GIFT of SMAP
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Theme of gift-prologue- | 菅野よう子 | 菅野よう子 | インスト | |
2 | Just Go! | 浅利進吾 | 浅利進吾 | 浅利進吾・陶山隼 | |
3 | さかさまの空 | 麻生哲朗 | 菅野よう子 | 菅野よう子 | 47thシングル 最高1位 売上18.3万枚 |
4 | HIKARI | HIKARI | HIKARI | HIKARI | |
5 | おはよう | 前山田健一 | 前山田健一 | 中西亮輔 | 木村・香取 |
6 | 君とBoogie Woogie | ナオト・インティライミ | ナオト・インティライミ | 鈴木Daichi秀行 | |
7 | gift | 麻生哲朗 | 菅野よう子 | CHOKKAKU | 配信限定シングル(着うた・着うたフル) |
8 | 真夏の脱獄者 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 服部隆之 | |
9 | イナクテサビシイ | Blaise・Maynard・tax | Blaise・Maynard | 川端良征 | |
10 | I Wanna Be Your Man | 志磨遼平 | 渡辺亮 | 岩田雅之 | 稲垣・草g・香取 |
11 | エンジェルはーと | 野島伸司 | Kabashima Kenji& kosekibeatz |
宗像仁志 | |
12 | 前に! | 飯田清澄・zopp | 飯田清澄 | 本間昭光 | |
13 | Theme of gift-epilogue- | 菅野よう子 | 菅野よう子 | インスト |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | ねぇ… | N.マッピー・谷口尚久 | 中居ソロ | ||
2 | La+LOVE&PEACE | Satomi | Marty Friedman | Marty Friedman | 木村ソロ |
3 | Special Thanks | micca | 大橋好規 | 大橋好規 | 稲垣ソロ |
4 | 唐獅子牡丹 | 水城一狼・矢野亮 | 水城一狼 | 小西康陽 | 草gソロ 高倉健のカバー |
5 | MONSTERS | 香取慎吾、山下智久 | 香取慎吾、山下智久 | Jeff Miyahara | 香取ソロ Featuring Vocal:山下智久 The MONSTERS名義でシングルカット 最高1位 売上19.2万枚 |
6 | CRAZY FIVE | N.マッピー・宮下浩司・宮下昌也 |
Strings Arrangement:清水俊也(2)、中島ノブユキ(3)
オーケストレイション:窪田晴男(4)
リリースデータ
2012年8月8日 | 初登場1位 | 初動21.0万枚、売上28.3万枚 | Sound Producer:Kohji Mikami | ビクター |
メンバー
中居正広 |
木村拓哉 |
稲垣吾郎 |
草g剛 |
香取慎吾 |
SMAP20thアルバム。オリジナルとしては2年ぶり。2011年のベスト『SMAP AID』以降3シングルがリリースされているが、真ん中の「さかさまの空」のみの収録となっている。「僕の半分」「Moment」は未収録。構成は『016』以降と同様で、本編DISC-1とソロ曲収録DISC-2となっているが、今回は『013』『015』以来となるメンバー紹介ソング第3弾「CRAZY FIVE」が追加収録されている。初回盤は「gift」のPVを収録したDVD付、セブンネット限定盤はコメントやCM映像を収録したDVD付。さらに全19曲を1曲ずつ収録した豪華仕様の19枚組スペシャル限定盤も発売された。これまで初回盤はパッケージの形状程度の違いしか無かったがDVD付仕様はSMAP史上初。香取の「MONSTERS」は山下智久と主演したドラマ主題歌に起用され、The MONSTERS名義でシングルカットされた。
他には滅多に提供しないようなミュージシャンの曲も登場する豪華提供路線もこれで6作目。03年から始まっているのでいい加減パターン化してきてしまっている気がするが、今回も楽曲は充実している。真新しさといえば一部K-POPのようなエレクトロ路線が導入されているものの、全体的に聞き終えてみればいつものSMAP。生音もあるが打ち込みの方が多くなっているのも大体いつも通りである。1週前リリースの「Moment」はともかく「僕の半分」まで未収録にしてしまったのは少々謎が残るところだが、近年においてもシングル収録にこだわっていないのでさほど珍しい事ではないか。特にこれまでの作品の中で極端に良いわけでも悪いわけでもないが聞いて損の無い良い1作だと思う。
ソロDISCに関しては木村・稲垣がこれまで以上に良質なメロディーをしっかり聞かせるタイプの曲で、この両者のソロ曲の中では久々に耳に残った。草gはもうネタに走る方向で決定したのか随分渋いところのカバーで来たが、任侠路線というのは09年にやったドラマ「任侠ヘルパー」ネタ。いくら何でも時間差ありすぎじゃないだろうかと思ったが、一応映画が2012年公開ということなのでその前フリということなのだろう。香取は今回もポップさのカケラもない本格的なダンスナンバーだが、何と山Pと共作デュエット。以前は倖田來未ともデュエットしたことがあるが、実際にリリースしたソロシングルがキャラクターモノばかりだけど本来好んでいるのはこういう洋楽テイストな曲調なのだろう。5人の中ではここのところ1番軸がしっかりしている気がする。で、残念なのが中居ソロ。音数の少ないド・バラードだが、今回どういうわけか単に下手なだけに聞こえる。下手だけど味があるというのが中居ボイスだったはずだが、今回は高音ではなく低音部分で声が掠れている。リアルに喉がヤバいことしか伝わらないし、そもそも覇気が無いように感じる。その中居が制作した「FIVE TRUE LOVE」「FIVE RESPECT」に続くメンバーネタソング「CRAZY FIVE」も非常に残念な仕上がり。サビのキャッチーさにかけては3作の中で最高なのだが、やたら長い上に、肝心のメンバー紹介ラップ部分がほとんど意味の無い言葉の羅列や英語で尺を埋めてしまっている。前2曲がメンバーの特徴や出演ドラマネタなどを詰め込みまくっていたのに今回はあまりに内容がスカスカ。「〜くん〜」→「な・あ・にぃ〜♪」というギミックも滑っているとしか思えない。10年間歌詞をその時々に合わせて変更して進化し続け、TVでもけっこう歌われたので完全に定番化していた「FIVE RESPECT」を廃止して今後はこんな意味の無い曲がメンバーネタソングの定番になってしまうのだろうか…。そんなわけで今回は中居絶不調という印象が強いDISC-2であった。
印象度★★★★☆