おるたな
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | リコリス | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ&亀田誠治 | 29thシングル『正夢』C/W |
2 | さすらい | 奥田民生 | 奥田民生 | スピッツ | 奥田民生のカバー トリビュート盤『奥田民生・カバーズ』収録曲 |
3 | ラクガキ王国 | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ&亀田誠治 | 32ndシングル『ルキンフォー』収録曲 |
4 | 14番目の月 おるたなMix | 荒井由実 | 荒井由実 | スピッツ&クジヒロコ | 荒井由実のカバー New Mix トリビュート盤『Queen's Fellows:yuming 30th annivesary cover album』収録曲 トリビュート盤『Shout at YUMING・ROCKS』収録曲(200Q mix) |
5 | 三日月ロック その3 | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ&亀田誠治 | 28thシングル『スターゲイザー』C/W |
6 | タイム・トラベル | 松本隆 | 原田真二 | スピッツ&亀田誠治 | 原田真二のカバー 新録音 着うた先行配信 初CD化 |
7 | 夕焼け | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ&亀田誠治 | 33rdシングル『群青』C/W |
8 | まもるさん | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ&亀田誠治 | 34thシングル『若葉』C/W |
9 | 初恋に捧ぐ | 西山達郎 | 西山達郎 | スピッツ | 初恋の嵐 のカバー 新録音 |
10 | テクテク | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ&亀田誠治 | 30thシングル両A面曲 |
11 | シャララ | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ&亀田誠治 | 31stシングル『魔法のコトバ』C/W |
12 | 12月の雨の日 | 松本隆 | 大瀧詠一 | スピッツ | はっぴぃえんど のカバー トリビュート盤『HAPPY END PARADE〜tribute to はっぴぃえんど〜』収録曲 |
13 | さよなら大好きな人 | こじまいづみ | こじまいづみ | スピッツ | 花*花 のカバー 新録音 |
14 | オケラ | 草野正宗 | 草野正宗 | スピッツ | 35thシングル『君は太陽』C/W |
リリースデータ
2012年2月1日 2021年9月15日(アナログ重量盤) |
初登場3位 初登場14位 |
初動4.9万枚、売上9.6万枚 売上0.4万枚 |
album produced and compiled by スピッツ | ユニバーサル |
メンバー
Vocals,Guitar | 草野マサムネ |
Guitars | 三輪テツヤ |
Bass Guitar | 田村昭浩 |
Drums | 崎山龍男 |
スピッツ3rdスペシャルアルバム。99年『花鳥風月』、04年『色色衣』に続くアルバム未収録曲集第3弾。『色色衣』以降のライブ音源を除くアルバム未収録C/W6曲と同じく未収録だった両A面曲「テクテク」に加えて、今回はトリビュート盤に収録されたカバー3曲、新録音のカバー3曲を収録している。スピッツのアルバムにカバー作品が収録されるのは初。「14番目の月」は2度トリビュート盤に収録され、2度目の収録の際にはエンジニアを変更してリミックスを行っていたが、今回もエンジニアを変更してリミックスを行っている。「タイム・トラベル」は2011年の秋ドラマ「僕とスターの99日」主題歌に起用され、着うたで先行配信されていた。シングル発売が2011年に無く、2010年の2シングルのC/Wで未収録なのは全てライブ音源だったため、結果的に04〜09年(録音だと03年〜)のC/Wとなるが、カバー曲は1番古いものが02年となるので、02年から10年に渡る音源が収録されたということになる。初回盤はデジパック仕様、前2作同様にライナーノーツ「『おるたな』制作ノート」封入(ノートとなっているが今回もぺらの紙)。ただし前2作と違いメンバーは参加していなくて、前2作の対談形式の時にメンバーと共に参加していたディレクター竹内修による単独の解説となっている。。2021年に『花鳥風月+』発売時にスペシャルアルバム3作がまとめて重量盤レコードで発売された。
今作の時期は亀田誠治との共同プロデュースも完全に安定期に入っていた時期となる。ただこの時期のC/Wではセルフプロデュースを久々にやってみたりもしていて、アレンジは激しかったり実験的なんだけどメロディーのインパクトが薄い曲が多い。これまではアルバムに入らなかったけどアルバムに入っても不思議ではない、時にはシングルでも遜色ないくらいの楽曲が並んでいたように思うけど、今作収録のC/WはC/W前提のような、シングルはもちろんアルバムでもあまりないような外した感じの曲が増えた気がする。かっちりした曲を作ろうというよりもリラックスして自由に作っていたという感じなのだろうか。C/Wに関してはちょっと前2作ほどの良さが感じられなくなってきた。
カバーに関しては新鮮で良かった。「さすらい」と「さよなら大好きな人」は原曲もよく知っている曲だったし、それ以外の曲も長いスピッツのリスナーなら知っている人が多そうな選曲。「14番目の月」は原曲とはかなり異なる文字通りオルナタっぽいアレンジになっている。それ以外は原曲の雰囲気を守っているようなんだけどそのどれもがスピッツの曲に聞こえるから不思議だ。特に「タイム・トラベル」と「初恋に捧ぐ」は原曲を全く知らなかったのもあるけど、マジでオリジナル曲かと思ったほど。
印象度★★★☆☆