Young Love
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 胸いっぱいの愛と情熱をあなたへ | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | SOUTHERN ALL STARS | |
2 | ドラマで始まる恋なのに | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | SOUTHERN ALL STARS | |
3 | 愛の言霊〜Spiritual Message〜 | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | SOUTHERN ALL STARS | 37thシングル 最高1位 売上139.5万枚 |
4 | Young Love(青春の終わりに) | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | SOUTHERN ALL STARS | |
5 | Moon Light Lover | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | SOUTHERN ALL STARS | |
6 | 汚れた台所 | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | SOUTHERN ALL STARS | |
7 | あなただけを〜Summer Heartbreak〜 | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | SOUTHERN ALL STARS | 36thシングル 最高1位 売上113.2万枚 |
8 | 恋の歌を唄いましょう | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | SOUTHERN ALL STARS | 原由子ボーカル曲 |
9 | マリワナ伯爵 | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | SOUTHERN ALL STARS | |
10 | 愛無き愛児〜Before The Storm〜 | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | SOUTHERN ALL STARS | |
11 | 恋のジャック・ナイフ | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | SOUTHERN ALL STARS | 37thシングルC/W |
12 | Soul Bomber(21世紀の精神爆破魔) | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | SOUTHERN ALL STARS | |
13 | 太陽は罪な奴 | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | SOUTHERN ALL STARS | 38thシングル 最高5位 売上38.6万枚 |
14 | 心を込めて花束を | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | 宮川泰 |
英語補作詞/TOMMY SNYDER(1,10,12,13)、SAX SOLI編曲/山本拓夫(3)、
管編曲/山本拓夫&SOUTHERN ALL STARS(5,7,12)、弦編曲/中西俊博&SOUTHERN
ALL STARS(8,13)
リリースデータ
1996年7月20日 2008年12月3日(リマスター盤) |
初登場1位 初登場121位 |
売上249.4万枚 売上0.2万枚(300位集計) |
ビクター |
メンバー
Vocals,Guitars | 桑田佳祐 |
Guitars | 大森隆志 |
Bass | 関口和之 |
Drums | 松田弘 |
Keyboard,Vocals | 原由子 |
Purcussions | 野沢秀行 |
サザンオールスターズ12thアルバム。93年は桑田ソロとサザンが並行してリリースされ、94年はソロ活動に専念。桑田はソロ2ndアルバム『孤独の太陽』をリリース。95年には休養していた関口も復帰し、サザンとしての活動が再開された。95年に限定ベスト『HAPPY!』のリリースはあったが、サザンのオリジナルアルバムとしては92年以来4年ぶり。前作以降のシングル「エロティカ・セブン」「素敵なバーディー(NO NO BIRDY)」「クリスマス・ラブ(涙の後には白い雪が降る)」「マンピーのG★SPOT」は未収録。これらは全て『HAPPY!』に収録され、それ以降の3シングルが収録された。前作まで関与していた小林武史は「クリスマス・ラブ(涙の後には白い雪が降る)」を最後に離れ、95年以降はセルフプロデュースに戻っている。またミリオン2作を含み、CD市場が最高潮を迎えていた時期のリリースだった事もありオリジナルアルバムでは唯一の200万突破、最高売上作品となっている。また夏発売のオリジナルアルバムは84年の『人気者で行こう』以来となり、90年代以降で唯一となった。98年の一斉再発の際には最新作である今作はラインナップに含まれなかった。08年にはオリジナルアルバム14作が一斉にリマスター再発された。現在はこのリマスター盤が現行盤となる。ビクター独自のK2HDマスタリングが施されている。リマスターは袴田剛史が担当。リマスター盤の初回盤はデジパック仕様。
小林武史を離れ、セルフプロデュースに戻ったが、今作は6人組ロックバンドとしての原点にも立ち返った1作となった。メンバーの担当楽器と被るサポートミュージシャンの起用も極力控えられている。売れ線王道のポップな曲からクセのあるロックな曲まで幅広い。「愛の言霊〜Spiritual Message〜」のようなバンド感皆無の曲もあるにはあるが、全体的にはバンドサウンドが強調されているのが印象的だ。今作と次回作ではけっこうハードなサウンドにも挑戦しているのは90年代後半のサザンの最大の特徴かも。アルバム曲での"当たり"もこれまで以上に大きく、1曲目からキャッチー&ロックな「胸いっぱいの愛と情熱をあなたへ」、青春の終わりを歌った切ないロックナンバーの表題曲「Young Love」や何故『バラッド3』から漏れたのか不思議でしょうがない王道ミディアムバラード「ドラマで始まる恋なのに」、ハードでロックでカッコいいサザンが聞ける「汚れた台所」などなどシングル級の名曲がズラリ。1番最初に聞いたアルバムがこれということもあるが、全作聞いた後でも今作がダントツなのは変わらなかった。最もロックバンドとしてのサザンを感じられる事もあり、今作が最も好きなアルバムだ。名盤。
印象度★★★★★