人気者で行こう
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | JAPANEGGAE(ジャパネゲエ) | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ&矢口博康 | |
2 | よどみ萎え、枯れて舞え | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ | |
3 | ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY) | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ | 20thシングル 最高6位 売上30.2万枚 |
4 | 開きっ放しのマシュルーム | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ&矢口博康 | |
5 | あっという間の夢のTONIGHT | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ | |
6 | シャボン | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ | 原由子ボーカル曲 |
7 | 海 | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ | ジューシィ・フルーツへ提供 セルフカバー |
8 | 夕方Hold On Me | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ | |
9 | 女のカッパ | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ | |
10 | メリケン情緒は涙のカラー | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ | |
11 | なんば君の事務所 | 大森隆志 | サザンオールスターズ&藤井丈司 | 20thシングルC/W インスト | |
12 | 祭はラッパッパ | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | サザンオールスターズ&藤井丈司 | |
13 | Dear John | 桑田佳祐 | 桑田佳祐・ 八木正生 |
八木正生 |
弦編曲:新田一郎(3)、八木正生(6)
管編曲:新田一郎(7,8)
※シングル200位以内データ(05年再発加算)
リリースデータ
1984年7月7日(LP) 1984年7月7日(CT) 1984年7月21日(初CD化) 1989年6月25日(CD、CT) 1998年5月22日(CD) 2008年12月3日(リマスターCD) |
最高1位 最高1位 - - 最高76位 初登場91位 |
売上51.6万枚 売上29.4万枚 - - 売上0.4万枚 売上0.2万枚 |
Producer:サザンオールスターズ、高垣健 | ビクター |
メンバー
Lead Vocals,Chorus | 桑田佳祐 |
Electric&Acoustic Guitars,Guitar Synthesizer,Chorus | 大森隆志 |
Piano,Organ,Synthesizer,Vocals | 原由子 |
Bass,Chorus | 関口和之 |
Drums,Electric Rhythm Equipments,Chorus | 松田弘 |
Purcussions,Chorus | 野沢"毛ガニ"秀行 |
サザンオールスターズ7thアルバム。1ヵ月前にリリースされた「ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)」とそのC/W「なんば君の事務所」を収録。前年のシングルで紅白にも出場した「東京シャッフル」は未収録。先行シングルがヒットしていた事もあり、前作を上回る売上を記録した。まだレコードとカセットが主流だったが、発売から2週間後にはCD版も発売されている。今作の1ヵ月前に5thまでが初CD化されており、CD時代への移行が緩やかに始まった。89年に1stから今作までをCD再発、20周年を迎えた98年には音量を調整した上で6thまでを4月に、7th〜11thを5月、『バラッド』2作を6月と3ヶ月に渡って連続再発した。98年盤の初回盤は紙ジャケ仕様。以降10年間は98年盤が現行盤となっていたが、オリジナルアルバム13作全てが08年に初のリマスター盤で再発され、現在はこのリマスター盤が現行盤となる。ビクター独自のK2HDマスタリングが施されている。リマスターは袴田剛史が担当。リマスター盤の初回盤はデジパック仕様。
今作でマニュピレーターとして起用され、編曲にも参加している藤井丈司のクレジットはTechno。当時YMOがヒットしテクノサウンドがブームになっており、そういった流れに乗っていった感のある1作だ。当時最先端だったコンピューターサウンドが全面的に導入されており、生のバンドサウンドとの融合が果たされている。今となっては古く聞こえるものの「人気者で行こう」というタイトルにしただけあって、渋さが全面に出ていた前作よりも聞きやすいアルバムだ。とはいえ分かりやすい曲ばかりではなく実験的な曲も多いので、やはり90年代後半以降のリスナーがいきなり聞くとよく分からない事になりそうではある。個人的には「ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)」「海」といった有名曲以外でもブラスをフューチャーした「夕方Hold On Me」はかなり明るいノリの曲で珍しく1発でピンと来たものの、今作の良さが分かったのはもう少し経ってからだった。
印象度★★★★☆