでもそこまで声を張らずにやや細めに綺麗に歌っているため、むしろここ最近のストバラ路線よりも新境地というか異色に聞こえる。衝撃はあまり無いけど新しい曲だとは思う。

2.TOKYO DREAM
かつての王道のまくしたて系ロックナンバー。歌っていることも曲調も王道的なんだけど、なんだかどこか丸くなったというかこういう季節は過ぎてしまった感じもあり難しいところ。

3.誰かの望みが叶うころ
これまた歌いあげる系統の王道的なロックナンバー。らしいといえばらしいんだけどなぜかあまり残ってこない。2013年かなり個人的には盛り上がって、去年くらいまではかなり期待度が高かったんだけど今年になってここまで一気になにも感じなくなるとは思わなかった。完全に冷めちゃったなこれは。

4.視力検査/メガネツインズ(高橋優&亀田誠治)
3連続での亀田誠治とのメガネユニット楽曲。2人だけの演奏を基本としているためギターとベースと+αという編成のため、どうにも地味になりがちで、メガネネタ、視力ネタは確かに豊富なんだけど連続でやるほどの面白さは正直もう残ってないと思う。

★★★☆☆

光の破片<期間生産限定盤>(CD+DVD)期間生産限定盤DVD付  光の破片<通常盤>通常盤

walk on Believer♪ 豊崎愛生 2016/8/31 初登場25位 売上0.5万枚
1.walk on Believer♪
王道の陽気でポップなロックナンバー。期待以上というところはここのところあまりなかったけど、アルバムは良かったしそれに続く今作は期待以上だった。よく見たら演奏メンバーには入っていないものの作詞作曲編曲の橋口靖正ってGOING UNDER GROUNDのサポートキーボードにして現在は共同編曲者にも名を連ねている人じゃないか。

2.マイカレー
カレー好きでいつかカレーの歌を歌いたいという本人の願望が叶ったカレーソング。スーパーで食材買ってきて作って食べるまでがそのまんま歌われたほんわかアコースティックナンバー。ここまでハッピーな雰囲気にすることができるのはボーカルによるところが大きいと思う。

★★★★☆

walk on Believer♪(初回生産限定盤)初回盤DVD付  walk on Believer♪(通常盤)通常盤

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