進化論
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | CROSS THE DESERT | 松岡充 | 黒柳能生 | SOPHIA | |
2 | ミサイル | 松岡充 | 松岡充 | SOPHIA | 12thシングル 最高6位 売上22.2万枚 |
3 | 銃弾 | 松岡充 | 豊田和貴 | SOPHIA | |
4 | SUNNY DAY | 松岡充 | 豊田和貴 | SOPHIA | |
5 | 赤い青春と虫けら | 松岡充 | 都啓一 | SOPHIA | |
6 | 誓いの種 | 松岡充 | 松岡充 | SOPHIA | |
7 | OAR | 松岡充 | 豊田和貴 | SOPHIA | 11thシングル 最高3位 売上13.4万枚 |
8 | DIVE SURFER | 松岡充 | 松岡充 | SOPHIA | |
9 | 鈴蘭 | 松岡充 | 赤松芳朋 | SOPHIA | |
10 | -WOOZ!- | 松岡充 | 都啓一 | SOPHIA | 15thシングル『KURU KURU』C/W(カット) |
11 | happy end | 松岡充 | 豊田和貴 | SOPHIA | |
12 | walk | 松岡充 | 都啓一 | SOPHIA | 13thシングル 最高3位 売上11.6万枚 |
13 | 進化論〜GOOD MORNING-HELLO! 21st-CENTURY〜 | 松岡充 | 松岡充 | SOPHIA | 14thシングル 最高3位 売上14.6万枚 |
リリースデータ
2001年3月7日 | 初登場5位 | 売上13.9万枚 | トイズファクトリー |
メンバー
Vocal | 松岡充 |
Guitar | 豊田和貴 |
Bass | 黒柳能生 |
Drums | 赤松芳朋 |
Keyboards | 都啓一 |
SOPHIA7thアルバム。ライブアルバム『1999』を挟んで2年ぶりのオリジナルアルバム。間にリリースされた4シングルを収録。「-WOOZ!-」は次のシングル「KURU KURU」C/Wとしてシングルカットされた。今作では初めて赤松芳朋も作曲しており(作曲作品はこれのみ)、メンバー5人全員が作曲している唯一のアルバムとなった。前作から一気に売上を落とし、4シングルのうち「walk」のみを上回る程度というかなり閉鎖的な売上となった。この状況はこれ以降さらに進む事となる。初回盤は3Dジャケット仕様。
この頃はシングルも変な曲ばかり出すなぁ…と思いつつ手に取らずともまだ曲は耳に入っていた。「ミサイル」もとっつきにくいなと思ったんだけど、さらに非キャッチーなシングルが続いたので今作の中で「ミサイル」は唯一ヒット作らしいキャッチーな輝きを放っているように聞こえる。前作までのような歌詞の重さは無くなってきたんだけど、バンドの方向性はかなりとっちらかっていて、これまで以上に何とも掴みどころが無い。ストレートさを徹底排除してひたすらこねくり回しまくったかのような難解でマニアックな印象の1作。ジャケットは下記のように荒野をガイコツが激走している(初回盤はさらに3Dジャケットで立体仕様)、CDを取り出すとガイコツがこちらに向かってダイブしてくる(初回3D仕様だとよりリアルに飛び出してくる)というシュール極まりまくりな代物で、裏ジャケや中の写真ではメンバーがサムライ姿になっているとうカオスっぷり。今作の発売は21世紀になった直後だが、制作は20世紀中に進んでいたわけで、来る新世紀!!といった明るい感じではなく、世紀末の混沌とした空気が前面に出ている。その分だけ確かに聞きごたえはあるけど、ポップ性が相当薄れてしまっているので正直かなり聞きにくかった。この時期、シングルにおいてもマニアックすぎる曲を連発し、今作の時点ですでにシングルを買った以上のリスナーが買った様子が皆無だが(シングル3作より売れてないし)、今作でさらにリスナーが離れ、次がベスト盤だったので完全にライトリスナーがいなくなってしまい、以降はついていけた固定ファンだけが聞き続けるといった状況になってしまいヒットから遠ざかってしまった…というのも改めて納得してしまった。それでも今作収録のシングル曲くらいまでは何とか良く思えてきたので聞きこめば今作も面白くなってくる…かな…。
印象度★★★☆☆