綺麗
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | マチルダBABY | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ | |
2 | 赤い炎の女 | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ | |
3 | かしの樹の下で | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ | 桑田・原デュエット曲 |
4 | 星降る夜のHARLOT | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ | |
5 | ALLSTARS' JUNGO | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ | 18thシングルC/W(同時発売) |
6 | そんなヒロシに騙されて | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ | 原由子ボーカル |
7 | NEVER FALL IN LOVE AGAIN | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ | |
8 | YELLOW NEW YORKER | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ | |
9 | MICO | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ | |
10 | サラ・ジェーン | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ | |
11 | 南たいへいよ音頭 | 関口和之 | 関口和之 | サザンオールスターズ | 関口和之ボーカル曲 |
12 | ALLSTARS' JUNGO(Instrumental) | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ | 元より短いインストバージョン |
13 | EMANON | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ | 18thシングル(同時発売) 最高24位 売上7.4万枚 |
14 | 旅姿六人衆 | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ |
胡弓編曲:八木正生(3)、管編曲:新田一郎(7,10)、弦、管、編曲:八木正生(13)
※シングル200位以内データ(05年再発加算)
リリースデータ
1983年7月5日(LP) 1983年7月5日(CT) 1989年6月25日(CD、CT) 1998年4月22日(CD) 2008年12月3日(リマスターCD) |
最高1位 最高1位 - 最高67位 初登場96位 |
売上36.4万枚 売上26.9万枚 - 売上0.4万枚 売上0.2万枚 |
Producer:高垣健&サザンオールスターズ | ビクター |
メンバー
Lead Vocals,Chorus | 桑田佳祐 |
Electric&Acoustic Guitars,,Chorus | 大森隆志 |
Pianos,Organs,Synthesizer,Vocals | 原由子 |
Bass,Vocals | 関口和之 |
Drums,Electric Rhythm Equipments,Chorus | 松田弘 |
Purcussions,Chorus | 野沢"毛ガニ"秀行 |
サザンオールスターズ6thアルバム。シングル「EMANON」と同時発売。C/Wの「ALLSTARS' JUNGO」もそのまま収録されている。前作以降の「Ya Ya(あの時代を忘れない)」「ボディ・スペシャルU」は未収録。ヒットシングルを収録せずに事実上全曲新曲のアルバムとして発売したため、前後の作品よりも売上が低かった。今作からビクター内にサザン専属レーベルであるビクターTAISHITAを設立し、そこからのリリースとなった。84年のCD化は前作までだったので、89年に7thまでをCD再発した際に初CD化。20周年を迎えた98年には音量を調整した上で6thまでを4月に、7th〜11thを5月、『バラッド』2作を6月と3ヶ月に渡って連続再発した。98年盤の初回盤は紙ジャケ仕様。以降10年間は98年盤が現行盤となっていたが、オリジナルアルバム13作全てが08年に初のリマスター盤で再発され、現在はこのリマスター盤が現行盤となる。ビクター独自のK2HDマスタリングが施されている。リマスターは袴田剛史が担当。リマスター盤の初回盤はデジパック仕様。
シンセなどのコンピューターサウンドや生であっても妙に目立つドラムの音色など、80年代のテクノロジーを駆使し始めたので、一気に80年代特有の空気感が漂う。当時としては最新鋭のテクノロジーに果敢に挑んだ意欲作という斬新な感覚があったものと思われるが、90年代以降の感覚で聞くと時代を感じまくり。とはいえかなり自由な作風で意外と面白い1作だ。個々の楽曲は正直地味なものばかりで、シングルヒットも排除してしまったのでキラーチューンに欠けているところはある。しかしいきなり打ち込みを駆使したかと思ったら、レゲエになったり、アフリカンリズムを導入したり、純歌謡曲だったり、バラッドだったり、南国に行ってしまったりとおおよそ1つのアルバムに収録されているとは思えないような曲が並んでいて好き放題に色々やっている。全体には落ち着いた地味なアルバムではあるがこの散漫さがいい方向に作用していて意外と飽きずに聞けた。管編曲が記載されていない楽曲でもSaxなどの管楽器がほどよく取り入れらているのも味がある。
またよく見ると桑田にギターがクレジットされていない(次回作も同様)。かといってラフにギターを弾くようなロック路線から技術に徹するような曲が増えてきたので大森大活躍かというとそうでもない感じ。またいかんせん大多数の思うサザンオールスターズ的なヒットナンバーは無いので、サザンを聞き始めて最初のうちには聞かない方がいいと思う。ラストを飾る「旅姿六人衆」は自分たちの事を歌ったナンバーで、タイトルが六人となっていることからも大森脱退以降には完全に封印曲になってしまったようなんだけど、いつか大森が1曲限定でもステージに復帰して再び演奏する日が来ることを密かに期待している。
印象度★★★☆☆