サンキュー!!

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
サンキュー!! スパークリング☆ポイント 藤本貴則 新井健史  
ルリハコベ スパークリング☆ポイント 春畑道哉 小林哲 10thシングル 最高190位 売上0.05万枚
夢と君と僕と 満梓 瀬尾義経 NAKEDGRUN  
ハイビスカス airi 今井宏 NAKEDGRUN 8thシングルC/W
いも〜れ奄美 スパークリング☆ポイント 小島久尚 新井健史  
OH! My Honey〜ヤキソバかきこんで〜 airi 津久井箇人 津久井箇人  
スパンコールナイト スパークリング☆ポイント Bonn Bonn 10thシングルC/W
恋の1-2-3 スパークリング☆ポイント 大野愛果 松田純一 for B.R.G. 8thシングル 最高181位 売上0.05万枚
幻の月 満梓 藤本貴則 Bonn  
10 夏の夕べ〜あやまる岬で〜 Asuka 後藤康二 後藤康二  
11 さよならのかわりに 満梓 満梓 池田大介 9thシングル 最高159位 売上0.05万枚

※シングル200位以内データ

リリースデータ

2007年7月4日 初登場246位 売上0.08万枚(300位集計) NORTHERN MUSIC

メンバー

亜衣里
明日香

スパークリング☆ポイント3rdアルバム。『ルリハコベ』からビーイングが新たに東京に設立したNORTHERN MUSICへ倉木麻衣、滴草由実と共に移動した。またセンターが明日香から梓へ交代になっており、梓は初の作曲にも挑戦している。今作では初めて各メンバーが単独作詞も行っている。今作がラストリリースとなっており、移籍直後の今作でリリースが停止してしまう。今作リリース後の地元奄美でのライブを最後に、レギュラーのネットラジオとブログ更新のみが続き、08年春からは梓のソロ活動がスタート。この時点で名義は「azusa」となっていた。音源リリースは無くライブや地元でのラジオMC等の活動を続けており、3人での唯一の活動だったネットラジオも08年秋に終了。そして同時期にまず亜衣里がブログから姿を消した。梓と明日香は更新を続けており、2人で曲作りしている旨も語っていたが、明日香の更新は極端に少なく09年2月を最後に明日香もブログから姿を消した。梓のみの更新が続く中で、ついに09年6月に正式に解散が発表された。会社コメントと別にこのような形での終了を謝罪する梓単独のコメントのみ発表された。梓はそのままビーイングでソロ活動を継続していたが、結局リリースに向けての動きも無いままビーイングを離脱(事務所には残留)。2010年にポニーキャニオンからazusaとしてアニメ系シンガーソングライターとして再デビューを果たした(その後引退)。明日香は事務所を移籍して活動を継続しており、梓と明日香はブログでお互いの交流があることが確認できるが亜衣里の現状は不明となっている。

今作はこれまでの作品とは大幅に異なり、これまでのダサさを排除地元奄美大島の空気を取り入れたごく普通のJ-POPと軸を定めたことで、比較的のんびりしつつもさわやかで心地いい等身大のポップスアルバムになっている。最大の変化はあれだけ乱発していた素人ラップがいきなり無くなっていることだ。明らかにノリきれてなかった寒い掛け声もほとんど無くなった。「いも〜れ奄美」の間奏では方言講座がいきなり登場したり、「OH! My Honey〜ヤキソバかきこんで〜」では学園祭コントのようなプチ劇が登場するが、せいぜいそんな程度。思うにこれまでは無理に都会ぶろうと色々やって空回りしていたのではないだろうか?今作は非常に自然だし、まんま島唄をやるのではなく、「ルリハコベ」のように南の風を要素として取り入れることで、J-POPとして聞けるけど地元を生かしたスパクリサウンドを確立したように思う。発売時点で既に最後のつもりだったのかは知らないが、タイトルが「サンキュー!!」で最終曲が「さよならのかわりに」というのはあまりに整いすぎている。ただこれは元々梓が高校卒業のタイミングで元々中学卒業時に作っていた曲を完成させた卒業ソングとのこと(他のメンバー2人は学年1つ上)。まさにその後のシンガーソングライターazusaの始まりの1曲ともいえる曲である。ていうか今までセンターでも無かったのにいきなりほとんど梓1人で歌っているのは何故だ?ラストシングル「ルリハコベ」もほとんど梓みたいだし、最後に何があったんだろうか…。azusaからスパクリにさかのぼる人も多いと思うが、azusaソロへの流れが見えるのは今作のみなので、1st2ndを聞くよりも圧倒的に今作がおススメである。ていうかそれ以外の人も1st2ndのノリが合わないからといって今作に辿り着かないのはもったいないと思う。最初からこのくらいの路線でやっていればもう少し売れたんじゃないだろうか…。

B000QUCZJI

印象度★★★★☆

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