TICKET
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | be there | 今井千尋 | 今井千尋 | 深沼元昭 | 9thシングルC/W |
2 | さよならじゃない | Something ELse | Something ELse | 森俊之 | 7thシングル 最高7位 売上15.5万枚 |
3 | 悲しきノンフィクション | 今井千尋 | 今井千尋 | Anything ELse | 1stシングル 100位圏外 |
4 | 旅に出れば | 今井千尋 | 今井千尋 | 森俊之 | シングルコレクション『502』収録曲 |
5 | いつか | 伊藤大介 | 伊藤大介 | 深沼元昭 | 2ndアルバム『ギターマン』収録曲 |
6 | ギターマン | 今井千尋 | 今井千尋 | 森俊之 | 2ndアルバム『ギターマン』収録曲 |
7 | 夏のラジオ | 売野雅勇 | 今井千尋 | 西平彰 | 12thシングル 最高49位 売上0.7万枚 |
8 | 桜雨〜あの日の雨と今日の雨U〜 | 伊藤大介 | 伊藤大介 | 中村哲 | 11thシングル『びいだま』C/W |
9 | あいのうた | 今井千尋 | 今井千尋 | 森俊之 | 8thシングル 最高10位 売上8.0万枚 |
10 | 光の糸 | 今井千尋 | 今井千尋 | 中村哲 | 3rdアルバム『光の糸』収録曲 |
Bonus. | |||||
11 | レコード(未発表音源) | 大久保伸隆& 今井千尋 |
今井千尋 | Anything ELse | 5thシングル 未発表音源 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 風と行きたかった | 今井千尋 | 今井千尋 | 河合徹三& Something ELse |
3rdシングル 100位圏外 |
2 | ビデオテープ | 今井千尋 | 今井千尋 | 森俊之 | 2ndアルバム『ギターマン』収録曲 |
3 | ラストチャンス | Something ELse | Something ELse | 森俊之& Something ELse |
6thシングル 最高1位 売上99.8万枚 |
4 | ウソツキ | Something ELse | 伊藤大介 | 中村哲 | 9thシングル 最高24位 売上8.6万枚 |
5 | 反省のうた | 今井千尋 | 今井千尋 | 渡辺善太郎 | 4thシングル 100位圏外 |
6 | ひまわりのうた-柏 Street Live Ver.- | 今井千尋 | 今井千尋 | Something ELse | 2ndアルバム『ギターマン』収録曲 |
7 | 元気ですか? | 今井千尋 | 伊藤大介 | 山川恵津子 | 12thシングルC/W |
8 | 旅路 | 大久保伸隆 | 大久保伸隆 | 森俊之 | 2ndアルバム『ギターマン』収録曲 |
9 | 夕立ち | 今井千尋 | 今井千尋 | 河野圭 | 3rdアルバム『光の糸』収録曲 |
10 | 自転車ラプソディ#1 | 大久保伸隆 | 大久保伸隆 | 本田優一郎 | 3rdアルバム『光の糸』収録曲 |
Bonus. | |||||
11 | さよならは最後に言う(未発表音源) | 今井千尋 | 今井千尋 | Anything ELse | 1stアルバム『Triple Play』収録曲 未発表音源 |
リリースデータ
2003年3月12日 | 初登場55位 | 売上0.6万枚 | Produced by Something ELse | 東芝EMI |
メンバー
vocal&a.guitar | 伊藤大介 |
lead vocal&a.guitar | 大久保伸隆 |
vocal&bass | 今井千尋 |
Something ELse初のベストアルバム。ミニベスト的な『502』があったものの、今作は帯にも"初のベスト"と銘打たれて発売された。TO THE CITYは朝、通勤通学の電車の中でというコンセプトで選曲されていてTO NATUREは帰りの電車の中でというコンセプトで選曲とされている。ファン投票も参考にしつつ選曲された模様。前オリジナル『Y』以降にリリースされていた「国道16」「少年」は未収録でこの後5月に控えていたアルバム『風見鶏』に収録された。C/Wの「桜雨〜あの日の雨と今日の雨U〜」「元気ですか?」がアルバム初収録。「夏のラジオ」はシングルバージョンでアルバム初収録。ボーナストラックとして収録された2曲は既出の楽曲だがアレンジやミックスの異なる未発表音源となっている。
シングル「国道16」「少年」、続く『風見鶏』、シングル「1M」「あの頃のまま」までCCCDを強制的に採用させられたが今作はCD-EXTRA仕様にてCCCDを回避した。DISC-1には海外でのミニライブ映像と今回未収録の14thシングル「少年」の楽屋での3人弾き語りバージョン(シングル「少年」C/Wの楽屋バージョンとは別日)とベスト記念のホームページへのリンク(現在消滅)が収録されている。DISC-2には今作未収録の13thシングル「国道16」PVとレギュラーラジオの公式ページへのリンク(現在消滅)とDISC-1と同じベスト記念のホームページへのリンクがついている。
シングルにこだわらずアルバム中心の選曲。特に2ndアルバム『ギターマン』中心で「ランナー」「Musician Life」「あの日の雨と今日の雨」以外9曲も選曲。一方で続く3rdアルバムからはシングル「磁石」「びいだま」が外され、1stと4thからは実質ゼロ(1stはシングル曲のみで「さよならは最後に言う」は別音源、4thでは「夏のラジオ」はアルバムバージョン)などかなり露骨に偏っていて、「ラストチャンス」でブレイクした時期の王道のサムエルっぽい楽曲のみが並んでいる感じ。前アルバム『Y』のジャケットで示唆していたCITY、NATUREの要素を選曲基準にしたり、サブアーバンミュージックを掲げて独自のアコースティック路線を宣言するなど何気に連続性のある活動をしていて、今作の目的は新作アルバム『風見鶏』を前にして改めて今までの自分たちを再度世に示してもう1度聞いてもらいたい、全ては『風見鶏』へ繋ぐためだったと思われるがその割には新しい曲が少なめなのが何とももったいない。こういうズレたところはメンバーというよりスタッフ言い訳ドキュメントと揶揄された後の『夏華』での残念なスタッフ感にも通じていくような…。
ヒット曲を中心としたサムエルっぽい曲が並んでいる今作は確かに最初に聞く1作としては優れているが、なんだかんだ2枚組もあるので割とこれだけで満足して完結してしまうところもある。今作聞く限りだと正直これ以上は無いような気がしてしまうし、『Y』を機にして『風見鶏』へ向かおうとしていた新たなサムエルの姿は今作の楽曲からはイマヒトツ感じられない。これは『ギターマン』という過去を中心に再編集しただけだからであり、まとまっているようで実はあまりベストアルバムではない…という1作だったかもしれない。『ギターマン』+『502』と正直あまり印象変わらないしな…。
未発表音源は2曲ともメンバーはボーカルのみで演奏に参加しておらず(少なくとも「さよならは最後に言う」の原曲はメンバー3人とも演奏していた)、サポートミュージシャンによる演奏になっている。「レコード」は音がかなり荒く、プリプロかテストレコーディングみたいな感じ。「さよならは最後に言う」はメンバーが演奏してない&サポート演奏陣にもギターがいないという事でギターが無いピアノ伴奏中心の編成となっているがこれもやはり音が荒めで未完成っぽい。この2音源に関する説明が特に記載も無く、当時どこかの媒体で語っていたのかもしれないが見た記憶も無い。何故このような未完成っぽい音源をボーナスで収録したのかは謎だ。
印象度★★★★☆
2021.11.5修正