メッセージ

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 GETTING MY WAY 反町隆史 都志見隆 中山弘  
2 NO PAIN NO GAIN 反町隆史 都志見隆 中山弘 1stシングルC/W
3 Forever/反町隆史 with Richie Sambora 反町隆史 都志見隆 武部聡志 1stシングル 最高3位 売上50.8万枚
4 YES! 反町隆史 都志見隆 都志見隆、澤近泰輔  
5 自分らしく 反町隆史 都志見隆 澤近泰輔  
6 最後の言葉 反町隆史 都志見隆 中山弘  
7 ひとり 反町隆史 都志見隆 中山弘  
8 メッセージ 反町隆史 都志見隆 中山弘  
9 ロイヤルミルクティー 反町隆史 都志見隆 都志見隆  

リリースデータ

1997年9月10日 初登場3位 売上14.3万枚 Producer:都志見隆 マーキュリー・ミュージック

反町隆史1stアルバム。97年7月に主演したドラマ『ビーチボーイズ』主題歌「Forever」で歌手デビュー。2ヶ月後に今作がリリースされた。さらに1ヶ月後には今作収録曲のPVを収録した同タイトルのVHSも発売された(00年にDVD化)。シングルに続いてアルバムでもトップ3入りを記録したが、シングルの売上は大幅に下回った。今作がアルバムでは最大のヒット作となり、唯一のトップ10入り。別冊でフォトブック封入のためケースが12mm厚仕様(10mmでフォトブック無しのも中古で見た事あるので初回仕様だったのかもしれない)。歌詞ブックレットのラストには本人による全曲コメントアルバム全体についてのメッセージが記載されている。

当時レンタルしてテープ録音で一応全曲を記憶するくらいには聞いたが、当時はメロディーと声しかちゃんと聞いていなかったので改めてCDでしっかり聞いてみた。全曲ミュージシャンを起用してのロックバンドサウンドになっており、金も気合も入った内容になっている。なおシングル時は演奏クレジットが無かったが今作は1曲ごとに演奏クレジットがあり、「Forever」のリッチー・サンボラの演奏がコーラスとギターソロのみに留まっており、それ以外のギターは鳥山雄司が弾いている事が正式に明かされている。

歌詞の内容もかなりロックというか、当時いわゆる"自分探し"とか"個性を大事に"という風潮があった事もあるが、ひたすらに自分の信じた道を生きろという事を強い言葉で歌っていて1stにして自分の世界を確立。正直なところ、POISONでネタにされたように嘲笑されそうな若気の至りのような部分も強いんだけど、当時の反町はそんな事は気にならないくらい本当にカッコよかった。またあえて意識的にカッコつけていた部分もあったのかもしれない。楽曲解説では一人称が"俺"で敬語も使わずに綴っているのでかなり自信満々に主張しているカッコつけた若者感が出まくっているが、全体コメントでは一人称"僕"で同一人物とは思えないようなですます調で比較的丁寧な言葉で感謝が綴られていたりと終始大物気取りの態度ではないところからもそれが伺える。

10曲に満たないアルバムで前半はゴキゲンなロックンロールナンバーが続くからいいんだけど、「最後の言葉」以降は全部バラードで、そのうちラストの小品である「ロイヤルミルクティー」以外の3曲は全て6分越えの大作。この構成は少々かったるく、9曲の割には長い。声質的にもかなりこもっていて聞き取りにくく、勢いで乗り切れる前半はまだしも(アッパーな曲の方が何言ってるのか分からん部分はあるけど)バラードの連発となると陶酔感が強すぎてちょっとキツイところはある。カッコつけ度は3作のアルバムの中でも最もドストレートなものがあるがそれ以外はあまり…。

B00005FEPW

印象度★★★☆☆

2021.1.3修正

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